湾岸インムナイト~THE BEAST GT-R STORY~ 作:ゆうさく
GT-Rしかでないけど、いいかな?
あっ、そうだ(唐突)
感想くれた兄貴、ありがとナス!まさかこんな早く反響来るとは思わなかったのでうれしいゾ~
第一話 亡霊との遭遇
ビーストレーシング・ガレージに来た空手部。そこに木村と同期の遠野が待っていた。
「みなさん、お疲れさまです」
「遠野じゃんオッスオッス!車セットアップできてる?」
遠野は、ビーストレーシングのメカニックで、田所と三浦の車のチューニングを担当している。
ガレージに佇む二台のGT-R。片方は霞んだ緑のBNR34、もう片方は輝く白のBNR32。どちらからも、何かオーラを放っているような存在感がある。
「おお、ええやん」
田所は彼の愛車であるBNR34 V-specll nurに乗り込み、早速エンジンをふかした。RB26から発せられた吼哮がガレージにこだまする。
nurという名前を背負い、BNR34の最後に1000台のみ生産されたこの車は中古でも600万円はするとても学生の身分では買えない車だ。
しかし、前のオーナーが事故を起こし手放したこのタマは、200万円程度で買うことが出来たのだ。資金はホモビ出演で賄ったそうな。R汚れる
事故歴があるのもあり、フロントまわりはZ-tune仕様で、ホイールもnismo LMGT4になっているが、それ以外の外観はノーマルで、端からみれば雰囲気組にも思われかねない。しかしそれで騙された者たちは全員、痛い目をみてきたのだ。
670ps、325km/h。それがこの車の真の実力である。幾度となくこのRは湾岸で、挑んできた相手の戦意を粉砕し、果てには"湾岸の野獣"という名さえ付いた。今では名が知れ渡り、命知らずの素人や"悪魔"などごく一部の彼と肩を並べる者をのぞき彼に挑むようなことをする者はいない。この"湾岸の野獣"はTDNR34ではないのだ。
670ps,最高速度330km/h。雰囲気組どころか並の走り屋が敵う相手ではない。外観に似合わぬ速さを見せつけられた者たちはことごとく撃墜され、敵意を粉砕してきた。今では"悪魔"などと並び伝説と化している。つよい(確信)。
「先輩は車の外観で損してましたよね。PAやSAで何度喧嘩吹っかけられたことか」
「ま、全員走りで叩きのめしたし、多少はね?」
「全く、何度先輩のせいで肝を冷やしたことか・・・」
遠野が顔を歪ませると、三浦も続く。
「そうだよ(便乗)俺みたいにカスタムすれば絶対ナメられないゾ~」
「三浦さんはカスタムしすぎです」
木村がキッパリ言う。三浦のBNR32はカナード、前後ディフューザー、GTウイングなど、田所の34とは正反対である。木村が言うのも無理はない。
しかし、外見によらずスペックも600ps程度で最高速も300km/h届くかと言うところだ。だが、大胆なエアロが発生させるDF(ダウンフォース)は、テクニカルコースでは無敵の速さを生み出してきた。あの"黒鳥"をもうならせたコーナリングの速さからついた異名は"白い知将"。知将要素無い・・・無くない?
「ともかく、現状ではどちらも問題ないので。僕はスクラップ場にいって使えそうな部品を探してきますので、何かあったらヘッドセットで連絡しますね。」
「「了解」だゾ」
走り屋の顔になった二人が遠野に言う。
「僕は三浦さんの隣に乗りますね」
「オッスお願いま~す」
二台のRは、東京の闇の中に溶けていった。
二台は、C1の汐留付近を通過していった。
《こっちはパッチェ快調ですよ~三浦さんどうですか?》
《こっちもいいゾ~これ》
二人はヘッドセットで会話する。
《今日は誰もいませんね》
三浦の車に同乗している木村が会話に入ってくる。
《おっそうだな(適当)》《そうですねぇ・・・結構不気味ですねぇ・・・
そんなことより湾岸まで走りませんかぁ?走りましょうよぉ?じゃけん行きましょねー》
《おっそうだな 木村いくぞー》
《ほらいくどー》
チャットが切れ、二人と二台はギアを上げる。
複合コーナーに差し掛かり、34が減速すると、32があっさり追い越す。
34はうなるようにエキゾーストサウンドを奏で、ストレートで抜きにかかる。
だが、C1を知り尽くした白い知将は巧みに野獣をブロックする。
(コーナーじゃとても三浦さんには敵わないな・・・ここで仕掛けるか!)
C1から横羽線に入り、緩いコーナーが多い高速セクションに突入する。田所は一気に仕掛けた。
コーナーでインに付くと、出口からの直線で一気に抜きにかかる。
直線で一気に加速。六速に入れ、最高速に近づき、又湾岸も迫ってきた。すると、三浦からチャットが入る。
《お台場で降りるけどお前はまだ走ってていいゾ》
《ん、おかのした。全開プッシュしてきますよーするす
る》
《くれぐれも無理しないでくださいね》
木村が注意するが、
《大丈夫だって安心しろよー、ヘーキヘーキ、ヘーキだから》
田所は聞かない。この後起こる悲劇も知らずに・・・
「本当に一台もいないな・・・」
田所が一人呟いた直後、バックミラーに閃光が走る。
「ファッ!?なんだなんだ!?」
後ろをみると、黒い箱車がぴったりつけている。
(あれ箱スカか?うせやろ・・・)
引き離そうと、アクセルを踏み込むが、離れる気配がない。
(やばいけど、降りるわけには行かないんだよなぁ!)
野獣は後ろの亡霊を威嚇するように吠えた。
しかし離れない。このままだと、ーッ!
ー亡霊は消え、最強の野獣は幻に狩られたー
次回はAKYSさんでます
ちなみに湾岸原作キャラはまだ出さないと思われるゾ