ハイスクールD×D 水色の殺人鬼紛い   作:まるきゅー

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第一章 玖賀出流の人間人格
第一話 残察(惨殺)


糸牧 詩絃(いとまき しいと)

それが、俺の名前だ。

第二の人生は、どうやらひどく恐ろしい世界のようだ。

人間の中に、悪魔、なんて化物が潜んでやがる。それに、天使やら堕天使やら、神魔霊獣が存在している。

正直、人類基準では強い部類に入るであろう俺でさえ、戦うどころか会いたくないと思う人外共だ。

人外共なんだが、なぁ。

今俺が通ってる駒王学園にも、そういった化物や、化物の匂いがする連中がいる。

ぶっちゃけ、二大お姉様なんて呼ばれてる二人や、生徒会長も悪魔だと思う。

理由?勘だ。

…………ああ、違う違う。今のは本当だ。

これから言うのが後付けだ。

俺は、未だに殺人衝動を持ち合わせている。

だけど、悪魔や天使みたいな、人外には殺人衝動が起こらないんだ。

だから、悪魔だと思うんだ。何故悪魔だと?だって、エロそうな人外って悪魔なイメージ強いし。

あと、最近なんだか、クラスメイトが悪魔になったようだ。

昨日までエロトークを繰り広げていて、うっせぇな口から液化爆薬ぶっこんでケツ穴から爆竹詰め込んで吊るして殺すぞ、なんて思ってたのに、今日イキナリその衝動が無くなった。

身に纏ってる雰囲気も僅かばかりながらも濃くなった。力が高まっている。

そのうち、あの兵藤一誠とか言うクラスメイトも、悪魔の力を振るうのかと想像すると、いや、やはり何の感慨も浮かばない。

俺は基本クラスでは孤立しているからな。殺人衝動を刺激する訳には行かない。

とまぁ、そんなこんなで、今日の学校記録は、クラスメイトが悪魔になった、だな。

 

「あぁー…………かったりぃな。公園の給水所まで行くか。金無いし」

 

とりあえず、下校。図書室で立ち読みをしていた+帰り道に独りカラオケをした為、結構遅い時間になってしまった。

そういや、山にあるなら分かるけど、何で学「校」に「登」って「下」りるって書くんだろうなぁ…………この辺りも割と田舎に近いけど、山には流石に無いんだが。

なんて、馬鹿な事を考えていたからだろうか。

目の前から、一人の男子が走ってきていたのに、反応が遅れたのは。

そして、反応が遅れた故に、反射で動いてしまったのは。

 

 

 

ーーーーーーメリィッ………!!

 

 

 

と、まあ、反射的に前から来た男子の鳩尾へと、肘をめり込ませてしまったワケだ。

 

「ぐっはあ!!?」

 

喰らった男子は、派手に転倒するが、あまりダメージはなさそうだ。どちらかというと、内部へのダメージの方が深刻みたいだ。

とりあえず、悪いのは俺だ。謝って、許してくれそうならそのまま帰って、無理そうだったら走って逃げるかーーーーーーなんて事を考えてたら、いきなり倒れたまま足首を掴まれた。

 

「逃げろ!あんた今すぐに、逃げろ!!!」

 

「あ?」

 

怒りをぶつけられるのかと思ったら、此方の身を案ずるような発言をされた。

というか、逃げろと言われても、男子が走ってきた道に人は居ないのだが。

………ん?この男、兵藤一誠?何故こんなところに?

って、何か人外の気配がするんだが。嫌な予感しか無い。

 

「………人間か。人払いはしたはずだが、まあ、良い。消せば終わりだ。そこのはぐれよ。二人まとめて消し去ってやろう、感謝するがいい」

 

人、は、居ないんだがなぁ…………。

上空に、黒い羽を羽ばたかせながら此方を見下ろし、手には光の槍を携えた、どこからどう見ても化け物にしか見えない者がいた。ーーー所謂、堕天使って連中だ。

人外と会っちまうとは、やれやれだ。いくら殺人衝動が湧かないからといって、殺気を当てられて殺意を抱かないわけじゃ無いんだが?殺意を向けられたら、殺る気になっちまうんだが?

 

「全く、第二の人生、普通に過ごしたいんだがなあ。まぁ、出会ってしまったものはしょうがない。殺して、崩して、斬り裂いてーーーーーー廻して、遊んで、捨ててやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー殺戮の時間だーーーーーーーーー

 

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