東方の世界に平和の狐を!! 作:RUZE@Re_SE-SEN_eR
どうもー!せーせんです!!
最近はゲームばっかで運動をしていないせいか、バイトで体力の衰えを感じます。
これは、まぁ個人の感想なのですが…。
「俺が教えてやろうか…?“運動”を…?(笑)」
あ、間に合ってます。では本編の方どうぞ!
「逃げないでこっちに来いよ、な?」
ひぇぇぇー…!
羽島は、彩花が中級妖怪を倒したのを確認してからそっと小さな妖力の気配のする者の背後に回る。
「君は?」
そこに居たのは、紫より一回り小さい背中に黒い翼をはやした女の子が急に羽島に話しかけられ、怯えていた。
「あ、ぁう…!?」
羽島は女の子を怖がらせないようにと、笑みを浮かべてもう一度問いかける。
「君はどこから来たのかな?迷子?」
この言葉だけ聞くと、ある意味誘拐犯として捉えられそうだ。
「わ、私は…射命丸…文…、っか、鴉天狗一族で、す」
文は怯えながら、少しぎこちない受け答えをする。
「そう、か…彩花、この子は大丈夫だから僕が送っていくよ」
彩花は羽島の方を見て一礼をしてその場から退散した。
そして羽島は笑顔の顔を保ったまま、文に手を差し伸べる。
文は怯えながらも羽島の手をそっととる。
「いい子だね」
羽島は浮遊魔法を使い、空高くまで飛び上がる。
「わぁ…!」
普段体験することのない体験に、文は少女らしい笑顔を初めて羽島に見せる。
「えっとー、文が住んでいる場所ってわかる?」
「え、えっとー…あっちの方に里があり、ます」
羽島は文が指をさす方向へと右目の能力?を使って妖力が集中した里を探す。
「ちょっとまってねー…んーと、そこか…ちょっと掴まっててね」
「え、ぁっきゃぁ!!」
羽島は妖力が密集しているところへと飛行する。
「人なのに飛べるんですか!?」
羽島は少し文の体を浮かせると変化の術を使うと羽島の体は煙に包まれる。
「これで分かったかな?」
文は自分がふわふわの何かの感触に捕らわれていることに気が付く。
「狐の妖怪なんですか?」
「まぁ、そんな所かな…?」
その後も、羽島は文と他愛もない話をして、結局里の近くに着くまで一時間くらいかかった。
「んじゃぁ、僕は此処で失礼するよ」
羽島はそっと文を背中から降ろすと文はどこか寂しそうな表情をして羽島を見る。
「また…会えます?」
そんな文の言葉に羽島は優しく頭をなでながら答える。
「そうだね…君が、その時まで待っていてくれたなら、僕はまた君に会いに行くよ」
羽島はその言葉だけを残し、文の前から転移魔法で消える。
◇
「羽島様、お帰りなさいませ」
羽島が家に戻ると玄関で彩花が和服を着て出迎えてくれていた。
「うん、ただいま!」
羽島は今日最高の笑顔で返すと彩花の様子がおかしくなったのは、気のせいだろう。
「…!///」
明日も忙しくなりそうだ。そんな予感がしているのはきっと羽島だけなのだろう。
そんなことを思いながら、夕暮れに染まった空を見て溜息を吐くのだった。
明日の空は何色かな?
―冬菜月 羽島
次回 師匠と弟子と…