希望の光はどちらに…(編集し直すため停止)   作:雲英

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3.揺れる心

私は1人、廊下を歩きながら考え事をしていた

 

この前ヴォルデモートが嗤いながら見せてくれた『日刊予言者新聞』

その内容のせいでハリーは皆から避けられていた。

 

現魔法大臣のコーネリウス・ファッジはヴォルデモートが復活したという事実に正面きってそれと向き合えない。ダンブルドアが嘘をついて、自分を転覆させようと信じている方が楽なのだ。

 

そのため、その影響は皆がよく見ている‘新聞’にも出ていたのだった。

ヴォルデモートが復活していると少しでも言う者がいれば…

 

これは新聞から見つけたのだが、国際魔法使い連盟の議長職を失った、という記事だ。世間では老いぼれて判断力を失ったとあるが、色々と調べてみれば、ヴォルデモートが復活したという演説をしたあとで、魔法省の役人たちの投票で職を追われたのだ。魔法使いの最高裁-ウィゼンガモット法廷-そこの主席魔法戦士からも降ろされた。それに、勲一等マーリン勲章を剥奪したという話もある。

 

4年時の三大魔法学校対抗試合。

その最後の試合から帰ってきた、セドリックとハリー。その2人から告げられたのは、‘ヴォルデモートが復活した’と、いうこと。

私のことも言ったらしいけどね…

 

それと何故か、最近フレッドとジョージの活動も活発化していた。ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ→WWWという名で…。そういや、悪戯専門店をいつか必ず出すんだって言ってたね。

それは今も変わらない

前にも言ってたよね?

 

 

‘この世界には、笑いが必要なんだ…’

 

‘もし、笑えなくなった時…その時は俺たちが笑わしてやる!絶対に!!’

 

‘‘俺たちの悪戯でな!!(ニカッ’’

 

 

私はそばで頑張ってる姿をずっと見てきたんだから。

応援してるよ。2人共!

 

その後、魔法薬学で‘安らぎの水薬’を作り、古代ルーン文字学を受けた後…

 

最悪な授業の始まりだ。

 

今まで楽しかったんだけどな~…まぁ、ペテン師を除いてね♪

 

「あら?Ms.マリントではありませんこと?」

「あっ…、こんにちは、アンブリッジ先生」

 

挨拶をし、教室に向かおうとしたら一緒に行こうと言われました…

最悪です。

 

教室に入れば、折り紙で作られた鳥がスーッと飛んでいた。それをアンブリッジが燃やす。それで皆はアンブリッジと私に気づいた。アンブリッジは堂々と前へ行き、私は後ろの余っている席に座った。

闇の魔術に対する防衛術…今回はペテン師よりも最悪な奴だと改めて思った。

 

魔法使わないんです!ずっとめんどくさい本を読むだけ!しかも、何!?授業をしないなんて…

 

そうツッコミたくなる気持ちを何とか押さえつけ、本の内容を読み進めていった。その数分後…私は背筋をピンと伸ばし、目をしっかり開けて、ページを捲りながらも眠っていたのであった…

 

「Mr.ポッター!罰則です!!後で私の部屋に来なさい!!」

 

そんなアンブリッジの声で私は目が覚めた。

 

(うるさい…)

 

どうやら、ヴォルデモートがどうのこうので抗論となったらしい。

その最中に、ハリーは私に「セティナも知ってるよね!?」って聞いたらしいですが…無視していたとのこと。

 

ごめんなさい…無視じゃないです…寝てました…。

 

ハリーは全ての授業を終えた後、アンブリッチジの部屋に向かった。

 

私もこっそりと付いていき、ハリーが出てくるのを待った。

 

ガチャッ

 

もう辺りが暗く(っていっても中だからわかりにくいね)…ハリーが入ってから2時間が経過したぐらいに重々しいアンブリッジの部屋のドアが開く

 

そこから、ハリーが出てきた。しかも片手には小さな文字らしきもの…

 

‘僕は嘘をついてはいけない。’

 

 

 

あぁ…、ハリー…ごめんなさい。

本当に…、そんな傷を作ってしまって…

しかも、アンブリッジのせいで…

 

ギュッ…

 

「っ?!……セティナ…?」

「ハリーッ…ごめんなさい…ごめんなさい!」

 

いつの間にか私はハリーを後ろから抱きしめて泣いていた

そんな私を見て、驚くハリー…

だけど、私の名を呼んだ後、優しく頭を撫でてくれた

 

「セティナ…ここじゃあれだからさ……談話室に行こう…?」

 

そう言うハリーに頷き、手を引かれ一緒に談話室に向かった

 

談話室に入ると、いたのは、フレッド、ジョージ、ジニー、ロン、ハーマイオニー。

 

皆、私が泣いているのを見て初めは驚いていたが、すぐに寄ってきてハリーと同じように優しく頭を撫でてくれた。

 

あぁ、皆…ごめんなさい…

 

優しくされるぶん、私には罪悪感が押し寄せる

 

今言っても良いのだろうか…

この前誓ったはずなのに…。

 

「セティナ…、私たちは誰1人…セティナのことを疑ったりなんかしてないわ…」

 

私はだんだんと落ち着いていきながらも今さら許してもらってもいいのか…?という罪悪感に襲われ、黙っていると、ハーマイオニーが言った。

 

「私もハーマイオニーと同じよ…!セティナのこと大好きだもの!」

「「俺たちもさっ!」」

「僕も」

 

ハーマイオニーの後に、ジニー、フレッド&ジョージ、ロンが言い、私に微笑みかけた

 

「セティナ…僕たちはね、ずっと待ってたんだよ。セティナが帰ってくるのを…いつか戻ってきてくれるってことを。もちろん、シリウスもね?」

 

でも…私は…、

 

「セティナ…帰ってきて!!皆には君が必要なんだよ!

 

 

 

 

…もし、本当に僕たちが嫌いで離れたいな「違うの!!」…ら…!?」

 

「違うの…!!皆が嫌いっていうわけじゃないっ!!!本当はあなたたちと一緒にいたい!だけど…だけど…ね…、私はあちら側についてしまった…。

 

 

だから……、陰から…あなたたちを守ろうと思って……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『『…………!!!!!』』』

 

ジ「セティナの口調が…」

ロ「戻った…!!」

フ,ジ「「やっぱり、サイッコーだよっ!!」」

 


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