東方 幻想録   作:秦霊

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第37話 幻の古代魔方陣と世界の果て

あのあと安倍晴明の目から姿を消した俺は足がつかないようにまず白玉楼へと向かった…何故なら白玉楼は生きた人間の出入りは限られたものでしか出来ない上幽霊達が警備したりもしているので誰か入ってくればすぐにわかるからだ。

とはいえ、白玉楼の前まで来たのだが…

「も、門が閉まってやがる…どうしたもんかねこりゃー」

はぁ〜と俺が息をつき途方に暮れている背後から、コツコツコツっと白玉楼の長い石段を登ってくる音が聞こえた。誰だ?と思い後ろを振り返るとそこには

「やはり秋人だったか…」

禍津だった

 

「!?」

近付くやいなや左腕がないことに気がついたのか顔を曇らせる。

「秋人…それ、どうしたんだ?」

「あぁ、これか?これは奴から逃げる時に切ったもんだ」

とそっぽ向き少し冷淡に話すと禍津は

「待て、奴が、あの安倍晴明がお前を追い込んだっていうのか?」

「あぁその通りだよ」

すると禍津は何かを考え始め俺の方を見た

「まさか…秋人に左腕を切らせるとは…奴は一体どんな攻撃を仕掛けたんだ?」

そう俺は聞かれたのでこう答えた

 

「昔の忌々しい人間共が作った''対忌み子用の魔法陣''さ…奴は俺がグラウンドブレイク・ザ・レイクウォーターで湖の底にしたあのクソ集落からとってきやがった!」チッ

すると禍津は信じられない様な表情をしていた

「そ、それは本当なのか?」

「あぁ本当だ、じゃなきゃ俺が''悪魔の加護''を使ったりなんてしない」

禍津があからさまに顔を暗くしている

「…とりあえず禍津。こんな所で話し合っても意味がない…紫達がいる所まで案内してくれ」

「あ、あぁそうだな…お前の左腕も治さないといけないし…」

「ほら、帰るぞ秋人」

「あぁそうだな」

 

 

 

禍津に連れられついた場所は橘邸…俺の家だった

「なんだ?みんな俺の家に来てたのか」

「は?お前さんが呼んだんだろ…何忘れてんだ?」

oh......そういやそうだった…

「そういやそうだったな、すまんすまん」

俺と禍津はそう話しながら家に入ると玄関で凛が待っていた

凛は深々と頭を下げ

「おかえりなさいませ旦那様」

と言って頭をあげた直後顔が驚愕した顔で

「だ、旦那様左腕はどうなされたのですか!?」

と、そして「しょ、少々お待ちください!!」と行ってドタバタしなが家の中に消えて行った

「はぁーやっぱり最初にこの腕見たらそうなるよな…」

「まぁそうだな…」

 

 

 

 

 

 

「あんたねぇ!私たちに連絡して手当の用意させるのはいいんだけど先にやる事あんでしょぉ!?なんで肝心の旦那様を玄関に置きっぱにしてきてるの!?あんたバカァ?まずは布かなんかで止血しなさいよ!そして旦那様を家の中に上げなさいよ!」

「う、うぅぅぅすいません…」

俺は椅子に座りながら美優と永琳に左腕の手あとをしてもらいながらLostが凛に怒ってるのを「まぁまぁ〜誰でも俺の左腕がこうなってる時ぐらい焦るからさー」とフォローしながらLostに凛の説教を辞めさせる。

するとLostは「わかりました…旦那様がそう仰られるのなら…今回は手を引きます。凛、旦那様に感謝なさい」と凛に言っていた。そして「…すみませんでした。旦那様…」と涙目で言われ少しいつもより可愛く見えたことは内緒…

 

 

 

「華蓮、みんなを呼んできてくれ」

「はい、旦那様。承知致しました」

そう言って華蓮は部屋を出ていった。手当も終わり俺はみんなを集め本題に入ろうとすると…紫から質問がとんできた

「あ、秋人…その左腕、、どうした、、の?」

と震えた声で聞いてきた。するとほかの嫁も

「そうよね…私も気になってたのよね…」

「ほんとそれよね」

などなど言ってくる

「紫、質問ありがとう…今回はその件だ…」

俺は少し威圧的に言う…それもそうだ、だって嫁には死なれたくないからな…

「今回俺が左腕を失くした理由は、''安倍晴明''のせいだ」

 

 

「「「「「「!!?!」」」」」」

 

 

「え!?ちょっ、ちょっと待って!この幻想郷にあ、安倍晴明がいるの?!」

と藍が叫んだ…他には

「なに!?安倍晴明じゃと!?」

と布都が

「チッあの人間まだ死んでおらんかったのか!」

と白蛇達に対し

「よくも旦那様の左腕を…」

「じっくりいたぶった後に殺してあげようかしら」

などなどたくさん出てきた…まぁこれも愛されている証だろう。

「ま、まぁとりかく聞いてくれ…重要なことはそこじゃない…」

すると皆「え?どういうこと?」と言っていた

「実はなことはそれ以上にやばいことになっている」

「ど、どういうことじゃ主?」

「白蛇…事はお前が思ってるより深刻だぞ…」

と禍津が少し威圧的に言う

「だ、だから母さんどういうこと?」

「白蛇…お前ならこの名前を聞いたことあるだろ?」

「「「「「「??」」」」」」

俺の嫁を含め皆首を傾げている

 

 

 

 

 

「対忌み子用封印陣''Shining Birdcage''…その名の通り'光の鳥かご'だよ」

 

 

 

 

 

 

「なっ!」

「「「「「え?」」」」」

「なんじゃと!?あれをどこから!」

「し、白蛇?そのシャイニング何とかってなんなんだぜ?」

と魔理沙が聞いてきた。そして白蛇はボソッとした怒りの篭った声で

「その昔…神が邪魔な忌み子共を封印するために作り出した対忌み子用の魔法陣じゃよ」

「「「「!?」」」」

「な、なんですって!?」

「た、対忌み子用ってことは…まさか」

などと色々な声が飛び交う中白蛇が

「にしてもあれをどうやって見つけたのじゃ?」

「ん?白蛇、それはどういうことです?」

聖が聞いて来た

「いや、な?実はあれは主が昔集落ごと湖の底に沈めたのじゃよ…じゃから到底人間共が取れるはずがない…はずなんじゃが…」

「え?じゃ、じゃぁ人間達はどうやって見つけたの?」

「「「「うーん」」」」

みんなが困り果てていたその時だった。

 

「もしかしたら神があっちに味方してたりして…」

椿が一言そう言った

「なーんてね」

ん?今なんて言った?

「おい、椿…今なんて言った?」

「え?」

「いや、だからお前今なんて…」

「なーんてね?ですか?」

「いや、そんなボケいいから!その前だよ」

「は、はい!た、確か''もしかしたら神があっちに味方してたり''って言いましたけど…」

そうだ、それだ!なんで今の今まで気づかなかったんだ?俺は馬鹿かよ…

「はぁ!それだよ!なんで俺は気づかなかったんだ…」

「「「「え?」」」」

みんな呆れていたが、美優や禍津、、そして白蛇は違った

「ま、まさか奴が手引きしたのか?」

「いや、やつの事だそれはないと思う…私が知ってる限りそんな奴じゃない」

「だな、そしたらやつに話だけ聞くか…」

と、俺と禍津、白蛇達と話していると

「とりあえず秋人、奴とは誰のことなんだ?話が見えないんだが…」

と、慧音が言ってくる

「すまんな…んで奴ってのは、''破壊神''の事だ」

「「「「「!?」」」」」

「は、破壊神!?」

「あ、秋人そんな奴と知り合いだったのさね!?」

「ん、まぁ〜な。もう最近は会ってなかったが10億くらいの付き合いではあるぞ」

「「「「じゅっ、10億!?」」」」

 

「あれ?言ってなかったっけ?」

「「「「聞いてない(わよ)(さね)」」」」

「あ、はい…」

女ってつくづく怖いわ…

「まぁいいや、とりあえずお前さん達全員を世界の果て''にご招待しましょうかねー」

「「「「「え?世界の果て?」」」」」

「「「「え?あそこに?」」」」

と2つの反応があった

「あ〜そう言えばお前達は禍津が連れていったんだったな…」

「えぇ、麗華に連れていってもらったわ」

永琳が少し険しそうな顔をして話す

「え、永琳?''世界の果て''ってなんなの?」

聖が聞いた

「…世界の果てってのは…昔の秋人の家よ…」

「「「「「「え?」」」」」」

すると紫が

「ちょっ、ちょっと待って!秋人!貴方が住んでたあと家は2軒目なの!?」

「ん?あぁそうだが?」

「…」

 

「まぁそういうことで昔の家が今は安全だ!だからこそお前達を連れて行く!…今はなりふり構ってられないからな」

…また嫁を失うわけには行かない!そうなったらサラに怒られるな…私のことで学習してなかったのかってな

俺はそう思いながらみんなが集まっていた部屋の戸を開け縁側に出て前禍津が作った転送陣の上に乗り…心の中で密かに唱える…

 

汝、我を世界の果てへと連れて行け。我が名は''橘 秋人''。世界の果てを統べる長である。ガーディアン達よ。認めよ

 

「ゲートオープン」

俺はそう小声で言った。すると魔方陣が光だし書かれたスペルが浮き上がり''認証'''という文字とともに女の子が囁くような声で''確認致しました。ゲート解放''と言う声が周りを包み込んだ

「「「「「「「……」」」」」」」

 

これには皆もちろん口を開け唖然としていた。勿論禍津も。まぁそうだろうなー今まで聞かせたことなかったし…この声聞けるのは俺とサラくらいだったし…

「な、なに?今の声…」

「麗華、貴女知ってるんじゃないの?」

「い、いや知らん…私もこの声を聞いたのは初めてだ…」

「「「「「「え?」」」」」」

などと声が飛び交っているがまぁ仕方ないだろう

「ほら、早く行け」

俺がそう言うと神子が

「早く行けって…秋人はどうするのですか?」

と少しムッとした顔で聞いてきた

「あぁー俺はここに残る」

「「「「「「「え!?」」」」」」」

俺がそう言うと皆口を合わせて

「な、何言ってんの!?」

「なんで、、残るの?」

「いっ、一緒に行きましょうよ!」

などと口々に言われる

その中で1人冷静な嫁が二人いた

「まぁまぁ待ちなさい。秋人も理由があって言ったんでしょ?ね?」

そう言って聞いてきたのは''幽々子''だった

「あ、あぁこれにはちゃんとした理由があるんだ!聞いてくれ。まず重要なことはお前達を送った後にこの転送陣を消さなければならない。理由としてだが…」

ことまで言うともう1人の冷静な嫁''白蛇''が

「転送陣を敵に利用されないため、じゃな?主」

「あぁそうだ…じゃなきゃお前他をわざわざあっちに送る意味がないからな」

「「「「「「……」」」」」」

みんな黙ってしまった…まぁいいか

「だから早く行け」

そう言った直後天魔が

「だったら護衛をつけた方がいいんじゃないのか秋人。それに左腕も無いんだし」

そうだな…天魔の言う通りだな…

 

「わかった。それじゃ白蛇お前は俺について来い」

「了解した」

すると禍津が不満そうに

「なんだ?秋人私じゃ不満か?」

「ん?いや、そういう意味で言ったんじゃねーよ。ただお前も連れて白蛇も連れてじゃあっちの戦力とこっちの戦力が釣り合わねーだろ」

すると禍津は少し不満そうに

「そうだな…それじゃそうする」

「それじゃ秋人!貴方も気をつけてね」

と不安そうに紫に言われた

「あぁ気をつけるよ。それじゃ紫また後でそっちに行くから」

「えぇ、分かったわそれじゃまた後で」

そう言って紫達は禍津を筆頭に''世界の果て''へと入っていった




どうも皆さんお元気ですか?作者です!
いやー唐突に安倍晴明を出してみようかな…と思いまして出しました!まだまだ安倍晴明編は続くのでよろしくお願いします。
それでは次回もよろしくお願いします!!
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