Aqoursと失われた記憶   作:ねぎぼうし

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小説が上手く書ける!という本をみかけ、立ち読みしていると自分には無理だと悟りました。斜めにかまえるです。
小説が上手くかけなくてもお気に入り20もあるし!と逆に開きなおることにしました。ミステリーでごまかすしかない!だって日常とかハーレムとか書きたいけどドヘタだもん!


【第九話】Aqoursと失われた百獣の王

「ペンダント?あぁダイヤさんから聞いたあれ?」

「そう、それ。バスは?」

「えぇーと、この時間だと……二分後?」

「ちょぉ!?千歌!曜に連絡!死んでも泊めさせろ!AqoursメンバーにLINE!レオのこと話して明日昼にダイヤさんの家に集合かけろ!僕は今すぐ帰るッ!」

「えっちょ!?もう一回言って!」

 

そんな時間があるわけないだろ!?

このバス乗り過ごせない!

そんなわけで浜辺の砂に足を取られながらも、なんとか間に合い、家に帰れた。

さて、すこし前にそろそろと言ったのを覚えているだろうか?

なにがそろそろかと言うと、

 

「おっ!届いてる!」

 

ポストの中にある封筒を手に取る。

そこには……

『完全一致』

 

「よっし!」

 

したのは指紋鑑定。

この結果を知りたくて早く帰ってきた。

ぶっちゃけ20分ですむが田舎にはないらしく、遠くまで指紋を送るのに3日もかかった。

この指紋鑑定が実は13万近くした。

あの時鞠莉さんの苦笑いを初めてみた。

さ、さすがに捜査とはいえ13万は働くべき……?

 

「これでこのペンダントは晴れて僕のものだと証明された、あとは……」

 

隅の写真の切れ端。

どこか判別出来れば大分正体に近づくけど何せ空じゃなぁ……

とりあえず明日の昼、レオの話を聞こう。

僕と違って何か覚えてるかも知れないし。

 

「……あれ?ちょっと待て、僕は僕でレオは……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日───昼

 

「へー、その子が二人目ずらか?」

「お兄ちゃん……ではないですね、同学年?」

「また記憶喪失とは……」

「ちょ、ちょっと反応薄くねぇか!?」

 

レオが涙目で問う。

えー!?みたいな反応を期待してたのだろうか?

だが答えは悲しきかな諸行無常。

 

「蒼輝くんで慣れたし……」

「事前に聞いていましたし……」

 

ラインで連絡を千歌に頼んだし……

 

「……き、気を取り直して!これから何をするんだ!?」

 

話題の変え方強引だな。

こちらとしても早く話題を進めたいからいいけど。

 

「自己紹介ターイム、黒澤蒼輝でーす。記憶そーしつ持ちー」

「高海千歌ー、ふつーかいじゅー」

「渡辺曜ー、ようそろー」

「え?えーと、桜内梨子ー、作曲たんとー。……これでいいの?」

 

曜さんの対応力はさすが、僕と千歌のフリを見事に流した。

梨子さんはまだ慣れないらしい。

 

「黒澤ルビィー。がんばるびぃー」

「国木田花丸ー。ずーらー」

「ヨハネー」

「こと津島善子ちゃんずらー」

「ヨハネ!えーと、だてーん」

「小原鞠莉ー。しゃいにー」

「松浦果南ー。ハグー」

「さ せ ま せ ん わ!不埒ですわやる気を出しなさいな!黒澤ダイヤですわ!」

 

以上Aqoursでした。

 

「おまえらやる気あんのか……?渡辺レオ」

 

最初のフリでひどい自己紹介になったけどまぁこんな感じで自己紹介は終わった。

 

「本日のラインナップは

・レオの記憶喪失について

・レオの設定について

・僕の気になる所と見解

となっております。どれからいく?」

「妥当に言った順だね、レオの記憶喪失について」

 

果南さんの言うとうり。

まぁそれが一番大事だ。

代表して、同じ境遇の僕が聞く。

 

「何故記憶喪失になったかは、」

「もちろん覚えていないぜ」

「んじゃ何か覚えていること。何でもいい」

「一晩中やろうとしたが全くだ」

「やっぱり処理は完璧か……なぁ、好きな本は?」

「え?」

「いいから答えて。好きな本は?」

「えっと、記憶にあるのだったら道草とか」

「……花丸、分かる?」

「夏目漱石ずら。有名だけど最近は若者は読まない本ずらね」

「レオくん意外と渋いんだね」

「いや、千歌、これはいいこと聞いた」

 

レオの好きな本は夏目漱石。

思った通り。

 

「いいこと?」

「こっからは別のテーマ。僕の気になる所と見解。まずさっきの会話はおいておいて僕とレオ、どちらも同じ記憶喪失なのになのにたいして、明らかに違うところがあります。なんでしょう?」

「えー!?クイズー!?」

「当たり前だ。お前らもちょっとは頭を動かせ」

 

と、言ったものの出る気配がない。きれ者のダイヤさんが出ないなら当分出そうにない。

 

「しかたない。ヒント、僕は僕だがレオは……?」

「???蒼輝くんは蒼輝くんでしょ?」

「うーん、違う」

「えー!?」

「蒼輝は蒼輝ではない?でもレオは?うーん……」

「そうそう、善子、そうやって悩め」

「だからヨハn……ああっ!」

 

おっ!?

 

「そういうこと!?てことは私はヨハネってことね!?」

「おーそうそう。正解だ」

「んもー!さっきから二人だけで納得しないでよー!」

「千歌も考えろー?僕は僕で善子はヨハネ、んでレオは?」

「「あっ!」」

「おっ!?二人来たみたいだな。ダイヤさん、梨子さん、こっちに来て答えを耳打ちしてください」

「なるほど……確かにこれならレオさんとは違いますわね」

「何かクイズ番組みたいで楽しいかも♪」

 

二人の答えを聞き、二人に正解を伝えた僕は残ったメンバーを見渡す。

 

「うーん、ヒント2だすか。この中ではルビィ、花丸が異質だな。レオもまぁ異質に入らないこともないけど」

 

残りメンバーは千歌、曜さん、ルビィ、花丸、果南さん、鞠莉さん、レオの6人。

それぞれがそれぞれを見渡し、たっぷり熟考。

 

(マルが皆と違ってルビィちゃんと同じ……)

(ルビィが皆と違って花丸ちゃんと同じ……)

 

「「あっ!」」

「おっ!その反応は答えは聞くまでもないな。多分正解だろ」

 

ルビィと花丸が抜ける。

 

「んじゃ最終ヒント、『レオは逆』だ」

「レオは逆……?レオ、レオ……」

「「!!わかった!」」

「おー!納得した?」

 

曜さんと果南さんが頷く。

 

「なるほど……確かにあの中じゃルビィと花丸は異質だね」

「善子ちゃんもヨハネだし」

「もー!なにー!?全然わかんない!」

 

千歌が駄々をこねるように叫ぶ。

しっかり頭回してんのか?

 

「はぁ……。『レオは俺』ってこと」

「え?レオくんはレオくん、あっ!」

「はい千歌抜けー!あと鞠莉さん……いいやもう」

 

ふとみると鞠莉さんはぐっすりだった。

難しい話はお嫌い?

とまぁそんなことはさておき、

 

「答えあわせだ。千歌、答えは?」

「一人称!」

「正解っ!」

 

ヒント2はあのなかでは、ルビィと花丸だけが一人称が『わたし』ではないということ。

ヒント3はレオの逆、つまりそのままひっくり返してオレ。つまりレオは俺。

そういうことだ。

 

「さて、では僕の見解だけど同じ記憶喪失なのに一人称が違うんだ」

「ん?なにかおかしいの?」

「おかしいさ。同じ記憶喪失なら自然とレオの一人称も僕のはずだ」

「たしかに……おかしいですわね」

「思い過ごしだといいんだがここで僕はある仮説を考えた」

「どんなの?」

「頭を回せって言ってるだろ?僕がさっき聞いたのは好きな本だ」

「なるほど……つまり、性格はある程度残る、と。」

「さすがダイヤさん。同じ記憶喪失が同じ夏目漱石が好き。うーん、怪しすぎないか?しかも坊っちゃんとかならまだしも道草だぜ?どんだけコアだよ?」

「それだけコアな作品で同じ好みは珍しいですわね」

 

覚えているだろうか?

僕がダイヤさんに初めてあったときの自己紹介を。

 

『我輩は記憶喪失である。名前はまだない』

 

あの時は何かいい言葉がないか探していると出てきた。

同じく、好きな本と限定して、無理矢理レオに探させたのだ。

 

「性格はある程度残る。となると」

「怪しいのは……。二人の共通点……」

「「「「「「「「「「「夏目漱石!」」」」」」」」」」」」

 

これに手掛かりがきっとある!




クイズでは鞠莉さんは海外留学のレベルなのだから早めに……いやでもこれは頭の柔らかさだからなぁーと考え抜いたあげく、寝させることにしました。にしても善子は意外と頭いいと思うんですよ。……イタイけど。
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