「こっちこいよ、ポッター」
ドラコが箒に乗り、片手には朝ネビルに届いた‘思い出し玉’が握られていた。
ハリーは、箒に跨ぎ飛ぼうとする…ところに‥
「ハリー!だめよ。先生がいないところで乗ってわ!」
ハーマイオニーの言葉を無視して、ハリーは飛んだ。
やっぱり、上手い人は上手いんだ…と、思う
「マルフォイ!それを渡せ!さもないと落とすぞ!」
「フン。取れるもんなら取ってみな!」
ドラコが、思い出し玉を投げたため玉は下へと落ちる。
それを追いかけたのは… ハリー。
誰もが、ぶつかると思ったがハリーは地面すれすれでキャッチした。
「へぇー、やるじゃん。」
周りが私と同様…いや、グリフィンドール生から歓声が上がったため、私の呟いた言葉は簡単にかき消されてしまった…
「ポッター。ハリー・ポッター!ついてきなさい。後、セティナ・ウィーズリーも!」
スリザリン生はハリーを冷やかし、私には悲しみの視線を送った。
(皆、気づいてないのかな?マクゴナガル先生が嬉しそうにしていること…)
ハリーは、引け目に‥私はいつもと変わらず普通に‥先生についていった。
「クィレル先生。ウッドをお借りしてもよろしいですか?」
「え、えぇ。」
闇の魔術に対する防衛術の教室からは、1人の男子生徒が出てきた。5年生だったかな…
「こちらは、ハリー・ポッターとセティナ・ウィーズリーです。ウッド、最高のシーカーとチェイサーを見つけましたよ!」
「本当ですか!?」
Mr.オリバーの表情が明るくなった。
その後、クィデッチの説明を受け箒は持っているか?と聞かれたため、持っていないから買ってくる許可が欲しい…というと、苦笑いされながら許可をもらった。
さてさて、どうしようか…と迷ったが、私はまっすぐ校長室に向かっていた。
ガーゴイルが2体構えていたので、何か暗号を言わないと通してもらえない…と思った。
「そうだ!私の好きなお菓子…‘かぼちゃパイ!’」
すると、ガーゴイルは退いてくれたため中へと入っていく。
「よし…失礼します!セティナ・ウィーズリーです」
「セティナか…入りなさい。」
扉が開かれ、私は入るとすぐに閉まった。
「どうしたのかの?君から…」
「はい、私とハリーがクィデッチの選手に選ばれたのはご存知ですよね?」
「うむ。」
「それで、箒が必要なのです。私は、自分で良いと思う箒に乗りたい。だから、許可を取りました。それでなのですが、私に短時間だけでいいので、姿くらましの方法を教えて下さい。」
「まさか、自分で行くつもりなのかい?」
「はい」
「ふーむ…姿くらまし、現しはとても難しい…今回は、一緒に行こう。練習はゆっくりと教えていく。これで、いいかの?」
「…!!ありがとうございます!」
クルッと周り、私達は姿を消した…
目を開けると、そこはダイアゴン横丁であった…
「セティナや。箒の店に行こうかの?」
「はい。」
カランコロン
ドアを開け入る。そこには、たくさん箒が置いてあった
「うーん‥どれにしようかな…?」
1本1本手に取りながら見ていると、お店の人がやってきてとある箒を教えてくれた。
「これはね、普段は売らない箒なんだ。乗ると楽しい気分になる…が、暴れて乗り手をを落とそうとするからね‥でも…もしかしたら、君は乗りこなせるかもしれない。ブライチューベロサという。どうだい?」
「ちょっと、持ってみてもいいですか?」
ブライチューベロサという箒を手に取る…
(誰だ。私の眠りをといたのは…)
(あなたがブライチューベロサ?)
(あぁ。…レフト・マリントか…?)
(それは、母の名です。私はセティナ。乗り手を暴れて落としたのは本当?)
(あぁ。勝手に乗ってきたのだ。私に乗れる者は、認めた一族だけ。マリント家だけだ。どうする?乗る、覚悟はあるか?)
(…はい!乗ります。どうか、私に力を下さい!)
(よかろう。セティナ。君を次の主と認める)
「これにします。これは、マリント家に代々続く箒だから…」
「そうだったのか?なら、返すよ。次の主さん」
箒を受け取り、なぜかドーナツを頬張っている校長さんのところへ行き、私達は再びホグワーツに戻った。
「本当にありがとうございます。教えてくださいね?姿現しを」
「分かっとるわい。また、いつでも来なさい」
「はい!」
箒を片手に、私は校長室を出た。
「「セーティナ!!」」
「なんですか?双子達」
「双子じゃなくて、名前で呼んでよ!な?」
「はいよ、そういえばですが、クィデッチの選手になりました」
「えっ、無視?」
箒を部屋に置きに行くため、双子達をスルーして談話室へ向かった。
「あら、セティナ、おかえり。それ、あなたの箒?」
「ただいま、ハーマイオニー。そうだよ、これが私の箒。ブライチューベロサって名前」
「へぇー、ハリーはまだしもセティナはネビルを助けて獲得したものね。応援するわ!」
「うん!ありがとね」
次は、夕食なためハーマイオニーと一緒に大広間へと向かった。
「ポッター。今日で最後の夕食だな。帰りの電車に間に合うかい?セティナ。君は…」
「大丈夫よ、ドラコ。私は、退学にならない。」
「そうか!なら、ポッターだけ…」
「ハリーもよ」
「えっ?」
「もうすぐ、わかると思うわ。」
そう言い、ハリーにウインクする。はて…?なぜ、ハリーの顔が赤くなったのか‥
「ハリー、熱でもあるの?」
「えっ!?い、いや、ないよ!大丈夫」
ハリーのおでこに手をあてるが拒否られた
「ハリー…私のこと…嫌い?」
「い、いや。嫌いじゃないよ…!」
「ふーん、まぁいっか…」
そう言い、上を見上げる…
4羽のフクロウが長細い包みを持って、こちらにやってきていた…
ブライチューベロサという箒です。
チューベロサという花が実際にあります。
花言葉は、‘危険な快楽’です。
次回も、よろしくお願いします!