ハイスクールD×D 水色の殺人鬼紛い   作:まるきゅー

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第三話 開口(邂逅)

「あーあーあーあー。もう二十三時じゃないか。飯食ってないし、まだ帰宅してないし………」

 

あの後、しっかりきっちりばっちりと堕天使を惨殺した訳だが、久々だったから時間をかけ過ぎた。反省反省。

さて、コンビニで何か買うかな………。

とりあえず、少し歩けばコンビニあったはずーーーあ、あった。

 

「っらっしゃーせー」

 

店員のやる気の無い挨拶を聞き流しながら、おにぎりが並んだ棚を見る。

鮭に昆布に明太子………ツナは売り切れか。

 

「コレでいいか」

 

鮭一個

明太子二個。

お茶500ml一本。

パンも買おうかと思ったけど、おにぎりのが安かったから買わない。

 

「あざっしたー。またお越しくだーせー」

 

…………まだ店内にいるのにそれ言うか?

まあ、いいや。

さっき惨殺してきたばっかだから、殺人衝動は幾分和らいではいるし。

何をする事も無く、そのまま店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*???*

 

初めて、彼の惨殺屋としての姿を見た。

正直、まだまだ拙さはあるけれど、それ程やる気も無かったようだし、アレも持ってなかったようだし、まあそれであれだけの惨殺が出来たのなら、腕は衰えてはいないようで安心した。

さて、私もそろそろ行くかーーーーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*糸牧詩弦*

 

「ん?」

 

今、自分に近しい者が居た気がするんだが……………。

もしかしたら、誰かこの街に来てるのかもな。出殲か、出葉か、まさか出雲は居ないだろうけど……………。あり得そうなのは出殲かな?出葉は何かアルバイトを始めたらしいし。

 

「まあ会ったら談笑でもするかな」

 

久しく『仲間』とは話もしなければ会えもしなかったからな。少しばかり寂しかったのも事実だ。

…………個人的には、出輪とは会いたくないなぁ……性格が少し、苦手というか、何というか。

まあ、『立場的』には、そんな贔屓はしちゃいけないし。会ったら会ったで再会の喜びを分かち合いたいけど。

ん?あぁ、誰かって?『仲間』だよ。俺みたいな狂った連中が、連んで惨殺をしてるんだ。

まあ、そのうち、詳しく分かる………ハズ。

 

「ーーーむっ?このおにぎり美味いな。しばらくは昼飯コレでいいか」

 

コンビニで買ったおにぎりを全て完食し、お茶を流し込む。お茶は幾つか種類があるようだが、正直俺には違いが分からない。

それはともかくとして、自宅付近まで帰ってきた。

寄り道をしなければ、学校から徒歩で20分の距離にあるのだが、真っ直ぐ帰っても課題しかやる事がないので、遊んで帰っている。

自宅は、かなり特殊な場所にある。

まず、住宅街の中にある小さな小さな公園の公衆便所に入る。別にここで寝泊まりしているわけじゃない。通行ルートだ。

奥の個室、その壁のタイルに、一定のリズムで一定の力を加えるとーーーーーー

 

 

ーーーーーーコン、コン、コン、コン、コン、コン。

 

 

スゥッ、と、壁に魔法陣が描かれる。

コレは仲間の一人が魔法を多少扱える為、力を借りて創った。

魔法陣に向かって、パスワードとなる言葉を紡ぐ。

 

ーーーーーーTime Killing(暇潰し)

 

パスワードを解除すると、住宅街から割と離れた路地裏へと転移する。

その路地裏を右へ左へ。ガラクタを動かしズラし壊しながら暫く歩く。

すると、路地裏に錆びついた金属扉が現れる。

周囲の風景に溶け込んでいるし、同じような扉は沢山あるから分かりづらいが、この扉が我が家の入口だ。

後は扉に鍵を差し込んで回せば帰宅となる。

面倒だが、こんな風に色々対策やらないと、学園の人外連中に目をつけられてしまう。

………今回の騒動で、目をつけられるどころか、呼び出されるかもしれないが。

まあ、後の事は考えないとしよう。まずはシャワーを浴びて、課題をある程度終わらせて、残りを学園でやるとしよう。

と、鍵を差し込んだーーー

 

「ん?」

 

ーーーのだが、既に扉が開いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思考を惨殺へと変えながら、ゆっくりと扉を開ける。

一歩足を踏み入れれば、見慣れた玄関。だが、明らかに気配が違う。

 

「嫌な感じだなぁ…………しかも、『この感じ』はーーーーーー悪魔か」

 

と、そこまで言ったところで、唐突に、玄関の奥の廊下。暗闇の中から紅が現れた。

紅の髪ーーーーーー正直、アプローチがあるのは覚悟していたが、まさか今日中に来るとは思わなかったぜ。

 

「こんばんは、とでも言えば良いのかな?紅髪の滅殺姫(ルイン・プリンセス)ーーーリアス・グレモリー」

 

「えぇ、こんばんは。初めまして、糸牧詩弦君ーーーいえ、「玖賀出流」君と言った方が宜しいかしら?惨殺屋『玖賀』のリーダーにして最強の惨殺屋さん?」

 

ーーーーーー全く、平穏な第二の人生は、もう居なくなったようだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪魔リアス・グレモリー、惨殺調査。

 




ヒロインを決めあぐねています。
と言うわけで、アンケートを取りたいと思いますが、感想欄へは行わないで下さい。
詳しくは、活動報告にて。
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