クラスマッチでバレーしてきましたw 予選全勝ですが、本戦は初戦敗退ですww
え〜っと、リッツ視点から開始です。
乱夜と初めて会ったのは、俺がカルデアに来たその日の、中央管制室でだった。
「すぅっいませーーーん!遅れましたーーー☆!」
その時の、乱夜に対して初めて持った印象は「チャラい」だった。
そして、その説明会でうとうとしていた俺が、乱夜に対して、その次に持った印象は「キチガイ」だった。
睡魔が邪魔をして、説明をほぼほぼ聞いていなかった俺が、その説明会の中で鮮明に覚えていたのは、乱夜の「キチガイさ」が見て取れる言動の数々。
その時俺が思ったことは、キチガイみたいだけど、面白い人だなの一言だけだった。
たが、俺があることに気がついた時、乱夜に対する印象は「ムードメーカー」に変わった。
睡魔に負けそうになっていた俺が辺りを見回すと、そこには笑い、呆れ、達観、怒りと、様々な感情を晒すこの場に集まった面々。
乱夜が発言するまで、所長の演説でピリピリしていたその場は、とても和やかな雰囲気になっていた。
それを確認した直後の俺の意識は無く、恐らく寝てたものと思われるが、所長の平手打ち、所謂ビンタで起こされたがその瞬間の意識は無かったが、直後に理由も無く(恐らくはあったであろう)乱夜を、全力でビンタしたのを見た瞬間に完全に意識が戻って、吹き出した。
爆発テロが起きた直後の、強制的にレイシフトされた先、冬木市に乱夜は自力でレイシフトしていた。その他のマスターは全員危篤状態だというのに。
乱夜は前日に、その日の行動を占うことで爆発テロを回避したらしい。本人は「サボるのが吉」と言っていたが、後で聞いたことだが、黒髭が「占いで、自らの棺桶(コフィン)ごと守りを強靭に固めろって出たから何事かと思った」と乱夜が愚痴っていたのを聞いたという。
この事実から来る乱夜の印象は「聡明」。レイシフトという名の未知から身を守る為に、事前に手を打っておく聡明さが伝わってくる。事実、彼だけが爆発の起きたあの部屋で無傷だったのだから。
それに、彼が冬木にレイシフトしたあとにとった行動からも、その聡明さが伺えてくる。骸骨やシャドウサーヴァントが徘徊していた燃え盛る冬木市を、己一人で生き抜く事は不可能だと判断し、運用コストが低く、尚且つ戦闘が出来るサーヴァントをレイシフトが成功して早々に召喚したという。
……その結果が黒髭というのは置いておくとして。
サーヴァント(黒髭)を召喚した乱夜は、骸骨をなぎ倒しながら、冬木市における活動拠点となりうる場所を探し、結果、あの洞窟にたどり着いた。
この時、あの爆発テロが起きた直後で、冷静な判断が出来たということも評価ポイントだろう。
それ以降も、サーヴァント同士による戦闘の指示やサポートを、実戦経験が無いと言っていた乱夜は的確に行った。
洞窟に入ってからカルデアに帰還するまでの間で、乱夜に持った印象は「便利」、若しくは「有能」だった。
乱夜の持つスマホから発動される魔術は圧倒的な便利性を持っていたからだ。
カルデアのフェイトシステムや聖杯の補助などの、一切の補助なく瞬時にサーヴァントを召喚する魔術。敵を強制的に道連れにする魔物を召喚する魔術。資材などを収納する魔術。挙句の果てには、魂を砕いてスマホの中で再構築するという神の領域に至る魔術……いや、復活した所長にコレがどのくらい凄いことなのかと聞いた時、魔術ではなく魔法と言っていた。現代の魔術師はおろか、神々ですら出来る者は一握りだとタマモさんやイシュタルさんたちも言っていた。それと、あの炎の奔流などの分かりやすい魔術もまだまだ種類があるらしい。
何でも、たった一つの魔術系統から使用できる魔術の量じゃないらしい。「スマホ魔術」系統の魔術は乱夜だけしか知らないらしいが、乱夜は自分が使える範囲だけでも既にダ・ヴィンチちゃんよりもおよそ万能さと言っていた。
このおよそ万能な魔術は、俺みたいな一般人からすると、この上無く「便利」で、それを自在に扱える乱夜は「有能」という他なかった。
オルレアンと言うか、フランスでの乱夜は、今まで以上の「異常さ」を見せた。
始めの方こそ、チャラいというかキチガイというか、いつも通りの乱夜だったが、相手を罠に嵌めて陥れて嗤う事を基本戦法?としていた乱夜は、俺たちと別行動を取り、フランス各地に罠を仕掛けて回った。
俺達も罠に嵌る事があったが、対処出来ないというものでも無かった。まあ、対処出来るからと言って罠に嵌めていいという訳では無いので、当然怒る。
だが、敵を嵌めた罠だけは、俺達じゃ対処出来なかっただろう。
殺傷力が高かったり、回避不能の罠だったり。イラつかせるだけの罠もあった。
敵を確実に罠に掛けて殲滅し、ついでに俺達も罠に掛ける、乱夜の「聡明さ」と「キチガイさ」が合わさった行動を、フランスではとっていた。
それだけじゃなく、フランスから乱夜は戦闘員として、戦闘に参加するようになった。
本人は喧嘩殺法と言っていたが、それにしては洗練された体術と剣術、偶にプロレス技と、三つの術を基本として戦い、時には魔術を駆使し、サーヴァントと戦うこともあった。
マスターでありながら「戦闘員」となった乱夜は、強くなろうとしていた。本来、この人理修復の旅において、替えのきかないマスターの安全を考慮するのは当然のことだ。
だが乱夜は、大英雄クラスの戦闘力を持てば、大英雄クラス以下の障害は大体どうにかすることが出来るし、大英雄クラスや神霊クラスの敵が来ても、増援を待つくらいの時間は稼げるだろ?と言って聞かないのだ。
フランスで戦った竜種から手に入れた素材から、乱夜はこの形式の聖杯戦争において、マスターには必要のない戦闘力を高める武器防具一式を、魔術師のサーヴァントたちの力を借りて作り上げた。
これからも乱夜は、マスターでありながらも戦い続けるだろう。
俺や所長のように、最前線でサーヴァントたちを指揮して戦うという形では無く、サーヴァントたちを率いて、戦場の一番槍として戦う。
それは、危険で、止めさせるべきことだ。
だがそれは、全ては俺達を守るためにやっている事だ。
乱夜は俺達をなるべく危険な目に合わせないように、一人で頑張っているのだ。
偶に、乱夜のせいで困り果てる事もあるが、その行動の殆どは、俺たちの負担を減らすためのものだ。
あまり認めたくないが、俺は元々一般人で、マシュがいるとはいえ、この過酷な旅を二人で続けることは不可能だっただろう。
所長は、そもそも冬木市でレフに殺されかけ……と言うより、既に死んでいて魂だけの存在だった所長を神々でさえ難しい魔法を使った乱夜に救われた。それだけでなく、このままいけば発狂し得た所長の精神を、スマホの中?で達観というスキル()を覚えさせる事で守り、本人は不本意らしいが、所長を弄ることによってストレスをある程度に抑えている。勿論、弄ることによって生じるストレスがあるから、「ある程度」なのだが。
マシュはあまり強くない。守る事についてはともかく、戦闘力という点では、第一特異点時代の乱夜にも劣る。マシュはまだ強くなれるらしいが、伸び高はそれ程高くは無いらしく、強敵との戦闘は避けるべきだと所長やドクター、ダ・ヴィンチちゃんに言われている。コレは何となくなのだが、マシュは戦い続けると、将来的に大きな代償が現れてくる気がする。あくまで気がするだけだが、そんなマシュには出来るだけ負担を掛けたくなかった。
聡明な乱夜の事だ。俺達に大きな負担がかかると、どこかで無茶しなくてはならなくなると分かっているだろう。
勿論、俺達もこの旅を通して成長している。俺も所長もマシュも。乱夜は俺達がこの旅に耐えることができる程成長する時まで、色々と一人で背負っていくのだろう。
乱夜は自分に大きな負担を掛けてまで、俺達を成長させてくれる、「聡明で有能なキチガイ戦闘員」野郎であり、「いい人」なんだ。
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…………やぁ諸君。リッツから予想外の告発を聞いた遊叫 乱夜だ。
……え、何、そんな風に思われてたのか?
……………………テントに戻るか。
メイン、モンハン、サブの数話を並行執筆するには、俺のレベルが足りないか……。
……東方projectやBLEACH辺りの新作小説も執筆してみたいが、ここまで来ると格が違う。
後どのくらいあとになるかなぁ……(遠い目)