希望の光はどちらに…(編集し直すため停止)   作:雲英

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元々2話だったのをあわせたので長い…


7.変身術&魔法薬学 事件&驚きのスタート

「ここであってるよね?」

「うん。ここが、変身術の教室だよ。」

「教科書5回ぐらい読み直したけど足りるかしら…?」

「大丈夫だって。」

 

ハーマイオニーは、セティナのことをとても信頼していた。魔法界で会った、初めての大切な友達だと感じていた。ハーマイオニーは、セティナがウィーズリー家ではないと言っていたのを聞いていたけど、いつか言ってくれるだろうと信じ黙っていた。

 

    ‘セティナ、信じてるからね。’

 

「そろそろ始まるから、座ろっか」

「そうね」

 

2人が座っていると、急いでやってきた生徒達が入ってきた。

 

始まってから少したった頃、慌てて2人が入ってきた

 

「ロン、速く!」

「ふう、間に合った。遅刻したらマクゴナガルがどんな顔するか…。」

「ハリー、ロン。謝った方がいいよ?」

「どうしてさ?マクゴナガルはまだ来てないんだよ?セーフだよ。」

 

机の上にいた猫が飛び降り、マクゴナガル先生に変わった。

 

「変身…お見事でした。」

「褒めの言葉、ありがとう、ウィーズリー。あなたとポッターを懐中時計に変身させましょうか。そうすれば、遅刻しないでしょう。」

「道に迷って…。」

「では、地図にしますか。地図無しでも席はわかりますね。」

 

ハリー達が座った後、マクゴナガル先生が言った。

 

「「変身術」はホグワーツで学ぶ魔法の中では最も複雑で危険なものの1つです。したがっていいかげんな態度で授業を受ける生徒は2度とクラスには入れません。」

 

それから先生は机を豚に変え再び元の姿に戻してみせました。生徒たちはそれを見て大感激し早く試したくてウズウズした。しかし!家具を動物に変えられるようになるまでには・・・まだまだ時間がかかることが即座に判ったのでした。散々複雑なノートを採った後1人1人にマッチ棒が配られそれを針に変える練習が始まったのでした。

 

(マッチ棒を針に変える…か。普通のじゃ、ちょっとね‥夜をイメージして…)

 

杖を振ると、綺麗な針に変身した。

ハーマイオニーが、もう少しで成功しそうなので教える。すると、尖った針に変身した。

 

「セティナ!やったわ!ありがとう」

「ハーマイオニーが、頑張ったからだよ。」

 

マクゴナガル先生が私達のところに来て言った

 

「皆さん!セティナ・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーがやりましたよ!」

 

そう言い、私達が変身させた針を皆に見せてから普段見せない笑顔で言った。

 

「グリフィンドールに10点あげましょう」

 

グリフィンドール生は、歓声をあげた

 

ー魔法薬学

 

グリフィンドールとスリザリンの合同授業

ざわめいていた教室に、スネイプ先生が入ると静かになった。

 

「この授業では杖を振ったり、ばかげた呪文を唱えたりしない。いいかな。魔法薬調合の微妙な科学と芸術的な技を諸君が理解できるとは期待していない。だが、一部の素質のある選ばれた者には伝授してやろう。人の心を操り感覚を惑わせる技を。名声を瓶の中に詰め栄光を醸造し死にすら蓋をする、そういう技を。」

 

一旦区切り、スネイプ先生は見回したが、ある方向で止まった。

 

「ところで。諸君の中には自信過剰の者がいるようだ。

すでにホグワーツに来る前に力を持っているから授業など聞かなくてもいいというわけか。ミスター・ポッター。  その名も高きミスター・ポッター。アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを加えると何になる?」

「わかりません」

 

これには、隣のロンもお手上げだったらしく首を振っていた。ハーマイオニーは、手をあげていたけど‥それを見ているスリザリン生は、笑っていた。

 

「わからん?では、もう1問。ベゾアール石を見つけるにはどこを探せばいい?」

「わかりません。」

「では、モンクスフンドとウルフスブランの違いは?」

「わかりません。ハーマイオニーは分かっていると思いますので、そちらを当ててはどうです?」

「まったく。情けない。名前ばかり有名でも仕方ない。

そう思わんか、ポッター。」

 

そして、スネイプ先生はまた見回した‥って…

 

「マ…ミス・ウィーズリー。わかるかね?」

 

私ですか…

 

「…はい。まず、アスフォルデとニガヨモギをあわせると、強力な眠り薬である『生ける屍の水薬』になります。ベゾアール石はヤギの胃から取り出す石で、大抵の毒に対する解毒薬になります。モンクスフードとウルフスベーンはどちらも同じ植物で、別名をアナコイトといいますが、トリカブトという呼称が一般的です。」

 

答えて、座る。

 

「ふむ。正解だ。5点あげよう。ポッターの無礼な態度で、4点減点。さて、なぜミス・ウィーズリーが言ったことをノートにとらない?」

 

スネイプ先生の言葉で、皆はペンを動かせていた…

 

(あの時…スネイプ先生は、一瞬だが微笑んでいた)

 

疑問に思いながら、セティナも羽ペンで書き出した…

 

 

スネイプ先生はその後の実験で私にマルフォイとやれと言われたため、スリザリンの方に行き座りました。

 

「やぁ、ウィーズリー。調子はどうだい?足を引っ張らないでくれよ?」

「なら、言わせてね?君の方こそ、邪魔しないでくれるかな?」

「はん、血を裏切るものが。ごちゃごちゃ言うな。僕に文句を言えるのは僕よりも、立場が上のもの。そうだなぁ‥本当の純血である聖28一族。まぁ、その中にも裏切り者はいる。そして、そこにはないがマリント家の者ぐらいだな。」

「へぇー、マリントねぇ~」

「そう、軽々しく口にするな!代々続く伝統ある一族なんだぞ?確か‥夕日色の髪で…青い目の………そういえば、なぜお前は赤毛じゃない?ウィーズリー家だろ?」

 

周りのスリザリン生も聞いているようで、ずっとこっちを見ている。

 

「ふふっ、それ聞いちゃう?そうねぇ~‥私は本当のウィーズリー家ではない。ただ、預けられているだけ。マリント家は、夕日色の髪に青い目…って言ってたよね?マルフォイくん」

「あっ‥まさか、お前が‥いや、あなたが…マリント家…?」

『えっ?』

 

スリザリン生は、皆沈黙しグリフィンドール生は不思議に思っていた。

 

「そうよ。私はマリント家。これを見せればわかるのかしら?」

 

そう言い、マリント家の秘宝である綺麗な青の石に草が巻きついたようなデザインのネックレスを見せた。

 

『っ!?』

 

「このことは、誰にも言わないでね?今は、楽しみたいの。本当の正体を見せるまでわね…だから、セティナ・ウィーズリーってことで。」

「わかった。セティナって読んでもいいかい?あっちのノッポはウィーズリーって呼ぶ。だから…」

「いいよ。ドラコって呼ぶわ。スリザリン生の皆さんも分かってるよね?私のこと、セティナって呼んでいいよ。」

『わかりました。』

 

それから、薬を作りスネイプ先生に見せた。結構、早かったよね?スネイプ先生は、その薬を皆に見せていく。

 

「さすが!セティナ。私は、パンジー・パーキンソン。パンジーって呼んで。」

「えぇ。ありがとう、パンジー。」

「そうだ!今日の夕食。グリフィンドールではなく、スリザリン席で食べない?」

「いいよ。」

 

授業が終わり、そのまま夕食なのでスリザリン席に向かった。先輩達はめっちゃ、睨んできた…

 

「先輩達にも、話してもいい?」

「いいよ。他の寮には言わないで欲しいけどね‥」

 

私がかぼちゃパイを取っていると、視線を感じる。なんか‥スリザリン生、全員が見てるんだけど…

 

「本当に、マリント家か?純血のみが持つ、代々続くネックレスを持っているんだろうな?」

「えぇ。あるよ」

 

ネックレスを見せる

 

「本当に‥マリント家…」

「他の寮には、言わないで下さいね?」

「あぁ。俺らは、いつも君の味方だ。」

「ありがとうございます」

「ね?本当に言ったでしょ?」

 

そこで、就寝の時間になったため手を振りグリフィンドールに戻った。

 

「セティナ。おかえりー」

「ただいま、ハーマイオニー」

「「おい、セティナ。どうしてスリザリンなんかに行ったんだ?」」

「え?あぁ~…話が弾んでね?おやすみ」

 

 

 

ー次の日…

 

「フワァー…5:15……行かなくちゃ」

 

制服に着替え、談話室に向かう。

 

「…??この紙、昨日はなかったよね‥えぇーっと…飛行訓練…グリフィンドールとスリザリンの合同授業…」

 

それを見てから、私は大広間へと向かった。

今日は、階段を使って…めんどくさい。

 

「セティナ!めんどくさいなんてダメだよ?ホグワーツにどれだけ階段があると思ってるんだい?」

「分かってるよ~セドリックって、クィデッチの選手?」

「そうだよ。なりたいのかい?」

「うぅーん…どうしようか迷ってる…」

「やってみなよ!楽しいよ。箒に乗るの」

「そうしよっかな…」

 

皆が来たため、グリフィンドール席に戻った。

 

「おはよ。ハリー、ロン、ハーマイオニー。双子」

「あっ、おはよう」

「おはよう。」

「おはよう。セティナ」

「「双子ってなんだよ。せめて、名前で…」」

「早く座った方がいいと思うよ。双子」

「そうだ。セティナの言う通りだ。早く座れ。双子」

 

パーシーが来て、私と同じように「双子」と言ったため、笑った。

 

「あっ、フクロウ便の時間ね。」

 

ハーマイオニーが上を見て言ったため、私も上を見る。

すると、フクロウがたくさん入ってきて皆に荷物や手紙を渡していた…あれ?タカ?3羽かな

 

「タカがいるわ。ヤバいよね?」

「ほんとだ!逃げなきゃ」

 

ザワザワし始める…

 

「セティナ!逃げ…」

 

ハーマイオニーはそこで言葉が途切れた

 

ー ハーマイオニー

 

「セティナ!逃げ…」

 

振り返ると、椅子の上でタカを見つめるセティナがいた

 

「♪~♪♪~♪♪♪~♪♪~」

 

大広間にいる全員がセティナを見つめる。

 

セティナの近くにタカが集まってきた。

 

「元の場所へおかえり?」

 

 

「なるほどね‥フクロウを追いかけていると入っちゃったか‥おいで。出してあげる」

 

3羽のタカを連れて、セティナは出て行った。

 

「ただいま。」

「おかえり。セティナ。凄いわね」

「そう?」

 

セティナは座り、残ったデザートを食べ始めた。

 

クスクス

 

「さすがね。セティナ」

「そうね。」

 

スリザリンの方から声が聞こえた。

 

ー ハリー

 

ロンの読み終わった新聞をもらい、読む。すると…

 

「グリンゴッツに強盗…?」

 

ロン達に見せる。

 

「あぁ…グリンゴッツに強盗が入った話ね。でも、もう

取ってあって被害はなかったんでしょ?」

 

同じく新聞を読んでたセティナが言った。

 

「うん。そうなんだ。でもこの日ね、僕グリンゴッツにお金を取りに行ったんだ。ハグリットと行ったんだけど、その金庫に僕たち行ったよ。それで、ハグリットが何かを取ってた。」

「そうかもね。」

 

昼までの授業が終わり、次は飛行訓練。

隣では、ハーマイオニーがクィデッチの本を読んで何やら呟いていた…それを、ネビルが必死に聞いている。場所を交換して、そっちに座るとフレッドとジョージが隣にいた。

 

「セティナ。次の授業、飛行訓練だろ?」

「そうだよ」

「使う箒、暴れまくるから気をつけろよ?」

「わかった。ありがとう」

「うまくいけば…「セティナがクィデッチの選手に選ばれるかもな!」」

 

フレッドとジョージのニコニコが増量。

 

「そうだね…どうすればいいんだろ?」

「その機会を狙わないとな。」

「あぁ、そうだ。セティナ」

「「頑張れよ」」

 

「…うん!頑張る。行ってくるね?」

 

まだブツブツ言うハーマイオニーを連れて、外へ出た。

 

足元には箒が20本、整然と並んでいた。

 

 「何をボヤボヤしてるんですか!箒のそばにたって」

 

マダム・フーチの声が聞こえ、私達は慌てて箒の横に立った。

 

「・・・よし。右手を箒の上に突き出し、『上がれ!』と言う。」

 

「上がれ!」

 

…と叫んだが、上がったのは私にハリー、マルフォイ、他数名だけだ。

 

マダム・フーチは箒のまたがり方、握り方を教えた。

 

「さあ、私が笛を吹いたら、地面を強くけって2メートルくらい浮上して、降りてきてください。では、いきますよ。1・2の――こら!戻ってきなさい!」

 

ネビルがあわてて飛び出してしまったのだ。ネビルはどんどん上昇していき、真っ青な顔で地面を見下ろしている。もう高度は10メートルをこえそうだ。あれ、落ちたら死ぬんじゃないか?と、思ってしまった…

 

「ネビル!」

 

マダム・フーチは、何もしない。だったら、私が…行くっきゃない!私は、箒に跨がり思いっきり地面を蹴った

 

「大丈夫だから!」

 

ネビルが、箒から落ちた…

 

周りの音が消える…

 

ふと、気づけばネビルを私の箒に乗せていた。

 

スーっと降りて地面に着地。

 

グリフィンドールとスリザリンから歓声がおこる。

マダム・フーチははっ!と気づき、慌ててやってくる。

 

「大丈夫?怪我はしてない?」

「大丈夫だと思いますよ。はぁ、先生なんだからさぁ、普通生徒を守るでしょ?慌ててる人に怒鳴っても無理だと思いませんか?」

「なっ!?」

「生徒なんだから、ちゃんとして欲しいものですね。一応、ネビルを連れといってやって下さい」

 

フーチは、慌ててネビルを連れていった。

 

「さすが!セティナ」

「まぁね。」

 

「こっちこいよ。ポッター。これをとってみなよ」

 

 

また、波乱が起きそうです……


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