試験の3週間前になった。毎日のように、医務室に通っていたが勉強優先とマクゴナガルに言われ、行けなくなってしまった…
試験、2日前。
「んっ…」
机の上に手を伸ばすとカチャンと音がして割れてしまった…
ガタッ、ザッ
立ち上がる音がしてカーテンが開かれる
「セティナ!起きたのだな」
「…………えっと…」
「少し、待っててくれ」
男の人が立ち上がりどこかへ向かう
数分たち、女の人と友達なのだろうか3人組。そして、白く長い髭のおじいさんを連れて戻ってくる
「ミスウィーズリー!大丈夫ですか?」
「セティナ!大丈夫?」
「………えっと…はい、大丈夫ですけど」
白く長い髭のおじいさんが私のことを黙ったままじっと見ていたが、口を開いた
「自分の名前はわかるかね?」
「…セティナ・マリント……」
「マリント…って前ピーブスが言ってた…わよね…」
「では、いまここにいる者の名前はどうじゃ?」
「……セブ…ス…」
ー ロン
今のは恐らく、スネイプだろう。まさか…
「僕は?」
「赤毛…ウィーズリー…」
そうか…やっぱり、セティナは…
「1人だけわかる。私が逃げてたときにヴォルデモートに…一家を襲われ、生き残った男の子…ハリー・ポッター」
記憶がなくなっている…
皆がそう思ったとき、セティナが頭を抑える
「ロ…ン…ハーマイ…オニー…ん…?痛い…何かを忘れてるんだよね‥思い出せ…ない…思い出そうとすると、頭が痛くなるよ…」
「セティナや。今日は寝なさい。その方が…いいじゃろう。」
「校長さん…?」
「うむ、そうじゃ。おやすみ、セティナ」
セティナがダンブルドアのことを‘校長さん’と呼んだ
確か…セティナが初めてうちに来たとき、そう言っていた。その後、僕達は黙ったまま談話室へと戻っていった
ある者は怒り、またある者は悲しみ、そしてまたある者は苦しんだ。
こんな酷いことをしたのはいったい誰なんだ…
最初から出ていた、スネイプか。もしくは、セティナが言っていたクィレルか…それとも、出ていない別の者か…3人は決意する。必ず、守る…と。僕達の大切な友達であるセティナを。
ー ?
私は今、真っ暗闇を歩いていた…
「ここはどこなの?ねぇ!助けて…!ハリー…!ロン…!ハーマイオニー…!」
誰も返してくれない…大好きな皆もいない…
ガシャン ガリガリガリ
歩いていた道が削れていく
「っ!あっ、いや…!嫌!」
何本もの手が、私の腕や足…首をも掴もうと伸びてくる
「っ!!いゃぁぁーーー!」
再び、目の前が闇に染まった
ー セブルス
再びセティナは寝たが、しばらくして大量の汗をかきはじめた。
揺さぶっても、目を開けない。
「セティナ……レフト、助けてくれ…どうすれば…いいんだ?こんな時、君がいてくれたら…」