本当、今日は最悪な一日ね。
変なシスターが変なババアと変な魔女連れてきて、
なぜかあたしがシスター守ることになって、
インドア派のあたしが飛んだり跳ねたりしてそいつらぶち殺す羽目になって、
しかも成り行きでそいつが居候することになったのよ。まぁ、意外だったのが……
「あまねく降り注ぎし不可視の恵み、今輝き持ちて我らが前に煌めかん。
聖母の慈愛、今ここに。ヒールウィンド」
シスターらしく光属性の魔法が使えたってこと。
あたしの身体が淡く光ると、ババアとの戦いで体中に付いた切り傷が
みるみる塞がっていく。どんくさそうに見えても一応シスターなのね、
とは流石に失礼だから心の中にしまっとくけど。
「はい、終わりです。まだ痛いところはありませんか?」
「いいえ、完璧よ。あんたも魔法が使えたなんて正直驚いてる」
「よかった。一度使うと主のご加護を蓄えるのに1週間かかりますけど」
なにそれ燃費悪……いやいやあるだけマシよ。贅沢はいけないわ。
「これでもモンブール中央教会で主の教えと、その恵みを顕現化させる術は
習得したのです、えっへん!」
ジョゼットが文字通り思い切り胸を張る。うーん、Bってとこかしら。
「えっへんて。お互い、いい年なんだからそういうのよしましょうよ……
まぁ、いいわ。とにかくありがとう。傷跡ひとつないなんて便利なものね。
あんたが信仰してる神様はうちの神さんよりアテになるわ。
こっちの神は祈ったって小遣い一つくれやしない。毎年山ほど小銭もらってるくせに」
「主に見返りを求めたらだめなんですぅー!マリア様達は
わたくしたちの死後、約束の地へ導くという大変な御業を成してくださるんですから!」
ぷんすかと両腕を振って小さな体で懸命に抗議する姿は、可愛いと言えなくもない。
いっそこの物語の主人公代わってもらおうかしら。DEAD ENDの文字が見え隠れするけど。
「そういやこの世界の宗教事情どうなってんのよ。
なんでマリアがいるのにキリストがいないの」
するとジョゼットは、待ってましたと言わんばかりにパンと手を合わせて説明を始めた。
「里沙子さんも知りたいんですね?知りたいんですね?
うふ、そうならそうと言ってくれればいいのに、コノコノ~」
肘であたしをつついてくる。耳元でピースメーカーを弾いてやろうかと思ったけど、
弾薬もただじゃないからやめておいた。
「聞いてやるから話してごらんなさいな」
魔女連中との戦闘で疲れたあたしは、
ゴロンと長椅子に横になりながらジョゼットの話を聞く。
「オホン、まずは基本的なことから。
この世界、ミドルファンタジアでは、約9割の人間が聖母マリアを主神とする一神教、
シャマイム教を信仰しています」
「へぇ、この世界自体はミドルファンタジアってんだ。初耳ね。
“人間が”って言うことは、街で見た魔女とかエルフとかは別の神様信じてんの?」
「ええ。彼らは独自の精霊や邪神、土着神を崇めています。
それらは極めて多岐に渡り、わたくしの専門外ですのでシャマイム教の教えを簡単に。
マリア様を信仰し清い魂を持つ者は死後、
天上人アフラ・マズダが幸福の光で照らし続ける約束の地、パラノキアヘブンへ赴き、
未来永劫の安寧を得ることができます。
しかぁーし!悪いことばかりしてた人は荒ぶる神シヴァーが統治する地獄で
永遠の責め苦を受け続けることになるのです!
えー、ですから、そんな格好でシスターの話を聞くのは、
あの、いけないと思うんですけど……」
急にトーンダウンしたジョゼットの声色に気づいて、危うく寝るところで目が冷めた。
上半身を少しだけ起こして彼女に向き合う。
「ん?ああ、ごめん。退屈だから寝落ちしそうになったわ。
とりあえず半分寝ながら、意識の隅っこでちゃんと聞いてたから安心しなさいな」
「“ちゃんと”じゃないですー、それ」
「まぁとにかく、いろんな宗教グチャグチャだわね。
キリスト教にゾロアスター教に仏教、おまけにヒンドゥー教のフルコース。
ハブられたイエス・キリストが聞いたら、
世界の終末待たずに7つのラッパが吹くわよここ」
「ラッパ?キリストさんは音楽家なんですか?」
「あ、もういい。永久に終わりそうにないからあたしらの話に戻りましょう。
とにかく、さっきも言ったけどここで説教するなら日曜だけにしてね。
あたしは街で買い物がてら時間潰してるから」
「どうしても、日曜しかだめですか……?」
また、おねだりするような上目遣いであたしを見る。やめろっつったはずなんだけど。
「だ・め。あたしは心理的縄張りがと~っても広くてぶ厚いの。
要するに自分のスペースに他人がいるだけでイライラが募って、
最終的には大量殺人に走るからそこんとこよろしく」
それだけ言うとまた身体を倒した。
そろそろ部屋に戻ってちゃんとベッドで寝ようかしら。
「わかりました~……じゃあ!街頭に立って道行く人に主の教えを」
「ストップ。その街にはどうやって行くつもり?」
「ここから東に街があるんですよね?日曜以外は毎日通うつもりです!」
「あんた今日の出来事で何学んだの!?街道には、野盗が出るって、言ってんの!」
「あ、そうでした。ね~里沙子さん。わたくしを街まで送ってください」
えへへ、と頭をかきながら図々しい要求を突きつけるジョゼット。
世間知らずもここまで来ると立派な芸ね。
「どっちが寝ぼけてんだかわかりゃしないわ。なんであたしがそんな面倒なこと」
「もう、里沙子さんってばワガママ過ぎます!
少しは人助けしようとは思わないんですか!?」
「今日死ぬ思いしてあんたを助けたような気がする」
相変わらず長椅子で餅になるあたしと、
対象的に黒の修道服をヒラヒラさせながらあちこちウロウロするジョゼット。
はぁ、この全然噛み合わない会話のせいで、せっかくの眠気が覚めちゃったわ。
窓を見るともう夕暮れ。とりあえず飯にしましょう。あたしは長椅子から立ち上がる。
うん、まだ“よっこらせ”が出る歳じゃないわね。
「キリがないわ。もうご飯にしましょう。パンと牛乳しかないけど」
「え!それでお腹空かないんですか?」
「母さんと同じこと聞くのね。現代人はそこそこ腹が膨れりゃなんだっていいのよ。
パイの実1箱だってね」
「なにそれ美味しそ……じゃなくて、そんなんじゃ駄目です!栄養が偏ります!
……わかりました。明日からわたくしが里沙子さんの食事を作ります!
明日食材を買いに行きましょう!」
「ほっといて。別にあたしは……ちょっと待って。あんた今日からここに住むのよね。
う~ん、歯ブラシは買い置きがあるとして、
ベッドがあたしの部屋以外掛け布団がなかったわ。他にも足りないもんが出てきそう。
どうしたもんかしら」
「一緒に寝ればいいじゃないですか!里沙子さんと同じベッドで!
うふふ、里沙子さんって抱きしめたらあったかそう!」
「残念。冷え性だから手足冷たいし、抱きつこうと考える意味がわからないし、
ビックリマークなしで喋る努力をして」
「んー!里沙子さん冷たい!」
「冷え性だって言ったでしょ。それより飯よ、飯」
ものすごく不毛な会話を切り上げ、ようやくあたしたちは食卓についた。
冷蔵庫を開けてジョゼットにパンを選ばせて、あたしもひとつ掴んだ。
もう客じゃないからジョゼットにコーヒー入れさせようかとも思ったけど、
うっかりで家燃やされちゃたまらんからあたしが入れた。
つまみをパチンパチンと2,3回。火が着いた。
このコンロは単純にマナを燃やしてるシンプルなもの。
ただ内部の雷光石をつまみの動きですり合わせて、
マナに引火する特殊な火花を散らしてるだけ。
「ほらコーヒー」
「ありがとうございます。いただきま、す……」
「なによ」
大麦パンをちぎって口に運ぼうとすると、
ジョゼットは両手でパンを持ったまま悲しげな顔をしている。
なんかろくでもないこと言い出しそうな予感。
「里沙子さん、このパン冷たいです……」
「そりゃさっきまで冷蔵庫に入ってたからね。いただきます」
「冷たいです……」
今度はウルウル目で訴えてくる。この尼……!
「あっためろって言いたいの?家主であるこのあたしに?
あんたいつあたしの亭主になったのよ!熱いコーヒーで流し込みゃいいでしょうが!」
「お腹、壊しちゃいます……」
「くっ……!今日だけだからね、このVIP待遇は!
明日からあんたが飯を作んのよ、わかってるわね!」
「わーい!」
あたしはジョゼットからパンをひったくると、
炎鉱石内蔵式オーブン(マナA式)に放り込んでつまみをひねった。
なんだそれって?ただのオーブンレンジよ!イライラしながら加熱時間を待つと、
チンと音が鳴った。本当どうでもいいことは地球と同じよね!
トングでオーブンからパンを取り出すと、ジョゼットの皿に置いた。
「ありがとうございます!わぁ、ほかほか!」
「しまった、どうせなら自分のも入れときゃよかった。もう最悪……」
その後、あたしはブツブツ言いながら、ジョゼットは嬉しそうにパンにかじりつき、
ちっとも楽しくない夕食を取った。まぁ、質素だけどその分片付けは楽ね。
皿2枚。コップ2つ。席を立ちながら念押しする。
「ごちそうさま。ねえあんた、わかってると思うけど」
「お任せあれ!それくらいやらせてくださいよ!」
「やらせてくださいじゃなくて義務だから。家賃代わりの労役だから」
やれやれ、腹も膨れてなんとか一段落した感じ。
やれやれハーレム系アニメ主人公の諸君、君達が2chで叩かれがちなのは、
日本語を正しく使ってないからよ。“やれやれ”は、魔女と殺し合いをさせられた後に、
居候の飯まで面倒見る羽目になってからようやく使っていい詠嘆なの。
それを君達は“里沙子さ~ん!”何ようるさいわね!
いるかどうかもわからない読者とのコミュニケーションタイムに!
あたしが台所に戻ると、ジョゼットが皿を手に半泣きで突っ立ってた。
「どうしたの。まさか皿の洗い方すら知らないとか?」
「それくらい知ってますよぅ。でも……」
「なに?さっさと言う」
「お湯が出ないんです!」
「はぁ!?出ないなら水で洗えばいいじゃない、どんだけ箱入り娘なのよ!
給湯器が来るのは来週よ、それまで我慢して水で洗いなさい」
「そこまで残酷な人だったなんて!……ちょっと、ドン引きです」
「あたしゃあんたの使えなさ加減にドン引きだわよ!もういい、貸しなさい!
油物ないんだから、さっと水ですすいで軽くスポンジでキュッとやれば解決でしょう、
はい終わり!」
「里沙子さん速~い!」
結局皿洗いまで自分で全部やることになった。なにかしら、嫌な予感がするわ。
補助金目当てにこの娘を住まわせることにしたけど、
補助金全部こいつ関連に持って行かれる気がする……!
「何度も言うけど、明日からはこれもあんたがやるのよ!
泣こうが喚こうがあたしはなんにもしないから!
ここで湯が出るのはシャワールームだけだからね!
あたしはシャワー浴びるから、じゃあね」
「あ、わたくしも入ります」
「なんで。言おう言おうと思ってたけどもう言うわ。近寄んな」
「里沙子さん、どうしてそんなにわたくしに冷たいんですか?」
また半泣き。どうしたもんかしら、この精神年齢幼稚園児の大きなお友達は。
「銭湯ならともかく、なんで大の大人が、
狭っ苦しいシャワールームで裸の付き合いしなきゃいけないのよ」
「ひとりでシャンプーするの怖いんです。後ろに何かいる気がして。
教会でみんなと共同生活してたときは洗いっこしてたんですけど……
里沙子さん、わたくしの髪洗ってください!」
「そろそろ叩き出そうかしら」
あたしが履いていたスリッパを抜いて近寄ると、
ようやく“お先にどうぞ!”と逃げていった。
奴のビビり様からして、多分あたしは物凄い形相をしてたらしい。
顔の変なところが痛いし。とんだヘタレの役立たずを抱え込んじゃったもんだわ。
あたしは着替えとバスタオルを引っ掴むと、
脱衣所に入って服を脱いで、バスルームに入る。
床のタイルがところどころひび割れてる。どっかいいリフォーム業者ないかしら。
ああ、ミニッツリピーターが遠のいていく。
三つ編みを解いてレバーを赤線の方に倒す。いきなり浴びちゃ駄目よ。
最初は冷水で、だんだん温まってくるから。そのうち水から湯気が立ってくる。
うん、頃合いね。あたしは頭からお湯を浴びて汗と疲れを流す。
……ああ、今日は早めに寝よう。色々あってもう眠い。
明日の朝出発してお昼は“失礼しまーす”って何勝手に失礼してんのよ!
「入ってくんじゃないわよ!水かけるわよ!」
「ごめんなさい!やっぱりひとりじゃ怖くて!」
「とにかく閉めて!風入ってくるから寒い!」
「はーい」
バタン。ああ、何かで叩いてやりたいけどシャンプーしてる途中だから何も見えない!
とにかくあたしは頭を洗うことに専念した。
状況が落ち着いたら石鹸のひとつでも投げてやろう。
「あんたねえ……やりたい放題できるのも今のうちよ」
「そんなぁ、わたくしはただ……あ、お背中流しますね。
里沙子さんのために何かしたくて」
「流さなくていいわよ、ボディタオルあるんだし!
あたしのために何かしたいなら出なさい!狭い!ここは一人用!
順番くらい守んなさい!」
「石鹸これでいいんですよね。じゃあ、行きますね~」
「話を聞けって言ってんの!」
都合の悪い情報を遮断する便利な耳を持ってるシスターがあたしの背中を洗い出した。
結局何もかもこいつの思い通りじゃない。……まぁ初めは鬱陶しかったけど、
自分のゴシゴシ洗いより誰かに丁寧に流してもらうほうが気持ちいいのは確かだったわ。
こんなことは最初で最後だけどね!
シャワーで髪の泡を洗い流すと、眼鏡のないぼんやりした視界にジョゼットの姿を見た。
あ、こいつ自分だけバスタオル巻いてる。なんか腹立ったからひっぺがしてやった。
「キャッ!里沙子さん、いくらなんでもハレンチです!」
「馬鹿も休み休み言いなさい、女の裸なんか興味ないわ。
でも、家主が素っ裸で、居候がご丁寧にバスタオル巻くなんざ、
許されるわけないでしょうが!」
「あんまり、見ないでくださいね。そんなに自信はないんで……」
言いながらも両腕で身体を隠しながらモジモジするジョゼットの肌は、
眼鏡がなくても色白で綺麗だったわ。あたしも10年前はこんなだったのかしらねぇ。
まぁ、そこら辺とんと無頓着だったから覚えてないけど。
「ふぅ、あんたのボディタオルも要るわね。明日の買い物リストに入れときましょう」
「え?里沙子さんのを一緒に使えばいいじゃないですか」
「冗談やめてよ!なんで他人とボディタオル共用しなきゃいけないのよ」
「じゃあ、今日は誰がわたくしの背中を洗ってくれるんですか?」
「あたしに洗わすつもりだったの!?人のボディタオルで背中洗ってくれなんざ、
どんだけ世の中自分の思い通りになると思ってんのよ!」
「あのう、わたくしの背中は?」
「一日くらい我慢なさい。
先に上がるけど、あたしのタオル勝手に使ったら背中に冷水シャワー浴びせるわよ。
こっそり使ってもバレるからね!」
「待って、まだシャンプー……」
バタン。
馬鹿を無視して脱衣所に戻り、急いで身体を拭いてパジャマに着替えて肩掛けを羽織る。
せっかくのリラックスタイムで余計疲れることになったわ。あいつのせいで。
もう寝たい。一刻も早く寝たい。あたしはコンコンとドアを叩いて呼びかけた。
「バスタオルは置いてあるのを使ってよし。使ったら近くの赤いかごに入れといて。
もちろんあんたが洗うのよ」
“うう……やっぱり誰かが見てる”
「あたししか見ちゃいないわよ!マヂで年齢逆サバ読んでんじゃないの?おやすみ!」
“あ、待ってー!”
待つわけがなかろうに。あたしはタオルを頭に巻いて2階のマイルームに向かった。
途中、幾つかの部屋を見て回ったけど、やっぱりどこのベッドも掛け布団がなかった。
はぁ。明日は大きな買い物になりそう。さっそく補助金1ヶ月分飛んでく勢いだわ。
向こうに着いたら馬車を雇わなきゃ。
あの力持ちの兄ちゃんがいてくれたらいいんだけど、
宝石店専属御者だから無理っぽいわね。
あれこれ考えながらベッドに身を投げ、湯冷めしないようさっさと毛布を被る。
ランプを消してポスンと柔らかい枕に頭を乗せると、急にまぶたが重くなる。
この気が遠くなりそうだった厄日もようやく終わる。おやすみなさい……
ガバッ!
その時、突然身体に誰かがしがみついてきた。敵襲!?
あたしはそいつに肘鉄を食らわせ、枕の下に隠したピースメーカーを素早く構え、
片手でランプを点ける。そこには。
「里沙子さん、痛いです~」
頭をさすり床に座り込むジョゼットが。
「“痛いです~”じゃないわよ、脅かさないでよ、馬鹿なんじゃないの!
寝てる奴にいきなり抱きついたら強盗だと思われても仕方ないのよ!?
実際あとちょっとでコイツをぶっ放すとこだったわよ!ちょっとは考えて行動なさいな!
そんな脳天気な考え方だと、どんな武器持ってたって、
いずれ殺されるかドジやらかして自分で死ぬことになるのよ!?」
とうとうはっきり馬鹿って言っちゃったけど、
この娘にははっきりした表現じゃないと伝わらないみたい。
とりあえずピースメーカーをしまってジョゼットに手を差し出した。
珍しく彼女は黙って手を取り立ち上がった。
「……ごめんなさい」
「まぁ、ベッドのこと忘れてたのはあたしも悪かったわよ。
明日は馬車雇ってあんたの布団買いに行くわよ。
一日街中歩くことになるから、早めに寝ましょう」
「一緒に寝ていいんですか!」
目を輝かせて手を握ってくる。ちょっとシュンとしたと思ったらすぐこれだ。
今更だけどこいつは要注意人物ね。
「野郎なら床で寝させてたけどね。風呂上がりにそれじゃあ風邪引くでしょ」
「やったー!」
「だからダブルピースはよしなさい。もう少し大人になりなさいな……はぁ、寝るわよ」
「はーい、おやすみなさい!」
で、結局同じベッドで寝ることになったんだけど、
やっぱりこいつがしょっちゅう抱きついたり、
背中を指でなぞって“これなん~だ”とかやってくるもんだから、
その度に殴って大人しくさせなきゃいけなかったから、あんまり熟睡できなかった。
本当、今日は厄日だったわ。
さっさと日付が変わることを祈りつつ、おやすみなさい。