6月23日(木)
魅音は、学校を休んだ。
圭一は、レナと御影に全てを話した。
レナ「…それで、どうするの?圭一君…」
圭一「魅音を説得する…。手遅れかもしれないけど…自首して欲しいと…。二人も来てくれないか?」
御影「勿論行くよ!詩音ちゃんを手に掛けるなんて、魅音ちゃんは許せないね!圭一君が説得に失敗しても、僕が魅音ちゃんをぶち殺すから安心してね!」
御影は、怒り葛藤でそう答えた。
レナ「魅ぃちゃんは私達の仲間だよ、信じようよ。私も着いて行くよ、御影君が変な事しない為に」
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放課後、三人は園崎本家に着いた。
魅音は、白装束で出迎えた。
三人は、魅音に言われるまま、室内の一室に案内された。
圭一が、開口一番に謝った。
圭一「俺、神社の祭具殿に入ったんだ!悪い事とは思わず、好奇心に負けて…悪かった!」
そんな圭一に対して軽い返事をする魅音。
レナは、そんな態度の魅音に対して怒りを示した。
圭一とレナは、梨花と沙都子の失踪事件の推理を述べた。
魅音は、それに対して諦めたかの様に全てを話し始めた。
今回の事件、これまでの事件、全てに園崎家、特に自分が中心にいたという事を。
それに対して、御影が泣きながら魅音に掴み掛かったが、圭一とレナに取り押さえられた。
レナ「魅ぃちゃん、自首しよ!私達も一緒に行くよ…。これ以上…辛い姿、見たくないよ…」
魅音「そうだね…。でも、最後に圭ちゃんと二人っきりにさせてくれないかな…?」
魅音が、そう言うと御影が喋り出した。
御影「そんな我儘許さないよ!僕にも何かサービスしてよ!そうだ、さっき言ってた鬼の刺青ってやつ見せてよ!魅音ちゃんの話だと背中にあるんでしょ!?それが、詩音ちゃんを殺した僕への贖罪だと思わないかい!?」
魅音は、その言葉にキョトンとしていたが「プッ」と笑い出した。
魅音「相変わらずだね、御影。本当に面白いよ」
御影「本当なら、詩音ちゃんの裸が見たかったのに、魅音ちゃんの裸で妥協してるんだよ!この機を失くしたら見る機会なんか無いじゃないか!」
魅音「…詩音はまだ生きているよ」
突然、魅音はそう言った。
御影「え?本当!?詩音ちゃん生きてるの!?じゃあ、刺青なんかどうでも良いや!すぐ案内してよ!」
魅音「そうだね…。圭ちゃんと御影、着いておいで。私の罪…包み隠さず見せて上げるからさ…」
御影は、詩音の生存を聞くと刺青に興味をすっかり失くし、嬉しそうな顔になった。
レナは魅音に言われて室内で待たされ、圭一は魅音と腕を組む形で先に進み、御影は少し後ろに離れて着いて来た。
案内された場所は、広い地下牢だった。
詩音は、その牢の中に疼くまっていた。
圭一は、急いで駆け寄り詩音に声を掛けた。
圭一「詩音、大丈夫か!?」
牢の中の詩音は、圭一の姿を確認すると「圭ちゃん!」と声上げて喜んだが、背後の魅音の姿を確認すると悲鳴上げて怯え出した。
詩音「嫌ぁぁぁ!私が憎いなら早く殺してぇぇぇ!」
圭一「だ、大丈夫だ!詩音!!もう何もかも終わったんだ…」
その言葉を言い終わる前に圭一は後頭部に激痛を感じて気絶した。
薄れゆく意識の中で見たのは、大きな石で圭一を殴り倒した魅音の姿だった。
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昭和58年6月。
容疑者は園崎魅音。
容疑者は、6月19日から21日までの間に雛見沢村住民五人(園崎お魎・園崎詩音・公由喜一郎・古手梨花・北条沙都子)を拉致、監禁して殺害した疑い。
23日午後、竜宮礼奈の通報により、園崎邸に警官隊が突入。
容疑者の(園崎魅音)と失踪中の(園崎詩音)とクラスメイト二名(前原圭一・竜宮礼奈)を保護した。
捕まった容疑者、園崎魅音の証言により園崎邸内の離れ地下にて失踪者四人(園崎お魎・公由喜一郎・古手梨花・北条沙都子)の遺体を発見。
しかし、同日に行方不明となった夜白御影に対しては、一切の痕跡が発見されなかった。
容疑者(園崎魅音)、救出された(前原圭一・園崎詩音)に対してからも夜白御影による重要な証言を得る事は出来なかった。