東方 幻想録   作:秦霊

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第18話 秋人が隠し通してきた過去③ 怒りの最果て……

あの決意をしてから約1ヶ月が過ぎようとしていた…1ヶ月ものあいだ俺も呑気にやっていた訳がない看守の行動パターンを覚えたりしていた。だが、まさか隣に破壊神が来るとは思いもしなかった…

だが、この事によりこの脱出計画はことが上手く進みそうだ。と思っていると看守の人間が俺の前だけ足早に通り過ぎていった。俺はこの隙に破壊神と連絡をとる

「おい、破壊神。決行は明日だ、手順は禍津神が結界もといこの地域に災害を起こし俺らの結界を解く。災害が起きて結界が解けたら作戦開始だ」

「了解した、邪魔する人間は皆殺しでいいよな?」

「あ〜皆殺しで頼む」

「あ!あと、俺ら全員で禍津神を守りながら脱出する。この点を考えておいてくれ」

「は?禍津神は自分の身くらい守れるだろ…下手したら俺より強いんだぞ!」

「それがな、結界のせいで力が弱まって災害にほぼほぼの力を使うらしいだから護衛を頼むも言われた」

「うむ…それもそうか俺らはここから逃がしてもらってんだからそのくらいの礼は払わなくちゃならんな…了解した、決行は明日だな」

 

そう言って破壊神はドスの聞いた声で答え、了承した…よし!これで俺らはここを出てまた新しく家を創り出しまた平和にサラと暮らせる!

俺は期待を胸に禍津神に声をかける

「禍津神、結界は明日お前が災害を起こして結界が解けたら作戦開始だ。タイミングはお前に任せる」

俺がそう言うと彼女はコクっと首を縦に振り答えた

「そしてサラ、実はこっそり俺の禍津神威とサラのMAC11を勾玉の中に入れて持ってきてある…」

「!?」

「どうやって持ってきたのよ!あの状況で!」

サラは驚いた様子で小声で話す

「簡単な事だ、こんなこともあろうかとそういう風に設定しておいたんよ。魔法でな」

 

「なるほどね」

彼女は納得し俺の話を聞いた

「とりあえず俺とサラ、破壊神で禍津神を守りながら脱出する」

「「」」コクコク

二人は首を縦に振り頷く。よし、とりあえず計画は話したし明日に備えて寝るか。俺はいつものように右の懐にサラ、左の懐に禍津神を抱き寝る、実は禍津神が牢に入ってきてから数日間たったらこれだった…禍津神も実は寒かったのだろう…

ま、仕方ないか〜この状況だし…

 

おいそこ!ハーレムとか言ったら許さんぞ!俺はサラ一筋だ!

(だが今後嫁さん増える人…)

 

 

 

作戦決行日になった…いつものように看守の人間は俺の前だけ足早に去っていった。馬鹿めこれがお前達のミスだ!

「禍津神、頼んだ」

「」コク

そして彼女は少し自分の手首を食いちぎら少しずつタラタラと血を流す。流した血で陣を描き呪文を唱える

「我は世界に終焉をもたらす者禍津神なり!瘴気よ、我に従え我はこの地に災害をもたらさん!」

そう言い放つと彼女は身体の文様を先程より赤黒く発光させ瘴気を身にまとい地面に手を当てこう言い放つ

「この地に死を!地震よ穿て、「ブラッディーグラウンド」」

 

禍津神が呪文を唱えると同時に地面が揺れ始め壁には亀裂が入り結界が解けた。よし!これで合図である結界の破壊が済んだ、これで俺らは出られる!俺はそう思い今まで封じていた妖力、魔力、霊力を全開放する。すると牢の地面は裂け空間が歪みやがて結界が壊れた。

「よし!結界が壊れた。今の間に脱出するぞ!破壊神!天井の破壊を頼む!」

「よし来た!任せろ!」

そう言って奴は空間から大剣を錬成し、錬成した大剣を天井に向かって投げた。すると天井は大きな音を立てやがて崩れ始めた…それは俺らを避けるように崩れ俺らは外に出た…そのにあったのは約数ヶ月ぶりのどこまでも続く快晴だった。

「いい天気ね〜、ね?秋人」

「あ〜そうだな」

「おいおい、呑気に天気の話してる場合じゃないぞ!」

「は?」

「え?」

「ここの神のご登場だぜ」

「どうするよ秋人」

「あ〜めんどいな、とりま俺がやる。破壊神お前はサラと禍津神を連れてポイントに向かってくれ!そこで落ち合う」

「了解した!ほら行くぞ」

「秋人!負けたら許さないからね!」

「秋人…ご武運を」

「あ〜!そっちもな!」

俺はあいつらに1度別れを告げ、人間どもを助けに来た神と対峙する

 

「待て主ら!お主らをみすみす逃がすわけにも行かん!」

あれは人間達が神社祀っている白蛇だろうか…白髪ロングの和服姿だ…そして周りの人間達がその白蛇に「白蛇様!どうかこの忌み子を殺してください!そして我らに平和をもたらし下さい」と言っている

「という訳でお前もお前の嫁も殺させてもらう!」

「ほう?たかが人間どもに祀られている神ごときがこの俺を殺す?やれるもんならやってみな!」

「チッ忌み子如きが!」

奴はそう言って白い刀を俺に振った、そして振ったと同時にロープのように蛇が飛んできて体を固定する。また厄介な!だがな詰めが甘かったな白蛇様よ…俺は禍津神威を勾玉から取り出し白蛇が出した俺を固定している蛇を切り裂き、一気に近づき刀を折った。そしてかかと落としで地面に叩きつける。白蛇はしばらくは動こうとはしなかった、それもそうだ…だって5割出したんだから。いや、そもそもあれで死なないのに敬意を称してやるべきか…

 

「うぐっ」

「はあ〜所詮は神といえどこんなものが…話にならんな」

「それじゃぁ俺はもう行くからじゃあーな」

「それと今度俺の嫁さんに手ー出したらぶち殺すぞ」

 

 

 

 

 

 

俺はそう言い捨てこの場を去る、アレからポイントでサラ達と合流し現在はサラと禍津神と一緒に暮らし、禍津神も嫁に迎えたのだが…

そう…幸せな時間はやはり長くは続かなかった…俺らはあれから100年ほど一緒に暮らし一緒に笑いあったりしていた…

 

 

だが、それは紅く光る月の夜にすべて終わった……サラと禍津神が昼の散歩に行ったっきり夜まで戻ってこないのだ…絶対に何かあったに違いない。

 

「おい!そこの妖精!俺の嫁達を見なかったか!?」

「し、知らないよ!」

「チッ」

これで聞いて回って1時間は経過していた、その時だった

「僕見たよ!」

「本当か!?」

「うん!秋人様のお嫁さん達が……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人間に連れていかれるところを…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

あのクソ人間ども!!ぶち殺す!

「分かったわありがとう…」

「ここら辺の妖精に言っとけ逃げるなら今のうちだ今後ここは湖と化すからな」

俺は殺気を放ちながらそう言い放つ

「わ、分かりました!」

妖精達はこの場を去った…そしてどこか遠くへ行ったのだろう

「待ってろサラ!今行くからな!」

 

だが、人里についた時には既に手遅れだった……ボロボロ禍津神と里の周辺で偶然的にあったが…彼女の話によると…サラは禍津神を助けるために自分が犠牲になったと聞いた……

そして俺の中には嫁を殺された怒りとそれを阻止できなかった自分への怒りがこみ上げてきた

 

「人間ども!!全員ぶち殺してやる!」

俺はそう言い捨て禍津神威を抜き妖力、魔力、霊力をすべて解放する。それも空間が歪むどころでは済まず空間が裂け大地が割れる

俺はまず里に神速で突撃し見えた人間をすべて首を跳ねたり下半身と上半身を真っ二つにしたりしていた次々と殺していく……その中で見つけてしまった………

里の中心に建てられた丸太に括りつけてある彼女の遺体を…

 

サラは、縛られ身体中に傷跡があった…通常忌み子はこの程度では死なない…だけどこの切り傷…多分あのクズどもは毒を塗り傷跡を付けそれを大衆の前で見せつけ殺しやがった……なら俺も同じことをするまでだ…

俺は彼女の首から遺品である勾玉を持ち出して彼女を肩に担ぎ、殺意に満ちた声で呪文を詠唱する

 

「水の悪魔リバイアサンよ!我に従え!森羅万象ありとあらゆるものよ水と化せ!

「禁術:グランドブレイク・ザ・レイクウォーター」」

バァンッ!ドーン

俺はそう唱え大地に拳を突き出した。

すると俺が拳を突き出した地点が地割れを起こし、そのから大量の水が吹き出す。やがて水は里を覆い尽くし水深50mにも達した時、俺は水を止め人間どもが浮き上がってくるのを待つ…

 

すると人間どもは我先にと他人を押し退け這い上がってくる…俺は這い上がって来た人間を一人一人毒を混ぜた水の球体の中に沈め空中に浮き上がらせる。この水の球体は出ようとすれば球体の中心に重力が働き強制的に水の中に沈める仕組みだ。

そしてそれが30程出来てきた時最後の一人が出てきた…子供だ…だが、今の俺は容赦はしない嫁を殺した人間どもがのうのうと生きてるのが許せないからだ…だから俺はゆっくり殺す毒を混ぜたこの空中に浮かぶ球体の中で苦しみながら死んでゆく人間どもを眺めながら肩に担いでいた自分が愛した女をお姫様抱っこで抱いた…

すると急に力が抜け殺意で塗り固めていた感情が表に出る

 

「チクショォォォーーーー!ふざけんじゃねぇ!なんで、なんでサラが死ななきゃなんねーんだよ!!ふざけんな!!」

俺は泣き叫んだ…球体の中で苦しみながら死んでゆく人間どもの前で…よく復讐をしたら気が楽になると言うがそれは違う…復讐したあとに残るのは苦しみと悲しみだけだ、それが更に俺の心に人間に対する憎しみを増やす。

 

人間どもを殺したあと大きな洞窟に光が差す場所にある樹齢100年近くの大きな桜の木の下にサラの遺体を土に埋め墓石を立てる…そしてこの場所に結界を張り妖怪、悪魔、神達でさえ見えないようにした…そしてその場には魔法で創り出した体長約175くらいのガーディアンを2体置き、俺はガーディアン達に「この場を守れ、もし神や悪魔、妖怪どもに見つかったりしたら見つけたヤツを必ず消せ俺以外誰も入れるな」そう命じ俺はその場を去った。その後俺は人間を見つけては殺した。もちろん戦争があった時は両軍とも壊滅まで追い込んだ…

そんなことをし続けて俺はサラの好きだった放浪を続けた…

 




おはこんにちばんわ、今回は少し長かったですがどうでしょう?
あと少しサブタイトルが変わっていますがお気になさらないでくれると助かります…自分が入れてみただけなので……
それにしてもいやー今テスト期間中でしていろいろと忙しいですがいつも小説のストーリーを考えています(笑)
ということで皆さん次回もよろしくお願い致します
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