圭一は、心を落ち付かせて教室に戻った。
魅音「圭ちゃん、遅いよもう~!御影ったら『圭一君が戻るまで部活に参加しない』って言うから困ってたんだよ~!」
御影は、圭一が不在である事を理由に参加を拒み、それが原因で言い合いをしていた。
沙都子「もう逃げ場はありませんわよ!さぁ、覚悟して下さいまし!!」
圭一が戻り、御影を追い詰めた沙都子は盛大に笑った。
圭一「ごめん…皆。今日は部活する気が起きねぇんだ…。時間も遅いし、明日にしないか?」
御影の逃げ口上が終わると思いきや、今度は圭一が参加しないと言った。
一同は、驚いた様に圭一を見た。
レナ「圭一君、顔色悪いけど大丈夫…?」
レナの言葉を聞いた途端、御影は喋り出した。
御影「圭一君、凄い顔色だよ!綿流しの祭りで遊び疲れたんだね!もう帰って休もうよ!皆、こんな体調の悪い圭一君を部活に参加させるなんて鬼畜外道な事はしないよね!?」
梨花「まーた、始まったのです…」
レナ「でも圭一君、本当に体調悪そうだよ?皆、今日の部活は諦めようよ…」
魅音「しょうがない。部活は楽しむものだからね。圭ちゃん、明日までには体調を良くするんだよ」
圭一「すまん…。御影、悪いが一緒に帰り付き合ってくれないか?話したい事があるんだ…」
御影「可愛い女の子がいっぱい居るのに僕を指定してくれるの!?梨花ちゃんといい、圭一君といい、僕はモテモテだね!でも、そっちのケはないんだ!勘違いしないでね!」
梨花「御影、それ以上変な事を言うと怒るのですよ」
レナ「笑いながら怒ってる梨花ちゃん、かぁいいよ!」
沙都子「くやしいぃですわ!いつになったら御影さんをコテンパンに出来ますのー!」
圭一は、ツッコむ気力もなく御影と教室を後にした。
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圭一は、帰路で御影に謝った。
圭一「すまん、御影!!」
御影「ずっと待たせてしまった事かい?大丈夫、大丈夫。可愛い女の子達とハーレムしてた訳だし、そんな気にしてないよ。後一時間位のんびりしてても良かったのに」
圭一「いや…そうじゃなくて…。昨日の綿流しの祭り、浮かれてたんだ…。お前の言ってた事を真面目に考えないで…内心バカにしてたんだ。オヤシロさまの祟りなんかあるはずがないと思って…」
御影「そうだったの?なんで急に考えを改めたんだい?」
圭一は、大石さんに聞いた事を御影に話した。
他言無用と言われていたが、御影は命の恩人だし立場が似ている。
だから、包み隠さず全てを話した。
御影「そうか~、五年目の祟りも起こちゃったんだね」
圭一「大石さんが言うには、俺達も危ないって言うんだ…。これからどうするか部活メンバーの皆と明日話し合おうと思うんだ…」
圭一は、今回の事で危機感の無さを感じていた。
いつ、自分が狙われるかもしれないこの状況、出来る事なら味方を増やした方が良いと思った。
御影「それは、止めた方が良いんじゃない?」
御影は、キッパリと言い放った。