6月3日(金)
御影が転校して来て三日目の放課後。
魅音「部活だー!!」
授業が終わり、魅音が大声で叫んだ。
沙都子「ついに、この時が来ましたわね!御影さん、今日こそ覚悟しなさい!」
敵意むき出しの魅音と沙都子は、御影の方を見た。
御影「僕も参加したいけど、まだ荷物の整理がつかなくてね」
魅音「おんや~?昨日、圭ちゃんと一緒に居たのに終わってないなんて不思議だね~?また嘘じゃないの~?」
レナ「圭一君、本当なの?まだ終わってないの?」
部活メンバーは、圭一に聞いた。
圭一は、御影の言葉を嘘と言えば部活に参加させる事は出来る。
しかし、昨日の事が気になった圭一は言った。
圭一「わりぃ!御影の荷物、まだ整理し終わってないんだ!だから、もう少しだけ待ってくれないか?」
魅音「ちぇっ。今日こそは、御影をギャフンと言わせるつもりだったのに」
梨花「みぃ、残念なのです」
御影「酷いよ、皆!僕の言葉を信じないで、圭一君の言葉を信じるなんて!ショックで不登校になりそうだよ!!」
沙都子「どの口がおっしゃいますか!あなたの言葉なんて、九割九分九厘が嘘でございましょう!」
圭一「出来るだけ早く終わらせるから!御影行こうぜ!」
圭一は、御影の手を取って早足で教室を後にした。
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御影「それで今日はどうしたんだい?昨日出したお茶がまた飲みたいのかい?」
御影は、圭一に歩きながら話していた。
圭一は御影と梨花の話を聞こうと思ったが、御影が本当の事を言うかどうか怪しいし、梨花も梨花で誤魔化されそうだと結論付けた。
圭一「昨日のバラバラ殺人事件の話。あれ…本当の事だったんだな」
圭一は、御影に言った。
御影「そうだよ!圭一君は、僕の言葉を信じてくれるんだね!!やっと僕を信じてくれる人が現れて嬉しいよ!!持つべきものは友だよね!!」
圭一「でも…昔の話だし、事件は終わってるから今とは関係ないだろ?」
雛見沢で凄惨な事件があったが、それは終わった話。
そんな事件をわざわざ蒸し返すなんて悪ふざけが過ぎると思った。
御影「圭一君知らないの?そっか、皆は教えてくれないもんね。じゃあ、友達である僕が教えて上げるよ!その事件が起きてから毎年この時期に一人が死んで一人が行方不明になる事件が四年連続も続いてるんだよ」
圭一「えっ!?」
御影「これは雛見沢連続怪死事件って呼ばれていてね!今年も事件が起こるんじゃないかって噂されているんだよ。もしかして嘘だと思った?僕の目を見てよ!これが嘘を吐いている目に見える!?」
御影は、圭一に自分の目を見せる様に近づいて来た。
目を見るだけで本当か嘘かなんて判るはずがない。
御影「この事件の怖い所って、雛見沢に敵対したり、雛見沢に関係ない人物が被害者になっている点なんだよ!今年の犠牲者は、圭一君と僕がなるんじゃないかってまで言われてるんだ!!」
圭一「な、なんでそこまで知ってるんだ…?」
御影「梨花ちゃんが教えてくれたんだよ。僕に一目惚れしたらしくてさ、いつも熱い視線感じるんだ!きっと、僕の身を案じてくれてるんだよ!でも、圭一君は教えて貰ってないんだね。酷い話だと思わないかい?」
最近の梨花は、御影に対して異常なまでの執着を見せている。
転校生であるという理由なら圭一にも該当するのに、なぜか御影に対してだけだった。
圭一「御影は怖くないのか…!?それが本当なら死ぬんだぞ…!」
御影「大丈夫だよ!僕には、圭一君がいるんだ!僕達は、同じ境遇で同じ立場!一人じゃ心細いけど二人なら支え合っていける!困った事や嫌な予感があったら、お互いに相談し合っていこうよ!」
御影は、圭一の両手を取って笑顔でそう言った。