ハイスクールD×D 水色の殺人鬼紛い   作:まるきゅー

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バトルでは無く話し合い。
嗚呼、全然課題が終わらない…………。というかアジュカ書きづらい!
全然関係ありませんが、私はガンダ○のジュド○は、割と好きです。


第十四話 火色(緋色)

無飾。

むかざり。

それは、人間のみで構成された集団。しかし、戦闘力なら、神魔霊獣一切合切含めた中で、最強を誇る集団でもある。

かつて、玖賀出流と玖賀出艸も所属していた集団。

そして、九龍永迴が離反し離脱した集団。

メンバーそれぞれを表す色があり、それが無飾の名の由来となっている。

無飾。むかざり。または、むしょく。

九龍永迴は、緑色。

玖賀出流は、水色。

玖賀出艸は、白色と黒色。

緋垣緋人は、緋色。

その力の原点。それは単なる突然変異。それは単なる実験成果。それは単なる改造結果。

九龍永迴には、史上最高の肉体が。

玖賀出流には、史上最流の能力が。

玖賀出艸には、史上最優の細胞が。

緋垣緋人には、史上最難の人形が。

メンバー全員が、過去現在未来全てにおいて最高峰の何かを持っている。

その一人、九龍永迴が起こした大戦争。さらには、封じられていた九龍が新たに起こした騒動。

魔王の妹、リアス・グレモリーの領地で、裏側の世界に属する玖賀の主力陣七人を殺害。

第二の大戦争が起こったとしても、おかしくはない状況だ。

戦争を未然に防ぐため、密かに、内密に、秘して、隠して、欺いて。

この騒動に関わりを持つ、または関わらざるを得ない者達が、玖賀出流の隠れ家に集った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*出流*

 

何故、緑色が出てきたのか。

ハーデスの骸骨野郎がなんかしたのは確かだが、『一日三時間の外出』、というのも気になる。

さらには、招集をしていた出騒他六名が、いとも容易く殺された。もはや、かつての仲間だとはいえ、九龍に情けをかける必要は無くなった。………いや、結局、かけてしまうのかもしれないが。

これから話し合うのは、近い未来に起こる玖賀の危機では無く、今ある危機への対策だ。

ボロボロの隠れ家に、尋常ならざる連中が集っている。

緋色、緋垣緋人。

玖賀の初期メンバー、玖賀出杜。

白黒色、玖賀出艸。

魔王、サーゼクス・ルシファー。

魔王、アジュカ・ベルゼブブ。

そして、玖賀のリーダーであり、水色と不本意ながら呼ばれる俺、玖賀出流。

場違いとして、夢魔、ピュタン・メールド。

ボロボロのソファに腰掛け、ボロボロのテーブルに置かれた紅茶を飲みながら、全員が全員笑い合いながら談笑している。

だが、誰も目は笑っていない。何故ならコレは確認と試験だからだ。

緑色が解放された状況でなお、精神を揺るがさずに動けるか。

もし全員から不適切と判断されれば、即座に排除されてもおかしくはない、腹どころか心臓の探り合い。

 

「ーーーーーーもう、雑談もいいだろう。さっさと本題へ移ろう」

 

と、そこでアジュカが口火を切る。

その場の誰もが一瞬で笑みを消し、思考を切り替える。

出鼻は、俺が担おう。

 

「先に言っとくが、玖賀がこの街に集まっていたのは、別に緑色の襲撃を予測していたからでも、リアス・グレモリーに何かしようってわけでも無い事を言わせてもらうぜ」

 

へんな勘繰りはされたくないからな。

サーゼクスはわかっていたように、アジュカは妖しげに笑み、緋人は聞くまでもないと言いたげな表情を浮かべる。

 

「私達も、君達を疑ってはいないよ。十中八九ハーデスが企みを働いたのだろう」

 

「僕はあまり緑色とは関わりたく無いんだが、借りを返してないのを思い出してね。僕にとってはいいタイミングだった」

 

そう言うのはアジュカ。

かつての大戦争で、アジュカは四肢を九龍に吹き飛ばされた。本気の状態だったにもかかわらず。

生粋の開発者だが、だからこそチート地味た九龍は攻略したくなるのだろう。

とにかく、全員お忍びで集まったんだ。早めに対策を打とう。

 

「俺ぁさっきまで九龍と殺り合ってたわけだが、はっきり言うと、あいつは進化もしてなければ成長もしてないぜ。大戦争時代から、力は変わっていなかった」

 

「当たり前でしょ武将さん。緑色は既に進化の行き詰まり(・・・・・・・・)に居るんだから。成長したくても、進化したくても、そもそも出来ない程にポテンシャルが高いんだからさ」

 

出杜の言う通りだ。九龍には進化の幅が無いが、別に才能が無いとかでは無く、逆に才能があり過ぎて進化出来ないのだ。

人間人外他あらゆる生命における理想の肉体を持つ、緑色。

たった一人で人外の世界と裏側の世界を相手に、一歩を引かないどころか押しに押して優勢を保っていた事からも、その脅威は知れる。

だが。

 

「確かに九龍のあの肉体から放たれる一撃は脅威だ。だが、奴にはそれしか無い。俺や出艸、緋人のような特殊能力も、サーゼクスやアジュカのような種を超越した力も、出杜のような特異性も無い、純粋な力だけだ」

 

俺は九龍の弱点を述べていく。

 

「あいつには飛び道具も無ければ超常現象を起こせる能力も無い。攻撃手段は殴る蹴るなどの格闘のみ。勿論一撃で即死レベルの気違いみたいな威力だが、当たらなければダメージは零だ。さらに、信憑性は低いが、あいつには現在一日三時間しか外出出来ないようだ。三時間を越えれば何があるのかは分からないが、こちらにとって得である可能性は高い。つまり、九龍への対策、それはーーーーーーーーー」

 

「ーーーーーーーーー時間稼ぎ、か」

 

サーゼクスが締めを担う。

実際、三時間を越えれば何があるのか、鬼が出るか蛇が出るか。

どちらにしても、それに賭けるだけだ。

 

「なあ、この場のメンバーで、緑色を討てないか?超越者二名に、無飾のメンバー、元無飾にして現玖賀の初期メンバー、充分討ち果たせないか?」

 

アジュカが、そんな事を言う。

正直なところ、俺一人で九龍を殺す事は出来る(・・・・・・・・・・・・・・)

だが、俺は絶対にそれを行わない。俺は、『約束』は守る男だ。故に、この場は空言虚言で切り抜けよう。

 

「……………無理だな。大戦争時代は、俺達玖賀のみで九龍を捕獲はしたが、被害は甚大の一言だ。大戦争で、玖賀のメンバーが二十七人死んだ。今ここにいる出杜含めて初期メンバー五人とも連絡が取れず消息不明だったんだ。いくらこのメンバーでも、手が届かない」

 

そうか、なら仕方ない。

そう言って、アッサリと引くアジュカ。前々から思っていることだが、考えが深淵にあるから、何を思考しているのか分からない。

と、そこで緋人が沈黙を破った。

 

「一応九龍も元とはいえ仲間だ。自分のケツは自分で拭う。大戦争みたいな失態は犯さない。無飾からは僕一人しか助力出来ないが、厄介事は積極的に請け負わせてもらう。構わないな?」

 

「俺達玖賀は構わない」

 

「私達もだ」

 

緋人なら、たとえ一対一になっても死にはしない。それだけの実力を持っている。

それに、緋人のスキルは長期戦向きだしな。

緋人は、返答に満足したのか、うんと頷いた。

 

「なら、僕はもう行く。九龍を見つけ出し、足止めをする」

 

へぇ。早速動くか。流石は緋人だな、やるとなったら必ずやり遂げる。

 

「悪魔勢からは、私の『女王』と、アジュカの知人を派遣する。私達が前線に出るべきなのだろうが、立場上出陣出来ない」

 

「グレイフィアのねーちゃんに、あの傭兵にーちゃんか。ありがたいねー」

 

出艸がケラケラと笑う。

確かに、充分すぎる戦力だ。魔王レベルの悪魔に、傭兵稼業を営む『傭兵王』。さらには、九龍と肩を並べる実力者、惨殺屋の初期メンバー三人。

滅多に揃わない顔ぶれだが、揃う事は闘争を意味する事を考えれば、通常は忌避するべき状況か。

 

「俺達玖賀は、初期メンバー三人で当たらせてもらう。大戦争時代から玖賀の戦力は激減したからな」

 

「私達に、その情報を教えていいのかい?出流」

 

「俺と出艸が連携すればお前らなんぞには負けんよサーゼクス」

 

「私とアジュカ、出流と出艸。ふふふ、中々に心踊る戦いが演じられそうだね」

 

「言っとくが、やるからには殺し合いだぞ?」

 

ならば遠慮しよう、可愛い可愛い妻と息子の為にもね。

そう惚気て、サーゼクスとアジュカは立ち上がる。

 

「では、早速僕らは動かせてもらおう」

 

「頼んだよ数学さん。水の人と武将さんだけじゃ不安だからさ」

 

「おいコラ出杜。てめーどっちの味方だー?」

 

出艸が出杜の発言に突っ込む。

そんな事をしているうちに、魔王二人は魔界へと転移した。

 

「詩絃。俺はこれから九龍を追うが、お前はどうする?」

 

と、緋人が話しかけてくる。

ていうか、今は玖賀出流なんだが……………。

 

「今は惨殺屋としての『俺』だ。糸牧詩絃は『俺』じゃない」

 

「ああ、そうだったな。まったく、玖賀ってやつは面倒極まりないな」

 

そういって、ボロボロのソファから立ち上がる。

スラリと長い緋色の髪を、後ろで一つに纏めた髪型。

黒いワイシャツの上から緋色のブルゾンを軽く羽織り、暗い赤のズボンを着た、一度見たら忘れられない程に攻撃的な色合いのファッション。

しかし、それらが霞む程に整った、まるで人形のように美しく華麗な顔立ちが、何よりも目を引く。まさに美少年といった容姿。

緋垣緋人。

緋人は、サーゼクスたちとは違って、普通に玄関まで歩き、

 

「それじゃあ、この騒動が片付いたら、また三人でどっかに飲みに行こう」

 

と言って、普通に扉を開けて、普通に歩いて去った。

残されたのは、玖賀の初期メンバー三人と、終始空気だったメル。

しかし、緋人なら大丈夫だろうが、万が一がある。俺たちは情報があるまで動けないから、誰かに緋人の手助けをさせるか。

「出艸。緋人に付け」

 

「あー?」

 

「万が一がある。サポートしろ」

 

「ういー。まあ、盾ぐらいにはなってやるかなー」

 

そう言って、出艸も隠れ家を去る。

後には、俺と、腹をさすっては「腹減った………」とぼやく出杜。居心地悪そうにソワソワするメルだけだった。

やれやれ、何やら面倒な状況になってきたな…………。

そういや、サーゼクスに、この街で堕天使におそわれた事言ってなかったな。まあ、別に大丈夫だろうが…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間九龍永迴、嘘惨殺再開。




(◞‸◟)どうしたら布団で眠れるのかな…?
(^ν^).。oO(課題を殺るまで)
▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂眠れなイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!

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