Fate/ fallen brade   作:阿後回

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今回初めて投稿日付設定を使いました。
後編は昼の十二時の予定です。


今は遠き日の記憶 『色欲』の無意味 中編

「ノワールッ、ノワールッ!!!」

 

シロウは何度もお姉ちゃんを抱き上げて、何度も声をかけていました。それでも、お姉ちゃんは目覚めませんでした。

 

私はその様子をただ呆然と見ているだけでした。

 

・・・・・これって私のせい?

 

お姉ちゃんが死んだのは私のせい?

 

ただただ呆然と見ているだけでした。

そんな時、シロウのズボンのポケットからドス黒い光が放たれます。シロウはとっさに、ポケットの中にあるデジヴァイスを見ると、お姉ちゃんを奇襲したデジモンの影のパートナーが持っていたデジヴァイスとそっくりな形になりました。

 

 

『強制デジクロス』

 

 

機械音のような声がこの場に響きました。

 

「ノワールッ!?」

 

「・・・・・お姉ちゃん?」

 

突然お姉ちゃんの体が光へと変わって、私へと集まり始めました。

 

「・・・なにこれ?」

 

私の姿が変わり始めます。

覚醒したわけでもないのに体が大きくなり、服装も修道服から派手なドレスへと変わりました。

 

「まさか・・・『進化』したのか?」

 

今までとは比べものにならない力が手に入ったことがわかりましたそれにお姉ちゃんの力が私の中に入っている感じがします。しかし、私の今の感情はそれを受け入れられるほど強くはありません。

 

・・・そんな時、

 

 

「・・・まだだ、まだ終わってなんかいない!!

()()()()()()、『()()()()()()()()』だ!!!」

 

たった一言。

 

そう、その一言を影が言った瞬間。

 

色欲の剣から黒い影たちがシャウトモンへと集まっていきました。それはどんどん集まり、まるで大きな山が私を見下ろしているような感じかします。

 

 

「『シャウトモンX7 Superior mode』」

 

 

山よりもはるかに大きいそのデジモンが私たちへと向かって歩き始めました。

 

 

「・・・あんな・・・あんなのに勝てるはずがありません!!!逃げましょう、シロウ!!!」

 

冷静になれたのは、シャウトモンの存在という恐怖からでした。それに気づいていながらも、デジヴァイスを持ちながら、お姉ちゃんを抱いた腕をそのままにしているシロウへと声をかけていました。

 

ただ、ただ、逃げたいとそう思ってシロウの体をゆすりました。

 

「・・・に・・・げ・・・る・・・?」

 

「そうです!!!逃げるんです、ここか・・・・・」

 

言葉が途切れました。

私の方をようやく見たシロウの顔は()()()()()()()()()()()()

 

 

「こいつから、()()()()()()()()()()()()()()()()()()・・・ふざけんなッ!!!」

 

 

泣き顔は憤怒へと変わり、進化したシャウトモンをシロウは見据えます。

 

 

「『投影(トレース)開始(オン)』」

 

顔は未だ怒りで表情は変わりません。

そのままシロウは手元に武器を作りだしました。

 

「あいにくだがこいつで終いだ、『ファイナルクロスブレード』!!!」

 

シャウトモンは私たちを殺すために巨大な大剣を振り下ろしました。しかし、シロウは逃げる様子がありません。

 

「シロウッ、逃げてッ!!!」

 

私の叫んだ瞬間、

 

 

「『終焉防ぐ願いの剣(オメガ・ブレード)』」

 

 

その一言・・・たった一言で状況は再びいっぺんした。

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()姿()()()()()()()

 

 

「もう一度・・・もう一度だっ『ファイナルクロ・・・ゔっ・・・ぐああああああ!?」

 

シロウはもう一度進化しようと、デジヴァイスを掲げたパートナーの腕を肩から切り落としたのです。

 

 

「進化できなければどうということはない」

 

 

シロウはパートナーの方へと走り出しました。

先にパートナーの方を叩くつもりのようです。

 

「『ロックダマシー』!!!」

 

先程の『ハードロックダマシー』よりは劣るものの、シャウトモンがそれを止めようと必殺技をくりだします。

 

・・・・・しかし、

 

「・・・防げ」

 

シロウは背後に水晶の盾を作りだしました。あれは、イグドラシルと合体したバルバモンの能力の一つです。

 

「・・・チッ」

 

防がれてしまいましたが、シャウトモンにとっては充分な時間だったようです。シロウの前に立ち、背後のパートナーを守ろうとします。

 

「なら、お前が最初に消えろ」

 

剣を振りかぶりシャウトモンの首を飛ばしました。

真っ白な剣が血に染まりました。

 

「次はお前だ・・・死ね」

 

シロウは倒れているパートナーの上から剣を振り下ろしました。

 

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もも何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も振り下ろしました。

 

 

 

 

「・・・()()()()()()()()

 

 

パートナーの口からその一言が出るまでは・・・・・

 

 

決してシロウは悲鳴をあげませんでした。

お姉ちゃんが死んだことに対しての、文句一つ言いませんでした。

 

 

・・・・・ただ私が覚えているのは、

 

 

シロウは大量の血がこびりついた手を見た瞬間です。

 

 

目が一瞬だけ、瞳孔まで開いたのを私は見たのです。

 

血で真っ黒になった剣を持ってシロウは言いました。

 

 

 

 

「さあ、みんなのところへ帰ろう」

 

 

 

 




シロウ暴走。
一応シロウは中学生という設定なので、高校生シロウとは違い、精神的に幼いです。だから、他のシロウが犯さないような暴走や、失敗を何度も犯します。

誤字・脱字、感想等あればよろしくお願いします。

番外編に関するアンケート

  • 1.間桐雁夜に召喚されるZERO編
  • 2.岸波白野に召喚されるEXTRA編
  • 3.FGO二部を暴走して終わらせる編
  • 4.始まらないヘブンズフィール編
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