東方 幻想録   作:秦霊

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第36話 嫁の危機と新たな宿敵

はぁ〜またやっちまった…まぁ前よりはいい出てき方だな…

俺はそんなことを思いながら魔法の森を歩いているとすぐ脇のけもの道からガサガサと音を立て出てきたそれは

「あら、秋人さんじゃない」

「お?」

霊夢だった。にしても霊夢がなぜけもの道から?

「れ、霊夢お前何やってんだ?」

「え?なにって…この当たりを散歩してたら見知った霊力を感じ取ったから決めみたの」

あ〜なるほどねー…ん?ちょっと待てよ

「霊夢…お前元々はどの辺散歩してたんだ?」

すると霊夢はその質問に疑問を持ったのか首を傾げ

「何処って…博麗神社前だけど…」

お、おいおいマジかよ

俺は少し気になったため霊夢に少し聞いた

「な、なぁ霊夢俺の霊力ってそんなに特徴的か?」

俺がそう質問すると霊夢は

「えぇかなり特徴的よ」

「あ、それと紫と永琳にそれから母さんも探してたわよ」

 

あ〜やっぱりかーとりあえず霊力とかその他もろもろ1度減らすか。そう思い俺は目を閉じ霊力、妖力、魔力をその辺の雑魚妖怪くらいにまで下げた。すると霊夢が

「あ、あれ?秋人さんの霊力が無くなった?」

と首を傾げる。正確には無くなったと言うより減らした…だけどな

「霊夢…」

「ん?なに秋人さん」

俺は霊夢に背を向けた

「俺を見なかったことにしてくれ」

「え?えぇ!いやダメよだってk」

霊夢がそう言っているのを遮るかのように俺は

「神速」

すまん霊夢。俺は霊夢に心の中で謝ると神速と呟き駆け出した

 

 

 

はぁ〜ここまで来れば大丈夫だろう…そう思いながら俺はあえて自分が嫌いな人間共の集まり…''人里''にいた

と言っても俺がここに来たのは

「秋人ー!」

「!?!?」

いや、いやそんなはずはない!そう思いながら振り返るとそこには妖夢がいた…。俺はま、まだ妖夢には知られてないはずと思い

「よ、よぉ妖夢おはようさん」

と言うと妖夢は

と妖夢は穏やかな顔で笑い「あ、秋人おはよう」と言ったあとに首を横に振り「いやいや、そうじゃなくて秋人!紫様が探してたわよ。なんかしたの?」と…。これは予想外な答えが飛んできた。

 

紫、、、ついに妖夢にも探させてたのかよ…

「あ〜そのうち帰るから心配すんな〜」

俺はそう言って妖夢に背を向けつつ手を振る

「え?!秋人!ちょ、ちょっと待てよ」

妖夢がそう叫ぶ…すると同時に不審な視線、そして霊力を感じ取った。それはかなり特徴的な霊力で昔どこかで経験した事のある霊力だ…だが、どこの奴か思い出せない…。だけど!

 

 

 

「妖夢!」

 

 

 

 

 

とてつもなく危険な霊力だったことは覚えている

 

 

 

 

 

「え?」

俺は妖夢の所まで神速で走り、妖夢を抱き抱え一気に真上へと飛んだ。

「え!?ちょ、ちょっと秋人!?」

「妖夢、少し黙ってろ」

「え?」

 

俺は少し威圧的な態度で妖夢に言った。するとその直後さっきまで妖夢がいたところに札が四つ投げ込まれその札が四方に広がり封霊陣が展開された。

 

「危なかった…もう少しで殺られるところだったな。妖夢」

と俺は妖夢の方を向きながら言っていると妖夢の顔は顔面蒼白だった。…そりゃそうだろう今まで自分がいたところ封霊陣が展開されてあと一歩遅かったら封印されていたのかもしれないのだから…

「あ、秋人…わ、私…」

そう言って妖夢は小刻み震えていた。それもそうだろう妖夢は元々から白玉楼…そして幻想郷で平和に暮らしてきたのだからこういう殺されかける体験をしたことがないのだから…

仕方ない…俺も妖夢を抱えた状態じゃろくに戦闘もできないし1度白玉楼に帰すか…

 

俺はそう思い危険なことと思いながらもその名を呼んだ

「紫!」

 

その名を呼ぶと同時に''フォーン''という音とともに俺の隣の空間が裂けその中から上半身だけ出した紫が出てきた

「あ!秋人!!やっと見つけたわよ!」

と少しムスッとした顔でそういった。だが、それとは裏腹に俺は

「紫、、今はそんなこと言ってる暇はない」

震える妖夢を担ぎ俺は封霊陣の方向を見ながら冷淡に言った

 

すると紫もこの異様な霊力に気づいたらしく顔を強ばらせる。

「これ、一体どういうこと?」

紫は驚きを隠すように扇子で口元を隠した

「紫、、、この霊力、わからんか?」

俺がそう言うと紫は少し考え、そしてハッとした顔をした。やっと紫も気づいたようだな…

 

そう…この霊力は、俺が最も嫌っている人間…

「まさか!?」

紫がハッし俺を見た

 

 

「そう!そのまさかだよ。橘 秋人!いや、''神速の死神''と呼んだ方がいいかな?」

 

 

そう言って家のあいだの路地から出てきたそいつは。黒髪の短髪に布都とは少し違う装束…そして170以上はある身長奴は間違いなく俺が1番嫌っている人間…

 

 

 

「安倍、、、晴明?」

 

 

紫の驚き顔…そのものだった

「貴様!何故生きている…しかも何故この幻想郷にいる!」

俺がそう言うと奴は少し笑いながら

「何故って?決まってるだろ。ここにいる妖怪共を一掃するためだよ」

 

「チッ 紫、妖夢を連れて行け。あと嫁、そしてその他妖怪共を死にたくないなら俺の家に来いと…そう伝えてくれ。あ、それと嫁は強制だ」

「わ、わかったわ。で、でも貴方は?」

「俺はいい、少しこいつらと遊んでくるからな」

「だ、ダメよ!貴方病み上がりなんだから!」

紫がそう言ってきた…その申し出は嬉しいんだけれど

「ここで食い止めなきゃ俺はまたお前達を失うことになる!それだけは死んでも避ける!だから、早く行け!」

 

「で、でも!!」

紫がしつこつついてくる…だけどここで嫁をまた失うは訳には行かない!

 

「紫!早く行けと言っているだろ!!」

 

「ヒッ!」

つい怒鳴ってしまった

紫が少しビビっていた…あぁー全く俺はなんてことしてるんだ

「あ、すまん…つい怒鳴っちまった。だから、、紫…頼むから行ってくれ…」

そう言い残すと紫軽く頷き妖夢を連れスキマの中に消えて行った

 

さぁ、紫も行ったことだし俺もやるか…

「ほう?数百年前と変わらぬ対応だな…昔もそうやって自分の嫁だけは逃がしていたしなぁ」

「はぁ〜たっっく!はめんどくせぇーな!」

俺はそう言いつつ神経を集中させ、あの一撃を喰らわせる

 

「くたばれ安倍晴明。シャドウ」

 

俺がそう呟くとやつの周りに魔法陣が展開しすぐに安倍晴明が回避しないように外側の五芒星が結界を張り外へ出さないようにする。

「たっっくめんどくせぇことさせやがって…」

俺がそう言い家に帰ろうと方向を変えた時驚くべきことが起きた

 

「果たしてそれはどうかな?」

 

な…に?何故…立っていられる…。やつは、安倍晴明はさっきの一撃を喰らったはず…なのになぜ立っていらせる

「ほぉ?貴様の驚き顔なんて初めて見たな。」

「貴様!何故立っていられる!」

「そうそうムキになるような事でもないよ?簡単さー自分自身に結界を張ったのさ…深くまでは教えないがね?」

 

結界を張っただけで俺の攻撃を防ぐだと?そんなこと限りなく不可能に近い……いや、待てよ?一つだけ方法がある!それは人間の動体視力では限りなく不可能に近いが可能ではある…

 

奴は俺の''シャドウ''を寸のところで自分自身に結界を張って相殺しやがった…

 

それしか方法がない…だとすれば奴はもう人間を辞めていることになるぞ…不味いな…

「おやおや?もうネタ切れかい?それなら僕が行くとしよう。」

そういうと奴は懐から数枚の札を取り俺に投げてきた。

「チッ!」

俺は避けたのは良かったのだが…問題はその後だった。背後から違う札が飛んで来て俺の周りに結界を張った

「なに!?」

 

「さぁ!死んでもらうぞ!!神速の死神ぃ!!」

 

そう言って奴は結界を封魔陣に変えた…だけど俺はこの封魔陣をかなり昔に見たことがある…それは忌み子としてサラと捕まった時だ

「…!?まさか!そいつは!」

そう言うと奴は不気味な笑いを浮かべ

「君のご明察通り!対忌み子用の封魔陣だよ!」

 

「貴様どこでこんなものを!!」

「何処でって?それは湖の底だよ」

は?…今湖の底って言ったか?まさかあそこのから?

「ま、どっちにしろ。お前は今から死ぬんだ。別に関係ないだろ?」

「…ハハっ」

もうあれを使うしか方法はない…それしか今を脱することは出来ない…

「ハハハハハ」

「なんだ?追い詰められてついにおかしくなったか?神速の死神」

 

「いや?おかしくはなってないさーただ人間がここでよく追い詰められたなっと思ってたんだよ」

そんな危機を感じたのか、奴は驚き顔で

「貴様何をするつもりだ!?」

「そんなん簡単だよなぁ?ここから、この結界から抜け出すんだよ」

そう言って俺は禍津神威を抜く。すると周りに禍々しい霧が発生した。それに奴とその仲間は驚きを隠せないようだ…

「貴様!何をするつもりだ!?」

奴が再び叫び封魔陣を展開し始めた

「こうするんだよ!」

俺はそう言って自分の左腕を切り落とし、溶媒としてその禁忌を発生させた。

「安倍晴明!俺をよくぞここまで追い詰めた!だが、俺は一時退却させてもらう!」

俺がそう言うと奴は

「この封魔陣から逃げられるとおもってるのか!?」

 

あ〜思ってるとも

そう胸の中で呟き第三級禁忌魔法の名を唱える

 

「我と契約せし悪魔よ!我を絶対の攻撃から守りたまえ!代償は我が左腕!!」

 

奴らにどよめきが走る…それもそうだ…奴はそれを知らない…

「発動せよ!''悪魔の加護''!!」

 

簡単に説明すると正式名称''第三級禁忌魔法 悪魔の加護''

それは自分自身の身体を代償として払い、自分が対象として認めた範囲の厄災を一定量跳ね返す、防御型魔法のことである。

だが、その魔法も一定量だけ…完全とは言わない…普通は対忌み子用の魔法陣なんて無効化出来ない…だが、それは代償を人間とした場合の話だ。俺は忌み子。悪魔達からして見れば忌み子の血や肉は喉から手が出るほど欲しい存在。だからそれを代償とすることで悪魔は倍の力を発揮するのである。つまり悪魔に捧げる代償がデカければデカい程、悪魔が元の黒魔法という元は威力が無限に増大するとも言える。

故に第三級禁忌魔法として禁忌の分類に入る

 

俺は結界が解けるとともに下にスモークグレネードを投げ込み奴らの視界を奪った後フラッシュバンを投げ込み更に聴覚も奪ったあと俺は「神速」そうつぶやきその地をあとにした…




どうも作者です〜最近投稿ペースがかなり落ちましたが気にしないで貰えると助かります…そして小説もまた訳のわからないところまで来てしまって実は自分でも色々と話を考えてはいるのですが…あまりうまく行きません。そしてまた出来もしない新シリーズを書きたいなーと思ってもいるのですが……まだ検討中です。
まぁそういうことで!次回もよろしくお願いします!
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