● 異世界へと続く物語
「お前は弱虫なんかじゃない。『優しさ』っていうずっと誰にも負けない強さを持っていたじゃないか。俺はお前から教わったんだぜ。」
『闘いの儀』… ゾークを倒し、現実世界へと帰ってきた俺に課せられた最後の試練。今までずっと俺の背中しか追いかけられなかった相棒がたった今、俺を越えたんだ…。
これならもう思い残すこともない。
「遊戯!!『王』だろうが『アテム』だろうが、お前は遊戯だ!!千年経とうが、俺たちは仲間だ!!」
そうだ…俺にはこんなに素晴らしい仲間たちがいるじゃないか… いつになっても消えることのない俺たちの『友情の輪』
「決して忘れないよ!!君のことを!!」
俺も忘れないぜ相棒…さらばだみんな…
眩しい光がアテムを包む…
そしてアテムが目を覚ますとそこは…
「………………………は???」
一体どこだと言うのだここは?目の前にはまるで西洋を意識させる街並みが広がっている。呆気に取られすぎていて、前方からすごい勢いで近づいてくる影に気が付かなかった。
バンッ!!!!!!!!
「いったああああああ!!」
「グハァ!!…………!?」
遊戯が気づくと目の前には金髪の小柄な少女が立っていた。
「いってえな……兄ちゃんどこ見てんだよ!!」
「すまない……道に迷ってしまったようでな」
「はぁー!?知るかよ!!…って、こんなとこで時間潰している場合じゃねぇ!!!!」ビュッ
「…ま、待ってくれ!!……行ってしまった…」
………
三分ほど立ち尽くしアテムはようやく気づく。
そう…
「俺は…
~~~~~~~
「とりあえずこの世界を探索してみるか」
こんな状況でも慌てずにいられることに彼は自分で呆れてしまう。言うなれば慣れっこなのである。
路地裏についてアテムは少し休憩していた。
「やれやれ…厄介なことになったぜ。俺は1体…どうしたらいいんだ。」
ここで、アテムは街を探索して得た情報を整理してみる。
ここでは人間に加え、どうやら動物が二足歩行をしているようだ。おまけに言葉も喋れる。しかし、街の至る所に書いてある文字は読めない。
大体の情報を整理し終え、これからどうするかを考え始めた時、アテムの目の前に3人のガラのわるそうな男達が現れた。
「おい兄ちゃん…何ブツブツ言ってやがんだ?出すもん出しやがれ…」
「…なんだ?お前達は………!!」
「俺達が何者だろうがそんなことはどうでもいいんだ!!さっさと金目のもん出さねぇと……『
「『
「ああそうさ…3対1でお前を叩きのめしてやるぜ…」
(どうやらこの世界にもデュエルがあるみたいだな!!……だが今の俺はデッキは持っているがデュエルディスクは持っていない…)
アテムは目を閉じてどうするべきか考える…
(この世界にもデュエルがあることが分かった…きっとデュエルなら、俺を進むべき道へと導いてくれるはずだ…だからこのデュエル、逃げる訳にはいかない!!)
「……デュエルディスクがないから地面にカード並べてデュエルじゃダメか???」
「「ダメに決まってんだろ!!!!」」
「やっぱりか…」
これではどうしようもない。必死で他の打つ手を考えようと頭を回転させるが何も思いつかない。このままではまずい…そう思ったときだった
「そこまでよ!!悪党たち!!!!」
「!?」
突如目の前に少女が現れる…銀色の髪に紫紺の瞳とても美しい顔立ちをしていて耳が長い……ふとアテムは彼女をどこかで見たことがあるような気がしたが思い出せなかった。
(エルフか……)
アテムはその少女の容姿を見てそう判断した。実際デュエルモンスターズにもエルフのモンスターは数多く存在する。アテムの使用するカードにもエルフモンスターは含まれているのでアテムもエルフの外見の特徴はなんとなくだが分かるようになっていた。
「さあ、あなた達。今ならまだ許してあげるわ。すぐに盗んだものを返してちょうだい。」
「はぁ!?何の話だよテメェ!?」
「俺達がいったい何を盗ったって言うんだ!!」
淡々とことを告げる少女に憤慨する3人。
ーーーやれやれまた面倒なことになったな
冥界へ帰るはずだった『王』の長い長い異世界への寄り道が幕を開けたのであった……
下手くそ強引展開ですみません。これからもっともっと上手くなっていけるよう努力をしていきます故、長い目で見守っていただけると幸いです。では、次回でまたお会いしましょう!!