Fate/ fallen brade   作:阿後回

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今回、戦闘回だけなので若干短くなっています。
戦闘描写に関してもかなり拙いものですが、ご了承ください


第七話 『投影』・『楔』・『罪の記憶』

「『バーサーカー(これ)』が()()()()()()()()()()か」

 

()()()()()()()()()()

()()()()()・・・・・『()()()()()()』。

 

『きゃハハハ!!!セマって来んナ筋肉だるま!!!』

 

()()()()()()()()にイリヤ達を回収してもらい、適当な剣を投影して意識をこちらに向けさせる。バーサーカーは牽制したことにより意識が向き、イリヤ達と同じように斧剣で吹き飛ばそうとした

 

「ーー■■■■■■■■!!!」

 

攻撃を防がれたことに気づいたバーサーカーは、瞬時に別の方向から俺を切り裂こうとする。

 

「『投影(トレース)開始(オン)』」

 

背後に妹たちがいないことを確認、すぐに攻撃へと転じる。

 

()()』の銃を持つ右手に(タマ)を装填。

奴が振りかぶった斧剣に撃ち、間合いを取る。

 

一発の威力で煙は上がったもののやつの腕は傷一つなかった。

 

『オイおい、キず一つツイてねえジャネエか』

 

「やっぱり、低ランクの宝具にでは届かないか・・・・・仕方がない」

 

『ヘェ・・・使ウのかアレを』

 

「ああ」

 

オグドモンへの返答を返すと同時に・・・・・

 

 

()()()()()()

 

 

 

「『憤怒の剣(ツミノキオク)ーー接続(リンク)』」

 

 

右腕から赤の紋章が浮き出る。

 

紋章の光により、黒のキーホルダー・・・『デジモンミニ』が変化する。黒と白の二色とともに、手のひらにちょうど収まる形の『デジヴァイス』へと()()()()()()

 

 

集中しろ、集中しろ、集中しろ。

 

 

「■■■■■■■■■■ーーーー!!!」

 

 

奴の咆哮、それと同時に俺へと迫る奴の突進。

 

 

「―――I was the bone of my sword(体は剣で出来ていた)

 

 

意識を変え、違う詠唱を並行して行う。

 

「ーーーー■■■■■■■ーー■■!!!」

 

迫る咆哮、斧剣に込められた力は相当なものだろう。

 

しかし、同時に投影すべき『武器』の選択はかなり絞られた。

 

「『拘束包帯(スネークボンテージ)』ついでに・・・」

 

マミーモンが操った包帯で手と足それぞれ包帯の先が三つに分かれるように縛り付け、その先には『干将莫耶』の持ち手に括り付けた。簡易的に地面拘束したのだ。

 

 

「ーー■■■■■■ーーーー■■■■ーー!!!」

 

その行為がバーサーカーの逆鱗に触れ、さらに暴走と咆哮が高まる。

 

それをあえて意識せずに『接続(リンク)』へと集中する。

 

 

 

「『投影(トレース)ーー接続(リンク)』」

 

 

 

『記憶』・・・かつてそれは『勇気』を受け継いだ少年と『優しさ』をつかさどった少年二人とそのパートナーが起こした・・・・・いや、それを願う全ての者達が起こした『奇跡』。

 

 

「ーー憑依経験ーー開始」

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

()()()()()()()()

 

『願い』を『欲望(ねがい)』へ・・・・・

 

「ーー憑依経験ーーーーーー完了」

 

「ーーーー工程終了。『現実生成(リアライズ)』」

 

そこへ顕現するは、記憶の中の剣ではない。

欲望(ねがい)』と『罪』により作られた。

 

 

「『終焉防ぐ欲望の剣(オメガ・ブレード)』」

 

 

かつて『英雄』が使った剣は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

英雄の剣よりも、こちらの方が俺には似合っている。

 

「ーーーー■■■■■ーー■■?」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()

このことにバーサーカーは何が起こったのか分からず、一瞬動きを止めた。

 

()()()()()()()()()()()

バーサーカー自身が絶対と信じる『宝具』を消し去るなんてことは・・・・・

 

「ーー■■■■ーー!!!」

 

しかし、自身の体(剣の脅威)に気づいたのか、バーサーカーは自身の武器で強引に包帯を切り裂き、()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

拘束は剥ぎ取られたが、時間稼ぎは終了した。

 

迫るバーサーカー、俺の慣れ親しんだ剣。

 

あのときとは違う武器だが、決して外しはしない。

 

「『終焉防ぐ欲望の剣(オメガ・ブレード)』ォォオオオオ!!!」

 

「ーーーー■■■■ーー■ー■■ーーー!!!」

 

俺とバーサーカーの咆哮と同時に、バーサーカーの斧剣と『終焉防ぐ欲望の剣(オメガ・ブレード)』が交差した。

 

 

その後、周りは煙に包まれた。

 

バーサーカーを切り裂いた。その感覚はたしかに存在はした(あった)終焉防ぐ欲望の剣(オメガ・ブレード)を消して、周囲の確認しようとしたとき、背後で黒い巨躯が斧剣()()()振り上げていた。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

「わかっていた・・・あんた程の英雄が一撃で終わることがないくらいな」

 

だから、こうして()()()()()()()()

 

 

「■■■■■■■■■■■ーーー!!!」

 

 

射殺す百頭(ナインライブズ)

 

攻撃が一つに重なる程の『()()』の九連撃。

それはまさに『()()』といってもよいだろう。

 

 

 

 

「『交代(チェンジ)ーーーーー『怠惰の剣(ツミノキオク)』」

 

 

()()()()()()()()()()()()()

 

 

「『現実生成(リアライズ)ーー主に仕えし最防の盾(アヴァロン)

 

 

かつて世界を滅ぼそうとした神。

その神に仕えていた騎士が使っていた、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

それは彼の中にある『鞘』と同じ名前で、()()()()()()使()()()()()

 

「『絶対防御(ゴッドブレス)』」

 

高速の九連撃に対し、全方向の衝撃を完全に霧散させた。

宝具の発動後必ず、サーヴァントの隙は大きい。

 

 

「ーーーー『現実生成(リアライズ)』」

 

 

手元に現れるのは()()()()

 

 

投影(トレース)、『現実生成(リアライズ)』」

 

その銃は決して強い物ではない。

しかし、込められた(タマ)()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

「『喰らいやがれ、チェックメイトだ』」

 

 

バーサーカーの頭部は一撃で吹き飛ばされ、もう二度と戻ることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「俺は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

カードを拾う士郎の言葉は誰にも届かない。

 

 

 

 

 

同時刻、青のパーカーを着た人影が少女達の周りに座って電話をかけていた。

 

「最近の僕の扱いって本当に酷いと思わないか、Y?」

 

『ハハハッ、それは前からだと私は思うけど、M』

 

声からして男性、しかも相手は女らしい。

人影はフードを顔が隠れるくらいに被り、フードの中にも仮面をつけている。

 

人影はすぐに目線を一つの方向へと切り替えた。

 

「はあ、どうやら『ネズミ』は起きていたようだ」

 

『ふーん、おまえに気づかれなかったなんて相当なものなんじゃない』

 

 

そして、人影は少女が倒れていた場所の一部をじっと見つめる。すると、中から赤いステッキが現れた。

 

「ルビーちゃんを見破るとはなかなかの手練れですね」

 

 

赤いステッキと怪しい仮面の人影との会話が始まった。

 

 

 




テストのほうはなんとか乗り切れそうです。
誤字・脱字等あればよろしくお願いします。

ー追記ー

12月25日

設定変更により、少し内容を追加しました。


番外編に関するアンケート

  • 1.間桐雁夜に召喚されるZERO編
  • 2.岸波白野に召喚されるEXTRA編
  • 3.FGO二部を暴走して終わらせる編
  • 4.始まらないヘブンズフィール編

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