Fate/ fallen brade   作:阿後回

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原作、漸く突入しました。


第四話 少女と弓とサーヴァント

「コンパクトフルオープン!鏡界回廊最大展開!

『魔法少女プリズマイリヤ』推参!!!」

 

わたしは『ルビー』を掲げ、叫ぶ。

瞬間、わたしは光に包まれ『例』の魔法少女姿へと変身したする。

 

「悪いやつらと愚鈍な男は許さない。ルビーいくよー!」

 

「オーケー、マイマスター!魔力集積路二次開放!」

 

力が湧いてくるのがわかる。

この力をルビーに集中させて一気に・・・・・

 

「カレイドストラ・・・って、なに⁉︎」

 

瞬間、空が黒に染まる。

世界は暗くて寂しい世界へと変わり、唯一青い炎(あかり)が灯る場所は不思議と怖くなかった(安心する気持ちになった)。わたしは光に吸い寄せられる蛾のように、あの青い炎(あかり)へと近づいていく。

 

「ダメです、イリヤさん!!!そちらには近づいてはなりません。戻ってください!!!」

 

ルビーの止めようとする言葉が聞こえる。それでも、足も手も炎に向かって進んでいく。それに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「やめてください!!!止まって・・・止まってくださいイリヤさん!!!」

 

ルビーの必死な制止も振り切って、わたしは青い炎(あかり)がある中心点へとたどり着いた。

 

 

「なにっこれ⁉︎」

 

わたしより少し年上の男の子が、()()()()()()()()()()()

 

「今すぐ、取り外すからね!!!」

 

「んあ?」

 

黒髪(・・)の男の子の鎖は固く巻き付けられていてぜんぜん取れない。魔力を全部強化魔法を使おうとしたとき、男の子は目を覚ました。

 

わたしを見た瞬間目を見開いて驚いた。

 

 

「なんでこんなところに、『ーーー』が⁉︎今すぐここから帰れ!!!」

 

鎖で顔が見えない男の子が()()()()()()を言ったとき、わたしは鎖に弾き飛ばされて男の子から遠く離れていく。かなりの速さで、まだ減速していない。『神殿』やとても大きな『お城』が見えると背後から光が照らされる。

 

その光の中に包まれた瞬間・・・わたしはベッドの上で寝ていた。

 

目覚まし時計の音が鳴り響く。

わたしは憂鬱な気分になりながらも起きて服を着替え始めることにした。すると、ドアの方からコンコンっと音がした。

 

「おーい、イリヤ。もうそろそろ起きないと遅刻するぞ」

 

「うん、わかった。すぐいく」

 

そういえば、あの声どこかで聞いたことあるような気がするなあ。

 

 

 

 

「イリヤが風呂に入っている時に、風呂の近くで壁に跡をつけたやつがいるなんて知らなかったな・・・・・覗きだったかもしれない。もしそうだった場合、俺も家にいればよかったかな?」

 

「ゔっ・・・ううん、壁に跡をつけたこと以外なんにもなかったから。きっと大丈夫だよ」

 

登校中、お兄ちゃんはすこし怒った雰囲気でそう言った。お兄ちゃんは昨夜、セラにとっても愚痴を聞かされてたらしい。それだけなら、お兄ちゃんもいつものことだって言って笑っていただろう。それでも笑ってなかったのは、わたしを心配してのことだろう。わたしは心配されていることに心を痛めた。

 

「まあ、それならいいんだが・・・・・」

 

昨日、凛さんから『魔術』についてすこし教えてもらった。凛さんは『魔術』について、一般人には話してはいけないって言ってたし、わたし自身お兄ちゃんを『クラスカード』集めには巻き込みたくないからなぁ。

 

「そうだ、イリヤ。今日、少し遅くなるってセラかリズに伝えといてくれないか?」

 

今日はバイトが休みだったはず・・・バイトが今日入ったのかなあ。

 

「なんで?」

 

「ちょっとさ、学校の後輩に弓道部に誘われてて、少し体験入部してくるんだ。まあ、今日だけなんだけど」

 

それって・・・まさか・・・・・

 

「また・・・女の人?」

 

お兄ちゃんはすこし時間をおいて首を縦に振る。

その行為に、わたしの頭からブチッとした音がなるのがわかる。

 

「お兄ちゃんなんてもう知らない!!!」

 

「いや、なんでさ⁉︎」

 

そう言ってわたしは学校に向かって走っていった。

 

 

 

 

 

「ーーーー」

 

俺は朝のことについて考えていた。

イリヤはきっと、俺がまた女の人を落としたと考えているのだろう。

 

「ーーぱいっ」

 

いやしかし、俺はなにもしてないぞ。並行世界とは違って『穂群原学園のブラウニー』とか『ばかスパナ』とか呼ばれるほど人助けした覚えはないし、それに特に目立った行動なんて・・・そういえば()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

・・・・・いや、まさか・・・それはないはず。

たかが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。しかに、遠坂に手当てしてもらったし、困ってるときには『多少の手助け』はさせてもらったが、たかがそれだけでフラグが立つわけ・・・・・

 

「せんっぱい!!!」

 

大きな声で呼ばれる。

すると、すこし怒った顔の間桐が俺を見ていた。

 

「悪い・・・すこし考えごとをしていて、気づかなかった」

 

これ以上このことを考えるのはよそう。最悪・・・爺さんに頼みたくなるかもしれないから。

 

「もうそろそろ部活も終わります。先輩、一回弓を引いて見ますか?」

 

そうだ。それを行えば、もしかしたら落ち着くかもしれない。

 

「それじゃあ、貸してくれないか?」

 

間桐の練習用の弓を貸してもらう。

心を静かにして、ただ(まと)だけを射抜くことを考える。ゆっくり、弓を引いてブレがすこしずつなくなっていく。

 

そしてブレがなくなった瞬間ーーーー

 

気づけば、矢は的の中心に中っていた。

 

「やっぱり・・・こうなったか」

 

口の中の気持ち悪い吐き気と、それに応じて胸の中に広がる息苦しさ。その二つが相まってこの状況に嫌悪感が生まれる。

 

「先輩はやっぱりすごいです!!やっぱり弓道部に入ってもらえませんか?」

 

それを知らない間桐は俺を褒める。その姿を見て()()()()()()()のは筋違いだ。この世界ではなんともないのだから。

 

『知ら無イッてのはらくダヨな』

 

(ああ、そうだな)

 

「貸してもらって悪いが、今のところ入るつもりはない」

 

笑顔で勧誘をする彼女を否定する。

 

「『今のところは』ですか・・・それなら頑張って勧誘します!!!

覚悟してください、先輩」

 

それでも、笑いながら彼女はそう言った。

 

 

 

 

 

 

夜、爺さんからもらった『礼装(うでわ)』で鏡面世界の学校まで来ていたのだが

 

 

「なにやってるんだ、遠坂・・・」

 

『呿幅はハッ何テキから逃げ手ンだよ!!!』

 

イリヤ、現在進行形で『ライダーのサーヴァント』から逃げていた。オグドモンはその姿を見て笑い、遠坂はサーヴァントから遠く離れた校舎の影で応援している。並行世界との違い(そのすがた)にさすがの俺も呆れていた。

 

『アっ、『宝具』ハナツゼあのさーヴぁント』

 

ライダーのサーヴァントは宝具を放つ予備動作をする。

これはいきなり介入した方がいいかと思って立ち上がるが、すぐに考えを改める。

 

 

刺し穿つ(ゲイ)ーーー死棘の槍(ボルグ)

 

 

もう一人の少女が、『ランサーのカード』を使いライダーのサーヴァントを倒した。

 

『『色欲』ノマすターが集メタカーどだっけか?』

 

資料によると『色欲の剣(ツミノキオク)』の中で『アンリマユ(オレ)』のマスターをやっていた人だったはず。

資料を読む限り『色欲の剣』同様に戦闘能力が高く、封印指定されているがさほど問題ではない。

問題は・・・・・遠坂とルヴィアさんは喧嘩をしており、魔法少女二人(イリヤと美遊)はあまり会話もなく傍観している。

 

 

現状に関していえば、先行きが不安しか残らないのはなぜだろうか。

 

 

 

 

 

 




誤字脱字等あればよろしくお願いします。

番外編に関するアンケート

  • 1.間桐雁夜に召喚されるZERO編
  • 2.岸波白野に召喚されるEXTRA編
  • 3.FGO二部を暴走して終わらせる編
  • 4.始まらないヘブンズフィール編
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