Aqoursと失われた記憶   作:ねぎぼうし

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どうも。斜めに構えるではなく、斜めにかまえるです。漢字変換しないでださい。斜めにかまえるです。
受験の窮地を抜けたので更新ペース上がります。
それでは中編どーぞ。


【第二十二話】Aqoursと取り戻した日常(中編)

引き続き魔都を歩く僕、黒澤蒼輝。

一応帽子を渡せたのは千歌、ルビィ、レオ、曜の四人。

残りのメンバーにも帽子渡さなきゃ騒ぎに……

 

「あの!サインください!」

「いいですわよ」

「写真を!」

「せーの!シャイニー!」

「握手して頂いても!?」

「ハグっ!こっちのほうがいいでしょ?」

 

………………。

もう……勝手に人気者になっとけよ……。

果南さんに至ってはファンサービスの域越えてるだろ。

 

「さて、どうしたものか……」

 

もう騒ぎになってるのは予想外だった。

無理やり連れ出すのもいいがそんなことしたら調べあげられて新聞に

 

『記憶喪失男子高校生、スクールアイドルを連れ出す!』

 

うん!ポリスメンだね!アウトアウト。

うーん、どうにか出来るものは……

 

「ん?あっ……」

 

目に雑貨店がうつり、ひとつの案を思い付く。

だがこれをすると人間としてのプライドを捨てることになる。

いいのか、僕?

うん。

 

──なるようなればいんじゃない?

 

そう僕が語りかける。

自分で言うのもなんだが無茶苦茶だよこの理論……。

うし、じゃあなるように、

 

「なれッ!!」

 

雑貨店に突撃する僕。

そこでした行動とは……。

 

 

 

 

───────────

 

さすがに……多すぎですわ。

このままではゆっくり東京をまわれません。

だから東京は恐ろしいのですわ……

 

「ダイヤどうする?多分走ったらにげられるよ」

 

果南さんが小さな声で呟きますが自分から逃げるというのは評判に……。

 

「ダイヤーちゃーん!こっちこっちー!」

 

ふと名前をよばれ二人を見ますが果南さんも鞠莉さんも私じゃないと首をふりました。

では誰が?

 

「こっちですぅー!」

 

声の方向を見ると帽子を深く被ったロングスカートの女性がいました。

髪が長いですが……金髪の知り合いは鞠莉さんのみですし……。

ふと頭に賢い可愛い生徒会長がよぎりましたがそんなわけはありません。

ではあの人は……

 

「…………ダイヤ、やるよ」

「え?」

 

今度は鞠莉さんが呟いたと思うと急にその方に手を振り、

 

「遅れてスイマセーン!sorry、友達来たからまたね。ラブライブ、応援してネ♪」

  

そういってファンを押し退けてあの方の方へ向かいます。

鞠莉さんが先陣をきり、自然と道が空いたので私たちはその間を通りました。

ファンはそのうち自然に散らばってくれました。

助かりましたわ……。

 

「あの、助けてくださりありがとうございました。見知らぬ方ですが……」

「オイオイ、見知らぬ方になった覚えはねぇぞ」

「え?」

 

女の方が出した男性の声に驚きを隠しきれせんでした。

もちろんそれは果南さんと鞠莉さんも。

なぜならその声は……

 

「ったく、なんで自覚症状ないんだお前らは」

「「「蒼輝(さん)!?」」」

 

深く被っていた帽子を脱ぐと呆れ顔の蒼輝さんがいました。

 

「ろ、ロングスカートに金髪の…カツラ?」

「いやーさすが東京。なんでも売ってんのな」

 

果南さんに凄い目でみられる蒼輝さん。

 

「安心してください。そっちの趣味はありません。ちょっと着替えるので待っててくださいね」

 

 

 

───────────

 

「ふぅー。あぁースースーしてない感動」

 

スカートいいことない。

こんなの普段着てる女子ってすごい。

 

「あの、」

「ん?どうしましたダイヤさん?」

「あの女性の声は……」

「あぁ。ん、ん゛ん゛ん゛。『これのこと?』」

「こ、声変わり!?」

「生体模写。万能の天才、黒澤蒼輝にできないことはないのです」

「monsterね……」

 

やかましい。

思い付いたとき出来るかなって思ったけどやってみて自分で引いたよ。

おもわず素で「うわぁ…」って言ったからね?

僕は以前なにやってたんだよ。

 

「そんなことはさておき、これからはコレ。メガネと帽子です」

 

さっきのこともあり、素直に受け取ってくれる。

 

「あ、ついでに恒例になってるし、聞いときますか」

「なに?」

「僕が記憶取り戻したらどうします?」

「記憶消したやつを一回シメるよね!」

「果南さん怖い。そしてそういうことを利いてるんじゃない」

 

一回シメるよね!

アイドルが言うセリフじゃない。

 

「わたくしは……蒼輝さんがなんと言おうと恐らく、雷斗としていさせるでしょう」

「どういうことですか?」

「黒澤蒼輝、というのは私たちが作った人格ですわ。記憶が戻ったら私は、雷斗さんとして、過ごしてほしいのですわ」

 

…………………。

 

「ま、一意見として聞いときますよ。でもダイヤさん!」

「はい?」

「これだけは忘れないでください」

 

三人が僕の顔を覗く。

ちょっと恥ずかしいけど、

 

「黒澤蒼輝も、悪くないですよ。皆で作った僕はきっと、僕が選んでこうなった。だからダイヤさんになんと言われても……蒼輝として生きるかもです」

 

言い終わり苦笑でシメる。

三人はポカーンとしているがそれでいい。

こんなことを言っているが実際、どうなるかはわからない。

結局、

 

「とりあえず今を生きる。今の僕にはそれが精一杯なんで。こんな答えしかでません。…………っと、着信?善子から?」

 

良いこと言ったのに空気を読まずに携帯が震える。

三人を見るとどうぞ出てくださいと言わんばかりの顔。なら遠慮なく。

 

「……はいもしもし?」

『ザァッーーー!』

「?」

 

なにかを引きずった音がしてそのまま電話は切れた。

 

「なんでした?」

「…………さぁ?」

「さぁ、とは?」

「なにかを引きずった音がして切れた。イタ電?善子が?」

 

なんだったんだ?

と、思うとまた携帯が震える。

 

「んだよまた電話……って今度はメール?なんだ善子あいつ?」

 

全員僕の携帯をみる。

そこに書いてあったのは

 

『おくみおびれつき』

 

「「「「は、はぁ!?」」」」

 

も、文字化け!?

怪奇現象じゃあるまいし……。

…………………………善子が?

 

「もう!善子おかしいよ!」

「まぁ果南さん落ち着いて。ただの電波障害かもしれませんし」

「………………違う」

「「「え?」」」

 

これ、普通に考えたら……。

そういうことだよな。

いやでも根拠ねぇし……

 

「電波障害とかだったらいいんだが。電波障害で終わるなら何万でも払えるし」

「Whats?どうしたの蒼輝?」

「なぁ、これに意味があったらなんだと思います?」

「い……み、ですか?」

「例えば……いや、やめとこう」

「文字化けも気になりますが最初の電話はなんだったんでしょう」

「ですねぇ……」

 

四苦八苦しているとダイヤさんがふと口に手をあて、

 

「ふふっ……」

 

と笑った。

 

「どうしたんです?」

「いえ、楽しくて」

「楽しい?」

「ええ。蒼輝さんとこうして話せる時間が。雷斗さんになったら、味わえないのでしょうか……」

「…………」

「やはり、東京に来て正解でした!」

「突然言い出してすいません……」

「いえ、Aqoursの練習をズラすだけの価値はありましたわ」

 

!!ズラ……す…………?

『おくみおびれつき』

 

「あ、あっ、あぁぁぁ………」

「Whats?どうしたの蒼輝?」

「そう、いう……ことで……あってたら…………まさか!まさかまさか!!」

 

素早く携帯をいじり、文字をうちこむ。

そして画面に写ったのは……。

 

「………くっそッ!!」

「蒼輝さん?」

「三人とも協力しろッ!!」

 

 

 

 

 

「あいつらが!……善子と梨子が危ねぇッ!!」




ななかまは基本書き留めはしないタイプですので書き終わるとすぐにだす感じです。ですので最終回どうなるか全くかんがえてません。あほです。そんなアホが書く次回、後編お楽しみに
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