Fate/ fallen brade   作:阿後回

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UA20000達成ありがとうございます!!!
今回は、バゼット編最終回です!!!


第九話 黒騎士の借り

黒の騎士・・・どうやら声のトーンから女性らしさがある以上彼女と定義しておこう。彼女は私が壊した屋敷や倒れている彼女たちを見て、どこか納得していた。

 

「ふむ、だいたい状況がわかったよ・・・海外から来た魔術師よ・・・・・この日の本の国で少しばかりやりすぎたのではないかい?」

 

彼女の片手には両刃の剣。

あれで私を吹き飛ばしたのだろう。

 

「生憎とこれは仕事ですから、多少の犠牲は伴わないつもりです・・・それと、貴女はいったい何者ですか?彼女たちとの関係は?私の邪魔をなぜするのですか?」

 

彼女は剣を持たない片手を腰に当てた。

 

「まあ待て、質問には答えよう。しかし、そんなに聞かれても答えられるのは少しだけだ」

 

「では、貴女は何者ですか」

 

彼女はこれなら答えてもいいだろうと言った。

 

「私は・・・そうだな、魔術師をある意味で殺していることで有名なハッカーチーム『デモンズ』を動かしている者の一人だよ」

 

デモンズ・・・そういえば、かつての師であった言峰神父がこちらへと来るときに連絡したとき言っていたような気がする・・・『奴等には気をつけろ、骨の髄まで調べられ、暴かれる。絶対に敵対してはならない者たちだ』・・・と。

 

師事態が狙われたわけではありませんが、確か貴族の一部の家が根絶したのも彼らの仕業らしいと風の噂で聞いた気がする。

 

「それで・・・そのデモンズの幹部がなぜここにきたのですか?」

 

「所用・・・と言っても理解してくれなさそうだね。君たちは」

 

なにを戯言を・・・と言いたいところではありましたが、たち?

 

私は銀髪の少女の方を見ると、彼女も私と同じように彼女へと杖を向けている。

 

「クロを・・・妹をどうするつもりなの?!」

 

騎士はそう言った彼女の方へと褐色の少女を抱きかかえて近づいていく・・・・・その時!?

 

「解除」

 

その一言をきっかけに黒の騎士の姿から、顔は見えないが、ローブ姿の女性らしい体つき・・・やはり女性だったと確信する。

 

「えっ!?」

 

そうして、彼女は少しずつ近づいていき、銀髪の少女へと褐色の肌をした少女を渡した。

 

「私は彼女をどうこうするつもりはない。

だから、安心して私(・)に(・)任(・)せ(・)て(・)く(・)れ(・)」

 

「私の目的はただ一つ・・・君たちに伝えたいことがあったからだよ」

 

・・・・・彼女の伝えたいことはいったい?

 

「どうやら彼女も起きたようだね」

 

「・・・イ、リヤ・・・イリヤ!?」

 

「クロッ!?」

 

背後を見ると褐色の少女・・・クロという名前らしい。

彼女に銀髪の少女・・・イリヤが説明をし終わったところで、話が始まった。

 

「貴女、何のつもりで私達を助けたの?」

 

「先に私の質問に答えてもらえませんか?

先ほどの伝えたいこととは一体なんですか?」

 

クロと私の質問に辟易するように彼女はフードの上から頭へと手を乗せる。

 

「すまないが、クロエ君だったかな・・・彼女を優先してもいいかな。私が君たちを助けたという疑問はそこで解消されるだろう」

 

「・・・ええ、わかったわ」

 

渋々といったふうにクロは言うことを聞いた。

 

「さて、待たせてしまったようだね」

 

「いえ・・・それでは始めてください」

 

 

 

私たちは得体の知れない彼女に救われた。

ローブはオリジナルのようだけど、たぶん顔はわからないと思う。

 

「伝えたいことと・・・というのは二つ。

我(・)々(・)デ(・)モ(・)ン(・)ズ(・)は(・)こ(・)の(・)子(・)の(・)お(・)か(・)げ(・)で(・)救(・)わ(・)れ(・)た(・)か(・)ら(・)借(・)り(・)を(・)返(・)し(・)に(・)来(・)た(・)の(・)だ(・)よ(・)」

 

イリヤ・・・に借り?

 

「どういうこと!?

イリヤがいつあんたたちみたいな得体の知れない集団に貸しを与えたっていうの!?」

 

彼女は長い裾をまくり、『一(・)枚(・)の(・)カ(・)ー(・)ド(・)』、それも私たちが持っていない絵柄のカードのうえ、私たちの銀のカードとは違い、金色カードであった。

 

「・・・『裁定者(ルーラー)』のカード・・・何故貴女はそのカードを持っているのですか!?」

 

筋肉女が言った。

私の・・・いや、イリヤも瞳孔を開いてそのカードを見ていた。きっとイリヤもそのカードに疑問を持っているのだろう。

 

「これは君たちが使っている『劣(・)化(・)』しているカードではなく、我(・)々(・)が(・)独(・)自(・)の(・)方(・)法(・)で(・)作(・)り(・)出(・)し(・)た(・)『複(・)製(・)品(・)』だよ」

 

「劣化・・・複製・・・いったいどういうこと!!!」

 

イリヤが叫ぶ。これは私もイリヤも、たぶんそこにいる筋肉女も疑問に思っていることだろう。

 

「・・・それは、君たちがいずれ知ることになるだろう・・・それとも、はやく知りたいというのならば、君(・)の(・)杖(・)の(・)製(・)作(・)者(・)に(・)で(・)も(・)聞(・)い(・)て(・)見(・)る(・)と(・)い(・)い(・)・・・答えをもらえるかどうかはわからないが・・・・・」

 

製作者って、ルビーを作った人のことよね・・・魔法使いって言ってたけど、彼女の言い回しからきっと何か知っているのよね。

 

「つまり、そのカードも私が回収しなければならないと言うことですか」

 

再び筋肉女が拳を握った。

 

「ハア、戦闘は二つ目を聞いてからでも遅くないだろう・・・それに、私が君に負けるとは到底思えないのだが・・・・・」

 

「・・・・・言ってくれますね。

だったら、倒した後に拷問してでも聞き出しますよ」

 

バゼットが走り出した。

手に持った『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』は宝具を使えば確実にローブの彼女を捉えるだろう。

 

「夢幻召喚(インストール)」

 

ローブの彼女が、かつて美遊が使った『夢幻召喚(インストール)』を地面に置かずに手に持ちながら発動する。

 

「『裁定者(ルーラー) 『ーーー』』

発動・・・『アルファ・イン・フォース』」

 

「宝具・・・使っちゃダメッ!!!」

 

「『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』」

 

バゼットは『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』の準備を終えた。

 

 

 

イ(・)リ(・)ヤ(・)の(・)制(・)止(・)は(・)も(・)う(・)す(・)で(・)に(・)意(・)味(・)は(・)な(・)く(・)な(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)。

 

「理解してもらえたかな・・・君(・)が(・)敗(・)北(・)し(・)た(・)と(・)い(・)う(・)こ(・)と(・)を(・)・・・・・」

 

立っていたのは黒の騎士。

既(・)に(・)気(・)絶(・)し(・)て(・)い(・)る(・)バ(・)ゼ(・)ッ(・)ト(・)の首には両刃の大剣が押し当てられ、下には『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』が転がっている。

 

バゼットの宝具『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』は相手の敵の時間を切り札より後に発動しながら、時間を遡り切り札発動前の敵の心臓を貫く魔剣・・・発動すれば必ず命中して相手を倒す原作のはず・・・・つまり、彼女に対してバゼットの宝具『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』は発(・)動(・)し(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)っ(・)て(・)こ(・)と(・)!?

 

 

「どういうことだ・・・何故『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)』は発動しなかった」

 

「さあ、私は自分の手の内を教えるつもりはないよ・・・・・『複製』できたのは、彼女から借りた『狂戦士(バーサーカー)』のカードがあったおかげだ・・・『ありがとう』、間接的とはいえ、君のおかげで救われたものがいた・・・その貸しを返しに来たとでも思ってくれればいい」

 

甲冑の中の顔は笑っているような気がする。

 

バーサーカーとの戦いは、イリヤと私にとっては苦い記憶だ。でも、彼女のおかげで私は少しだけ報われたような気持ちになった。

 

「さて、本題に戻ろうか・・・君たちが求めている『模(・)造(・)品(・)』の最(・)期(・)の(・)カ(・)ー(・)ド(・)に(・)つ(・)い(・)て(・)私(・)は(・)伝(・)え(・)に(・)来(・)た(・)」

 

 

 

「・・・・・ちょっとまって、そ(・)れ(・)っ(・)て(・)貴(・)女(・)た(・)ち(・)が(・)作(・)っ(・)た(・)も(・)の(・)以(・)外(・)に(・)カ(・)ー(・)ド(・)が(・)ま(・)だ(・)存(・)在(・)す(・)る(・)っ(・)て(・)こ(・)と(・)!?」

 

「その通り・・・八(・)枚(・)目(・)の(・)カ(・)ー(・)ド(・)は(・)存(・)在(・)す(・)る(・)」

 

彼女は首を縦に振ってこたえた。

 

「私は、君たちの仕事は未だ終わったいないことを伝えに来たのさ・・・それにちょうど良く『助っ人』も来ていることだから、いい機会だと思ってな」

 

『助っ人』・・・まさか!?

 

「あんた、私たちの助っ人を筋肉(この)女にさせるき・・・!?第一、カード集めなら私たちだけで充分よ!!!」

 

「い(・)や(・)、そ(・)れ(・)は(・)難(・)し(・)い(・)だ(・)ろ(・)う(・)」

 

嫌な予感がする。

彼女はその言葉を神妙な面持ちで言った。

それは、今の私たちでは危険ではないかという現れのような気がしてならない。

 

「・・・それ、どういうこと?」

 

今まで黙っていたイリヤが、彼女の神妙な面持ちに嫌な予感がしたのだろう。

 

「・・・・・なぜなら」

 

 

 

「八枚目のカードは『英雄王 ギルガメッシュ』。

彼(・)の(・)宝(・)具(・)は(・)彼(・)が(・)生(・)前(・)世(・)界(・)中(・)か(・)ら(・)集(・)め(・)た(・)宝(・)具(・)を(・)収(・)納(・)し(・)た(・)宝(・)物(・)庫(・)だ(・)か(・)ら(・)だ(・)」

 

 

 




ー裏側ー

とある探偵事務所で・・・・・

「杏子さん!?士郎の妹のイリヤスフィールが危険だそうです。士郎がいませんし、どうしましょう!?」

「ふむ、では実験で私のカードを使って助けに行こうではないか」

「悠子が怒りますよ!?」

「では、私も手伝おう」

「山科さんまで!?」

「そういえば、君たちのカードを作れたのも間接的にいえば彼女のおかげか・・・それなら、それを理由に『デモンズ』が助けに来たことにしよう」

「『デモンズ』も巻き込むんですか!?」

「それじゃあ準備はいいかい」

・・・という、やり取りを考えていた。

驚いているのはタクミであるが、最初はアラタで考えていた。

次回は、番外編『色欲』です。

誤字・脱字、感想等あればよろしくお願いします。

番外編に関するアンケート

  • 1.間桐雁夜に召喚されるZERO編
  • 2.岸波白野に召喚されるEXTRA編
  • 3.FGO二部を暴走して終わらせる編
  • 4.始まらないヘブンズフィール編
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