ひぐらしのなく頃に 嘘   作:HTNN

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【綿騙し編②】

6月14日(火)

 

 

圭一は、学校に登校して昨日会った『詩音』の事を皆に話した。

 

 

レナ「魅ぃちゃんに妹が居た事なんて知らなかったよ」

 

圭一「レナも知らなかったんだ。魅音、どういう事かな~?」

 

魅音「詩音は、興宮に住んでるの!婆っちゃと住んでるのは、おじさんだけだし。詩音は、婆っちゃと仲が良くないんだ!」

 

御影「双子なんてキャラクターがこんな身近に居たなんてね!興味あるな~。詩音ちゃんだっけ?」

 

魅音「えぇ~!?詩音と会っても面白くないよ~!詩音だって御影に興味なさそうだし!」

 

御影「僕は興味アリアリだよ!圭一君の話だと、魅音ちゃんと同じスタイルで『女の子』なんでしょ!僕の好みドストライクだよ!会ってみたいなぁ~」

 

レナ「レナも会ってみたいな!何処のお店で働いてたの?」

 

 

圭一がそれに答えようとすると、魅音が圭一の口を塞いだ。

 

 

魅音「圭ちゃんダメー!!もう、この話題はおしまい!!」

 

.

.

.

 

放課後。

 

圭一は、玄関で力尽きる様に倒れた。

 

原因は空腹だった。

 

今日の授業でカレー作りを行い、部活メンバーと暴走して知恵先生の怒りを買い、昼飯が食べれなくなったからだ。

 

玄関のチャイムが鳴った。

 

 

圭一「空いてますよ~」

 

 

力のない声で返事をすると、ドアが開き『詩音』と名乗る女性が居た。

 

 

詩音「圭ちゃん…何やってるんですか?」

 

圭一「うぅ…」

 

 

圭一は、力なく返事をした。

 

 

詩音「はい、これ」

 

 

詩音は、弁当箱を手渡した。

 

 

圭一「もしかして…これ…」

 

詩音「お姉が電話してきて『圭ちゃん、ひもじい思いしてるから何か差し入れしてやれよ』って」

 

圭一「嬉しいけど…なんで…?」

 

詩音「ええと…その…圭ちゃん、お店のお客さんだし…」

 

圭一「お客?」

 

詩音「あ!それじゃ、私バイトに行くから…」

 

 

詩音が玄関のドアを開けようとした時、ドアが外から開いた。

 

 

御影「あれ?君、誰?」

 

 

そこには、御影が居た。

 

 

圭一「よ、よう…御影。園崎詩音だよ。今日話しただろ?」

 

御影「君が園崎詩音ちゃんか!初めまして、僕は夜白御影。『みっちゃん』って呼んでね!このあだ名じゃ魅音ちゃんと被っちゃうかな?」

 

 

笑顔になって自己紹介する御影。

 

 

詩音「あなたが夜白御影さん?お姉から変人って呼ばれてるって聞いてますよ」

 

 

圭一は、その言葉に少し吹き出した。

 

 

御影「それは酷いよ!魅音ちゃんによる悪質な情報操作だ!僕は清楚潔癖の爽やか系男子だよ!」

 

詩音「そ、そうなんですか?あの…私、バイトに行かないといけないので…」

 

 

そそくさと玄関から出ようとする詩音に対して、御影は詩音の手を取って言った。

 

 

御影「僕と付き合ってよ!圭一君から話を聞いた時から一目惚れ…いや、一聞惚れしたんだ!」

 

詩音「え…?ご、ごめんなさい。ちょっと無理かな…」

 

 

御影は、詩音に抱きつき首元に噛み付いた。

 

 

詩音「痛っ…!」

 

御影「わーい!わーい!詩音ちゃんにマーキングしちゃった!これで詩音ちゃんは、僕の物だね!」

 

 

詩音の首には、御影の歯跡が残り少し血が滲んでいた。

 

詩音は、それを指で確認すると声を上げた。

 

 

詩音「え…えっ?い、いや~~~!!」

 

 

詩音は、御影に強烈なビンタをかまし、走って逃げ出した。

 

 

御影「照れちゃって可愛い~!詩音ちゃんは、僕の見込んだ通りの子だね!」

 

 

御影は、殴られた頬を撫でながらヘラヘラ笑って言った。

 

 

御影「圭一君。これ差し入れね」

 

 

御影は、圭一にコンビニで買ったお菓子を渡して嬉しそうに帰宅した。

 

 

 

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