紅蓮の皇   作:Skullheart

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また間隔が空くと思った?
かかったな阿呆が!連続投稿さ!!


Emperor

「何だ、これ……?」

 

リュウの胸に現れた小さな光、それはケイタやクライン達にも同じように灯っていた。

その光は彼らの体を飛び出し、たった今殺されようとしているリュウの元へと集っていく。

光はリュウの体を覆い、そして。

 

ガキイィィィィィィィン!!!

 

《アーサー》の剣を完全に受け止め、ヒースクリフを弾き飛ばした。

 

「何!?」

 

ヒースクリフも思わず驚いた。それもその筈、このゲームを創った彼でさえ、目の前の現象に全く心当たりがないのだから。

……いや、心当たりがないというのは語弊がある。カーディナルだ。それに与えた権限でゲームに新たなギミックが加わったというなら、全てに説明がいく。

 

しかしこの光が正体不明であることに変わりはない。何故他のプレイヤー達からも現れ、リュウの元へと集まったのか。何故《アーサー》の剣が弾かれたのか。何故リュウ自身全く驚いていないのか。分からないという事実は、彼に少なからぬ動揺を誘った。

 

「理解不能って顔してるな」

 

そのリュウが口を開いた。既に満身創痍である筈なのに、その口調ははっきりしている。

 

「俺にはよく解る。この光は、みんなが俺に託してくれた()()だってな」

 

「想いだと……?」

 

「ああそうだ。みんなが俺を頼ってくれる。みんなが俺に力をくれる。だから俺は─────」

 

その時、リュウの背後に巨大な焔が現れた。

それはやがて人の形を成していき………

 

「───────どんな奴とも戦えるんだッ!!」

 

リュウの力の化身、《アレス》となった。

 

「《アレス》!? 確かに消滅した筈────!?」

 

それも束の間、彼は更なる驚愕に見舞われた。

光がリュウの体を離れて舞い上がり、《アレス》に取り込まれていく。するとその輝きは激しく勢いを増し、リュウを除く全員が眩しさに視界を奪われた。

 

光が収まると、そこには一つの焔があった。それは《アレス》になる前のそれに似ていたが、より明るく、より暖かみを感じる。

その美しさに見惚れる皆を呼び覚ますように、リュウは高らかに詠み上げた。

 

「消えゆく焔に希望集いし時、"紅蓮の(おうじゃ)"は現れる!!」

 

それに応えるように焔は揺らめき、形を変えていく。

 

「燃え続けろ!! 魂すら糧として!!」

 

より逞しく、より神々しく。その煌きは、最早太陽と遜色ないほどに清らかであった。

 

「《超越解放(ビヨンド・ザ・リベレーション)》!!」

 

纏いし光は全てを照らし、いかなる闇をも拓いていく。

 

「来迎せよ!! 《アレス・エンペラー》!!」

 

やがて焔は完全に人型へと成り、まさに『エンペラー』と名乗るに相応しい絶対的な風格を持つ姿へと生まれ変わった。

両手足がさらに大きくなっているのに、全体的に細く感じる。しかしその存在感は圧倒的で、背中にたなびく外套が威厳あるオーラを醸し出している。

 

「……馬鹿な、こんな進化は存在しなかった筈……」

 

そんな中ヒースクリフはただ一人、目を丸くして驚愕していた。

確かにカーディナルにはゲームシステム改変の権利を与えている。しかしその介入権限は新クエストや新mob・新武器の追加、新イベントの生成のみ。ソードスキルの、ましてやユニークスキルの書き換えなど起こる筈がない。謎が謎を呼び、彼の中では最早その一言で片付ける他なかった。

 

「奇跡を………起こしたというのか?」

 

「違うな。『人事を尽くして天命を待て』、自分が出来る最善を行なえば全ては上手くいくように出来ている。たとえそれが限りなく不可能に近かろうが、だ。それを奇跡って言うんなら、そりゃ多分起こるべき奇跡が起きただけさ」

 

「………」

 

ヒースクリフはそれを理解出来ないと思いながらも、どこか腑に落ちる感覚を覚えた。

 

「傲慢だと思うか?」

 

「……そうだな、これ以上ない傲慢だ。だが何故だろうか、全く不快とは思わない。寧ろそれに納得している自分がいる。まるでそれが当たり前であるかのように、ね。君のような人間が『神に愛された者』と称されるのだろう」

 

「悪いが、生憎俺は仏教派だ」

 

そう言うと、リュウはグッと姿勢を低くする。突撃する構えだ。

 

「そうか、それは失礼した」

 

そして、ヒースクリフも剣を構える。両者の間に再び緊張が走った。

 

「ではその奇跡とやらの力、見せて貰おう」

 

予想に反し、先に突っ込んだのはヒースクリフ。

相手の力は未知数、ならばそれを発揮させなければいい。彼はその驚異的な反応を以て速攻を仕掛けたのだ。

 

素早い《アーサー》の突き。リュウはバックステップで回避する。

その瞬間ヒースクリフは突進速度のまま回り込んだ。反応はおろか知覚すら至難の速さである。

そしてそのままもう一度、未だバックステップ中のリュウへ突き出そうと剣を持つ腕を引いた。

 

「!!」

 

しかし、ヒースクリフはバックステップで引き下がってしまう。

 

(……馬鹿な、そんな筈は)

 

彼はリュウを警戒しつつ一人冷や汗を流していた。

 

(……いや、間違いない。攻撃する瞬間、彼はしっかりとこちらを()()()())

 

果たしてそれは偶然なのか、目の前で消えるように移動するヒースクリフを本当に見切っているというのか。

それを確かめるべく、彼は再びリュウと《アレス・エンペラー》に吶喊した。

 

初めに突き。リュウはそれをひらりと横に躱す。

そのまま横薙ぎ。彼は体を反らせて躱す。

下から盾で突き。右手の甲でいなされる。

 

(やはり、動きが見えて────!?)

 

すると、《エンペラー》が左腕を引いた。左ストレートの構えだ。ヒースクリフは盾を戻し、その左腕に向ける。

 

刹那、《エンペラー》の右足がブレーキをかけた。その勢いのまま体は回転し──────

 

「ぐおぁっ!?」

 

左足後回し蹴りが炸裂した。ヒースクリフと《アーサー》は吹き飛ばされ転がっていく。

 

(何故私の動きが─────)

 

考える間もなく追撃が迫る。ヒースクリフは剣で制動をかけ、真っ直ぐに繰り出されるリュウの右ストレートの、その下をすり抜けていく。が、すれ違いざまの攻撃にカウンターを返され、再び地面を転がっていく。何とかクリティカルヒットは免れたが、ほとんど運が良かっただけだ。

 

茅場晶彦の脳、すなわち神経は天性の伝達速度だ。常人のそれよりはるかに高い。情報をコンマ五秒遅らせて漸く一般人と並ぶ程に。ヒースクリフが攻撃をすると認識した時には、彼は既に三手先まで動作を終えているのだ。

 

だがヒースクリフは見た。彼に接近し、至近距離からカウンターを食らったその瞬間に。

本来なら知覚すら困難な彼の動きを、リュウの目は全て捉えていた。すり抜ける時からカウンターまで、彼はずっとヒースクリフを()()いたのだ。

 

(しかし、どうやって……)

 

《アレス・エンペラー》を解放するまで彼の動きに対応出来ている素振りは全く無かった。ならば何故急に押され出しているのか。再度の追撃から逃れ思考する。まるでこちらがスローモーションに見えているような───

 

「!!」

 

その時、彼は答えへと辿り着いた。

 

「【超加速】!」

 

【超加速】。それはユニークスキルのプランの一つである。

脳が情報を送る単位時間をさらに微小にする事でその処理能力を無理矢理上昇させ、周囲がスローモーションに見える程の反応速度を得るというスキルであり、開発も人間による最終テストまで到達していた。

 

が、そこで重大な問題が発覚してしまった。余りに情報が膨大・過密過ぎて脳自体が耐えきれないという、ゲームとしては欠陥極まりない問題である。その負荷は茅場でさえ数秒使えば意識を失ってしまう程だった。

 

その致命的な欠陥を改善する事が出来ず、このユニークスキルは没となってしまう。しかし、SAO完成間近で廃案となった事、システム自体の構築は完了していた事からデータベースの削除はされず、ひとまず封印という処置が施された。

 

カーディナルはその封印を解き、《アレス・エンペラー》を解放したリュウに与えた。それならばこの状況の辻褄が合う。

 

「だが、あの負荷に耐えられる筈は────」

 

「そんなもん気合いと根性と、絆があればどうだってなる!!」

 

その台詞にヒースクリフは気が付いた。先程まで飛び交っていた、麻痺で倒れている他のプレイヤーの応援の声が聞こえない事に。

ふと目をやると、彼らは皆ばたりと気を失っていた。まるで何かに魂を吸いとられた様に、ぴくりとも動かない。

 

「まさか……感覚を共有しているのか?あの膨大な負荷を?脳のリソースを分割して?軽減させているのか?」

 

「それでも、ちっとばかしキツいがなぁ!!」

 

《アレス・エンペラー》の拳が足元を抉る。何とか直撃は避けているものの、ヒースクリフはじわじわと追い詰められていた。

 

「せぇらああああああああッ!!」

 

迫る左ストレート。《アーサー》はクロスカウンターの要領で剣を突き出す。リーチがある分、《アーサー》の方が有利な筈だ。

が、リュウは途中で左手を開き、そのまま伸びてくる刃をがっしり掴んで攻撃を封じ込めた。同時に、《アレス・エンペラー》の右手が金色の焔に包まれていく。

 

「喰らえ────」

 

ヒースクリフは咄嗟に十字盾を構える。

しかし《アレス・エンペラー》の拳は、《アーサー》の十字盾の空いた部分を素早く的確に射抜いた。焔を纏った拳は防御が追い付かない脇腹に真っ直ぐ叩き込まれる。

 

断罪の聖火(ジャッジメント・フレア)!!」

 

途端、拳の焔が炸裂した。閃光が空間を覆う。衝撃は凄まじく、まるでこの浮遊城そのものが震えている、そう感じさせる程だった。

 

そして視界が晴れていく。ヒースクリフは壁まですっ飛び、剣を杖にして跪いていた。

 

「さっきとは…真逆だな」

 

ゆっくりと立ち上がりながら、ヒースクリフは言う。

 

「こっからあんたもパワーアップ、とか言わねぇよな?」

 

そんなリュウの冗談を、ハハハとヒースクリフは笑い飛ばす。

 

「私はそういうご都合主義は期待しないポリシーでね、今もどうやって君を倒すか苦心している所だ」

 

「へぇ、それで?俺を倒す算段は付きそうかい?」

 

ヒースクリフは再び口角を上げ、楽しそうな笑みを浮かべた。それはまるで、初めてカブトムシを見つけた子どものような、好奇心と探究心に満ちた表情だった。

 

「正直、全く分からないな。だが、ならばこそ君のやり方に倣ってみよう────私の全て、私の最強のソードスキルを受けるがいい」

 

そう言って剣を構えるヒースクリフ。同時に《アーサー》の剣に光が集まり、轟々とエネルギーの奔流が起きる。形容するなら、エネルギーの嵐。ヒースクリフの最強技────その名に相応しい、強大なパワーを秘めていた。

 

「上等ォ!! だったら俺も!真っ正面から受けて立つ!来いッ!ヒースクリフゥ!!」

 

リュウが全身に力を込めると同時に、《アレス・エンペラー》から焔が溢れ出す。それはやがて頭上にて収束し、一つの球体となった。紅く巨大で猛々しい火球、込められたエネルギーは最早太陽のそれに劣らないだろう。

 

『………………』

 

沈黙が流れるのは何回目だろうか。一プレイヤーという枠組みを遥かに超えた力を纏いながら、二人は時が止まったように静止していた。

そして────

 

『おおおおあああああ!!』

 

その瞬間、リュウは跳躍し、ヒースクリフは駆け出した。《アーサー》が光の嵐を纏った剣を振るい、《アレス・エンペラー》は目下の擬似太陽、その先に来る《アーサー》目がけて拳を振りかぶる。

 

「ブラストッ!エクスカリバァァァァアアアアアアアアア!!!」

 

「アァルッ!マァゲッ!ドォォォォォォォォォォォォォォン!!!」

 

(つるぎ)と拳。二つの力が今、激突した。圧縮され飽和したエネルギーが一気に爆発する。

その衝撃はアインクラッド全体を揺らし、システム的保護が適用されている筈の部屋の壁にヒビさえ刻んだ。

 

「ぐぐぐぐぐ……!」

 

「ぬうぅぅぅぅぅ……!」

 

どちらも一歩も引かない。それどころかさらに力を込め、大きな火花を散らせている。

光の嵐は一層勢いを増し、擬似太陽もその規模がどんどん大きくなっていく。

 

『あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!』

 

爆発の威力が強くなる。その瞬間、壁のヒビが瞬く間に広がっていく。止まる気配のない力の衝突に部屋は軋み、充満するエネルギーに耐える様に浮遊城は揺れる。ミシミシという不穏な音、グラグラと振動する空間。しかしそれは最早二人の気にする所ではない。

 

 

カッ────────────

 

 

そして、今までで最も大きな爆発が起きた。

ビキバキビキィ!と派手な音を立て、壁に大きな亀裂が走る。所々欠片が剥がれ、遂には耐えきれなくなって瓦解さえし始めた。壁や柱、天井が砕けていき、七十六層より上は全て吹き飛んでいく。元々設置してある松明しか明かりのない、真っ暗な空間が急に空に覆われた。夕焼けの橙色がさっきまでボス部屋だった場所を照らしている。

 

それはプレイヤーの魂を縛る牢獄(アインクラッド)が壊れる様か、それともこの世界の結末を暗示したものか。どちらにせよこの戦いの終焉が近い事は明白であった。

 

ピシッ。

 

同時に、《アーサー》の剣にもヒビが入った。徐々にリュウの拳が進み始める。

《アーサー》の剣は砕けていき、《アレス・エンペラー》の擬似太陽、そしてその拳が《アーサー》に遂に叩き込まれた。《アレス・エンペラー》の最大最強の必殺技、その直撃を受けた《アーサー》は派手な光を散らしながら消滅していく。

 

勝った────消える《アーサー》を見て、リュウはそう確信した。しかし次の瞬間、彼は驚き、その思考を改めた。

ヒースクリフは、盾を突き出しこちらに向かって跳んでいたのだ。恐らく、《アーサー》が破れた瞬間から、スキル直後に硬直するまでの極僅かな時間で身体を操作して。

 

リュウは今、空中にいる。回避は出来ない所か自分から落下してさえいた。既に《アレス・エンペラー》の懐、しかし今ならギリギリ、自分の腕で防御出来る。そうして腕を前に持ってこようとした時────

 

「ア”づッ!?」

 

彼の脳に激痛が走った。どうやらもうガタが回ってきたようだ。痛みに一瞬気を取られ、反応が遅れてしまう。

 

ドシュッ。

 

「がっ……ああ」

 

そのまま、ヒースクリフの盾はリュウの腹部に深々と突き刺さった。その一撃は、彼の残り少ないHPを削り取るのには充分過ぎた。本来は一瞬の出来事の筈が、自分の命が消える時であるせいなのか、彼の体感ではゆっくりとゲージが縮んでいく。彼の死が確定した事で《アレス・エンペラー》も消滅を始め、そして同時に、意識が途切れていたクライン達も覚醒した。空中のその光景を目にした彼らの悲痛な叫びが木霊する。

 

「いくつかイレギュラーがあったが、これで私の勝ちだ」

 

ヒースクリフが勝ち誇った笑みを浮かべた。事実、彼はリュウに勝った。勝ったのだ。

しかし──────

 

「それは……どうかなぁ!?」

 

刹那、リュウの左手が彼に盾を突き刺したままのヒースクリフの左腕を捉えた。まだリュウのHPは完全に0にはなっていない。未だ減り続けている最中である。

 

「最後の、悪足搔きを────────」

 

「これで、最後だ」

 

リュウが右腕を振りかぶる。背後の太陽と重なる彼の拳には、儚くも美しい、魂のような焔が宿っていた。

 

「バァァァニングゥ…フィイイストォォォォォ!!」

 

最期の《バーニング・フィスト》はヒースクリフの鳩尾ど真ん中に捻じ込まれ、さらに体を焔の柱が貫いた。

鎧が砕け散る程の渾身の一撃、ヒースクリフは下に突き飛ばされ、リュウの左手に掴まれたままの彼の腕はそのままもぎ取られてしまった。

 

「────────後は、任せたぜ………」

 

リュウはそう言い残し、流れ込んできた風に吹かれながら消滅した。落下し始めたヒースクリフはどこか訝しげに感じたが、今はそんなことはどうでもよかった。

受けたダメージは大きく、既にHPは危険域(レッドゾーン)だが、彼と戦えるものはもういない。

 

今度こそ勝った。そう思った瞬間─────

 

 

 

 

 

 

彼は敗北を悟った。

何故ならそこには。落下する彼の目には。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

鎧の色は、彼女達の力を受け継いだように白と蒼紫に変化している。

キリトは既に跳び上がっており、ヒースクリフはリュウの置き土産(バーニング・フィスト)によって初速度が付加された落下の最中。そしてリュウに盾をもがれた状態のヒースクリフでは完全には防御が出来ない。

 

「おおおおおおおお!!」

 

キリトの渾身の叫びと共に、二人は交差した。直後に着地する二人を夕日が照らす。

形見の剣を握って立つキリトの胸にはヒースクリフの剣が真っ直ぐ突き刺さり、そしてヒースクリフの体には二筋の斬り跡がくっきり交差して残っていた。どちらも確かに致命傷であり、二人同時にポリゴン化が始まる。

 

「────引き分け、と言いたい所だが、私の負けだな……。いつ以来だろうか、私が敗北するのは……」

 

「ヒースクリフ、あんたは──────」

 

「ソードアート・オンラインはクリアされた。おめでとう。君達は私に勝った。胸を張って帰るといい。それと、キリト君───────」

 

ヒースクリフはキリトに向き直り、こう言い放った。

 

「『向こう』でまた会おう──────」

 

そしてその直後、二人は完全に消滅した。同時に、ゲームクリアのアナウンスがアインクラッド中に鳴り響く。

 

────────二〇二四年十一月七日十六時二十八分。ソードアート・オンライン、ゲームクリア完了。生存者数、六九三八人。

 

To be continued…




ねぇねぇ、(すめらぎ)かと思った?(すめらぎ)かと思った?
残念!(おうじゃ)でしたぁ~!はいそこ、「じゃ」付けただけじゃねえかとか言わない。

【超加速】:一言で表すなら簡易クロックアップ。本人のスピードが上がる訳ではないが、相手が思考や操作を一つ入力する間に自分は数手先まで操作が可能となる。要はこれがあれば「見てから回避余裕でした」「後出しじゃんけん」が出来る。
しかしえげつない情報量が脳に送られるため、一人ではまともに扱える物ではない。リュウはクライン達の脳のキャパを借りる事で何とか扱えたがそれでもギリギリであり、彼らの現実の肉体では鼻血が流れていた。

次回がSAO編最終話です。待て、しかして希望せよ。
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