やはりボクが愛した八雪にまちがいはない。   作:紅魔狐

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初めての作品です。よろしくお願いします。


やったねはっちゃん!

よっはろー坂ノ下橙乃(さかのしたさかの)です。

突然ですが、ざっと自己紹介をさせていただきます。

あ、一人称はボクで女子ですが、男子制服を着てます。

なんとボクには前世の記憶があるのです。いやはや驚き~!

そして、この世界は『俺ガイル』のようです。

なんと嬉しいことで!どうやら神様は死んだボクに最高のプレゼントをくれたようです。

それからもう一つ神様がプレゼントをくれたようで容姿がとても雪ノ下さんに似ています。親戚ですらないけれどなぜかね。だから、迷惑にならないように前髪を長めにし、伊達眼鏡を掛け、ポニーテールにしています。これでわかる人はいないね。

さて、そんなボクですが、今何をしているかというと例の作文で比企谷と一緒に怒られています。

 

「なぁ、君たち。私が授業で出した課題はなんだったかな?」

 

「そんなの決まっているじゃないですか。『高校生活を振り返って』ですよ。先生の言葉をボクが簡単に忘れませんよ」

 

「そう言ってくれるのは嬉しいが、なぜ君たちは犯行声明とラブストーリーを書き上げてるんだ?テロリストなのか?小説家なのか?

私はたった今大事な用事が出来たぞ。犯行声明を警察に届け、ラブストーリーを投稿サイトに晒すという大事な用事がな」

 

「「ごめんなさい」」

 

二人で同時に謝る。

怖っ。そんなことされたらボクはこれから誰に見られたか分からずビクビク過ごす日々が始まっちゃうじゃないか!

 

「君たちの目はあれだな、腐った魚の目と死んだ魚の目のようだな」

 

「腐った魚の目だってさ、比企谷」

 

「なに言ってんの?腐った魚の目はお前だから」

 

「残念だったな、比企谷。君が腐った魚の目だ」

 

ていうか、ボクの目が死んだ魚の目とか、初めて言われたよ。こりゃ、銀さんのコスプレもいけるかな?

 

「別に残念でもねーし...。つか、そんなDHA豊富に見えますか?賢そうっすね」

 

まあ、確かに賢いな。ズルい方で。

 

「比企谷。この舐めた作文は何だ?一応言い訳くらいは聞いてやる」

 

「ひ、ひや、俺はちゃんとした高校生活を振り返ってますよ?近頃の高校生はらいたいこんな感じじゃないでしゅか!だいたい合ってますよ!」

 

めっちゃ噛みまくりだ。頑張れ比企谷!

 

「他人事のように見ているが君も何だこれは?君は頭がいいからな。こんなものは書かないものだと思ったぞ?」

 

標的がこちらに変わったようだ。

怒られている理由。それは作文の内容がまったく違うものになっていて、ある二人の高校生のボクの妄想120%で出来た作文を書いたからだ。いや作文じゃなくてもう一つの作品ができてるけど...

 

「しょうがないじゃないですか!ボクがこの学校にいるのはその作品に出ている八雪を現実で成立させるためですよ!その目的がなかったら、ボクは今ここにはおらず家にひきこもってますよ!」

 

ちょっと冗談を入れて言ったつもりが、先生には本気に聞こえたらしく引かれた。べ、別に悲しくないぞ!

 

「君の作文?にはあまり触れないでおこう。して、比企谷、普通こういうときは自分の生活を省みるものだろう」

 

「だったらそう前置きしておいてください。そしたらその通り書きますよ」

 

「そうですよ。これは先生の出題ミスですよ」

 

「小僧、小娘、屁理屈を言うな」

 

「小僧って......。いや確かに先生からしたら俺らは小僧とかですけど」

 

ダメだ!比企谷!その言葉は!

そう思うのも束の間、風が吹いた。ボクと比企谷の間に握り拳があり、頬を掠めていた。

 

「次は当てるぞ」

 

「比企谷はいいですけど、ボクは勘弁でぐほぁ」

 

「次は当てると言っただろ」

 

この人、手出したよ。生徒に。しかも女子に。なにが愛の鞭だよ。この拳に愛がなかったよ。うわー腹痛ー。

 

「はぁ...君たちは部活やっていなかったよな?」

 

「「はい」」

 

「......友達はいるか?」

 

「びょ、平等を重んじるのが俺のモットーなので、特に親しい人間は作らないことにしてるんですよ、俺は!」

 

何故か俺はがとても強調されていた気がする。

 

「君はどうだ?」

 

「クラスでよく話しかけられますけど、あれは友達じゃないですね。でも、友達になりたい人はいますよ」

 

もちろん比企谷と雪ノ下さん、それに由比ヶ浜だ。

由比ヶ浜はよく話しかけてくるけど、ボクは相手が友達だと言ってくれないと友達と思えない。そして、由比ヶ浜の口から一言もボクと友達と言ってないので友達じゃない。泣いてないよ。ほんとだよ。

 

「つまり、いないということだな?」

 

「た、端的にいえば......」

 

「ええ、いないです。いないですよ!」

 

くそぅ、泣いてないからな。これは目から汗が出てるだけだから。

 

「そうか!やはりいないか!私の見立て通りだな。君たちの目を見ればそれくらいすぐに分かったぞ!」

 

なんでそんなにやる気に満ち溢れてるかな。あれか、嫌がらせか?

 

「......彼女や彼氏はいるか?」

 

平塚先生は遠慮がちに聞いてくる。

 

「今は、いないですけど」

 

「ボクもいないですよ。けど、好きな人はいますよ」

 

「なにぃ!もう告白したのか!私より先に男女交際を始めるなんて許さんぞ!」

 

「落ち着いてください。告白する気はありませんよ。ていうか、教師なら生徒の恋路くらい応援してくださいよ」

もう誰か貰ったげて......

 

「いや、それはダメだ。生徒同士の不純異性交遊は止めなくては」

 

「そんな堅いと結婚できないっすよごふっ!」

 

比企谷がボクの二の舞になった。

 

「......よし、こうしよう。レポートは書き直せ」

 

「「はい」」

 

ですよねー。わかってたよチクショー。

だが、内容が思い浮かばない。よし!テキトーにでっち上げよう。やったねはっちゃん!これでレポートは解決だよ!

 

「だが、君たちの心ない言葉や態度が私の心を傷つけたことは確かだ。女性に年齢の話をするなとおそわらなかったのか?なので、奉仕活動を命じる。罪には罰を与えないとな」

 

何!ボクも奉仕部に入ってもいいんですか!そんな、これが罰だって?とんでもない!我々の業界ではご褒美です!業界ってなんだろ?

比企谷は嫌そうな顔をしている。ふっ、悲しい奴め。

 

「奉仕活動って......何すればいいんですか?」

 

「ついてきたまえ」

 

ボクは喜んでついていく。

平塚先生は止まっている比企谷の方を振り返った。

 

「おい、早くしろ」

 

比企谷は慌てて追ってきた。

 

 

 

 

 

 




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