東方 幻想録   作:秦霊

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第33話 過去に囚われた者

「ふぁぁ〜よく寝た〜」

俺はそんなことを言いながら布団を出ようとする。すると何かが引っかかって出れない…

「なんだ?」

俺は疑問に思いながら布団を捲るとそこには俺に抱きついている紫と白蛇がいた。

あぁ〜こいつら俺の様子見に来たら寝てたってやつか…まぁまだ布団も暖かいしこのままにして俺は布団出るかなー。俺はそう思い布団を出て襖を開けるとそこには食事を持っている優曇華がいた

しかも目を丸くし驚いた様子で

 

「え?あ、秋人起きたの?」

なんだよ、起きちゃ悪いのかよ…

「ん?あ〜今さっき起きたぞ」

「え!?そうなの!?え、えっとじゃぁこれ食事ねちょっと食べて待ってて!」

「お、おう?」

すると優曇華は慌ただしく廊下を走っていった。それに俺は疑問形で答え。しばらく持たされた食事を見る。あ、今日雑炊なのか。

俺は白菜や茸卵などの入った雑炊を布団の脇で食べていると、またドタドタと足音が聞こえてきた。しかも3人分

 

やがて襖が開いてそこから永琳と優曇華、禍津が入ってきた

そして禍津は驚いた様子で

「お、お前なんでもう回復してるんだ?あと1ヶ月はかかるはずだろ?」

と聞いてきた。なんだそんなことか…

「なんだ?お前知らないのか?俺霊力を魔力変換して補ってたからすぐに起きたぞ」

すると一同全員黙った…なんだよ、まだ起きちゃいけなかったのかよ…

「それで?秋人どうやって霊力を魔力に変えたのかしら?」

と永琳が聞いてくる。…やべこんなこと嫁たちに言えね…

そう思ってると永琳が

「あきとぉ?」

と恐ろしく聞いてきた…

「そ、それはえ、えぇーっとそうあれだよ!自然治癒能力勝手に発動したんだよ!あはは」

我ながら見苦しい言い訳だな…そう思っていると永琳は一気に顔つきが変わり低いトーンでこう言った

 

 

 

 

 

 

 

 

「なに?また貴方は自分のために人の魂を使ったの?」

「え?師匠?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……な ん で こ い つ が 知 っ て る ん だ?

 

 

 

 

 

「永琳!何故今それを言う!お前は馬鹿か!」

と私は思わず叫んでしまった。すると秋人は今まで以上の殺気を放つと同時に白蛇と紫が飛び起き、優曇華がビビり始め部屋一体に緊張が走った

「どこまで見た、、、」

「ほとんど全部よ、人体錬成の報告書から魔導書そして忌み子の自然治癒の研究資料まで…ほぼ全部」

永琳は殺気を放ち続けている秋人に怯まずそういった

 

「あ、秋人ど、どうしたの?」

そう紫が話しかけるが白蛇が止めに入る

「紫、お前馬鹿か?死にたいのか?死にたくなければ今は主に話しかけない事じゃ」

とそう言った

「……チッ」

「ひとつの聞きたいのだけれど貴方の何が人体錬成みたいな禁忌魔法を使う原動力となっているの?」

「……お前に関係ないだろ、、、そもそもそれを聞いてどうすんだよ」

と秋人は言ったが永琳はそれを無視して話を続けた

 

「なに?貴方の原動力ってのもしかして私達より前の死んだお嫁さんの復活かしら、もしそうなら貴方は過去に囚われすぎてるわ。だって貴方は私が同じことをやろうとしてた時にこう言ったじゃない。禁忌魔法に時間をかけても無駄だって!貴方が一番よく知ってる事じゃないの?」

永琳は必死に訴えていたが…その声が秋人に届くことがなかった

 

「俺が一番よく知ってるだ?過去に囚われすぎてるだ?そんな事知ったことじゃねな、確かに俺はお前に人体錬成とかは時間の無駄だって言ったかもしれんが俺は何も叶わないっては言っていない。」

「ッ!だからわからないの!あれは禁忌魔法やってはいけないことなのよ!」

すると秋人は私が予想した通りの言葉で返した

 

 

「人間が禁忌なんて知るか。そんな守りごとは人間だけでやってろ、俺からアイツを奪った奴らに従うことは何一つない。」

とやはり答えた

 

 

すると紫が

「え?え?待って現状を整理できないんだけど…どういうこと?」

と言ってきた…今の話を聞いててもわからんのか…

そんなことを紫が話していると霊夢達が部屋に入ってきた。だが、入ってきたタイミングが悪かった。

 

この部屋は既に殺気に満ち溢れあの最凶最悪の妖怪と呼ばれた紫でさえ声が震えている…それだけ秋人の殺気がやばいと言うことだ

 

永琳はそんな事はお構い無しに話を続けた

「なんなら貴方の研究をここで終わらせましょうか?私は貴方みたいな経験はしてきたことはないけれど、私だったらそんなことはしないわ。少なくとも復讐はやるかもしれないれど人体錬成なんて真似わしないわね」

と永琳が言うとこれまた厄介事を増やすかのように魔理沙が口を出す

 

「あ、秋人さん人体錬成なんて禁忌魔法はやっちゃいけないんだぜ?それに私も永琳に賛成するぜ。多分私も同じ経験をしても復讐だけしかしないと思うし」

とまた余計なことを言った。すると秋人は笑いながら

 

「ハハハ…なんならお前も同じ経験をしてみるか魔理沙?今ここで」

と笑いから一転声のトーンが一気に低くなり殺気の満ち溢れた部屋の温度が数度上がる。

 

「秋人それに永琳!いい加減にしろ!こんなことやったって意味が無いんだよ!お前の方がよく知ってるだろ秋人!」

 

私はそう声を荒らげて言った。すると秋人は「…チッ」と舌打ちをして縁側へと繋がる障子を開けて私が''世界の果て''に行くために作った魔法陣の上に立ち、秋人は無詠唱で魔法陣を起動させ''世界の果て''へと行ってしまった

 

「……し、師匠…」

「…いいのよ優曇華。あの人は私が止めたって変わらないんだから」

「そうじゃな…それに今はそっとしておいてくれ主は多分だいぶ精神的にきてるじゃろうから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…勢いに任せてここまで来てしまった。まさか俺から来るなんて思ってもいなかったが、そう思いながら不自然なほど整備された庭を見ながら縁側で酒を飲む

「はぁ〜全くこんなことになるなんてなぁー」

 

「なぁどう思う?''シルフィード''」

俺はいつもの屋敷や庭の掃除、防衛などをやっていたりする5人のガーディアンの1人である''風の精霊'シルフィード''に聞いた

 

「……そんなことを言われましても私にはわかりかねます故お答えに困ります」

「フッ それもそうかこいつは俺の問題だしな」

「でも…」

シルフィードはそう言って俺の隣に座った

「ん?」

「でも、私はサラ様のことを日頃からよく気にかけていた貴方様のことを知っております…もちろん貴方様にとってサラ様がどれだけ大切な存在だったかも…だかr」

「そうだな…でも俺のやっていたことを復活したサラに知られたら完璧に嫌われるなー」

そう言って俺はシルフィードの言葉を遮った

 

「…よいしょっと〜」

そう言いながら俺は酒瓶を持ちながら立ち上がる。するとシルフィードが

「おや?秋人様どちらまで?」

「あ〜ちっと昔の友人のところに…ね」

そう言って俺は庭に出る。後ろを振り返るとシルフィードが「いってらっしゃいませ」とお辞儀をしていた

「あぁ行ってくるよ。それじゃシルフィード少し出てくる」

そう言って俺は魔界へと向かった

 

 




どうもこんにちはこんばんは作者です!やっと冬から春へと変わり始めましたね〜自分は春が好きなので良いのですが…とまぁそんなことを思いながらテストとかやってます。皆さんも頑張ってください~
それでは次回もよろしくお願いします!
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