Aqoursと失われた記憶   作:ねぎぼうし

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お気に入り30件!本当にありがとうございます!
お気に入り100件越えしている方には到底及びませんが、こんな小説をお読み頂き、ただただ感謝でございます!
そんな小さな幸せをしっかりと噛みしめ、今回、作品で一番の謎解きに挑戦しました、斜めにかまえるです!
それでは本編、参りましょう!!



【第十四話】Aqoursと動き始めた謎

黒澤家の廊下にて、歩きながら説明をする。

 

「まず、この謎は僕とダイヤさんしか、解けない」

「わたくしと蒼輝さんだけ?」

「そう。なぜなら手がかりは僕とダイヤさんしかしらないから」

 

しばらく歩いたあと、ある一室の扉を開ける。

全員が覗きこむと

 

「うわぁー!」

 

花丸が歓声をあげる。

他の皆さんは引いている。

安心してください、花丸さんが異常なだけです。

 

「ここ……この前案内した倉庫ですか?」

「そうですよ。僕がダイヤさんをはg」

「わぁー!わぁー!」

 

ダイヤさんが慌てて僕の口を抑える。

なにこれ、周りの目がアレなことを気にしないぐらいダイヤさんが可愛いんですけど。

ちょっと涙目じゃん。僕は事故だったんだしいいけどなぁ?

 

「話がそれたな。ここでこの前、おかしなことがおきた」

「あら?ありましたか?」

「あったんだよ。覚えてますか?僕がダイヤさんにハg……ごめんなさい!」

 

一瞬ダイヤさんから凄い殺気が放たれたのでよしておく。

 

「えっと、いろいろあったとき、ある一冊をダイヤさんが持ち出しました」

 

全員の視線が僕からダイヤさんに移る。

視線が変わったダイヤさんは少々戸惑いを見せたが、すぐに立ち直り、思い出す仕草をする。

 

「……『科学のひみつ』ですか?」

「そう、それ。まだあります?」

「えぇ、たしかこの辺りにっ……」

 

ダイヤさんが本棚へ視線を走らすとすぐ一冊をとる。

 

「ありましたね。それがヒントです」

 

全員キョトーン。

 

「どうした?」

「どうしたって……ただの本じゃ」

「違うし。よーく考えろ?人形に鍵を隠す奴だぞ?」

「それが?」

「つまりは、少しの違和感を感じ取らないといけない奴しか解けないんだよ。それ前提で鍵を隠した」

 

人形の縫い目なんか「偶然じゃん」の一言で終わりだ。

だがあえてそこに隠したということは……。

 

「挑戦だよ。誰かこの謎を解いてみろってな。だって違和感を感じ取って調べるやつなんか推理好きなだけだよ」

 

まぁ僕の場合は単なる息抜きだけど。

 

「さて、話を戻すぞ」

「では話し手交代しますわ」

 

お?ダイヤさん?

 

「まず皆さんに一つヒントを与えます。まず今回感じ取らないといけない違和感はこの本。周りを見渡してください」

「汚いね」

 

バカ千歌……。

注目すべきはそこじゃなくて、

 

「管理が行き届いてる……」

「曜さん正解、その通りですわ。ですが、この本は……」

 

来た道を戻り、ある位置で止まり、本を近くの本棚に少し差し込んで、

 

「ここにありましたわ」

「あれ?そこって国語系の本棚だよね」

「その通り。まずこれに違和感を覚えないといけません。なのでおそらくこの本にさらなる隠し部屋のヒントがあると……」

 

今言いたいこと全部言われた。

僕の見せ場ぁ……。

 

「コホン!こっからはアドリブだ。全員考えろよ」

 

ダイヤさんから本を受け取り、一ページずつ開く。

数ページめくると、ルビィがある場所を指差し、

 

「ここ!マーカーが引いてあります!」

 

それからまた数ページ。

果南さんがストップをかけ、指差し、

 

「またマーカーだね。なにかあるのかな?」

 

ほかにもめくっていくと数ヶ所マーカーがある。引いてあったのは、

 

『ナトリウム+塩素→塩化ナトリウム

 

 銀+酸素→酸化銀 

 

 →水素+酸素

 

 酸化銅→酸素+銅』

 

「化学式ばっかだな……。しかも中学生レベルの。中学生にも挑戦出来るようにしただけかそれとも……。所々線で消してあるのはヒントか……?」

 

全員長考……ってあれ?

 

「千歌は?」

「あそこに……」

「はっ!!」

 

曜さんが指差した先には本棚の前で声をあげてぴょんぴょんする千歌がいた。

 

「……なにやってんの?」

「違和感!」

「……………はぁ?」

「あれだよ!」

 

千歌のぴょんぴょんした先、それは

 

「なるほど、グッジョブ千歌ァ!いよっとぉ!」

 

千歌の1.5倍ぐらい高くジャンプして本棚の一番上の段から一冊を抜き取る。

 

「…………しれっと結構跳ぶよね。っていうか何でも出来るよね、蒼輝君って」

「なにを今さら?コーチになったとき歌、運動神経は見せたろ。推理も随分と前からしてるし自分で頭の良さは折り紙付きだと思うよ」

 

ほんっと。記憶失う前の僕は何してたんだろうな?

スペック高すぎて自分でも引くことあるし。

 

「これが取りたかったんだろ?ってか……」

 

抜き取った本を見て、

 

「原子記号50選……。またコレ系か」

 

おいてあったのは数学分野。

千歌は違和感をキチンと察したらしい。

ジャンプしなきゃ届かない高いところにある違和感を察するって変なところだけ察しいいな。

 

「こっちには……マーカーはなし」

「可能性は2つ、ミスリードかヒントかね」

「梨子さーん、ドヤ顔で語っているとこ悪いんですが、皆分かってますよー?」

 

本に顔を埋めてツッコむ。

さてさて、そろそろ本題に戻ろう。

どういうことかマジサッパリ。

 

「ぐぬぬぬ……」

 

千歌がうめいているが元から当てにしていません。

 

「ダイヤさん、どう?」

「わからないですわ……」

 

ダイヤさんが視線を上げて、順番に顔を伺うが……。

全員黙って首を横にふった。

 

「しっかし以外だねぇ」

「なにが?」

 

曜さんが上を見上げて背伸びしながら呟くので問う。

 

「ほら、こういうホコリが溜まっているところって歴史書とかそんなんじゃない?まさか化学の本が置いてあるなんて……」

 

そうだな。確かにいが……い……?

 

「ッ!?」

 

あることに気が付いて手元の本を見る。

間違いない。『科学のひみつ』だ。

 

「科学……?イヤイヤ!オイオイオイオイ!キタぞ、キタぞぉ!」

「蒼輝君?」

「ナイスだ曜!そうだそれだぁ!」

 

勢い余って曜さんを呼び捨てする。

だがいまはそれどころではない。

脳をフル回転させて、答えを導く。

 

「花丸!その本!」

「ご、50選ずらか?」

「そうそれっ!水素、酸素、銅、銀、塩素、ナトリウムは何ページ目だ!?」

「え、えっと、酸素が10ページ、銀が30ページ、水素が2ページ、ナトリウムが3ページ、塩素が7ページ、銅が6ページずら」

 

さすが花丸、本をめくるのが早い。

すぐさま脳内で推理を組み立てる。

 

「……で、だから………うん、うん!」

 

脳内で歯車がガッチリ噛み合うのを感じ、

 

「よっしゃぁ!この挑戦、ぼくの勝ちだな……!」

「勝った、って……」

「勿論、解けたよ」

 

聞いた善子でさえ呆然とする返しをし、僕は隠しきれない笑みを溢した。




今回の謎解きの挑戦は、読者様に対してでもあります。
しっかりとヒントはちりばめました!
ぜひ、蒼輝君になったつもりで謎解きしてください!
まぁ学生が考えた暗号なので、さほど期待しないでくださいね?
ここでいくつかヒントを読者様にだけ。

1、この一話に誤字は一切、ない。
2、50選はミスリードでは、ない。

さて、お考えください!
それではまた!次回!
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