スマホを持ってグランドオーダー   作:ぽ〜か〜おぅ♪

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祝、Fate常識破壊w

誤字脱字報告どうもです。


シャドバの有用性と所長の復活

黒髭と静謐ちゃんを召喚して数時間後、俺はとある発見をした。

 

シャドバのドラゴン系のカードの中に凄く気になるカードを見つけた。それはPPを増やすというもの。

俺は自分の総魔力量=PP10だと考えている。ここでPPを増やせば俺の総魔力量も増えるのではないかという発見だ。百聞は一見に如かずとか言うことわざもあるくらいだし、考えるより実践してみよう。

 

「ということで魔力量を増やす魔術の実験をしてみたいと思います!」

「おおー!」

「マスター、チート化計画を遂に実行でござるかww」

「主も強くなるのですね。」

「乱夜の魔力量の底上げですか。魔力量が増えるのはいい事ですね。」

 

ここ、俺の部屋には俺のサーヴァント達とリッツとアルトリアがいる。部屋でアルトリアと話しながら暇そうにしていたリッツを俺の部屋に呼んできたのだ。マシュは忙しそうだったので、呼ばなかった。

 

『ちょっと待って!?急に借りていくからとか言って連れてこられた(持ってこられた)あげく、魔力量を増やす魔術の実験?ふざけてるの!そんな簡単に魔力量が上げられたら世の中の魔術師はそんなに苦労しないわよ。第一、魔術回路をどうやって増やすっていうのよ!』

 

実は、所長がスタッフ達に指示を出すためにスマホごと管制室に置いてきていたのだ。召喚するために管制室に取りにいって、召喚したあと管制室に置きに行ったのだ。そしてさっき、使えるカードないかなぁ、って思って脳内検索してるとPPが増えるカードってどうなるんだろう、に行き着いたのだ。そしてまた管制室に取りに行ってリッツ達を部屋に呼んで今に至るという訳だ。

 

「いや〜、そういう魔術がスマホの中にあるのを思い出して試したくなったんですよ。冬木で魔力量が少なかったら危ないとわかったので。」

『もう何も言わないわよ……』

 

所長はどれほど魔力量を増やす(魔術回路を増やす)ことが難しいか知っているんだろうな。魔術師の世界は何がとは言わないが結構ヤバいし。

 

「はい乱夜先生!」

「何でしょう、リッツ君。」

「魔力量を増やすって具体的にどういうことをするんですか。」

「いい質問ですね。魔力量を増やすには知竜の言葉を聞かなければなりません。具体的には俺の魔術「竜の託宣」を発動するだけですがね。」

「前半だけ聞くと凄い事のように思えますが、後半を聞くとスッゲー楽なように聞こえます!」

「そうですね。だからパパっと発動してみましょう。」

『そんなに簡単なの!?』

 

Fate世界の魔力量の底上げに比べ、ホントに簡単なんだなコレが。スペル「竜の託宣」を使うだけだし。

 

「では…………竜の託宣をプレイ!!!」

 

あ……頭の中に威圧感のある声が響いてきた。

 

「……成功したの?」

「……ん〜、頭の中に声が響いてきたけど何言ってるか分かんない。だけど魔力量が少し多めに無くなった気がする。」

 

……多分成功したと思う。総魔力量が増えたからその分の魔力が少なくなった気がするんだと思う。

 

「竜の託宣をプレイ!!竜の託宣をプレイ!!!」

「うわっ!?」ビクッ

 

とりあえず、竜の託宣を使える残り回数分使ってみたけどどんどん残魔力量が少なくなった気がした。これってつまり、

 

「成功だな!」

「「おお!」」(リッツ&アルトリア)

「残魔力が異常に少ない感じがする。残り4割程度のばすなのに2割強ぐらいな感じがする。」

『本当に増えたの!?』

「今「竜の託宣」を3回使ってもとの魔力量の3割増えた感じだな。毎日コツコツとしていけばどんどん増えてくな!」

「やったね乱夜!」

「マスターチート化計画始動ですなwww」

「主…凄いです…。」

「凄いですね乱夜。」

「ねぇねぇ乱夜。それ俺にも使えないかな?」

「んー、自分に効果があるカードだからなぁ。使えないかもだし、それにもうしばらくこのスペル使えないからな。」

「そっかぁ……」

「まあ、リッツはこの先魔力量増えていくと思うよ!」

 

このあとは少し駄弁ったあと解散した。

 

 

 

夜、夕食も風呂(修理済)も済ませた俺はマイルームで俺は木材を削っていた。

コレは特異点突入の準備だ。やっぱり特異点に入る以上、魔力がない時でも自衛の手段は持つべきだと思った。あらかじめ、戦闘に魔力を使わない異世界キャラ(モンスター)を召喚しておくのもいいけど、やっぱり自分用の武器が欲しい。(コレが本音) というで今、カルデアの倉庫から持ってきた細長くて硬い木材を同じく倉庫から持ってきたナイフで削っている。このナイフも特異点に行くための装備として持って行くけど、今は武器だ。俺が今作っているのは木刀だ。

 

俺は使えるとしたら使いたい武器のトップ3は大鎌、大ハルバート(大型槍斧的な)、そして刀だ。

 

大鎌は前世のハロウィンの死神コスプレで作った木製大鎌を振りまわした時、「あ、コレ練習しなきゃ実践で使えねぇわ。」と思ったから無理。今はそんなに練習時間は無い。

 

大ハルバートは俺の完璧な空想。こんな武器使ってみたら強そうだしカッコイイだろうなぁと思った程度。鉄製ならそんなもの振り回せる筋力はないし、木製でも作るのに結構時間がかかりそうだ。

 

なので1番シンプル&使った(振りまわした)経験がある刀だ。あれは鉄製でも振り回せたし、木刀なら素早く振れるしでこれに決まった。

 

削り終えた木刀の見た目をどうにかするために、目の大きいヤスリと細かいヤスリで擦り、同じく倉庫から持ってきた黒ペンキで色を塗る。しっかりと下にいくつかの雑誌をバラバラにして敷いているので木屑や汚れは気にしていない。そして壁に雑誌を貼り、そこに真っ黒になった木刀に立てかける。そして俺はベットに横になりスマホを手に取った。

 

『やっとあの変な作業が終わったの?』

「変な作業って言うなへっぽこ所長。あれは俺の武器だ。アレに俺のスマホ魔術をかけまくってスゲェ武器にするんだよ。」

『へぇー、あれがねぇ……』

 

所長にも休息は必要だからとスマホごとスタッフ達から返された。なので魔術を使えるようになった。残りの俺の魔力をPPで表すとPP13分の6とちょっとだ。休憩して2割ちょっと回復した。これでスペル「武装強化」を使って耐久力と破壊力(という概念)を上げて寝ようと思う。「武装強化」はシャドバで言う攻防力を2上げるというものだ。木刀も武装なので使えると思う。

俺は部屋の電気を消して木刀を置いてある方へ向くと、

 

「武装強化をプレイ!武装強化をプレイ!」

 

武装強化を2回使って木刀を強化する。すると、魔力が残り少ないせいか、目眩してきた。もう既にベッドに横になっているので瞼を閉じてそのまま寝た。

 

 

 

 

 

それから2日。帰ってきた日、召喚したり武器を作った日、ただひたすら魔力量向上と武装強化(木刀以外にも)をした日×2が過ぎ、遂にダ・ヴィンチちゃんから所長の体が出来たという連絡が来た。

 

 

 

 

 

リッツがダ・ヴィンチちゃん工房(命名、ダ・ヴィンチちゃん)に入ってきて、主要な人物(サーヴァントを含む)が全員揃った。

 

「よし、全員揃ったようだね。」(ロマン)

『私の体が出来たって本当!?』

「所長、落ち着いてください。」

「所長の新しい体かぁ〜」

「それってアン〇ンマンみたいだなwww」

「「!?」」(ロマン、リッツ)

 

「アンパンマ〇の新しくなる部分は頭だろう、乱夜君? さて、みんな揃ったことだし私の作り上げた所長の新しい体のお披露目といこう!」

 

ダ・ヴィンチちゃんが俺達の目の前置いてあった人間よりも少し大きいくらいのものに被さっている布に手を出すと、

 

『ちょっと待って!?もしかして裸なんてことは無いでしょうね!?』

「「!?」」

 

所長がとんでもないことを言い出した。

いや、まあ当然の疑問か。自分の体がそこにあって服を着てないなんていじめ以外のなんでもないだろうな。まあ、そうだったら相当面白いだろうな。(所長の裸体より)スマホの中の所長の顔が見てみたいwwww

まあ、実際はそうじゃないんだけどね。先日、俺は作りかけの所長の体から、メッセージを受け取った。所長の魔術礼装のグレードアップしたものを作って着せるから、所長が着ていた魔術礼装のデータを送って欲しいとの事だった。しっかりとスタッフからデータをもらっても送ったので、俺は所長の体がちゃんと服を着ていることを知っている。

 

ほらwwそれを知らないロマンとリッツの顔が赤くなってるww

俺は心の中で笑う。

あ、ダ・ヴィンチ以外の女性陣も顔が赤くなっているwwww

俺は心の中で大笑いし、顔もにやけてきた。

黒髭は興奮しているww おいw

俺は盛大に吹き出した。

 

「「「「『!?(ビクッ)』」」」」

「…クク、クハハハハハハッ!ヤベェ、腹痛てぇやww」

 

ダ・ヴィンチちゃんと黒髭以外が全員驚いた顔で俺を見てくる。

 

「あはは、そうだね。こうやってほぼ全員揃って顔を赤面させているのは中々面白いものがある。私が仕事でそんなミスをするはずがないだろう?」

 

赤面していた全員がまた別の意味で赤面してうつむく。女性陣は可愛い。

 

「それじゃあ、面白いものも見たことだしそろそろお披露目といこう!」

 

ダ・ヴィンチちゃんが勢いよく布をとると、そこには透明なカプセルに入った所長の体があった。所長を知っている静謐ちゃん以外のメンバー(所長を含む)その完成度に目を見開いて驚いている。俺は完成しているのを見た瞬間所長のデータを送信し始めた。

 

「どうだい?注文に完璧に応えたあとに、さらに所長の着ていた魔術礼装をグレードアップして作ってみたんだ。コレに対する所長の考えを聞かせてくれよ。」

 

ダ・ヴィンチちゃんがどうだい?というような顔をしながら俺のスマホに視線を向けて言うが所長なら今、送信、ダウンロード中だ。

 

「もう所長送信してるから今の話聞こえてないと思うぞ。」

 

ダ・ヴィンチちゃんは盛大に体勢を崩した。

 

 

 

送受信とダウンロードが終わるまで、ココ最近のみんなの状況を話し合っていた。リッツとアルトリアはカルデアの内部を探検しているらしい。思ってたより広くてなかなか終わらないのだとか。マシュとロマンはカルデアの仕事+復旧作業。黒髭と静謐ちゃんは俺の実験に付き合ったり、リッツ達とカルデアを探検しているそうだ。そんなこんなで十数分、俺のスマホからダウンロード完了を知らせる音が鳴った。

 

「エクス...カリバー!!!」

「「え!?」」(アルトリアのほうを向く)

「え!?いや、今の私じゃありませんよ!?別にここで宝具を撃ったりもしませんよ!?」

「あ、ダウンロード完了の合図だわwww」

「乱夜は私の宝具をなんだと思ってるのですか!?」

「キミはホントにいい趣味してるよ、いやホントに……」

「アッハッハー、褒めるなってww」

「マスターのこの趣味は今に始まったコトじゃないですからなw」

「いや、褒めてないんだけどね……」

 

知ってるw

 

「ダウンロードが終わったなら、所長が出られるようにカプセルを開けないとね。」

 

ダ・ヴィンチちゃんがカプセルの横にあったパネルを操作するとカプセルが開き、所長の体が出られるようになった。すると所長の体の目が開き、

 

「……ぁ……」

 

声を発した。

 

「やあ所長。気分はどうだい?新しい体だよ。まだ体を動かしづらいと思うけど、そこから出られるかい?」

「………ん……」

「……なんていうか…体は子供、頭脳は大人な少年探偵の逆バージョンみたいだ。」

「それ言っちゃいけないやつだよ。」

 

所長が手の動きとかを確認しながらゆっくり動くものだから思ったことがそのまま口にでてしまった。

 

「……少し違和感があるけど、完璧ね。」

あ、声普通にでてる。

「まあね、当然だろう。私の作った体だ。そんなに問題は無いと思うけど、その調子だと大丈夫そうだね。」

「ええ、四肢の動きも細部まで完璧に再現されている。なかなかいい仕事してるわね。」

「そうだろう?材料はあったんだ。これくらい出来ないと超一流にはなれないよ。」

「バイタル値も問題ないよ。完全に所長の復活だ!」

 

どうやら所長は完全に復活したようだ。コレで所長を特異点に引っ張り込める。

 

「よかったですね、所長。その体はマスター適性があるのでまた特異点に行けますね。こんな大規模な聖杯戦争にマスターが2人しかいなかったんだ。ちょうどマスターが増えてよかったですねww」

「え゛」

「そうですよ所長!マスターが俺と乱夜の二人じゃ結構キツいんですよ。所長がマスターしてくれたら百人力ですね。」

「え゛」

「大丈夫ですよ、所長。スタッフ一同、全員でサポートするので最前線で指揮をお願いします。」

「え゛」

 

所長は新しい体でさっそく、膝をついた。orz

 

 

 

 




期末考査アアァァァァァァ!!!

Google先生を試験中に召喚したいw

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