あ、もしかして推薦とかされた!?いや、さすがにないですわ……。うん、自分で言っといてこれはない。
あ、そういえば『芸能人格付けチェック』で俳句のBGMにMY舞がカラオケで使われててつくづくラブライブの凄さを知りました。
いやー、曲聞くとカラオケでもテンション上がるよね!
それはそうとタイトルの規則性キツすぎてタイトルで10分使うって何をしてるんですかね?
てなノリで、増刊号の第十五話、いっくよー!
「解けたって……」
「あぁでもコレ……えぇ?」
今更ながら自分のだした答えに不安になる。
「ま、まぁ一応解説。まず今回のキーワードは?」
「違和感!」
すかさず千歌が答える。
「そう。で、曜が言った言葉」
「えっと……『化学の本があるなんて意外』、だったっけ」
「そうそう」
「それが……?」
全員まだ違和感に気付いていない様子なので、本を顔の横に持っていく。
「『科学のひみつ』……?うん?科学?」
「おっ?レオ?きた?」
「『科学のひみつ』確かにおかしいな……」
レオが一番に気付くとは意外だ。
でも時間の問題かな?
「『科学のひみつ』……。え?科学って……?」
「果南さん、答えをどうぞ」
「もしかして……これ、表紙が違うんじゃないかな?」
はい、正解。
「ど、どういうこと?」
代表で善子が問う。
「これは科学じゃない」
「じゃ、じゃあ何よ?」
「かがくだ」
「はぁ?」
またも全員キョトン。
まだ気が付かないのか?
「音声に捕らわれすぎだ。ルビィ、かがくって何?」
「えっと、原子の化合、分解等の総称……ですか?」
「ほら、固定概念に捕らわれてる。果南さん、かがくって何?」
「生物、植物の生態系の総称だね」
「あっ……」
全員がハッとする。
「そゆこと♪電気はまためんどくさいから説明しないけど……。鞠莉さんなら分かりやすいだろ?ルビィのかがくは英語で?」
「化学、chemistryね」
「じゃあ果南のかがくは英語で?」
「科学、scienceよ」
ま、簡単な言葉遊び。日本語ならではの暗号。
「つまり、『間違い』を『変換』するんだ。さて、暗号に戻るぞ。この斜線。まぁ一般的に斜線っていうのは間違いをさす。今回もだ」
「化学式は間違ってるってこと?」
「そうだ。正しくいえば、計算が間違いだ」
「計算?」
「『変換』だよ。全部それに変換するんだ」
それ、とは。
「原子記号50選……?ページ数ずら!?」
「いいね、花丸も脳が動いてきたじゃないか。さっき花丸に聞いたよな?ページ数。それを加えると、こうだ」
スマホをとりだし、
あ、鞠莉さんがくださいました。お古だそうです。
そのスマホで、メモを開き、素早く打つ。
『ナトリウム(7)+塩素(3)→塩化ナトリウム
銀(30)+酸素(10)→酸化銀
水→水素(2)+酸素(10)
酸化銅→酸素(10)+銅(6)』
「ず、ずら?」
「ま、そうなるよな。まぁこれは一旦置いておいて、まずは単純な連想ゲームだ。お題はその本」
「原子記号50選で何を連想すればいいのよ……?」
善子がまた着眼点がズレた答えを言う。
「連想すべきは50のほうだよ」
「50?50というと……50音ですか?」
「ビンゴ!梨子さん冴えてるね!化合は足し算、分解は逆算とすると、こう!」
『ナトリウム(7)+塩素(3)→塩化ナトリウム (10)
銀(30)+酸素(10)→酸化銀 (40)
水(12)→水素(2)+酸素(10)
酸化銅(16)→酸素(10)+銅(6)』
「そんで、でた数字を五十音化すると……」
『ナトリウム(7)+塩素(3)→塩化ナトリウム (10、こ)
銀(30)+酸素(10)→酸化銀 (40、よ)
水(12、し)→水素(2)+酸素(10)
酸化銅(16、た)→酸素(10)+銅(6)』
「『こよした』、なんのことだろ?」
「残念ルビィ、コレはまだ続きがある。厳密には、修正点だがな」
「修正点?」
「……分かったかも」
「曜さ……、あぁまた……曜!どうぞっ!」
「二つ目の化学反応式、コレは化合だから両方の原子の数が揃わなくちゃいけないんじゃない?」
おお!頭良さそうな出だしだ!
元気一杯ヨーソローは本気だしたら知的に見えるのは初耳だ!
「で、酸素と銀の化合の割合は3:2だから本当は銀(15)+酸素(10)→酸化銀 (25、の)じゃないかな?」
「おおー!よーちゃんすごい!」
千歌が歓声をあげるが一番に解いたの私です。
大切なことなのでもう一度言うと、一番に解いたの私です。
「これで暗号は『このした』この下?」
善子が床をみる。
この屋敷は1階建てと聞くので、
「地下だな……」
「え?」
「千歌じゃない。反応するなよ。地下室ってことだよ。このしたの」
「ですが階段が……」
「んなもんあったらそれを暗号化しますって。つまりコレは……?」
「コレは?」
「ぶっ壊せってこと!!鞠莉さん!」
「手配したわ!」
早い!
そして出来んのかよ!?
「数分後には爆破隊が到着するわ」
「いやそこまで派手にしなくていいからっ!?」
そこまで出来なくていいって!
「なんかこう、レスキュー隊とか!」
「OK、かけなおすわ」
というかレスキュー隊でよかったのだろうか?
テレビとか見てると結構有能だから大丈夫だと思うが……。
「んぬぬ!はぁー!」
「背伸びはいいけどオッサンか」
千歌がぐーっと腕を上に伸ばし、かるく背伸びする。
まったく……お前そんなに頭使ってないだろ。
「あーしんどっ!」
善子も本棚にもたれかかる。
「そういう……。ッ!?善子あぶねぇっ!?」
「へ?キャッ!?」
慌てて善子を抱き寄せる。
すると次の瞬間、爆音と共に埃が舞い散った。
「コホッ!あぶねぇぇ……」
「なにが……」
起こったのか?問うより先に目の前の光景で察する善子。
そこには床を突き破った本棚があった。
「私がもたれかかって本棚が倒れたのね」
「あぁ、不幸中の幸いと言うべきか……」
「あったわね……」
突き破られた床の先には、予想した通り、部屋があった。
善子が巻き込まれていたら落下と下敷きのセット。笑えねぇ……。
「で、どうするんだよ?行くのか?」
レオが穴に近寄りながら聞いてくる。
いや行くのか?ってさぁ……。
「もう行く気満々じゃん。僕もだけど、さっ!」
「二人とも!?」
レオと同時に穴から飛び降りることで、千歌が声をあげる。
まぁ天井の高さから落ちるし、距離はあるな。
本当ははしごをもって降りるのだろう。でも、僕とレオの運動神経があれば、
「ほっ!」
「っと!」
受け身を取ればなんとかなるだろ。
……とか思ってました。楽観視してました。
仮にも天井の高さから落ちたんだ。
「痛ったぁ……」
「ッッッ!?!?!?!?」
足にものっ凄い衝撃がぁ。
ジンジンするけど歩けないことはない。
右のレオは足首押さえてるけど
「ダイジョブ?挫いた?」
「いや、大丈夫……。受け身ちょっとミスった……」
なにやってんだよ。
とにもかくにも周りが暗いのでスマホのライトをつける。
すると、地下室の正体が。
「オイオイオイ、倉庫イン倉庫かよ……」
「いや、どっちかっていうと倉庫アンダー倉庫じゃね?」
どっちでもいいわ。
上とほぼ同じ。たくさんの本が隙間なく並べてある。
こりゃまた謎解きか?
とかおもったら上から千歌の声が、
「二人ともだいじょーぶ!?」
「足がジンジンすること以外は大丈夫だよ!お前らは来んなよ!」
「な、なんでー!?」
「お前らスクールアイドルだから足ケガしちゃダメだろ!それに、どうせこの高さから降りて来られな……」
「よいしょ!意外と高いねー!」
「おっととっ!まぁケガとまでは行かないんじゃない?」
「えぇ………………」
来られるのかよ。
いや、コイツら絶対おかしい。
曜さん、果南さん、勢いよく落ちてきたのは分かるけど埃払うよりも先に足を痛がるべきだと思うのですが。
痛くねぇのかよ。
この二人を見ていると僕が異常と勘違いしそうになる。
あれ?もしかしてそうなの?
「こ、このヨハネも堕天を……」
「張り合わなくていいずら。あの二人は異常ずら」
ですよね!おかしいのは二人ですよね!
というか、しれっと毒吐く花丸怖ぇぇ……。
「降りて来られるのは四人か。残りは後からはしごでも使って降りてこい!」
天井に向かって一喝。
だがしかしこれは愚策だった。
なぜならはしごを取ってこいと言われたらすぐさま取りに行くのがあいつらなわけで。
その下の部屋に僕らはいる。
隠し部屋なんだから掃除はしていない。よって天井にはゴミ一杯。OK?
それを踏まえて聞こう。
千歌が走ったら、下の部屋、どうなると思う?
「ゴホッ!ゴホッ!」
こうだ。
埃が落ちてきて、呼吸がっ!
「ゴホッ!……クッソ、服が埃まみれだよ」
「全くだ……。あれ?曜は?」
周りを見渡すがいない。
近くにいた果南さんへ視線を向けるが首を横に振る。
どこ行ったよ?
「おーい!こっちこっち!」
「あ、いた。いつの間に……」
数メートル先本棚の陰からこちらに走ってくる女の子。
周りが暗くなかったらドラマのヒロインだろうに。
「なにしてたんだよ?」
「ちょっとね……」
ちょっとって何?歯切れ悪いな。
「どうする?まとまって移動をする?」
「一人で動こう!別れようよ!」
「な、何急にそんな気迫溢れる言い方してんだよ?」
レオが焦る。
気迫溢れる、面白い表現でさらに的を得ている。
だってぶっちゃけ溢れていた。さっきの曜の発言でコトッ…って音がなった。
なにかが倒れたりしたのだろう。
まぁそれが原因じゃないと思うんだけど。
あ、正しくはたぶん鬼気迫るだ。みんな間違えんなよ!
「一人でって、まさか単身行動?」
「うん……」
申し訳なさそうに曜が頷く。
だがさすがに
「それは危険だ。隠し部屋だしな。妥協して二人で行動、二手に別れよう」
「……………わかった」
何がそんなにおきに召さないのだろう?
「俺は曜ねぇちゃ……曜と行く」
「オイこらちょっと待てや」
しれーっと言い直してなかったことにしようとすんな。
「え?いま曜姉ちゃんって」
「ひ、人前で呼びすぎてついな……」
「へ~呼ばれてるんだぁ♪ちょっと蒼輝、私のこと果南お姉ちゃんって」
「よ び ま せ ん よ!?どさくさに紛れて何言わそうとしてるんですか!」
「あはは、ゴメンゴメン!」
「果南さんはほどほどに、いやそんなことは後だ!レオお前さらっと曜と一緒に行こうとしてんじゃねぇよ!」
「え?なんでだ?」
「周り!暗い!美女と野獣!」
「誰が野獣だ!」
要は、レオ、暗闇で変なことすんなよ?と。
「お前だって果南さんと一緒だろうが!嫌なのか!?」
「んなわけねぇだろ!ただ、美少女と暗闇で二人きりに耐えられない自分が怖いんだよ!普通なら男と女で分けるだろうがッ!!」
「お前そんなキャラだったか!?」
「うるせぇ!記憶失って推理が出来る超人でも一応高校2年の男の子なんだよ!今まで美少女JKの家にいてまだ
「自分で超人いうナルシストなんざ誉めるかよ!こっちだってクソ可愛い女の子の家で泊まってんだよ!そのくせ家では無防備なんだよ!どれだけ俺が苦労してると思ってんだ!」
「いま僕が激かわJKと肝試しデートを強要されそうな危険に比べりゃまだまだだろうがァッ!」
「お互い超可愛い子とペア組めるじゃんよかったな!」
「そうですね!とはいかないんだよ!なんたってアイドルが男女二人きりで暗闇はどう考えたって展開が展開だろ!」
「お前は現実とAV混同してんだろ!いいか!?可愛い子はいつだって純粋なんだよ!」
「だからやばいということをわかれ!ぶっちゃけヒロイン選択みたいになってるがどっちも攻略してぇんだよ!でも美少女アイドルなんだからさぁ!」
「二人ともストーーーーーーーーップ!!」
ヒートアップしてきたところで果南さんが止める。
せっかく盛り上がってきたのに。
「なんで止めるんですか!」
「私達の……体力が…………持たないから……」
いやどっちかっていうと僕らが争ってるんだから体力えぐれるの僕らなんですけど。
「あー暑い。耳まで暑いよ」
「顔真っ赤ですよ?熱ですか?」
「誰のせいだと思ってるの!」
え?僕らのせいですか?
さっきの美少女トークの中に暑くなる要素があったのだろうか?
男には分からん。曜さんに助けを乞おうと……。
「……曜?」
「ファイッ!?」
うずくまって髪をいじっているところに声をかけると聞いたことのない奇声をあげる。
ファイッ!?ってなに?戦うの?ゴングなの?
「……?こっち向けよ」
「いや、直視できないかな……」
僕なにか悪いことしましたぁ!?
んー?なにかなにか……。
「…………解けた」
「え?」
「曜、お前熱あるだろ?」
「は、はぁ?」
「さっきから顔が赤いんだよ。だからうつさないように僕のほうを向かない。完っ璧な推理!」
「…………。はぁ………」
ため息ってなに?
ありゃ?もしかしてはずれた?
じゃあ答えは何?
「さっきから激かわだの美少女だの……。聞かされるこっちの身になってよ……」
「果南さん?何かいいました?」
「…………なにも!」
なんかちょっと不機嫌!?
「ま、まぁ何はともあれ、私は曜と行くから!蒼輝、レオを頼むよ!」
女の子からの願い。どう断れと?
「了解しました。僕らはあっちを回りますんで」
「私達は曜がさっき行ってたし、あっちを」
適当に役割分担を決めてからレオの首を引っ張り連れていく。
しばらく歩いているとレオがポツリ。
「なぁ」
「うん?なに?へんなもん見つけた?」
「女心ってわかんねぇな」
「……秋の空より厄介だということは確かだよ」
「違いない」
必死に本棚へ視線を走らせるなか、暗闇に僕らの会話は消えていった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ねぇ果南ちゃん」
「なに?」
「激かわだって」
「曜さっきからそればっかり……」
仕方ないじゃん。
だってレオくんだって蒼輝くんと並ぶイケメンなんだよ!?
私がすこーしくらい喜んだって……
「曜はレオのこと好きなの?」
「……え?」
「異性として、どうなの?」
「まさかぁ!弟に誉められて嬉しいだけだってー!それに、アイドルは恋愛禁止、だよっ!」
あれ?スクールアイドルはどうだっけ?
まぁいっか!
「果南ちゃんは?好きな人いないの?」
「え?蒼輝だよ?」
「………………え?エエエエエエエエエエエエ!!!!!????」
「アッハハ!冗談だよー♪でも、イケメンとは思うかな♪」
「な、なーんだ……」
「曜」
「な、なに?」
「女の子ってめんどくさいよね!」
「………そうだねっ!」
私達は笑った。
それこそ、蒼輝くんにまで聞こえるように。
でも気になるのが……
「果南ちゃん?さっきから後ろに隠れて……もしかして暗闇、怖いの?」
「わ、私は全然平気だよ!」
「あ、お化け」
「え!?ハグーーー!!」
「嘘だよー♪さっきのお返しー♪」
「あ、やったなー!」
「またお化け!」
「ヒイイイイッ!?」
「アッハハハハハハ!」
「なんかラブコメに走り始めたな~」とか思ってるであろうそこの君!残念!作者の技量不足でラブコメは出来ないね!
じゃああの〆なに、だと?…………書きたかったんです許せ。
今回増刊号にした理由?さぁ?書きたいことを収めたらこうなったし。推理パートで一旦きってもよかったことを後から気付くが男に二言はない!15話記念で増刊号じゃい!
おかげで次回マジでネタがなくて困る大失態!アホかな?(アホです)
だから一週間で次回を書き上げられるか……。
失踪しないように頑張ルビィ!