「美遊さんかぁ・・・」
昨日、ランサーのカードを使って、実体化した『ライダーのカード』を倒した彼女。
それが今日の朝、学校に転校して来た。算数の授業ではなんだかよくわからないけど、英語を使って凄いことをして、図工の授業ではピカソみたいな絵を描いて、唯一負けたことのなかった短距離走ではわたしよりもはやく走ってみせた完璧超人。
それが・・・・・
『カードの回収は全部わたしがやる。せめてわたしの邪魔はしないで』なんていわれちゃったんだよね。
「ねぇ・・・わたし、美遊さんに悪いことしちゃったのかなあ。どう思うルビー」
「うーむ内容はわかりませんが、やはり美遊さんの地雷を踏み抜いてしまったことが原因かと」
問題はこれからの『カード回収』になにか影響するかもしれないことなんだよね。
「やっぱり、あやまった方がいいのかな」
うん、やっぱりあやまった方がいいと思う。やっぱりこれから一緒にカード回収をしていく、魔法少女同士なんだし!!!
美遊さんとの仲直りを決意すると家が近づいて来た。すると、玄関前にバイトに行っているはずのお兄ちゃんがいた。
「ただいまーお兄ちゃん。今日はバイトじゃなかったの?」
「おかえり、イリヤ。そうだな・・・あれを見れば理由はわかると思う」
お兄ちゃんが指を指す方向にはとても大きな豪邸が建てられていた。
「なっ・・・なにこの豪邸・・・!?
こんなのウチのの目の前に建っていたっけ!?」
「さっきセラに聞いたんだけど、『今朝から工事が始まったと思ったらあっという間にお屋敷が出来上がった』んだって言っていた」
流石に嘘だと思いたいんだけどなぁ・・・いや現実か・・・とお兄ちゃんはぼやいていたが、実物が目の前にあると現実逃避はできないらしい。
「嘘っ・・・!?お兄ちゃん・・・?」
背後から声に気がついて振り向く。さっきわたしにきついことを言った彼女は驚いた顔をしていた。
「えっと、ああイリヤの兄です。君はイリヤの友達かな?」
お兄ちゃんの一言により、美遊さんの表情が一気に暗くなった。
「はい、クラスメイトの美遊・・・といいます」
「はじめまして、俺は衛宮士郎。苗字は違うけどイリヤの兄だ。すまないが、これから少し用事があるんだ・・・これからもイリヤと仲良くしてくれると俺もありがたい・・・それじゃあイリヤ、行ってきます」
お兄ちゃんは自転車を漕ぎながら走っていく。お兄ちゃんが見えなくなった瞬間、美遊さんはこっちの方を向いた。
あれ・・・なんか・・・ちょっと目がおかしいような・・・・・
「イリヤスフィール・・・・・今すぐ、士郎さんのことを全部教えて・・・・・」
「ハッ・・・ハイ!!!」
この後、お兄ちゃんのことを好きなことから嫌いなことまで全部はかされた。
『きゃハ波っ・・・危なかッタな御前』
(たしかに、あれはかなり危なかった)
先程、エーデルフェルト家に引き取られた『衛宮美遊』と出会ってしまった。こちらは一方的に『
正直言って、俺自身はとても気まずかったりしていた。
『そろソロ・・・
オグドモンは俺の目の前に置かれた世にも奇妙な『劇物』に対して言った。
「ああ・・・・・はやくこの『劇物』をなんとかしないとな」
どう見ても殺人現場にしか見えない・・・!!!
「『劇物』とは失敬だな君達は・・・これは傑作だとしか言いようのないものだというのに」
この『惨状』を起こした原因は先程の
ことの発端は先程、爺さんからの依頼の報告を終えた後に起こってしまった。俺自身の気の緩みから『衛宮美遊』の確保ができなかった為、気を引き締め直そうと意気込みを発したところ、杏子さんがでは私の『
タクミさんは『マヨネーズ』入りを
逃げ場を失った俺はこうして目の前に置かれている『コーヒー(笑)』に手を伸ばす。
ええい、ままよ。
一気に飲み干した『それ』は口の中で異様な不味さが広がった。海苔の佃煮とヨーグルトがうまい具合に吐き気を催させている。急いでトイレへ駆け込もうとする足がふらつく。ああもうだめだ・・・と思った瞬間に倒れてしまう。
意識が消えてなくなる前に、もう二度と『コーヒー』だけは飲みたくない!!!と心に誓った。
「おい、大丈夫かおたく。杏子さんのコーヒー飲んだんだろ。今日くらい休んでもいいと俺は思うぞ」
その後、運良くアラタさんに起こされて『カード回収』の時間に間に合った・・・が、今万全の状態どころか絶不調をきたしている状態だ。ちなみにオグドモンはすでに燃え尽きている。
「大丈夫・・・だと思いたいがしばらくここに座っておきたいです。ところでそっちはどうなっていますか?
「さっき行ったばかりで、流石に変わらないと思うが・・・・・いや、おたくの妹さん達すぐに戻ってきたぞ!!!」
イリヤ達は、『鏡面世界』に入ってすぐに
「どうやら、おたくの妹さん達負けたみたいだぜ。これからどうするんだ」
全身黒焦げで鏡面世界から抜け出してきたうえ、ルヴィアさんはカレイドステッキに八つ当たりしている。敗北したのは事実のようだ。
「いや、様子を見よう」
「ふーん、おたくは『介入』しないんだな」
どう見たって『介入』案件だが、まだ『聖杯戦争』としては
「全身黒焦げ程度なら『キャスター』だろ。『セイバー』や『バーサーカー』ならともかく、『キャスター』程度に遅れをとっているようではとてもじゃないが、他のサーヴァントには到底勝てるとは思えない」
「おたくがそういうなら良いんだが、
明るい声だったが、どこか的を射いた。
俺の不安の中心はそれではないだろうかと思う。
だから、ここではっきりと言っておこう。
「そのときは『介入』しますよ・・・・・『生きたい』って願いは・・・『生きてて欲しい』って願いは、決して間違いではないのだから!!!」
今回は話の都合上から美遊との邂逅を早めに行いました。
誤字脱字等あればよろしくお願いします。
番外編に関するアンケート
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1.間桐雁夜に召喚されるZERO編
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2.岸波白野に召喚されるEXTRA編
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3.FGO二部を暴走して終わらせる編
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4.始まらないヘブンズフィール編