Aqoursと失われた記憶   作:ねぎぼうし

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どーも、そんなにツイートしていないのにときどきくるフォローされました通知は読者様ということでよろしいでしょうか?斜めにかまえるです。
ミステリーマジ難しい。だれか変わってください。私と君の名はしてくれる人募集中です
さて、そんなこんなで24話。もうコナンみたいに黒の組織側からひょっこり顔出してくる展開とかどうよ?
はい、却下です。そんな緊迫かける技量がないです。あるのは駄文を投稿するブレイブだけです。
では24話どうぞ。


【第二十四話】Aqoursと取り戻した手掛かり

僕、黒澤蒼輝は自室でペンダントを握りしめながら、

 

「…………!?そうか……」

 

真実に辿りついていた。

事の発端は朝。

 

 

─────────────

 

さて、ペンダントっと。

自室の引き出しを開け、さっさと写真を合わせる。

すると写真はピッタリあった。

うん、やっぱりコレか。

 

「ま、だからどうしたってことなんだけど……」

 

とくに考えてたこともないし。

暗号かなんかあるか!?

いやそれねぇわ。だって僕の私物だし。

 

「ん~?」

 

謎の声をあげながら腕を組んで悩む。

考えるのは、3つ。

何をすべきか、何が出来るか、何をするか、だ。

 

1、何をすべきか?

決まってる。自分の正体の追及だ。

じゃあそのために何をする?

謎解きだな。でも肝心の謎がないんだよなぁ……。じゃあまず謎を見つける。

 

2、何が出来る?

ふむ、結論は一緒。

謎を見つけることから。

じゃあ謎を見つけるために何が出来る?

答えはペンダントを調べる。

 

3、何をする?

ペンダントを調べるならやはり、現代の技術だろう。

前に指紋鑑定したように。

でもなに調べる?

……………。

あ、そういえば……。

 

「前にテレビで……」

 

いけるかな……?

ある行動を思いつきスマホをつける。

そしてそこでする行動、それは……。

 

「グーグルアース!」

 

をつかった、位置特定アプリ。

最近マジですごいよね。写真だけでその場所がわかっちゃう。

良い子は真似しちゃだめだぞ!

ペンダントの写真の部分だけを拡大して撮り、位置解析。

さて、どこにでる……か……?

 

「は!?は!?えっ、ええ!?」

 

あわてふためく僕。

その場でウロウロしているとダイヤさんがやってくる。

 

「どうしたんですの……?」

「そ、それが……!」

 

いまの状況を伝えようとした瞬間、ある仮説が僕の頭をよぎった。

 

「…………!?そうか……」

 

これが……真実……。

これが……僕…………。

 

「…………ダイヤさん。僕は……」

「は、はい?」

 

僕は冷静に慌てず、ダイヤさんに 自分の正体を告げた。

 

 

 

 

 

 

 

「僕は外国人だったんだ」

「…………………………………は?」

 

ポカーンとされる。当然だろう。

だが真実だ。

携帯とペンダントを見せながら僕は続ける。

 

「グーグルの場所検索で出ました」

「あ、あの……」

「くっ、なんてこった……。こんな和風な家に泊まっておいて外国人だと?」

「それは……」

「だが運動神経がいいのもアマゾンあたりの血と言われれば納得できるっ……!」

 

「なぜしたのですか?」

「……………へ?」

 

衝撃の事実に驚いているとダイヤさんが謎の質問をしてくる。

いやいや、なんのためって……

 

「そりゃ、なにか僕のヒントがあればいいなーと思って」

「あ、いえ、聞いているのは何故調べたかではなく、何故グーグルだったのかと……」

「ううん?」

 

要領を得ない質問に首をかしげる。

 

「その……海だけで何処か判別するほど技術があるのですか?あるのでしたら花丸さんではありませんが未来ですわね」

「あっ……」

 

つまり。

────海だけで場所が分かると思ってんのか考えろ、と。

暗にそう言うダイヤさんは苦笑しながらこっちを見つめる。

ほんとだね。普通に考えたらそうだよね。僕はアホかな?そうだ、今度善子に記憶消去の黒魔術をかけてもらおう。

あんだけふざけてサクッと否定されるとは……。

穴があったら……地下室に穴あいてたよな?そこに入って……。

 

「そ れ に !」

 

ナーバスになっていたところをダイヤさんが三音で元の世界に引きずり戻す。

 

 

「もし外国だとしても、私達は海外に行くお金はないですし、なにより……」

「なにより?」

 

それからダイヤさんはにっこりと天使のような笑みをうかべ、

 

「お留守番、お願いしますわ」

「…………………うぃ」

 

海外行く時間はないそうです。

それからしばらくして、Aqoursは北海道へ僕らをおいて行った。

途中めっちゃダイヤさんがへこみながら帰ってきて

 

「どうしたんですか?ってルビィは?」

 

と聞くとこっちを睨んできた。

なにやら北海道へ置いてきたようで。

心配して千歌に話を聞くとなんかはぐらかされるし。

しかたなく自分で勝手に推理をして『サプライズでなんかする』ということまでは分かったが合同ライブとは驚いた。

だが残念ながら体調が悪かったので現地にはいけなかった。

それから数日後のお正月、高熱を出してしまうのだが、それはまた別のお話。

 

─────さて、冬休みがあけ、残すはラブライブ本戦のみ。

練習は厳しさを増し、セイントスノーさんが残していったスケジュールにマネージャーとして感心しつつ時間は過ぎていった。

一方謎解きはというと。

 

 

 

 

「うーん?」

「進展なしディスカ」

 

ホテルの一室で鞠莉さんと二人っきりで話す。

お呼ばれしたのは今朝、電話で伝えられたもので昨夜は初夜ではない。

もちろん僕にその気はないし、言い寄られても断る、もとい逃げ出す気ではある。

幸い鞠莉さんは普段着で薄いネグリジェとか過激なものではないのでその気はないらしい。

まぁネグリジェでも僕をからかうとかそんな理由だろう。

 

─────話を戻そう。

なぜ僕がホテルに呼び出されたのか。

最初はからかうためだと思っていたが違うらしい。

おもむろに机をはさみ椅子に座ってから僕にこう語った。

 

「Gameをしましょ?」

「ゲーム?なんで?」

「推理ばかりじゃ頭がパンクするデショ?」

「そんなことないけどなぁ……」

「普通にやってもつまらないから……。そうね、負けた方は言うことをひとつ聞くってのはどうかしら?」

「…………へぇ?いいでしょう。そんなオプションがつくのなら」

 

最初は受けないつもりだった。

だがこの言葉が僕の闘争心を掻き立てた。

それにここで退いたら根性なしと罵られる。だが負けたらなにお願いされるか分かったもんじゃない。

大丈夫、頭脳戦ならほぼ僕の勝ち。単純な運ゲーはお互いイカサマの読みあいになる。

 

「勝負内容は……」

 

鞠莉さんは僕の言葉をまっていたように机の下に手をまわす。

なにでくる?ポーカーか?ブラックジャック?イカサマしやすいもの……

 

「これよ」

 

出したのはトランプではなく、板。

すぐに横に立体の駒が置かれる。

これは……ッ!

 

「ちぇ……!?」

 

チェスッ!?た、単純に頭脳戦!?盤上で競うチェスはイカサマはしにくい。これはつまり……。

 

「相当自信があるみたいですね?」

「そんなことないわよ。たまたま近くにあったからやろうと思っただけ」

「僕が負けず嫌いなのご存じ?」

「オフコース!もちろんよ。さて、始めましょ?」

 

そういいながら鞠莉さんは駒を動かし始めた。しれっと先手をとられたが焦らない。単純に受けきればいいだけだ。

 

 

 

 

 

 

────────あれから一時間後。

  

「チェック」

「……………………ッ!!」

「チェックメイト」

「…………参ったよ。強ぇぇぇ」

「予想外?」

「とても。まさか頭脳戦でまけるとは」

  

結果はまさかの僕の負け。

文面では伝わりにくいがお互い結構体力を持っていかれてる。

そもそも将棋と違い持ち駒を使えないチェスは割と短時間、といってもまぁ長いのだが将棋と比べはるかに短い。

初心者同士では二十分程度で決着がつく。

それが今回は一時間。熱戦はもちろんのことお互いデスゲームで負けてはならないプレッシャーを背負いながら戦う。

体力ごっそりいってしまうのはしかたがない。

 

「こういうのは小さいころからやっててね」

「忘れてましたよ。そういや海外留学をわずか一年で済ませて現理事長。普通に考えたら頭脳戦で勝てるはずが無かったわけだ」

「フフッ。さて、それじゃあ……」

「お願いね。なににします?」

「うーん何も考えてなかったわ」

「自分でいいだしたのに?」

「……………保留かしら♪」

 

考えるなかでもっとも最悪な答えだ。

好きなときに好きなことをさせられるわけだからその効力は絶大。

下手に反抗できない。

ま、だからといって投げ出すなんて野暮な真似はしないが。

 

「さて、なんか負けてやる気失せかけてるけど」

 

机のチェス盤を片付けながら種類別に駒を並べる。

そして順番に駒の横に手がかりを置く。

 

ポーンの横にはペンダント。

 

「これは多分僕のプライベートの物だから謎はないかな」

「だから最弱のポーン?」

「うーん、それもあるけど……」

 

────ポーンは終盤クイーンとなる。おそらくこのペンダントの写真の場所が分かれば……。

 

「さて、次はですね」

 

ナイトの横にはぬいぐるみ。

「あの鍵が埋まってあったぬいぐるみね?」

「はい。地下からあんな本が出てきた以上、おそらく黒澤家は何らかの形で今回の件と関係している。となればこの先手掛かりになる可能性が高い。まぁ今つかえないけど」

 

ビジョップの横に、

 

「あら?」

「意外でしょ?コレがビジョップなんて」

 

『人為的記憶喪失研究、著・黒澤玉髄』

 

「結構重要だからクイーンだと思ってたわ。なんでビジョップ?」

「ほいっ」 

 

すぐ横にクイーンと鍵。

 

「あぁ、それがあるからクイーンじゃないのね」

「ま、この鍵については地下隠し扉だとおおかた見当はついてるから一番使えるしな」

 

最後にルークの横に、

 

「……………なにも置かないの?」

「えぇ。ルークは最も手掛かりになりそうでならないからルークです」

「………?これ以上手掛かりなんて……」

 

そこで僕は立ち上がり部屋を出ることにした。

そそくさと出した荷物をしまう。

ルークをみて、少しひらめいたことがある。

 

「あら?おいとま?」

「おいとまするって帰国子女も使うんですか」

「悪い?」

「いえ。そう言えば結局なんでホテルなんですか?」

「お願い事を聞いてもらうため?」

「………………やられました。素直に敗けを認めます」

 

つまり何もかも計算されてたわけだ。

ゲームを提案することも、チェスで対戦することも、勝ったときのオプションも。

自分が勝つと分かった上で僕に勝負を挑んだ。

始まる前から負けていたわけだ。

 

「悔しいし、リベンジしますよ。いつか」

「待ってるわ」

 

バタンと大きすぎることのない、さすがは高級ホテルといった音をたてながら僕は部屋を去った。

そしてポケットから携帯を取り出して、

 

「あーもしもし?ちょっと話したいんだけどさ、今から会えるかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ルークくん♪」




毎回思うんですけどあとがきってなに書きゃいいんですか?
近況は前書きで終わってますし。
長いことあとがき書く作者さんいらっしゃいますがよくそんな喋れるねと。
作者の近況といえば卒業して風邪ひいて自堕落な生活送ってるぐらいですけどね。
次回は遅くなります。
なぜって?書くことがきまってないからさ!
はいそこ「こんな終わりかたで?」とか言わない。
ルークくんは新キャラじゃないからね!?
落ち着いてのっぽパンでも食べながら待っててください。

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