ま、今月からは(体育祭前だが)更新速度を戻すつもりなので、これからも本作品を宜しくお願いします。
…………ハイ、スミマセン。なんかそれっぽいこと言って更新が遅くなった事をスルーしようとしてスミマセン。8月以内って言ってた気がしますがテスト→体育祭練習のコンボで寝落ちが勃発して時間が無かったんです……。
………………
「ククク…………『運命の日』より既に数日経過したが、漸く『アレ』が完成したか……! ついに……ついに余が世界の中心に来る時が来たのだッ!! そうだとも! 『アレ』を起動した瞬間、この世界は……いや、いくつもの世界で余こそがその数多の世界の中心となるのだ! フハハハハ、 ハーーっハッハッハッ!!! ハーーーーッハッハッハッハッハッ!!!! 笑いが止まらぬとはこの事よ! 動力源の組み込みが終わり次第、すぐにでも起動してくれようぞ!! 余こそが世界の中心なのだぁッ!!!!!」
メディア 「ぽーさん、さっきから何バイトサボってるのよ! おかしな装置に使うとか言ってた給金(マナプリ)減らされたいの!?」
「スイマセンデシタァァァーー!!!」
乱「………………、ん?」
何処だ、ここ? 俺はさっきまで方舟の屋内で対カリギュラ用の特殊砲弾に刻む魔術式を頭の中で色々考えていたハズだが……確か魂がフッと抜ける感覚がして……何故に床も壁も天井も無い白い空間に居るんだ?
……ハッ!? まさかこれが世に聞く神様転生!? いつの間にか死んじまったのか、俺!?
…………いや、無いな。無い。そもそも世界には認識されてはいなさそうだが、確かに世界の異物である俺が死んだ時は、普通の死とは全くもって別物である。これはオルレアンで発見し、カルデアで何重にも保険をかけて検証した結果だ。が、ここに来て初めてのパターンだ。いつもなら、転生小説でお馴染みの「例の真っ白い空間」……まぁ、こことは少し感じが違うんだが、ソコにいて、俺が死んだ直後の映像が映画館並のスクリーンに映し出され、目の前にFGOでお馴染みのコンティニュー画面が出てくる。……が、今回は出てきていない。
「……うへぇ…、……閉ざされた墓地でジェイソンに追いかけられているゾンビが泣き叫んでるってくらい腐れやべぇし意味不明だぞ……。……自分で言っといてホント意味がわからねぇよ…。」
……ガチで何がどうなってんのかわかんねぇ!? だが、一分くらいどうするか闇雲になんやかんやしていたらスマホがある事と魔術が使える事が判明した。
これならなんとかなる!と思った瞬間に目の前に、木製の普通のドアが現れた。
「どぉ〜もぉ〜♪ いつも通り諸事情でぽ〜か〜おぅ♪と名乗っているしがない駄菓子菓子屋ですよぉ〜んwwww」
「死ね。」 ヒュン!
「だ が 効 か ぬ 。」 ガキィィン!!
「な、ナニィィィッッ!?」
こ、このやろう、先程取り出しておいたブラックカリバーを腰から高速で抜いて振り抜いたというのに、直撃する直前に滑り込ませた掌から現れた、おかしな障壁?で数歩分後ろに下がるだけに留まった。
「お前、アサシンの仮サーヴァントじゃ無かったのかよ!? 直撃すれば大英雄クラスのサーヴァントすら昏睡させる攻防力 15 の威力を持ってるんだぞ!?」
「フハハハハ!!ww これはゴッドイーターから持ち出した概念だw 掌を『盾』と定め、攻撃が直撃する瞬間『盾』を展開したために「ジャストガード (威力に関係なく完全ガード的な)」が発動したのだよww それをアサシンのクラスで現界したことによって手に入れた動体視力でタイミングを合わせただけの事!w セイバーの剣やランサーの槍なら武器で弾くことも出来ない俺だが、掌を攻撃に合わせて展開するだけなら容易いことよwwww」
「ぐぬぬ……」
な、なんてやつだ……。ゲームからとうとう概念まで持ち込んで来ちゃったよ。じゃあさっきのは障壁じゃなくてただの波打ってただけの衝撃波か。
「そ・れ・よ・り……。皆さん、特にギル様w がお待ちかねですよぉ?w」
「……what?」
ついにこの日がやってきたッ!! 『向こう』の世界とは完全に時間の流れが違うので、誰一人として知らないだろうが、『向こう』の世界の日付では数日前、俺こと「ぽ〜か〜おぅ♪」と乱夜の誕生日だったのだ。……もう一度言うが、『こっち』の世界と『向こう』の世界の両方にカラダを持つ俺しか知らないのだよ、悲しいことになw
……なので?w オレサマが自分と乱夜の誕生日パーティーを自ら企画してやったのだ!!w ……ふふふ、自分の誕生日を自分で用意するなんて、ぼっち感がすごくて「孤独耐性」みたいなスキルが着くかと思ったよ……。
まあ、そんな訳でw
俺はここの所ずっと、バイトと称してクエスト周回をしていた。乱夜たちが特異点に潜っている間、特異点と言うには微弱過ぎる歪みがあり、そこには鯖(サーヴァント)の霊基に注ぎ込めば鯖を強化する『種火』と呼ばれるモノを保有している雑魚が突然大量発生してたり、貴重な魔術素材を持つ本来その時代にいるはずが無いはぐれ鯖や魔物が現れてたりするのだ。俺は一人でこの時代へレイシフトし、コレらを討伐し、種火や素材をカルデアへ回収するのが俺のバイトだ。
集めた種火や素材はダ・ヴィンチちゃんやメディアに渡し、対価(給金)としてマナプリズムを貰うのだw
マナプリを集める理由は2つ。
1つ目は、……まあ、ざっくり言うとパーティー会場の設置費用かな?ww それが何となくしっくり来るので、そんなところだろうw
2つ目は、パーティー会場のエネルギー源にするためだ。……え? 例えば? …………………………電気とか?ww
えー、今の間は気にしないようにww
あと、何故一人で行っているのかというと、単に戦えるサーヴァントが居ないからだ。何処に勝手にレイシフトするサーヴァントが居るんだよww …………カルデアのサーヴァントですね、ワカリマス。
でもまぁ、勝手にレイシフトしても全然戦えないんだけどネ?ww そりゃあ、カルデアからの現界を維持させる程度の魔力補助を受けていても、それだけだ。とても戦闘をして持つ魔力じゃない。魔力供給はマスターとサーヴァントがかなり離れてしまえば、それだけで支障が出るものだ。まして、違う時代になんて居れば時空の壁とかもあり、一切魔力供給が出来ないのは当たり前だ。
ところがどっこいw 俺氏だけはフレンドポイントによる大量召喚では無く、乱夜のスマホからの直接召喚となっているww スマホから直接召喚した鯖は、乱夜からの魔力供給をスマホを通して行うのだよw 乱夜のスマホは次元を超える超特殊礼装、つまり、単独レイシフトした状態でも魔力供給が行えるのだッ!!w
とまぁ、こーゆーりゆー(理由)でー、このばーいと(バイト)をぉー、うけたわけなんですがぁー……
鬼だな、アイツら。
勿論、アイツらとはこのバイトの依頼主である、ダ・ヴィンチちゃんとメディアのダブルキャスターだ。この二人は、種火と素材で何かするつもりらしく、大量にかき集めていたのだ。……上記の理由その一のマナプリを渡して、パーティー会場設置の道具wも作って貰っているがなwww
そして、大量に種火と素材を集めるのに、ついに俺を人とも思わぬ超重労働、「無限種火&素材周回」を勝手に開始したのだ。
俺がレイシフトして帰ってくると、素材が回収されたか確認すると俺をコフィンから出さないまま、次のクエストへと送られるのだ。何度か脱出に成功して逃げ出し、(一応本物の鬼の血を引く)インフェルノちゃんとのゲームでダブルの癒し(美(少?)女+ゲーム)で癒された後、(実際はちゃんとした人間?(鯖)なのだが)鬼二人に雇われたサーヴァントたち(お菓子につらてたアルトリアだったり弱みを握られた男性鯖であったり)によって捕まり、コフィンの中へ連行される。
なんか孔明の気持ちがわかった気がする……!
兎も角、このクエスト周回を始めて数日、漸くパーティー会場が完成し、会場の燃料とも言えるマナプリを集め終えたのだ!w いやー、大変だったねェw 完成直前にマナプリ(給金)減らされそうになったがwwww(冒頭の出来事)
じゃあそろそろ、いろんなヤツらを招待するとしましょうかねぇwwww
(※ここから先は会話か殆どですw)
ぽ「という訳で?ww 皆さんを拉致って来ました☆」
所「どー言うことよ!? アイツが誕生日だから祝うってのは分からなくもないけど、わざわざ特異点の洞窟で奮闘していた私たちを拉致ってまでもすることじゃないてしょ!?」
立「えーっと? ここは何処のパーティー会場なの? 豪華過ぎない? それにさっきまで洞窟にいたハズじゃ……」
マ「はい先輩。確かに先程までは戦闘中だったハズですが、まるで魂が体から離れたような浮遊感がした直後、気がついたらこんな場所にいました。一体、何がどうなって……。」
ぽ「ぬるふふふぅwwww そこんところは『狼王の探索(ギネスサーチ)』(トリコ39巻より)っていう対象の本体以外の全て…そうだな、魂のようなものを一瞬だけ奪う技を流用して、特異点にいたカルデア勢全員の魂(仮)をここに持ってきた……と言うより拉致って来たww」
アルトリア「貴方は馬鹿ですか!? 今の説明の通りなら、そんな事をすればマスターやオルガマリーの本体は向こうで魂の抜けた状態で放置されるのでは無いのですか!?」
ぽ「それは問題無い(キリッ 魂(仮)を拉致った瞬間にカルデアや特異点とか諸々含めて『こっち』の世界の時間を止めておいたから☆」
所「止めておいたから☆ じゃないわよ!? というかちょっと待ちなさい。時間停止なんて小範囲ならともかく、世界規模で停止させるなんて、たとえ魔法でも可能なものなの? それに簡単に言ったけどカルデアから特異点への魔術の行使を、それも魂の分離と回収なんてそれだけでも魔法の域よ。それをこうもあっさり行使するなんて…。……姿形があったり声が出せたり机に触れるって事は、私たちは完全に魂だけじゃない、つまり霊体では無く、何らかの方法で実体を持っている。それはホムンクルスのようなものものを使うことで一般的な魔術師でも行使可能な事だけど、これは…………」(ブツブツ)
ぽ「なんか所長の目が死んだ状態でブツブツ言ってて怖いんだけど……w まぁ、そんな病んでる所長に言っとくけど、魂の分離と回収はグランドキャスターやグランドアサシンとかでも出来ると思うが?w」
『そうなの!?』
ぽ「あ、でも世界規模での時間停止は無理だな。グランドサーヴァントでも神霊でも無理だと思うぞw 最も、神霊を上回るようなやつが根源に繋がっていれば別かも知れないがww」
立「え? じゃあどうやって? ぽーさんって中途半端に万能なアサシンじゃなかったっけ?」
ぽ「おま、中途半端って…… ……まあいいか、そこんとこは此処の上位世界、俺が『向こう』の世界って呼んでるところにいる『こっち』の世界に唯一干渉できる神が自主的に時間を止めてくれてるんだよ。」
所「じ、上位世界d」
ロ「上位世界だってぇ!? そんなところがあるのか!? ぽーくんの口振りからするに、別世界の強大な神が関わっているようだ。なら……」
ぽ「そうそう、皆が知っているようなクソみたいな神じゃなくて、もう1回言うけど皆が知っているようなクソみたいな神じゃないぞ?w そもそもしょっちゅう時間止めてるらしいしなww」
所「ちょっと!? 私と言葉を被せないでくれる!? あと、なんでそんなに神に毒吐いてるの!?」
ロマン「いやいや所長、これはそんなことがどうでも良くなるくらいヤバイ事なんですよ? ぽーくんがそんな神と繋がってるってこともそうですけど、そもそも神って言うのはいくつもの神霊を知ってる乱夜くんに聞いたんですが、大半が自然や概念の擬人化のようなものなんです。そんな存在が人間に優しいわけが無い……。そんな神が乱夜くん達の誕生日を自主的に祝ってるって事が凄いんですよ。」
ぽ「エウリュアレとかステンノはアレでも全然マシな方なんだぜwww」
所「そんな……」
エミヤ「……それ程強大で協力的な神がいるのなら、人理修復に手を貸して貰えるのではないのか?」
ぽ「いやー、直接的な手助けはしないって言ってたけど、運命の誘導とか異世界からの物資転送とか、色々頑張ってくれてるらしいぜ?w (俺(作者)の事だがww)」
ロ「運命の誘導とは、これまたぶっ壊れた能力を持ってるなぁ……。」
ぽ「それと、ここでの記憶は本編に影響が出ないように特異点から帰還するまで薄らとしか記憶に残らないようになってるからなw ま、そんな事よりそろそろ今回の主役に登場してもらいましょうやww」
立「本編ってなんだよ……特異点修復の事かな?……あ、プレゼント持ってきてないな……」
マ「! 失念していました。誕生日にはプレゼントを贈るという文化があったハズですよね? 私、用意してません!?」
ぽ「その辺はノープロブレムww チミ達が頭の中で乱夜……と俺へのプレゼントを想像して『コレだッ!!』って決まったら『向こう』の世界の神がチミ達の所持金、又はその他財産やQPとかを使って具現化するらしいので、チミらが贈りたいと思うものを想像するといいwww」
所「もうなんでもありね……。」
ギ「おい雑種ゥ! 一体いつまで我を待たせておくつもりだ!! 折角我自ら祝いに来たというのに雑種本人がまだ来てないとはどういう了見だ!!」
ぽ「ほらほらw えーゆーおーも待ち侘びてる事だ。早速登場と行こうか!w」
「……what?」
「いや、だからもうみんなこの先にいるぜ?w」
「………………ゲームの概念持ち出してることよりそっちが優先?」
「いぇすwww」
「……何故?」
「ここに集まってる理由なら、俺たちの誕生日パーリーピーポーだよwwww」
「……つまり、まともな日本語に直訳すると「ここじゃない世界で俺たちの誕生日が来たから、お前は頑張って誕生日パーティー会場を作り、そして既にほかの皆招待済み」って事だな?」
「……自分で言うのもどうかと思うが、よく分かったな。」
「このかば野郎がww てめぇの思考なんざ半分くらいはお見通しだwwww ……それで? どうやって俺たちを拉致った?」
「それはな…………」
カクカクシカジカシカクイムーブ
「なんか余計なモノが挟まってた気がするが……。へぇ、『向こう』の世界の神ねェ……。」
「ま、わかり易く言えばお前を『こっち』の世界に転生させた奴(俺)だなwww」
「……今度その御方にあんなにカワイイ静謐ちゃん達に合わせてくれてどうもありがとうございますって言いに行ってくるわwwww そして神殿とか建てるwwww」
「因みに何を奉る?ww」
「そんなの、静謐ちゃんの1分の1立体フィギュア(自分作)に決まってんだろwwww」
「だろうと思ったよwwww」
この後、しばらく型月シリーズで誰がどのくらいカワイイかの雑談が、扉越しにギルガメッシュが待ちきれなくて「天地乖離す開闢の星」を放とうとした所をほかのサーヴァントらが止めに入って騒いでる騒音が聞こえるまで続いたというwwww
ぽ「…………そろそろ入った方が良さそうだな。」
乱「…………そうだな。」
約6000字……!!
というか長々と説明入れたら一話じゃ全く終わんねーじゃん…。下だけじゃなくて、下手したら中までかかりそう。