Aqoursと失われた記憶   作:ねぎぼうし

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第六話にもなって「感想きてないかなー?」と30分おきに確認する残念作家、斜めにかまえるです。
感想が生き甲斐です。
常連のソレノイド様に助けられてるようなもんです。
はい。露骨な感想稼ぎは置いておいて本編どうぞ。





【第六話】Aqoursと失われた部活

今回は過去語りから始めさせていただこう。

嵐の前の静けさ。

誰が考えたのかしらないが実に的を得ていると思う。

その日は平和で、記憶喪失のことも忘れ、のんびりと学校生活をしていたわけだが……

 

「蒼輝くん部活は?」

 

とまぁこの千歌の一言で察しのいい人は今後の展開が分かるだろう。

だがしばらくお付き合いいただきたい。

 

「ない……な。まぁ別に早く帰れるし問題ないけど」

「だったらさ……」

 

はい、もうバカでも分かるだろう?

それでは次の千歌のセリフを皆さん当てていただきたい。それではご一緒に。

せーのっ!

 

 

「スクールアイドル部!入らない!?」

「…………は?」

 

 

 

 

 

 

「却下」

「なんで~?楽しいよ!スクールアイドル!やろうよ~」

「却下っ!」

 

と同じ会話を延々千歌とする。

さて、これはどうしたものか……

 

「あのな千歌?僕男だしアイドルとかないし」

「だからマネージャーとして~」

「アイドル知らない僕が何マネジメントするのさ?」

「うっ……」

「素直にいえば?人数増えたら部費も上がるって」

「そ、それは……」

 

図星かよ……

そもそも僕は早く帰ってあの倉庫の本を片っ端から読んでいるのだ。

部活の時間帯なんてないし。

まぁ手掛かりは相変わらずペンダント一個なんだけど。

 

「むーしかたない!」

「そうしかたない!あきらめろ?」

「いやだっ!」

「……じゃあどうするよ?」

「形だけでも籍をおくとか……」

 

バカ千歌だな……

できたらやってるし。

 

「あのな、部員にお堅いダイヤさんもいるんだ。形だけでもとかやってたらいずれ来いっていわれるぞ?」

「うっ……」

 

そもそもやる意味がないのにやれと言われてもなぁ……

 

「……わかった。でも見に来るだけでいいから来てみてよ。スクールアイドル部。屋上でやってるから」

「……行くのは強制?」

「しないよ。でも絶対に来た方がいい」

 

……だめだなぁ。こういうの弱いんだよ僕。

千歌の真っ直ぐな瞳に見つめられ、今日は部活見学することになった。

 

 

 

 

 

 

屋上に果南さんがリズムを取る手拍子が響く。

「ワン、ツー、スリー、フォー」

 

素人目からしたら十分Aqoursは上手にみえる。

でもこれで地区予選落ちたそうだ。

確かにμ'sとはあきらかというわけではないがなんとなく違うというのは分かる。

あと思うのだが…

 

「千歌さぁ……間違いすぎじゃね?」

「うっ……」

 

ステップ間違えるリズム間違える……

素人の余計なお節介かもしれないが。

 

「ここをこうして……」

「あーもう違っ……こうじゃね?」

 

その場で軽く見よう見まねのステップをする……なんで皆さんこっち向いてるんですかね?

すると曜が皆の代表のように

 

「驚いたよ!蒼輝くんはダンスも出来るんだね!」

「はは……少しだけです」

 

と、曜さん……ああいや、曜は誉めてくれているが……

呼び慣れねぇー…………

もう心の中は曜さんでいっか。

とりあえず説明すると、

ぶっちゃけ部活ない分の運動を家でするにあたり、教えて貰ったμ'sを一人で踊ってただけという……

だが千歌は

 

「凄い人材だよ!これならコーチとしてでも」

「おいそこ!勝手にコーチにしようとするな!」

「……蒼輝さん。ユメノトビラー♪、はい」

「……梨子さん?歌えと?」

「えぇ。ユメノトビラー♪、はい」

「……ユメノトビラー♪」

「…………コーチにしましょう」

「梨子さん!?」

 

いや確かに音楽の点数はいいけどそこまでだったかな!?

 

「……千歌ちゃん?蒼輝くんを見習って」

「梨子さんやめてくださいぃぃぃ!そこまで言われたら逆に恥ずかしいからぁ!」

 

これ以上追撃をかけるなぁ!

 

「蒼輝?代わりに入部届け鞠莉にだしとくよー」

「果南さんはなに勝手にしてるんですかああああ!」

「いいよー出しといてー」

「千歌も勝手に決めるな!」

「許可しマース!」

「鞠莉さんものらないでえええっ!」

 

ああもう……

 

「家に帰りてぇよおおっ!」

 

 

 

 

 

 

「どうでしたか?」

「あの時の千歌の誘いに乗った自分をいまとてつもなく殴りたいです」

 

帰り道、ダイヤさんと二人きり、ルビィはどうやら花丸さんと本屋に寄り道するようだ。

 

「つまりスクールアイドル部は退屈だった、と?」

「……どうでしょう?」

 

そこんところは自分でもよくわからない。

 

「……楽しかったでしょう?」

「………………え?」

「蒼輝さん、踊ってる時、人を惹き付けるような素敵な笑顔をしていましたわ」

 

……まだイジる気ですか?

 

「さすがにこれ以上は穴掘って出てこない領域ですよ?」

「いいえ、そんなものではありませんわ。楽しかったのでしょう?スクールアイドル部が」

 

……かもしれない。

 

「……楽しかったらやってみて、それから考えればいいの」

「そう簡単に言われて……あれ梨子さんなんでここに?」

「蒼輝をコーチにしようと思って」

「よし、穴掘ってください。入ります」

「冗談!えっとなにか蒼輝くん悩んでたから」

 

……悩む?

 

「私、その顔知ってる。あの頃の私みたい」

 

あの頃……

 

「もしかして……」

「もしかするの。考えてるとおり、私はスクールアイドルなんてなる気はなかったんだけど……」

「なら……」

「私が続ける理由なにか、でしょ?今日で分かったんじゃない?」

 

……確かに、踊ってるとき梨子さん、いや、皆、輝いてた。

そうか……少し意地をはらせていただこう。

 

「悩んでるならやってみて?きっと……」

「いえ、梨子さん。『絶対』です。きっと輝けるではなく、絶対に輝いてみせます」

 

負けず嫌いになっていいよな?

だって僕だって……

 

「僕だってAqoursの一員ですから」

 

 

 

 

 

嵐の前の静けさ。

誰が考えたのかしらないが実に的を得ていると思う。

その日は平和で、記憶喪失のことも忘れ、のんびりと学校生活をしていたわけだが……この日から、少し、日常が騒がしくなった。

そんな日常で僕は輝けているのだろうか?

答えは『Yes』何故かって?

それはだな……

 

「さてと、練習メニューやるぞー!」

「了解コーチ!」

「コーチじゃなくておればマネージャーだっていってるだろ千歌!いいからランニング行け!」

「蒼輝くんの鬼ー!」

「はいはい。さっさと行くぞー」

 

こういうことだったりする────




歌もダンスもできる蒼輝さん。ボロ出す回はちかいかも……?まぁ予定決まってないですけど。
それなりにミステリーしつつこんな感じの日常回も増やしていこうかと思います。
次回は……アニメの勢いで明日でるかも……もしくは来週……?
一週間に一話は確定ですのでお待ちください。
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