スマホを持ってグランドオーダー   作:ぽ〜か〜おぅ♪

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大晦日になりました!

今年もあと21時間、やり残した事はありませんか?



……俺、まだ数字のレポートまだやってねェ!?


あ、リッツ視点でのスタートで三人称視点と交互に進みます。


その王、死の気配が濃厚過ぎた

やあ、みんな。俺は藤丸 立香。仲間からはリッツと呼ばれている。

マスターの適性があるというだけで、一般人であった俺が連れてこられたのはカルデアという世界を救うという使命を持った組織だ。

いや、「今は」かな? カルデアで爆発テロが起きる前の使命が何だったかは覚えていない。へー…そうなんだ、みたいな人事っぽかった。

そして爆発テロが起きて、元一般人であった俺がマシュと共に特異点に送られたんだ。

 

そこから俺の人理修復の旅が始まった。何もかもが初めての冬木で、闇落ちしたアルトリアさんを倒して黒幕に近いらしいレフ教授と話した。そこでもう1人のマスター、遊叫 乱夜が殺されかけた所長をスマホで救出という、文字にすると意味不明なことをした。これにより所長は助かって、僕達は全員揃ってカルデアに帰還することが出来た。

そしてカルデアでアルトリアさんを召喚して、カルデアで数日過ごした。そして所長の新しい体が完成して所長が完全復活した。

 

そしてこれだ... 所長が乱夜に頼んで召喚して契約したサーヴァントである孫 悟飯。彼は本来、アニメの中の人物だ。現実に居ていい人じゃ無いはずだ。いや、いい人なんだけどさ、ホラ、世界のバランスが崩れそうなんだよ。多分、僕達の地球上の全戦力が本来の力を持つ悟飯と戦うとしよう。……瞬殺だな。防御魔術とかで何回か攻撃を防げたとしてもすぐに突破される。それも数瞬の内に。

 

…………つまり、僕が何を言いたいのかと言えば、乱夜の召喚する奴は無茶苦茶だということなんだ。

 

現状を教えよう。アルトリアさんは少し僕達と距離を置いて、ちょこちょこ抜けてくるワイバーンを狩っている。普通だね。そして黒ジャンヌのサーヴァントである、バーサーク・ランサーを白ジャンヌとマシュで抑えている。うん、普通だね。マシュも頑張っていたし、2対1だけどサーヴァントと戦えている。

そして所長は魔術でバーサーク・ランサーの動きを止めようと何かを撃ったりして頑張っている。うん、まだ分かるね。所長は魔術の名門の当主って言っていたし。あれを見ていると、俺も頑張って魔術を覚えて、マシュのサポートができるように頑張ろうって気持ちになる。

そして悟飯。バーサーク・ライダー、セイバー、アサシンと戦ってさらに黒ジャンヌをこちらに来させないようにもしている。しかも本人はまだまだ余裕がありそうだ。

 

…………うん、コレハオカシイ。あの敵のセイバーも剣の達人みたいで剣の動きが俺には見えない。これを素手で避けずに捌く。ライダーは聖女様みたいだが、ボクシングの世界チャンピオンでも殴り倒すような……いや、それこそワイバーンも1発でミンチにするような拳をマシンガンさながらの速度で放つ。それを同威力の拳で相殺している。アサシンは攻撃すらできていない。攻撃をしようと体の姿勢を変えると、その時点で悟飯の拳か蹴りが飛んでくる。攻撃を繰り出す前に回避に入っている。もう逃げるだけで精一杯なようだ。黒ジャンヌは自分が戦闘に加われば勝てるであろう僕達のところへ来ようとするけど、間に悟飯たちが戦闘をしながら入ってきて、通せんぼをしている。

 

もう別次元の人だと思うんだよね。……あ、ドラゴンボール次元の人だったね、そういえば。

 

 

 

 

 

「孫! そのまま早く倒してちょうだい!」

「お任せを!」

 

所長の声に合わせるように悟飯が攻勢に出た。

 

「くっ! ワイバーンが1匹も来ないだなんて...。」

「っ……! このままじゃ誰1人殺せないわよ! どうするのよマスター!」

「私としては早く殺して欲しいのだけど……っ! でも、3対1でここまで圧倒されるのも、クルものがあるわね!」

「ライダー! そこから抜ける事は出来ないの!?」

「無茶言うんじゃ無いわよ! この人強すぎるもの!」

「どうやら貴女は移動手段を持っているようですね?なら、先に倒させて貰います!」

 

 

 

向こうでは孫 悟飯が1人で頑張っている。1度、所長が攻勢に出ろ!みたいな言葉をかけたらしくてどんどん攻めていっている。もうすぐ向こうは勝てそうだ。ならこちらも決着をつけよう。

 

「マシュ! 押しきれ!」

「了解、押し切ります! はあぁぁぁ!!」

「ぬぅ……!?」

 

 

 

悟飯がライダーに必殺の一撃が入ろうとした瞬間、マシュが上からランサーを押し潰しそうとした瞬間、ソレはやってきた。

 

「「「「「「「「「「「『!!??』」」」」」」」」」」」

 

「な、何よこの気配は!?」

 

辺り一帯を覆い尽くす死の気配。その気配にサーヴァントたちですら背筋を凍らせていた。

そして悟飯は悟った。これはフリーザ達みたいに邪悪な気の持ち主と言うだけじゃない。根本的に生者に害を与えるものだ。フリーザ達とは違った、心を入れ替えても存在そのものが悪と言える存在だと。

そしてソレはとてつもないスピードで広場に着地した。

 

「貴様らも死を讃えんとする者か?」

 

 

 

 

 

濃厚な死の気配と共にやってきたソレは正しく「死」そのものと言える怪物だった。見た目はまるで、神話から出てきたような、冥界の王と言えるソレをしていた。

 

「いや、貴様らはまだ死ぬ時では無いらしい。我が死を振り撒くのは貴様らでは無いようだからな。」

 

どうやら怪物はこちらにあまり興味が無いようだ。広場の中心で辺りを見渡しているだけだ。

 

「マスター! ご無事ですか!?」

 

尋常じゃない気配を感じたのだろう、アルトリアさんが戻ってきた。

 

「ああ、大丈夫だよアルトリア。それよりも……」

 

俺と所長は1箇所に固まって、前にアルトリアと悟飯とマシュで警戒をしている。

 

「アイツをどうにかしなくちゃ……!」

 

俺にだってアレがどんな存在かは何となく分かる。多分、殺意をばら撒くだけで人を大量に殺してしまう居てはいけない怪物だ。正直、フランスを滅ぼそうとしている黒ジャンヌたちよりも危険な怪物だ。

 

「な、なんなのよあいつは!? もうすぐ敵を倒せそうだったのに、どうしてもっとヤバそうなヤツが来るの!? あんなヤツどうすればいいのよ! 勝てるわけが無いじゃない!?」

 

所長が取り乱している。やばい、みんな混乱してきている。あんなものどうする事も出来ない、どうすればいい!?

 

「マスターも皆さんも落ち着いて下さい。アレに敵意を抱かないで下さい。恐らく、それだけでお返しに人を殺せそうです。」

 

と、悟飯が声をかけた。

 

「アレはこちらに興味を示していない。もしかしたらやり過ごせるかも知れません。」

 

確かに、アイツは辺りを見渡しているだけだ。俺たちに敵意があるようには感じない。相変わらず背筋が凍りついたようだけど...

 

「つ、つまり何もしない方がいいのね……?」

 

代表して所長が聞き返すが悟飯は頷くのみ。やはり悟飯も確証があるわけでは無さそうだ。

 

「くっ……!」

 

だが黒ジャンヌ側は既に固まって臨戦態勢に入っている。襲いかかってきたなら、すぐにも迎撃ができるように。

 

 

 

そんな緊張状態が続くこと数分。広場にまたもや新しい乱入者がやってきた。

 

 

 

死神のための葬送曲(レクイエム・フォー・デス)!」

 

突如、大音量で音楽が流れ出した。

 

「なんだ!?」

「くっ、重圧か……!」

「ちっ……!」

 

全員が一斉に音の出ている方向を向く。すると……

 

「正義のみんな!早く乗って!」

 

ガラスの馬に乗った1人の女性と、そのガラスの馬が引く馬車に音楽家のような男が居た。

 

「……!? あの御方は……!」

 

敵のセイバーが何か知っていそうだけど、自分たちの目の前にどうしようもなさそうなヤツが居て、大音量を発していてもヤツが興味を示していない今、あの馬車に乗って此処を離脱するのが最善だと思われた。

 

「全員、あの馬車に乗るわよ!」

「「「「了解!」」」」

 

これには全員即答した。一刻も早く、ココから立ち去りたいと気持ちがあったのだ。死の気配がどうやら全員の精神をすり減らしていたようだ。

 

 

 

 

 

「ありがとうございます!」

 

全員が馬車に乗り込み出発し、リッツが真っ先にお礼を言った。

 

「うふふ、いいのよ。困った時は助け合いましょ! あなたたちフランスのために戦ってくれていたんでしょ?」

「はぁ、はぁ、……はい、私たちはこのフランスを救うためにこの地に赴(おもむ)いたのですが、どうやら敵に見つかってしまい、そのまま戦闘になってしまったのです。」

 

マシュが今までの経路をマリーアントワネットに話し、それぞれが自己紹介を終え、取り敢えずの目的地について話そうとしたところで……

 

乱夜を置いてきたことに、カルデア組全員が気が付いた。

 

 

 

 

 

「どうしよう!? あのバカを置いてきちゃったわよ!?」

「乱夜が危ない……!?」

 

忘れてた…!そういえば、乱夜がワイバーンを足止めしてくれていたんだった。しかも自分のサーヴァントと離れてまで。

 

「乱夜さんを迎えに行きましょう!? このままでは彼が危険です! あの場所にはワイバーン、黒ジャンヌとそのサーヴァントたち、そしてあの怪物がいます。このまま放置していては彼の生存率が絶望的になるかと.....」

 

「ダメよ。あんな怪物のいる場所に戻れない。戻ってアイツに鉢合わせてそのまま襲われでもしたら、孫はともかく私たちは全滅よ。助けに戻って全滅じゃあ意味がないでしょう!」

「そんな……」

 

クソっ……!せめてあの時、乱夜がいる方向に逃げていたらまだ救えたかもしれない。どうしてあの時、乱夜を忘れてしまっていたんだろう。……でも……

 

「でも、乱夜ならどうにかしてアイツをどうにか出来るかもしれない。そう思うと、一か八かでも助けに行きたい。」

「「確かに……」」

「先輩……」

 

「……確かに、彼なら何とか出来るかもしれないけど、彼がいる場所に着く前にアイツと鉢合わせば確実に詰むわ。一か八か……でも……」

 

また所長が混乱モードに入った。こうなったらしばらくは考えが纏まらないだろうな。

 

 

 

それからマリー王妃とモーツァルトさんも話し合いに参加してきて、アイツの攻略法を考えて10数分、今までずっと何も言わなかったDrロマンが口を開いた。

 

『……みんな、心配しなくても良いみたいだよ。』

「「「何?」」」 「「「「「え?」」」」」

 

心配しなくてもいい? もしかして、アイツの反応が消えたのかな?

 

『僕達はアイツが現れて、アイツが何なのかずっと解析していた。』

 

うん。なるほど。だからずっと声がしなかったのか。

 

『結論から言おう。ヤツは英霊でも怪物でも、サーヴァントでもない。だけど、そこに存在している訳じゃない。誰かか何かから召喚されたモノのハズなんだ。霊基のようなものの存在すら確認できないけどね。』

 

「なんなのよ、それは!?」

 

所長が発狂気味に問い返す。俺にはよく分からないが異常なことらしい。みんなも驚いている。

 

『落ち着いて下さい所長。そして、僕らはこれと同じ召喚形式のものを、過去の資料から探し当てました。』

 

「なんですって!? そんな召喚形式が!?」

 

『はい、ソレは…………遊叫 乱夜のスマホ魔術による召喚形式の一つと完全に一致しました。』

 

「「「「「「「「は?」」」」」」」」 「「「え?」」」

 

「……つまり、アレは乱夜が召喚したってこと…?」

『ああ、そういうことになるね。アレが発する魔力反応を探してみると、乱夜が居た地点からまっすぐ街の正反対側に向かって行ったらしい。そしてそのままワイバーンとのみ交戦。殲滅をしていたようだよ。』

 

俺たちは全員顔を合わせて…………

 

 

 

一斉に、またアイツか!?と叫んだ。

 

 

 

 

 

 

「…………え、みんなどこ行った!?」




「え、俺の出番これだけ?」

まあまあ、いいじゃないか。出れたんだしw

「いや、俺主人公なんですけど!?」

知らねぇな! そんなに出番欲しけりゃあ、来年頑張るこったァ!

「チッ……! ……まあいいか、えー、それでは読者の皆様、良い年末を!また来年、元気に行きましょう!」

おい!?何勝手にシメでんだよ!?

「デュフフフww ぽーかーおぅ氏、乙w そしてそして、読者の皆様!拙者からも、良い年末を!」
「それではまた来年、良い年末を。」

黒髭と静謐ちゃんまで!? くっ!こうなったら俺もいうぜ!

「「「『この素晴らしい年末に祝福を!』」」」

…………って、お前ら入ってくるなよ!? そして何故俺の言うセリフ分かった!? ……あれ?静謐ちゃんも……?
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