6月6日(月)
圭一が、学校を休んだ。
理由は体調不良ではなく、親戚の葬儀で雛見沢を離れないといけなかったからだ。
レナは、空席を寂しそうに眺めていた。
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放課後。
魅音「部活だー!」
沙都子「さて、御影さん。今日こそは部活に参加して貰いますわよ!」
魅音と沙都子は、御影に対して、獲物を見つけた捕食者の様にジリジリと迫る。
夜白御影は、転校初日にクラスメイトと先生を騙し、クラスの中では変わった人物だと評されていた。
そんな御影に対して、部活メンバーは黙っていられるはずもなく連日部活に勧誘しているが、御影は部活どころか勝負事にも一切関わろうとしなかった。
魅音「おやおや~?圭ちゃんから聞いてるよ~。もう引っ越しの整理は終わってるってね!それとも何か他に断る理由があるのかな~?」
魅音は、連日御影の部活回避の『引っ越しの荷物がまだ整理してない』という理由を、圭一と一緒に整理させて終わらせる事で弁解不能の状態に持ち込んだ。
御影「空気を読んでよ、魅音ちゃん!僕の初部活は、皆が全員揃った時にやりたいんだよ!圭一君が居ない時に部活をしたら可哀想じゃないか!僕の初部活は、女の子の初めてと同じ位、大事な物なんだよ!」
魅音「ちょ!?皆がまだ帰ってないのに、そんな事大声で言わないでよ!」
御影「いいや、言うね!魅音ちゃんは、空気が読めないんだから、はっきりと大声で言うよ!僕は処女を大事に…」
すると、梨花に口を塞がれた。
梨花「みぃー!分かったのです!!圭一が帰って来るまで待つのです!!」
御影は、今日も部活に参加しなかった。
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レナ「御影君、一緒に帰らない?」
御影「えっ!?レナちゃんが誘ってくれるの!?嬉しいな!でも、二股はだめだよ。僕と圭一君で、レナちゃんを巡って流血沙汰になりたくないからね!」
レナ「ち、違うよ~!レナ、御影君とお話ししたいだけなの!」
レナと御影は、一緒に下校する事となった。
レナ「ねぇ、宝探しに興味ない?」
御影「宝探し?」
レナ「そう!あのね、あのね、宝の山っていっぱい色んな物があるでしょ?その中から『かぁいいもの』を見つけるの!」
御影「あぁ、いつも圭一君とゴミ山でやってるやつね。僕の家が近いし、二人で何かやってたね」
レナ「うん!御影君もどうかな?レナ、御影君の事いっぱい知りたいし!」
御影「ごめんね、レナちゃん!他人のデートスポットを汚す様なマネはしたくないんだ!そこは、圭一君とレナちゃんの思い出の場所でしょ?僕なんかが踏み荒らす様な場所じゃないと思うんだ!」
レナ「ううん、そんなのレナ、気にしないよ!それにこれは、勝ち負け勝負じゃないんだよ?それとも、他に何か嫌な理由があるのかな?かな?」
御影「う~ん、あるにはあるんだけど。これ言っちゃって良いのかなぁ?」
レナ「大丈夫だよ!レナ、気にしないから!理由があるなら言って!」
御影「僕、君が嫌いなんだよね」