Fate/ fallen brade   作:阿後回

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大変遅くなってすみません!!!
今回、原作とは違う展開へといきます。


第十三話 依存とチケットと槍

 

・・・ああ、なんでこんな目に・・・・・

 

 

 

 

 

 

ふざけるな・・・ふざけるな、なんでなんだよ

 

 

 

 

 

・・・・・選択権なんて(えらべるはず)なかったのに

 

 

 

 

 

ーーーーー『ーーー(選べ)』って、言ったのはそっちだろうが!!!

 

 

 

 

 

 

・・・こんな結末(こと)が・・・・・あってたまるか!!!

 

 

 

 

 

・・・・・・・・もう・・・いい、わかった

 

 

 

 

 

()()()()()()切り捨てて(えらんで)やるよ

 

 

 

 

 

 

・・・・・そのかわり、覚えておけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー(アイツ)』との約束を破らせた『ーーーー(オマエラ)』を

 

 

 

 

・・・・・俺破絶タイに許さなイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おい、衛宮・・・衛宮・・・・・衛宮!!!」

 

 

ふと、目の前を見ると慎二がいた。

 

「ようやく起きたのかよ。もう、放課後で教室には誰も残っていないのに寝てるなんて、ほんっとうに呑気なやつだなあ、衛宮は」

 

そういえば、午後の授業中から意識がない。

それどころか、()()()()()まで見せられた。

 

(これは、昨日、イリヤの部屋で徹夜したのが原因かもな)

 

 

 

 

昨晩、自宅に帰るとリズにイリヤの部屋へと連れていかれた。

イリヤが高学年になったときから、あまり入らなかったその部屋、俺にとっては少し懐かしい・・・・・と普段なら言えただろう。しかし、現状ではそうも言っていられなくなっていた。

 

 

『・・・・・お兄ちゃん・・・行かないで』

 

 

イリヤはうなされながら何度も何度も俺を呼んでいた。

三年前、入院が終わり家に帰った後・・・イリヤが俺のあとに引っ付くように、後ろについてくることが多くなった。当時、小学生低学年だったイリヤにとって、身近な・・・それも家族がいなくなるということは、俺が思っていたよりとても重かったのだろう。

当時のイリヤは毎晩うなされ、俺の名前を呼び続けた。それを見た・・・そのときから俺は、イリヤに気を配るように気をつけていた。

 

イリヤの寝る前には、寝るまでそばにいて『デジタルワールドの英雄譚』を少しアレンジして聞かせていた。

 

最近といってもここ一年ほど前には、イリヤがようやく一人で眠れるようになったのだが、またそれが再発していた。

 

(どう考えても、昨日アサシンだから気を抜いていた俺が悪いんだけど・・・・・)

 

最近の癖になりつつある溜め息をついて、友人の某ワカメ(シンジ)を見る。

 

 

「・・・おい、今とても失礼なこと考えただろ」

 

・・・げっ、なぜバレた。

 

『ンなモん、オ前がバレや巣位だけダロ』

 

 

「・・・・・・・いや、そんなことはないよ」

 

いつもと同じように、言葉を無視して慎二へと集中する。

 

 

「なんだよ、その間は・・・まあいい、俺もお前を待っていたしな」

 

 

はっ・・・俺を待っていた?あの、慎二が?

 

「な〜に、驚いてんだよ!

そんなに俺が待っていることが意外なことなのか?」

 

『「意外だ」』

 

慎二は俺の言葉に拗ね始め、ボソボソと何かを呟き始めた。

 

(やっぱり、違うんだな)

 

中学入学の時からの友人だった慎二に対して、俺はかなり疑問に思うことがあった。

しかし、あの『罪の剣(ツミノキオク)』で見た衛宮士郎の友人の『間桐慎二』と、俺の友人の『間桐慎二』は別人なのだと自覚した。

 

 

「・・・俺が、悪いってのかよ。ああ、そうだよ。いつもいつもいつもいつもいつも・・・・・」

 

 

『アあ、又はじマッたか』

 

あっちの慎二との相違点においては、こっちの慎二はとにかく自信がない。並行世界(あっち)の慎二と同じように陰湿な性格ではあるものの、こちらの慎二は有能ではあるが、自分に自信がない上に、それを隠そうとしている。

四年ほど友人をやっていたので、以前その場面に立ち会ってしまい、俺の目の前ではこんな風に泣き言を言うようになったが、その原因までは理解していない。

 

本当に妹をいじめたり、殺したりした並行世界(あっち)の慎二とはえらい違いだ。

 

・・・・・こいつ、偽物か?

 

いや、(慎二のトラウマで)話が長くなる(とまらなくなる)前にさっさと要件をすましてもらおう。

 

「・・・・・あのさ慎二、さっき言ってた用事って一体なんなんだ?」

 

「いつもい・・・へっ?」

 

「ああ、だから・・・」

 

 

慎二が正気を取り戻して、(繕った)自信に満ちた表情でバッグの中から取り出しながら言った。

 

 

「・・・・・ふっふっふ・・・おい衛宮、衛宮。この手の中にあるものがなんだかわかるか?」

 

「手の中って・・・それ、ライブのチケットか?」

 

自慢げに取り出したものは、ライブのチケットであったがそれがなんになるんだ。

 

「ああ、そうだ。・・・これはな、今ネットで大人気のヴィジュアル系バンドのロッカー『ジミィKEN』さんのライブチケットだ!!!」

 

そういえば聞いたことあるな・・・一部のカルト的な人気を誇るヴィジュアル系バンド『ジミィKEN』。

 

「でも、ネット界隈でしか有名でない人が、いきなりライブなんてやって大丈夫なのかよ?」

 

「いや、何度かライブもやってとうとう全国ツアーにまでこじつけた人だ。きっといいライブになるぜ!!!」

 

それで、なんで少し不満気味に俺を見るんだよ。

まあ、ファンだから仕方ないとは思うが・・・・・

 

「しかし、残念だが俺は用事があって行けないからライブ楽しんでこいよ〜」

 

そういって慎二は俺の前に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

「これ、どうすればいいんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当に良かったのですの?」

 

「ええ、いいわよ・・・これで・・・・・」

 

これからイリヤを欠いた私たちは、最後のカードへと挑みにいく。

 

 

昨日、私たちはアサシンと戦い、()()()()()()()()。イリヤは毒の体を酷使して、無理やり魔力砲を撃った。しかしそれは失敗して、全方位に向かい私たちを巻き込んでしまった。

 

結果としては勝てたものの、その後イリヤは逃走・・・私たちには何もできなかった。

 

 

 

 

「いい、作戦の確認よ!!!」

 

イリヤを欠いたメンバーではやはり不安があった。

 

「私たちがやるべきことは、ただ一つ」

 

だから、私は声をあげて奮い立たせる。

 

「美遊がランサーのカードを使い、『刺し穿つ死棘槍(ゲイ・ボルグ)』で倒すわよ!!!」

 

一抹の不安を抱えて・・・・・

 

 

 

 

遠くで、妹が鏡面世界の開いたのを感じる。

どうやら、セイバーへ挑むらしい。

 

「ねえ、ルビー本当にいいのこれで?」

 

イリヤさんが少し辛そうに私に聞いた。

 

「いいんですよ〜、あっちにはランサーのカードがありますし・・・もうバーサーカーのカードのときのようなこともないでしょう」

 

イリヤさんの精神状態から考えると、これから鏡面世界に行くことはできない。それ以上に、イリヤさん自身ああはいっているが、行きたいとは思ってはいないだろう。

 

不意にドアから音が聞こえる。

誰かが来たのだろう。

 

「イリヤ、入るぞ」

 

「お兄ちゃん!?ちょっと待って!!!」

 

イリヤさんに小声で挨拶して、机の中に隠れる。これならば、士郎さんにもバレないだろう。

 

イリヤさんが私が隠れたのを確認してから、お兄さんを部屋へ入れた。

 

「・・・・・お兄ちゃん、今日バイトは?」

 

「休みだよ・・・って言うかとらされた。

『実の妹が風邪気味なのに、バイトなんてまるで私が悪者みたいじゃないか』なんて言ってさ・・・本当にいい上司を持ったよ」

 

(おおっとーーー!!!ここで貴重なお兄さんのバイト先のことが知れるなんて、私はルビーちゃんとてもラッキーです!!!)

 

 

「・・・それでさ、最近バイトとかで話してなかったし、少しイリヤのこと聞きたいと思って色々と」

 

 

 

それから、少しずつ最近のイリヤさんについて、イリヤさんは話していった。お兄さんは相槌を打ったり、質問をしながらイリヤさんの話を少しずつ聞いていった。もちろん、魔術的なことははぶいて・・・

 

・・・・・そうして、イリヤさんは昨日のことを話し始めた。

 

とても・・・とても怖いことがあったこと。

 

それを自分だけで解決できてしまったこと。

 

それで、友人を・・・美遊さんや凛さんを傷つけてしまったこと。

 

 

イリヤさんにとってはならとても苦しいことだろう。

 

それでもイリヤさんは聞いた。

 

・・・自身の救いを求めて・・・・・

 

 

「・・・・・どうしたらいい、どうすればいいの、お兄ちゃん!!!」

 

 

士郎さんは今までとは違い、少し時間をあけてイリヤさんの目を見て言った。

 

 

 

「・・・・・イリヤはどうしたいんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・同時刻、鏡面世界にて・・・

 

 

 

「・・・嘘でしょ・・・」

 

 

宝具を撃ったにも関わらず存在する金髪の少女。

 

 

「まさか・・・・・」

 

 

先程とは違うのが、腹の部分の鎧だけが壊れていること。

しかし、槍にはたしかに血が付いている。

 

 

 

 

「・・・・・『刺し穿つ死棘槍(ゲイ・ボルグ)』が避けられた!?」

 

 




悲報『刺し穿つ死棘槍(ゲイ・ボルグ)』避けられる。

番外編に関するアンケート

  • 1.間桐雁夜に召喚されるZERO編
  • 2.岸波白野に召喚されるEXTRA編
  • 3.FGO二部を暴走して終わらせる編
  • 4.始まらないヘブンズフィール編
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