ひぐらしのなく頃に 嘘   作:HTNN

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【全誑し編②】

6月6日(月)

 

 

昼休み。

 

 

圭一「叩き売りオークションの司会!?」

 

魅音「そう!綿流しで売れ残った物や使えそうな物をオークションするイベントをするの。それの司会をして欲しいんだ。昨日のゲーム大会で圭ちゃんの評判がうなぎ上りでアタシも推薦したんだよ」

 

 

昨日のゲーム大会で、圭一の派手な盛り上げに店長が評価し、それが村の噂となっている。

 

そして、その口上を見たいと村の役員会の決定で、オークションを開催する事にした。

 

 

圭一「俺、そんな事した事ないぜ。それに良いのか?引っ越したばかりの俺がそんな大役やって」

 

魅音「大丈夫だって!圭ちゃんの事は、アタシが保障する!絶対成功するよ!」

 

 

悩んでいる圭一に御影が言った。

 

 

御影「圭一君!なら、僕がやって上げるよ!僕なら、どんなガラクタでも一級品として紹介出来るしね!」

 

沙都子「御影さんが司会なんてやったら、クレームの嵐は目に見えてますわよ!」

 

 

沙都子と御影が騒いでいた中で、圭一が意を決して言った。

 

 

圭一「よし、俺も男だ!綿流しで『前原圭一』の名を村全体に広める勢いで出席するぜ!」

 

魅音「圭ちゃんなら、そう言ってくれると思ったよ!放課後、皆で準備しよう!」

 

.

.

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放課後。

 

一同は、色んな店や家から色々な家電製品などを集会場に運んでいた。

 

 

圭一「ふ~、疲れた~」

 

 

集会場の中にて、一同は腰を下ろして休んでいた。

 

 

御影「まったくだよ!僕の運動神経を考慮した上で働かせて欲しいよ!こんな重労働、労働基準法に触れてもおかしくないよ!」

 

沙都子「御影さん。あなた、圭一さんの仕事の半分しか働いてませんでしてよ」

 

 

圭一・沙都子・梨花・御影が、集会場で休んでいる。

 

そこに、魅音・レナ・詩音が、タオルと重箱と麦茶を持って来た。

 

 

魅音「おつかれー!はい、これで汗ふいて」

 

 

魅音が、皆にタオルを手渡して行く。

 

 

圭一「あれ?なんだ、その重箱?」

 

魅音「これ、おはぎだよ。園崎家特製の手作りおはぎなんだ!」

 

レナ「レナと魅ぃちゃんの作ったおはぎもあるんだよ。皆、一緒に食べようよ」

 

御影「凄いね!おはぎなんて初めて食べるよ!先、もーらい」

 

 

御影は、誰よりも一足早くおはぎを口に入れた。

 

 

『ガリッ』

 

 

「「「えっ?」」」

 

 

おはぎを食べたとは思えない異音が御影の口の中からした。

 

御影は、口を抑えておはぎの入っている重箱を持ち去ろうとした。

 

しかし、御影が重箱を手にする前に、御影は圭一に襟首を掴まれた。

 

 

圭一「おいおい。御影、口の中見せてみろ」

 

 

べぇ~っと御影は舌を出した。

 

舌の上には金平糖が乗っていた。

 

その金平糖は御影がいつも持ち歩いているお菓子だった。

 

 

沙都子「よ、よくわかりましたね、圭一さん。私、てっきり何か入ってたのかと…」

 

圭一「魅音達が持って来たおはぎに変な物なんか入ってる訳ないだろ。御影のやる事を真に受け過ぎだって」

 

御影「ごめんね~。美味しいおはぎだったから。つい、独り占めしたくなったんだ」

 

魅音「あのさぁ、御影…。今度、そんな悪戯したら許さないからね。今回は、おはぎが美味しいって言ってくれたから許すけどさ」

 

御影「うん!肝に銘じておくよ!僕の『負け』だしね!」

 

圭一「どれ、俺も一つ…。お、美味ぇな!」

 

 

皆は、重箱に入ってるおはぎを美味しそうに食べた。

 

 

詩音「皆さん。あまり食べすぎると喉に詰まらせますよ」

 

 

詩音は、皆に麦茶を手渡した。

 

圭一は、そんな詩音を見て思った。

 

 

圭一「そういえば、詩音。何でこんな所に居るんだ?お前の家って興宮だろ?」

 

詩音「私は、悟史君に頼まれているんです。沙都子の面倒を見て欲しいってね。だから、沙都子の面倒をみる為に雛見沢に来てるんですよ」

 

沙都子「ふぇ~ん!詩音さんったら、私に毎日カボチャを食べさせるんですの~!」

 

詩音「沙都子~、悟史君が帰って来るまで好き嫌いはなくして貰わないとダメですよ~」

 

 

沙都子と詩音がそんな雑談をしていると、御影が会話に入って来た。

 

 

御影「詩音ちゃん!悟史君の事、まだ引きずってるんだね!村から居なくなった人なんか忘れて新しい恋愛に励もうよ!僕は、いつでも詩音ちゃんのラブコール受けて上げるからさ!」

 

詩音「お生憎様でーす。私は、悟史君が帰って来るのを信じてるんです。変人さんはお断りしまーす」

 

 

詩音は、御影に「あっかんべぇ~」と突き返した。

 

 

御影「そっか。詩音ちゃんは、完全に悟史君一筋なんだね。あーあー、詩音ちゃんと悟史君にも『負け』ちゃった」

 

 

御影は、残念そうに言った。

 

 

 

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