「えええええええっ!?」
「どうしたのですか!?」
「え?いや僕、男ですよ!?」
「え、えぇ……」
だったら!
「男を自分の家に泊めるってことですよ!?」
普通の女子高生はしないでしょ!?
「…………鞠莉さん?もしかして説明はまだだったり……」
「That rights!さっすがダイヤ!理解が早いわね!」
「どうかんがえてもそれを一番に話しておくべきでしょう!?」
なになに?
話?聞いてないけど?
「はぁ……仕方ありませんわね……お話しますわ。と、その前に」
ダイヤさんはこっちを向きなおし、
「初めまして、浦の星女学院三年、黒澤ダイヤですわ」
浦の星女学院三年……千歌と梨子さんの先輩か。
まぁそれよりも……
名前が……珍しいな……
「ダイヤですか……」
「えぇ……言いたいことは分かりますがその反応も見飽きましたわ……」
名前がダイヤとはお母様はどのようなセンス持ちなのだろう?
まぁそれはおいといて、
「初めまして。吾が輩は記憶喪失である。名前はまだない」
「あら?夏目漱石?」
「えぇ、覚えてる記憶のひとつです」
と、軽く挨拶を済ませ、本題にはいる。
「いろいろ言いたいんですがまず僕はあなたの家に住ませていただくんですよね?」
「そうですわね。病院に行けない限りは……」
え?
「ちょっ!待ってください!病院に行けないとは……?」
「ほんとに何も話してないのですわね……」
ダイヤさん、鞠莉さんを一瞥、そして殺気。
「Sorry……」
鞠莉さんに大ダメージ、効果は抜群のようだ。
「話を戻しますわ。なぜ病院に行けないか、ですわね?」
「えぇ……」
「危険だからです」
「……は?」
「考えて下さい。あなたは何処で目覚めたのですか?」
「ええっと……砂浜ですが?」
「そして……」
ダイヤさん、次はこちらを見て
「服が濡れていない。これは異様ですわ」
……話が見えてきません。
「まだわからないのですか?あなたは、『砂浜で起きたら記憶喪失』なのですよ?普通じゃありえませんわ」
そういえば……
「身分証明もなく、砂浜にいたにも関わらず、濡れていない。都合がよすぎる……」
いや、ある意味悪いのか。
「そのとうりですわ。これがなにを指すかはもうお分かりいただけたでしょうか?」
マジかぁ……
それはいくらなんでも最悪過ぎやしませんかねぇ……
「つまり……人為的に記憶喪失にさせられた、と」
「えぇ。しかも記憶喪失なんてこと、狙ってできることではありません。それをしたということは、相当大きな組織かも……病院に行くということは身分バレですから記憶喪失どころではすまないかもしれませんね。まぁ問題点はそこではないのですが」
「え?どういう……」
「あなたは病院に行けません。そして記憶喪失です。最悪、脳の異常で死ぬかもしれないですわ」
「っ!?」
恐ろしい事実だ。詰みじゃん!
「そこで、黒澤家があなたを引き取り、その根源を割りだそうというわけですわ。わたくしの家は網元でして、書斎が大きいので調べものは良くできます」
「それって結局死ぬ解決作にはなってないんじゃ……」
「最悪の場合といったでしょう?本当なら記憶喪失ではなく、死亡していた所です。それがないということは……」
「記憶喪失で大丈夫なレベルだった……そして記憶喪失は死なない」
なるほど、記憶喪失で殺すなら最初から殺してるってことね。
「そういうことですわ。と、いうわけで家に来ていただけますでしょうか?」
まぁ……しかたない。
「よろしくお願いします。ダイヤさん」
こうして僕は新しい住み場所ができた。
にしても……
「鞠莉さん?なんで僕は説明をされてなかったんでしょうか?」
「Wait!まって!話せば分かるわ!だからその目やめて!?」
「事情説明はしておいてくださいといいましたわよね?」
「ひっ!?……ダイヤ?」
いいことを聞いた。
「あーいわれてたんだー。僕聞いてないけどなー?」
「そーいえば鞠莉ちゃん!これ落ちてたよ!」
さっきまで遊んでいた千歌が紙を出す。
それを素早く梨子が奪って黙読。
「……ダイヤさんこれ……」
ダイヤさんに手渡された紙を見てみると、
『記憶喪失の理由』
といちばん上に大きく書かれていて、その下にさっきダイヤさんが話したことがまるごとのってある。
これって……
「鞠莉さん?まさかこれ落としたから説明忘れた。とかいいませんよね?」
「確かわたくしに電話したさい、メモ取るから待てと言われましたわよね?」
鞠莉さーん?
「あっははは……Sorry」
逃げた!?
「いよっしダイヤさん!一回説教タイムですね!千歌、梨子さん!捕まえるの手伝って!」
「「ええ!?」」
「もう許しませんわ!いつもしっかりしろといっているでしょう!お待ちなさいな!」
「冤罪よ!ギルティ判決は待って下さーい!」
ふざけんなあああああっ!
どうでした?耐えきれました?今回は2000字にしてみたんですが多いですかね……?次回は主人公の名前を決めようと思います!あと推しは曜ちゃんです!まだ登場してないけどね!?ストーリー上こうなったんや……
というわけで!次回も読んで頂けたらと思います!