遂に特異点が見つかったとの事で俺たちは管制室…………じゃなくて召喚室に集められた。
「管制室でブリーフィングするんじゃないのか?」
「たぶんアレですぞ、マスター。オルガ氏も特異点に行くから自分のサーヴァントが欲しいのではw?」
「あーなるほど、そう来たか。」
「主の主は主よりも有名な魔術師なのに戦力不足……?」
俺はマイルームから特異点用に作った武器等の装備を持ち出して召喚室に向かい、自分のサーヴァント達と歩きながら話していたが、やがて召喚室についた。そこにいるのはロマンとニューボディを手に入れた所長、それにリッツとマシュだ。リッツは起きてすぐに来たんだろうな、少し寝癖がある。
「おはよう乱夜!」
「おはようございます、乱夜さん。」
「ちょっと、遅かったじゃないの。」
「やあ、おはよう乱夜君。招集して結構時間がたったけど何してたんだい?」
「おはよう諸君、早起きしてトレーニングルームでトレーニングと対毒実験してたんだ。ほら、静謐ちゃんって毒だからそれで自滅しないようにするための実験。」
最近多用しているシャドバとFGOには毒を無効化するものはあっても無効化し続けるものが無いんだよ。だから別のゲームから探してきたんだけど、パズドラに毒耐性ってあって1個の効果で毒を20%で無効化出来るというものがあったんだ。それを俺自身に5個つけて100%毒を無効化出来るようにしてきた。消費魔力も少なかったし。それでちゃんと無効化出来るか、ちゃんと解毒薬を準備した上で静謐ちゃんに協力してもらって実験を開始した。
結果は、触られてもOK。直接体内に入れてもOK。でも魔術や概念的に俺の中に発生した毒や、強力な技の代償(デメリット)的な毒は無効化出来なかったが。でもこれで静謐ちゃんによる事故で自滅することは無くなったな。
あと、静謐ちゃんが触っても大丈夫と知ったあとに急に抱きついてきたのは本気で嬉しかった。
「すみません主。余計な手間をかけさせてしまって……。」
「気にしなくていいよ。むしろ、いいコミュニケーションがとれてよかったじゃないか。」
「拙者、マスターが羨ましいw」
お前は毒で苦しんどけw
「毒耐性の実験はともかく、朝早くから鍛錬するのはいい事だね。健康にもいいしこれからの旅で役に立つだろうしね。」
「そんなことよりも、特異点も見つかったことだし早く私のサーヴァントを召喚するわよ。そこのサボり魔が来たから召喚も出来るだろうし。」
ん?俺が来たから召喚も出来る?
「何だか俺が来たから召喚を始めるじゃなくて、俺がいるから召喚出来るみたいに聞こえたんだが?」
「ええ、その通りよ。そもそも召喚するって言っても聖晶石は藤丸がほとんど使って足りないじゃない? なので召喚1回分の聖晶石をアナタに出して貰うことにしたの。」
「なん…だと……!? ……いや、そもそもなんで俺が聖晶石を持ってることになってるんだよ。いくら俺のスマホから色々出てくると言ってもスマホ内に無いものは出せねぇんだよ。 なんのために木刀自分で削って作ったと思ってんの? 俺のスマホにだって限度はあるわ!」
「うるさいわね!いいから早く3個出しなさい!私この前、その中に聖晶石が100個近くあるのを見たんだからね!3個くらいいいじゃないのよ!」
「こ、これは初代様ピックアップ用の聖晶石だ!」
「僕も君のスマホ内での召喚システムの事は所長から聞いたけど、3個くらいいいんじゃないかな?これから特異点に行くわけだし、君の魔力温存のためにもここは頼むよ。」
「むむむ……」
まさか所長に初代様ピックアップ用に貯めておいた聖晶石の存在を知られていたとは……。まあ、3日もスマホ内を歩き回ってたら見つかるか。
「……チッ、仕方がないな。30回も引けば初代様が来てくれるかもしれないし少しくらいならいいか……。」
俺は聖晶石を3個取り出す(召喚)と所長に投げ渡す…………と所長が聖晶石のトゲで怪我しそうなので仕方なく手渡した。
「アナタ今投げ渡そうとしたわね……?」#
「よし、そうと決まればさっそく召喚だ!既にマスターを所長に設定してある。あとは聖晶石を投げ入れるだけだよ。」
所長は召喚室の中心に行くとそこに聖晶石を投げ入れ、召喚を開始する。
青い玉が無数に浮かび上がり回転を初め……
「あれ?」
それはFGOでガチャを引きまくっている人からすると、一瞬で爆死だと分かる光景。即ち概念礼装だった。
光が収まると、そこには銀色の1枚のカードがあった。
「……何コレ?」
「……何って概念礼装?」
しかも☆3の中でも、概念的にも使えない礼装だ。
「……サーヴァントは?」
「ハズレ、出なかったみたいだな……」
「……えーと、もう1回分聖晶石をくれないかな?」
orz
それから9回召喚をして9回とも☆3礼装という絶望的なラックを見せつけた所長と、聖晶石を27個も使ってしまった俺は2度目のorz状態になっていた。
「……もうサーヴァントなんて存在しないんじゃないかしら……。」
「お、俺の聖晶石が……。」
「なんていうか…ドンマイ?」
「くっ……こうなったら触媒を使うしかないッ!」
「そんなものカルデアには無いわよ!」
「俺のスマホから触媒になりそうなデータを送るからそれをFateシステムに組み込んで召喚してくれ。出来るよな?」
「ああ、データを組み込むことは出来るけどそんなデータがあるのかい?」
「この前やった事と似たようなものだ。できるったら出来る。その理論だ。」
「「ええ……」」
「あ、それなら彼がいいわ!」
「「「彼?」」」
「そう……確か孫 悟飯って名乗ってたわ。彼確か強かったし、それに真面目で優しくて、彼なら私は文句無いわ!……多分(ボソッ)」
「孫悟飯ってあのドラゴ〇ボールの?」
「リッツ氏、そこ隠してももはや意味がないと思いますぞwww」
「え?孫 悟飯って、俺ドラゴンボールのゲームは…………あ!パズドラか!パズドラのコラボキャラのアルティメット孫 悟飯か!」
所長、スマホ内でどこほっつき歩いてたんだよ!?まさかのパズドラ世界にまで行ってたなんて……
「まあ、出来ないことはないし? どうせなら頑張ってもらうか。 ……データ送信完了、準備はいいか?」
「……よし、データをそのまま組み込んだよ。いつでも準備OKさ!」
「よし、それじゃあ……」
ドラゴンボール(パズドラ)のキャラをFateシステムを使ってサーヴァントとして召喚してみる。Fate以外のキャラを直接では無くサーヴァントとして召喚するのは初めてで、しかも他人に契約させるのも実をいうと初めてだ。まあ、そのへんは何とかなるだろ。(楽観視)
ちゃんとしたサーヴァントの召喚光景が目の前に広がってほっとしたのも束の間、あることに気がついた。
「何このクラス?」
そう。見慣れないセイントグラフだったのだ。いや、ルーラーもアヴェンジャーも持ってるわけでは無いのでちゃんとしたセイントグラフを知っている訳では無いのだが。
光が収まるとそこに一人の人影が。
「えー、この度カルデアに召喚されました。サーヴァント セイヴァー、アルティメット孫 悟飯です。ご無沙汰してますオルガマリー所長。いえ、マスターとお呼びした方がよろしいでしょうか?」
「まさかのセイヴァークラスww」
「セイヴァークラスだって!?救世主じゃないか!いや、あのアニメのキャラなんだし当たり前と言えばそうなんだろうけど、セイヴァーかぁ……。」
「やった!私のサーヴァントよ!孫(そん)が来てくれたわ!」
「ホントにドラゴンボールのキャラが……」
「あの……?」
「ああ、ごめんなさい。私がアナタのマスターになったオルガマリー・アニムスフィアよ。呼び方は普通にマスターでいいわ。」
「はい!よろしくお願いしますマスター!」
「それじゃあ召喚も終わったことだし、ブリーフィングを始めようか。」
「そうね、乱夜はともかく藤丸やサーヴァント達はこれから行うことをまだ把握してないでしょうし。ドクター、説明を。」
「了解。まずは……そうだね。君たちにやって貰いたい事を改めて説明しようか。一つ目、特異点の調査及び修正。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……」
〜優男説明中〜
「ーーーーそうやって戦力を強化していく訳だ。分かったかな?」
「……理解しました。何はなくとも、まずはベースキャンプを目指す。必要なのは安心できる場所、屋根のある建物、帰るべきホーム……ですよね、マスター?」
「ああ、頼りにしてる。」
「そ、そう言っていただけると、わたしもたいへん励みになります。サーヴァントとしていぜん未熟なわたしですが、どうかお任せください。がんばりますから!」
「キュー!」
「フォウ居たんだなw」
「うんうん、あの大人しくて、無口で、正直なにを考えているかわからなかったマシュが立派になって……」
「あの、マスター? 二人はあの…できてるんですか?」
「知らないわよ。何よ、私の前でイチャイチャしちゃって……。」
「んーーw? どうしたんですか所長。顔が赤いですぞwww? やっぱり所長も乙女でござるかwwww?」
「ちょ、マスターそれ拙者の口調……」
「な!?そんなことあるはず無いでしょ!?バカじゃないの!?」
「ハイ、典型的なツンデレのセリフ。頂きましたぁ〜www」
「乱夜も相変わらずだね……」
「そりゃもちろん。だってこーゆー性格してるんだし? 仕方がn……ちょ所長?無言で殴ってくんのやめてください。(魔術のおかげで)痛くは無いけど顔が…だから顔が………………面白いですねwww」
「セイヴァー、ちょっとコイツを殴りなさい。」
「了解しました。」
「え゛……な、なあ?悟飯が出てくるのは反則じゃないか?だってほら、俺マスターだし?悟飯はサーヴァントだし?まあそれ抜きにしても力が違いすぎいいい!?ってぇぇぇ!?」
「…………まあ、彼は自業自得として本題に戻ろう。説明も終わったことだしさっそく管制室に行ってレイシフトの準備をするが、いいかい?」
「もちろん。すぐに行けます。」
「あ、あいあいさー……(ドサッ)」
「ああ、痛そうだ……。……今回はリッツ用のコフィンも用意してある。レイシフトは安全、かつ迅速にできるはずだ。特異点は七つ観測されたが、今回はその中でもっとも揺らぎの小さな時代を選んだ。向こうについたら、こちらは連絡しかできない。いいかい?繰り返すけど、まずはベースキャンプになる霊脈を探すこと。その時代に対応してからやるべき事をやるんだぞ。では…………管制室に行こうか。」
「あ、今の流れで出発では無いんですね。」
「マシュ、そこはツッコンじゃいけないところだよ。」
俺たちはそれぞれのコフィンへ入る。
「乱夜君、今回はサボらないようにね。」
「あ、それまだ覚えてたのか。まあ、これからは真面目にレイシフトぐらいするさ。意味消失したくないし。」
「うんうん、それじゃあ所長、リッツ君、マシュ、乱夜君…………健闘を祈る。」
「行ってらっしゃ〜い」
俺たちはレイシフトを開始した。
え、ダ・ヴィンチちゃんいたの?
ドラゴンボールのキャラって殆どがセイヴァークラスで召喚されそうw
感想待ってます。