今日の夜あたりに、ギルガメッシュ編を出す予定です。
最初にイグドラシルから聞いたときは、馬鹿な話だと思った。
以前、人間の手によって救われたからと言って、今度も人間の手を借りて戦えば勝てるなんて、本当に耄碌したんだと思ったんだ。
シロウと初めて出会ったとき、面白いと思ってしまった。
その在り方を、その生きる意味を、最初から黒く塗りつぶされている生き物なんて見たことなかったからである。
だから、僕はシロウを
たとえ世界が滅びようとも、人形みたいな彼の行く末はみてみたかった。
だから、わざと試練のことや魔王について教えなかった。
この前のは、とても面白かったよ。
醜く、苦しみ、それでも仲間に助けられ前を向いていく・・・・・
よくある英雄譚みたいじゃないか!!!
しかも、僕に向かって『生きたい』なんて言ったんだ。
認めようシロウ。
だから魅せてくれ。
君の英雄譚を・・・・・
剣は案外簡単に見つかった。
「シロウ、さあ戦いに行こう」
「ああ、そうだな」
ああ、愚かだな。
この世界に正義などないのに。
人形と人形の戦いを見させられて、どこか物足りなさを感じる。
正義という無駄な感傷などどうでもいい。
僕は
話に聞いていた通り、目が覚めた。
「ここは?」
何も無い空間・・・いや、星の光がある。
「これは宇宙みたいだ」
「宇宙であっていると思うぞ、ルーチェモン」
よく聞いた声だ。
振り返ると、シロウも起きていたようだ。
『ルーチェモン・・・なら、俺たちも全力でいかせてもらう』
『拓也やるぞ』
シロウが驚いた様子で後ろを振り返った。
まるで、予想外の事態が起きたみたいじゃ無いか。
『『エンシェントスピリット・エヴォリューション!!!』』
シロウは急いで戦闘態勢をとった。
だが、僕は先行させてもらおう、進化している最中に攻撃してはならないという規定もないしね。
『グランド・クロス』
僕が出した、小さな星々でできた十字架が進化の途中の二人へと襲いかかった・・・・・しかし、そこに立っていたのは・・・・・
『『スサノオモン』』
「・・・チッ、ダメージなしか」
「ルーチェモン、下がれ!!!」
手元に黒色の大剣を持ったシロウが、スサノオモンの方へと投影した武器を向ける。
「『
『んなッ!?』
『ハァ!?』
そうすると、彼らの姿は二体のデジモンへと別れた。
『どうして、カイゼルグレイモンに!!!」
『カイゼルグレイモン、あの剣だ!!!』
カイゼルグレイモン・・・ドラゴンに近い姿をしているデジモンは驚き、もう一方の名前のわからないデジモンはシロウの攻撃だと理解した。
「よし、成功!!!」
喜ぶシロウの声にを裏目に僕は、カイゼルグレイモンと呼ばれたデジモンの方へと飛んで行く。
『
『
一つ目、合体などの不完全な融合は分解することができる。
以前、オメガモンとの修行では、ウォーグレイモンとメタルガルルモンの二体に分けることができたことをシロウに聞いた。しかし、かつて戦った『暴食の試練』のデュークモンは人間とデジモンに分けることができなかったことを悩んだシロウは、噂でどこかで世界を救うために人間からデジモンになった存在がいると聞いたことがあったことを思い出して、そこへ行ってもいいかと聞きにきたが、流石にオグドモン復活まで時間が足りないことをシロウに伝えたことで話をつけた。
しかし、
これは、今の攻撃で確信したことだ。
本来なら、デジモンと人間二人に戻るはずだった。
しかし、カイゼルグレイモンともう一方のデジモンに分かれたのは、もともと、二体のデジモン・・・影の二人が、それぞれ魂レベルの進化融合をしてから、スサノオモンへと進化したのだと予測できた。
『なら、もう一度だ!!!』
『行くぞ、マグナガルルモン!!!』
「そうはいかないよ、『グランド・クロス』」
『うッ・・・グアアアアアアッ!?』
もう一度、合体しようとしたら二体の一方に接近して、僕はカイゼルグレイモンに必殺技を放った。なんとか防御したカイゼルグレイモンだが、二体のデジモンは、
シロウは走って、僕とマグナガルルモンの間に割って入った。
『カイゼルグレイモン!?』
両断された二体の間に僕とシロウが割って入った。
「目をそらしていていいのか?
――――
背後に気づいたがもうシロウは武器の投影を開始している。
それはかつてユピテルモンとの戦いで使った剣だ。シロウがボロボロに追い詰められてもなお、折れず、砕けず、かけることがなかったその剣を投影した。
「――――
全工程投影完了《セット》――――」
『そんな破砕剣、受け止めてやる!!!』
右腕に取り付けられた銃で防ごうとしたマグナガルルモン。
その行動に僕はニヤリと笑ってしまった。
「『
シロウは、剣の重さに耐えきれず、真っ直ぐマグナガルルモンの方向へと振り切っただけであったが、さすが神殺しの剣・・・・・マグナガルルモンを真っ二つに割ることができた。
『マグナガルルモンッ・・・テメェッ!!!』
「余所見は禁物だと、仲間の行動から学ばなかったのかな。
くらえ、『グランドクロス』」
カイゼルグレイモンがシロウへと余所見をしたときに、無防備の体に僕の三度目の必殺技『グランドクロス』が入って、トドメを刺した。
そして、大幅な眠気に襲われる。
「どうやら、進化しなくても試練は超えることが・・・できた・・・ようだ・・・ね』
二つの戦争。
僕が見たのは、
シロウにはこの世界はどんな風に見えたのだろう?
次に見たのは、僕とは違うルーチェモンが世界を導く姿。
それに反抗したデジモンたち。
進化しなくとも、究極体を圧倒し続けた結果・・・ルーチェモンは負け、封印された。
この記憶には少し不平があるものの、もう一度くだらないものを見た。
何度も同じ不平を繰り返し言い続ける
その結果、もう一度僕が復活の準備を始めた。
優秀ゆえに気づいたデジモンたちは、
・・・・・それは、
シロウに聞くべきことが増えた気がする。
復活したものの、今度は完膚なきまでに倒されてしまったルーチェモン。
・・・・・そんなところで、目が覚めた。
「ねえ、シロウ・・・この世界に呼ばれたことを後悔していないかい?」
起きたシロウに僕は聞いた。
「
・・・そうか、僕はあの愚かものどもと一緒なのか。
「・・・・・でも、」
「これは、俺が選んだことだし、今までの『選択』を間違っていたとだとは、
その言葉に少し、照れ臭くなってしまった。
すると、突然地震のようなものが神殿を襲った。
「シロウッ、外に出る・・・僕に捕まって!!!」
そして、僕らはその時絶望を見た。
『
一つ目、合体などの不完全な融合は分解することができるしかし、魂レベルの融合は分解できないこと。
簡単に言えば、日曜日朝七時半から始まる○○○○○○ジャーの乗っている合体ロボットを、合体する前に戻すことはできるが、ドラゴン○○○のフュージョ○などの意識や細胞レベルでの融合は無理。
そのため、寄せ集め合体のようなデジクロスは分解することができるが、テイマーズ主人公勢が使う細胞レベルまで、電脳化させる進化は分解できない。
誤字・脱字、感想等あればよろしくお願いします。
番外編に関するアンケート
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1.間桐雁夜に召喚されるZERO編
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2.岸波白野に召喚されるEXTRA編
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3.FGO二部を暴走して終わらせる編
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4.始まらないヘブンズフィール編