魅音「部活だー!!」
授業が終わり、魅音が叫んだ。
圭一「俺に提案がある!御影も部活に参加させるんだ!!」
魅音「それは良い考えだねぇ!グシシ…」
沙都子「圭一さんにしては良いアイディアですこと。私も賛成ですわ!」
圭一・魅音・沙都子は、御影の方を見つめた。
御影「部活?」
レナ「部活って言うのは皆でゲームをして楽しもうって事なんだよ」
御影「ふーん、でもパス」
魅音「え~!なんでよぉ~」
御影「どんなゲームかは知らないけど、三対一じゃ勝てなさそうだしね。負けると判っている戦いはやらない主義なんだ。他にも嫌な予感もするし」
圭一・魅音・沙都子「ドキッ!!」
圭一・魅音・沙都子は、罰ゲームで御影に一泡吹かせようと目論んでいたが、その空気を察してか御影は部活に参加しないと言った。
御影「それに引っ越したばかりで荷物の整理がまだなんだ。それが終わったら参加するよ」
レナ「それじゃあ、しょうがないね。じゃあ、五人でやろうか」
梨花は、帰ろうとする御影の服の裾をつかんだ。
梨花「部活の前に御影と二人で話がしたいのです。すぐ終わる話なので皆待っていてくれますか?」
魅音「ん?あぁ、良いよ」
梨花は、御影を人目の付かない場所に連れ出した。
梨花「あなたは一体…」
御影は、梨花がそう尋ねると同時に喋り出した。
御影「ごめん!梨花ちゃん!!」
梨花「え?」
御影「告白されるなんて夢みたいだと思ってるよ!でも、梨花ちゃんは好みのタイプじゃないんだ!だから、応える事が出来ないよ!!」
梨花「…は?」
梨花は、訳の分からない事を喋り出した御影に呆気に取られた。
御影「僕の好みは表裏がなくて清楚な年上の女性なんだ!君みたいな狸みたいな子は論外なんだ!」
梨花「あ、あなた…何者なの!?」
御影「あ、もうこんな時間だ!僕の親は門限にうるさいんだ。じゃあね~、また明日~」
梨花「ま、待ちなさい!」
御影は、唖然とする梨花を置いてヘラヘラ笑いながらその場を後にした。
梨花「夜白御影…彼は一体何者なの…!?」
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教室に戻る梨花。そこで部活メンバーが相談していた。
圭一「俺が手伝えば、御影だって部活に参加出来るだろ?任せろって」
魅音「えー!圭ちゃんだけじゃ心細いよ~。皆で一緒に行こうよ~」
圭一「男にはな…女に見せられない物があるんだよ」
レナ「見せれない物!?なんだろ!?なんだろ!?」
沙都子「なんて破廉恥な!!」
梨花「みぃ、どうしたのですか?」
圭一「御影を部活に誘う方法さ!俺が手伝いをすれば、それだけ早く参加出来るだろ?一人暮らしだって言うし、何かと不自由してるだろうからさ」
梨花「一人暮らし?さっきは、門限がどうとか言ってたのです」
魅音「梨花ちゃん、御影の言葉を鵜呑みにするのはよした方が良いよ。知恵先生や校長先生まで騙して転校して来たらしいからね」
今になって、梨花も御影に騙されていた事に気付いた。
梨花は、怒るどころか呆れるばかりだった。
梨花「魅ぃは、御影を部活に入れたいのですか?」
魅音「そりゃあ、一泡吹かせないと気が収まらないよ!圭ちゃんや沙都子も同じ気持ちだよ!梨花ちゃんは、反対かな?」
梨花は悩んでいた。
御影が味方なのか敵なのか。
関わるのが正解か、関わらないのが正解か。
だが、明らかに何かを知っていた。
罠だとしても迷宮を突破する糸口があるなら踏み込むしかないと結論付けた。
梨花「皆が賛成なら文句はないですよ。にぱー」
圭一「ようし!俺がいち早く御影を部活に引き込んでやるぜぇ!」