西行妖の封印から今日で約3日経った。幽々子は秋人の作戦が成功し、今まで通りの幽々子との日常が戻ったのだが、、、
するとスゥーと襖を開ける音がする
「紫…秋人は起きた?」
「いいえ、まだ…」
「…そう」
私たちの間に長い沈黙が通る
今私たちは永遠亭で秋人が目を覚ますのを待っている。
と、いうのも秋人はあの日幽々子を助けるために自分に腹部に刺さっさ枝をもろともせず自分の血と妖力を触媒にして私たちには扱えない超高位結界を張った…だからもう幽々子は二度と西行妖の咲いた姿は見れないが代わりに生きるという事を秋人から教えて貰った気がする。
そう思っていたその時、また襖が間に…今度は永琳だった
「紫…秋人は変わらず寝てるの?」
「えぇー変わらず寝てるわ…」
「そう、なら私があとは代わるから貴方はもう寝なさい…」
永琳が秋人の方を見ながらそう言ってくる
「いや、いいわ。起きた時に声をかけれるから…」
正直、今回の件は少なくとも西行妖と幽々子を見ていなかった私のせいでもある。だから秋人が起きる時まで居ようと思ってたのだけど、、、
「何を言ってるの?貴方…もう三日も寝てないじゃないの。顔が凄いことになってるわよ」
そうか、そう言えばそうだったような気がする…人に言われて気づいたけど私ってもう三日も寝てないのか…
「永琳の言う通りよ紫…紫が秋人のことを想っているのはわかるけれど、流石に体も持たないわよ…それに秋人がもし起きたらまず紫を心配するわよ、ほんと自分より嫁が大事って人だから。あの人は」
と幽々子が話す
確かにもう三日も寝てない…起きた秋人がまず自分より私を心配する、、、か、確かにそうねそういう人だものね秋人は
「それもそうね…ごめんなさい。私、少し寝てくるわ秋人のことよろしく」
フォーン
そう言って私はスキマを開く
「えぇー秋人の事は任せといて貴方はぐっすりと寝て来なさい」
「ありがとう、そうするわ」
紫はそう言ってスキマに入っていった。全く幽々子といい紫といい、かなり取り乱してるみたいね。それもそうよね秋人の嫁たちだもの、、、私もだけど
「さて?幽々子、貴方は寝なくていいの?」
私がそう幽々子に問いかけると幽々子は
「私は亡霊…多少寝たくても大丈夫よ」
「永琳…貴方こそあまり寝てないでしょ」
ッ確かに私はあまり寝てはいない…だけど紫程じゃない。
「私は医者よ、患者の容態を見るのは仕事だから大丈夫よ」
私は幽々子にそう返す。すると幽々子は
「あら、医者なら今の自分の体にどれだけ負担がかかってる事ぐらいわからないの?」
確かに私の体はかなりの負担がかかってるも思う…なんせ二日も寝ていないのだから、、、
そんなことを思いながら秋人を見ているとまた襖が空いた
「秋人の様子はどうだ?」
入って来たのは禍津だった
「未だ変わらず…ってとこよ」
と、私が答えると禍津は
「そりゃそうだろうな…なんせ秋人が起きるのは多分あと1ヶ月先になることだろうし」
え?今なんて
「え?貴方…今なんて…?」
「だから、秋人が起きるのはあと一ヶ月後だと言っているだろう」
私が少し動揺していると幽々子が冷静に禍津に聞いた
「どうして医者でもない貴方が言いきれるのかしら?」
「それはな、秋人は忌み子の中で一番とは言わないが強さでいえば破壊神と同じ最強の地位にいた…だからこそ自己再生という自然治癒が周りとはかなり遅いんだ…だから」
「あの銃形の注射器で自然治癒能力を補っていた…ってとこかしら?」
「フン、流石医者だな。そうだ、今まで秋人はそうやってやってきた…だが」
「まさか、その薬が切れたの?」
と幽々子が口を開く
「あぁーそうみたいだ…唯一薬を持っていた美優がそういうんだから…」
「それじゃ、あと一ヶ月くらい待たないといけないの?」
「それがな…そうではない」ニヤ
禍津はなにを言っているの?…もしかして!
「その言い方…何か策があるの?」
「あぁーあるとも、しかも永琳にとっては美味しい話かもな」
と自慢げに禍津は話す
「どういうこと?」
幽々子が疑問形で返す
「それはね、忌み子の医学を学べるかもしれないってことだ」
「!?」
「忌み子の医学を学べる?」
どういうこと?それってもしかして忌み子の医学本があるってこと?
だとしたらそれはかなり興味がある
「だけどな〜それがあるのが秋人の昔の家なんだよなー」
「「え?昔の家?」」
「ん?そうだぞ、だから取りに行くしかないな」
「ちなみにその家って何処にあるの?」
私がそう言うと禍津はバツの悪そうな顔をして
「時空の狭間…」
「「え?えぇー!」」
それってスキマと同じじゃないの!?
「ま、まぁまぁ行ける方法があるから大丈夫だから」
「そ、そうなの?なら大丈夫ね」
私たちが一安心していると
ジィーと視線を感じた。辺りを見渡すとそこには襖からこちらを見る霊夢と魔理沙、そして綾人が居た
「なんだ?お前達も行きたいのか?」
禍津の呼びかけに霊夢達は「「「」」」コクコクと無言で首を縦に振った
「付いてきてもいいが身の保証はしないと思え」
「「「え?」」」
「なんたってあの人間嫌いの秋人がその昔に造ったものだからな」
「「「…」」」
霊夢達の顔が暗くなった
まぁそうよね…だからこそ禍津はあまり霊夢達を連れては行きたくないのだろう
「だからこそ私の言うことは必ず守れよ?」
「「「はい!」」」
なんか凄い士気があるわね…たかが秋人の昔の家に行くだけよ…
私はそうなことを思いながら幽々子と一緒に、、、、、、あら?
なんで幽々子あっちにいるのかしら?しかも一緒に返事までして…
「ま、まぁ少し落ち着け今からあっちに行くためのゲートを繋げるから…」
と禍津は苦笑いしながら病室を出て中庭に行った。
それに、まるで秋人に付きまとう白蛇のようについて行ってるし…
はぁ〜これは先が思いやられるわね
禍津は永遠亭の中庭に大きな魔法陣を描き、その魔法陣の真ん中に禍津がいつも肌に離さず持ち歩いているペンダントを置きこう唱えた…
「汝、我を世界の果てへと連れて行け。我が名は''禍津''。世界の果てを統べる橘秋人の第二夫人!ガーディアン達よ!認めよそしてゲートを開け!」
そう唱えると魔法陣が光だしあちらの世界が見えた…
「凄い…」
「幻想郷の外?」
「こんな場所があったなんて…」
などと声が上がっている…まぁ私自身驚いてはいるのだけれど、、、
まだ驚くのは早そうね
皆さんおはこんばんにちわ!作者です!いやー最近色々忙しくてあまりかけませんでした…(←忙しいとか言いつつ撮影やってたやつ)
まぁ不定期だからいいかな、とは思ったんですが何やら''早く続編出してくれ!''との声が上がったのでできるだけ早く書きました!!
次回もよろしくお願いします!