何かしらの評価をしていただけると、作者のテンションが上がります。
「司令官、工房が壊れた」
「何だって!?」
「これを見てほしい」
「えっと・・・建造時間が128時間?何だこれ?」
「私にもわからない」
「ふーむ、取りあえず高速でやっておいてくれ」
「わかった」
~俺視点~
参った。何が参ったって?
神様のミスで、不運にも事故死した俺は神様の勝手で艦これの世界に飛ばされることになった。
幸い、軍事知識はある程度あるから問題はないんだが、問題なのは俺自身が司令官になるのではなく、艦娘として転生させられるらしい。
おまけに、イージス艦を代表とする現代の軍艦や第二次世界大戦の軍艦ではなく、A-150戦艦という計画倒れした戦艦にイージスシステムなどを搭載した軍艦として転生する。
その時の姿は、背中にVLS、両肩にCIWS、両脇後ろに51センチ連装主砲が2基、両腰にはSSM4連装発射機が刀のように刺さっていて、127ミリ単装砲が両方の主砲の後ろに2基ずつ、合計4基と両方のこめかみにはSPY-1対空レーダーがスノーゴーグルの横に付いている。
おまけに、VLSの間から伸びているマストがあり、マストにはECMとOPS-28D水上レーダー、OPS-20航海レーダーが取り付けてある。
そんな俺の容姿は、黒髪ロングを後ろで束ねてポニーテールのようにしてあり、豊満な胸に合わせるかのように黒地に白いラインと赤いネクタイがある女子用のセーラー服と膝上まであるスカートを身につけていた。
(容姿に関しては美人だから文句はないんだが、せめて提督として生まれ直したかったよ)
俺はそう思いつつ、先ほどの2人の会話である程度の状況がわかった
まず、女の子の声はおそらく響だろう。抑揚が少なく、口数もそれほど多くもない艦娘はそう多くはないからな。
そして、もう1人の声は俺の提督になる男の声だ。
こいつの命令で戦地に向かい、深海棲艦と戦うことになるだろう。
また、ここは工房で建造中の艦娘が俺、建造が終わったら自己紹介をしないといけない。
(まぁ、単純に事実を言えばいいから苦労は少ないんだけどね~)
「司令官、新戦力が加わったようだよ」
その声と共に、身体を動かせるようになって目も開けるようになった。今まで、身動き1つできない上に目も開けなかったから、それだけでもありがたい。
そして、ブシュゥゥゥという音と共に扉が開いたので、起き上がって外に出てみるとそこには響と提督らしき男性が立っている。
「響、この人は誰?」
「わからない。私も初めて見る人」
そう言われたので、俺は考えていた台詞を言う。
「俺はイージス戦艦の“紀伊”。A-150戦艦として計画されていたけど、現代化改装によって得た神の盾と分厚い装甲であらゆる攻撃を防いでみせる。・・・よろしく」
(ふーむ、活発な艦娘みたいに言ってみた方が良かったかな?でもそれだと妙に性に合わないんだよねぇ)
「イージス戦艦?初めて聞いたな」
「多分、俺が初めて名乗ったと思う」
「となると、そのこめかみに付いているのが・・・」
「SPY-1レーダーだね」
俺がそう思っているところに、提督が話しかけてきたのでそう返しておいた。
「君のような軍艦がいれば良かったんだけどねぇ」
「いなくて済まない」
「あ、いやいや。君を責めてるんじゃないんだよ」
「それにしても大きい艦娘だね」
「あぁ・・・」
実際、今の俺の身長は180センチぐらいとかなり高い。
前世では、170センチに届かない身長に嘆いたがこの世界では高身長で悩みそうだな。
「さて、呉鎮守府にようこそ!私は
「えぇ、よろしくお願いします」
「それで・・・現代艦ってことはステータスはどうなっている?」
「さぁ?目覚めてからさほど、経っていないからわからないわ」
実際、どうなっているんだろうな。
A-150戦艦、いわゆる超大和型戦艦って詳細な設計が成されないまま、計画倒れになったから俺もよくわからないんだ。
「てーとく、ステータスに関する書類、持ってきたよ」
「おぉ、ありがとう。妖精さん」
あっ、妖精さんって本当にいたんだ。2頭身から3頭身ぐらいの小さな女の子が、厚めの書類を持ってきてくれた。
「これが紀伊のステータ・・・ファ!?」
「!?どうしました!?」
「紀伊・・・これはさすがに・・・」
「そんなに危ない数値ですか?」
提督が振動マッサージレベルで震え始めたので、書類を受け取ると普通ならあり得ないことが書かれていた。
――――――
◇紀伊、艦船ステータス◇
耐久:110 火力:150
装甲:125 雷装:170
回避:110 対空:350
搭載: 10 対潜:230
速力:高速 索敵:400
射程:超長 運 : 80
最大消費量
燃料:300 弾薬:900
――――――
「うわ~、運以外の全てのステータスが3桁ですか。しかも最大消費量が弾薬で900ですか。時と場合を考えないとすぐに資源が底をつきます」
「燃料はともかく!何で弾薬をそこまで使うの!?」
「多分、ミサイルなどに使うんでしょう」
「しかも修理の時の消費量ももっと多い・・・こんなことなら資源をもっと溜めておくんだった・・・」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫大丈夫・・・それはともかく、新しい顔も増えたし、歓迎会でも開くか」
「賛成。早速、お披露目だね」
提督がやや、しょぼんとした顔だったが歓迎会のために気持ちを切り替えたようだ。
と言うことで、提督と響の後をついて行く。