Fate/ fallen brade   作:阿後回

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ギリギリ、間に合わなかったか・・・

番外編、投稿・・・というところで、stay night 編。
stay night では、士郎君はヘブンズフィールルート以外召喚できません。



IFルート
番外編 ヘブンズフィール


街中に二人、雪のように白い少女と、場違いなほど赤いローブを着た男がいた。

 

 

「御機嫌よう・・・お兄ちゃん」

 

 

年齢には似つかわしくない優美な姿で少女は挨拶をする。

 

 

「はじめまして、私はイリヤ。

イリヤスフィール・フォン・アインツベルンと言えばわかるかしら?」

 

かしこまった姿を見て、ローブの男が口を手で押さえている。

 

「なんですって!?」

 

黒髪の少女は、アインツベルンに驚いたようだが、お兄ちゃんと呼ばれた少年は、頭に疑問符を浮かべており、その隣で金髪の少女が警戒を強めた。

 

「ぷっ、ククク・・・そんなんじゃ、()()()はわからないって言ってるだろ、マスター」

 

そんな様子がおかしいのか、男は・・・少年のような口調でその様子を笑った。しかも、この口調から、赤髪の少年を馬鹿にしているのがわかった。

 

「もうっ・・・それじゃあ、格好がつかないでしょ!!!()()()()

 

男・・・ルーラーは、彼女を顔が半分ほど隠れているローブ越しから彼女を見た・・・どうやら、マスターと思われる少女に呆れているようだ。

 

「「ーー裁定者(ルーラー)ですって(だと)ッ!?」

 

今度は二人・・・先程の黒髪の少女と金髪の少女が驚いた。その様子に、赤髪の少年がこの状況を把握できないでいる。

 

「はあ、これだからイリ・・・マスターは」

 

ついに、言葉に出してしまう。

 

「もういいわ、戦って、ルーラー!!!」

 

その言葉にキレた少女はルーラーをけしかけてきた。

 

 

 

・・・・・この関係の始まりは、約二ヶ月前まで戻る。

 

 

「もうッ!!お爺様ったらヘラクレスの触媒さえ取りに行けないなんて、どういうこと!!!」

 

アインツベルンとして・・・そして、()()()()()()()()()()()()()()ことが、私の聖杯戦争の参加理由だった。そのためにどうしても必要だった、ヘラクレスの触媒。

 

しかし、触媒は()()()()()()()()()()()()()()、いまこうして私は召喚する羽目になっている。

 

「それに、盗まれたってなによ!!!

ちゃんと管理できてないのが悪いんでしょ!!!」

 

そのことにお爺様は怒っていた。しかし、その八つ当たりは私にぶつけられる。お爺様に愚痴を言われてしまい、私には本当に不愉快であった。

 

「ほんと、耄碌したお爺さんってやんなっちゃう」

 

お爺様に言わせれば、御三家とも呼ばれるアインツベルンが縁召喚などしてはならない・・・と言っていたけれど、

 

「それをやる羽目になった原因はどこのどいつよ」

 

私はそのせいで、ほんっとうに、不愉快だけど、私は自分を触媒として縁召喚を準備に取り掛かる。

 

「お嬢様、それは私たちがッ!?」

 

「いいわ、私がやる」

 

側仕えのホムンクルスが準備を邪魔しにきた。

きっと、私の召喚陣になにかするつもりだわ。

 

「私は誰も信じない」

 

キリツグも、お母様も、お爺様も・・・アインツベルンさえも信じない・・・だって、どうせ裏切るのだから。

 

 

「・・・できた!」

 

 

私は誰の手も借りず、一人で召喚陣を完成させた。途中、ホムンクルスたちが私の手伝いをしようとしてきたが、何をされるかわからないし、その度に断っていた。

 

これで、召喚を開始できる。

 

たしか、お爺様はバーサーカーを召喚しろと言っていたっけ・・・・・

 

私は自身を触媒に召喚を開始する。

 

 

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公」

 

たしか、バーサーカーを召喚するには一説言葉を加えるんだったよね。

 

「降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

あれ・・・どういうこと?

 

「閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ」

 

()()・・・()()()()()()()()()()()()()()!?

 

「繰り返すつどに五度」

 

・・・・・止まって、

 

「ただ、満たされる刻を破却する」

 

止まって、まだ言ってない!!!

 

「――――告げる」

 

止まってよ!!!

 

「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に」

 

もう少しで召喚が始まっちゃう!!!

 

「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

どうやら止めることはできないみたい。

 

「誓いを此処に」

 

なら、このまま召喚するわ。きっと強いサーヴァントが来るってことを願って・・・・・

 

「我は常世総ての善と成る者」

 

『この世に善なんかない』・・・()()()()()()()()()()

 

「我は常世総ての悪を敷く者」

 

白く輝く剣と、黒い神殿が見える。

 

 

 

()()()()()()()()()()

 

 

その一説は、誰かの生を表しているようだった。

 

 

「汝三大の言霊を纏う七天」

 

 

そして、勝手に紡がれた言葉は・・・・・

 

 

「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

 

光とともに、()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

「サーヴァント、()()()()

俺を召喚した・・・()()()()()()()()()()()

 

 

そうして、裁定者は召喚された。

 

 

 

・・・私は、今でも思い出すことができるだろう。

 

 

 

・・・・・あの日々のことを。

 

 

 

血のように赤いローブをして纏って、

 

 

 

私の世界を救ってくれた、報われない貴方。

 

 

 

だから、たとえ何年でも思い出すだろう。

 

 

 

・・・・・貴方がいた日々を。

 

 

 

・・・・・貴方と最初に出会った夜を。

 

 

 

「まだ名前を明かすつもりはないから、『バルバ』とでも呼んでくれ」

 

 

 




とりあえず、ようやくかけたステータス。

クラス:裁定者

真名:シロウ

身長:166cm

体重:56kg

属性:混沌

ステータス:筋力B/耐久A/敏捷C/魔力EX/幸運D−

好きなもの:魚、キノコ、仲間たちと過ごすこと

嫌いなもの:抑止力、神

詳細:未開放

スキル

七大罪を背負いし者:EX
七つの罪を背負ったものの称号。
令呪などの絶対命令権の無効化が基本的な能力。


イグドラシルの証明:EX
神との融合で得た能力。
マスター、もしくは自身への抑止力からの干渉を防ぐことができる。

神性:EX
神と融合しているので、神霊適正もEX

奇跡:B
神の奇跡を擬似的に起こすことができる。
しかし、サーヴァントでの召喚ために、ランクは落ちている。


宝具

未開放:EX


まだ、未開放の部分がありますが、そこはシロウの過去編が終わってから開く予定です。

今後の番外編についてはあとがきの方で記載します。

あとがきについては、今日の夜までに書く予定なので、見てくれるとありがたいです。

番外編に関するアンケート

  • 1.間桐雁夜に召喚されるZERO編
  • 2.岸波白野に召喚されるEXTRA編
  • 3.FGO二部を暴走して終わらせる編
  • 4.始まらないヘブンズフィール編
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