秋人に話を聞いたあと私達は''世界の果て''へと入った
そこは前と変わらず桜やイチョウ、紅葉と言ったものがいい見頃を迎えていた…だが、明らかに違うことがひとつあったそれは
「おかえりなさいませ、禍津神様」
そうこの妖精だ…身長が白蛇と変わらないくらいの大きさであり背中には大きな羽がある。瞳はライムグリーン、髪色は銀髪…その姿はメイド服を来ていなければ分からないほど''サラ''に酷似していた。
「ど、どうされましました?禍津神様?」
私はつい言ってしまった
「さ、サラ?」
すると後ろから「「「「え!?」」」」と言う声が数人聞こえてきた
「ま、禍津神様。残念ですが私はサラ様ではございません。私は''シルフィード''風精霊の長でございます」
「、、!?」
思わず息を飲んだ…その容姿も似ているのだが、、いや、それ以前になんと言った?''シルフィード''?…どこまでも似ているのだな
「そ、そうかシルフィード。すまない私の知人にあまりにも似ていたから見間違えてしまった」ふふふっ
私はそう言って少し笑う。するとシルフィードは
「いえいえ、間違えなんてよくあることですのでお気になさらず。では屋敷に案内したします」
そう言ってシルフィードは向きを変え屋敷の方へと歩き出した
「…ほらお前ら、、行くぞ」
並木を歩いていると後から霊夢が
「…母さんさっきの妖精がサラって人なの?」
答えようと少し後ろを向く
「いや、アイツはサラにかなり似ているがサラじゃない…多分アイツが昔秋人の言っていた屋敷を守る妖精だろうな…」
「サラさんにかなり似てるって、容姿が、、ってこと?」
「あぁそうだな…似ている、、と言うより名前とかもそっくりだ」
「ふーん、え?あ、そっかサラさんは苗字''シルフィード''だったものね」
「そうだな…いいやつだったよ」
そう言っていると妖夢が
「そう言えば屋敷を守ってるって言ってましたけど…だろうなって事は見たことがないんですか?」
と、そう聞いてきた
「んーまぁそうだな…私は見たことがなかったな…というか秋人とサラにしか見えてなかったみたいだからてっきり私をからかってるのかと思っていたがな」
そういう話をしていると
「どうぞ、こちらへ」
そう声と共にシルフィードが玄関の戸を開けた
「さて、あいつらも行ったことだし俺達も行くかー」
「そうじゃの」
俺と白蛇は禍津達を見送ったあと転送陣を消して地獄えと向かった
「ここに来るのは随分久しいのー」
白蛇は地獄の屋台で買ったイカ飯を食べながら俺に話してくる
「そうだな…それじゃ行くか」
「うむ」
俺らは多くの屋台がある大通りの先にある魂を裁く法廷へと向った
俺らが向かうと1人の鬼が出てきた
「なんだ?お前ら死人じゃないな…何故ここにいる。ここは魂を裁く法廷だぞ」
と言ってきた
「あぁ〜すまんすまん。それは知ってるんだが映姫かへカーティアに用事があってな…早急に会いたいんだが」
すると鬼は
「少し待ってろ」
と言って法廷の奥へと消えていった
しばらく俺らは白蛇のイカ飯を少し取って食ったりしていた…まぁ白蛇に睨まれたんだけどな…全くいいじゃねーかよ俺が金出したんだしさ。
そんなことをやっているとさっきの鬼が帰ってきた
「今四季様は裁判中だ。少し待て」
そう少し威圧的に言われる。これには俺も少しイラッときたが抑えた。
「四季様の裁判が終わり次第また来る」
そう言って奴はまた奥へと消えていった
すると白蛇が
「なんか、威圧的じゃの」
「あぁそうだな…」
俺がそう返した時、後から聞いたことのある声が聞こえてきた
「あれ?秋人じゃん」
俺は反射的に振り向く
「ん?誰だ…ってへカーティアか?」
「お、そうだよぉー」
「なんじゃ主の知り合いか」
「そういうアンタはどちら様?」
へカーティアは白蛇を少し睨みながら言った。それに対し白蛇も睨みながら「我は主の式じゃ」と答えた…全くいい歳して子供かよ…まぁ姿は子供だけどよ。そんな会話を聞きながら思っているとへカーティアが
「んで、今日はどうしたの?珍しく地獄に来たみたいだけど」
「ん?あぁそうだった。今回はな天界に行くのにここのゲートを使おうと思ってな」
「ほーなるほどね、わかった。そういうことだったら四季ちゃんのとこに行こっかー四季ちゃんがそういう書類持ってるからさー」
「そ、そうか」
へカーティアって映姫のこと''四季ちゃん''って呼んでるのかよ…
そんなことを思ってるとへカーティアが「おっ!丁度終わったみたいだね」と言った。
するとさっきの鬼と共に映姫が出てきた。
「へカーティア様、こんにちは」
「どうも、へカーティア様お久しぶりです」
「あはは2人とも堅いなーもうちょいフレンドリーにしていいんだよー」
へカーティアがそう笑顔で返すと映姫は「いえ、上司にそんなことは出来ないので」と返した
するとさっきの鬼が俺の顔を見るなり、用を思い出したようで
「あ、四季様こやつが先程四季様に至急用があるから会いたいと申してたものです」
「え?あ〜そうでしたか…私は…」
そういったところで声が詰まると同時にへカーティアの声が聞こえてくる
「ねぇー今さ秋人のことこやつ、、とか言った?秋人は私の古くからの友人なんだけど」
そうへカーティアが言うとさっきの鬼は途端に顔を青くして
「も、申し訳ございません!貴方様がへカーティア様のご友人だったとは!」と頭を下げてきた。まぁいいんだけどね?
「あぁいいよ、お気にならさず〜」俺は少し適当に返して本題に入る
「映姫、今日ここに来たのは他でもない。頼みがあるからだ」
映姫は少し驚いた顔をして
「魔界の魔王たる貴方が私に何のようでしょうか?」
そういった途端またさっきの鬼が顔を更に青くした。多分''こいつ!魔界の魔王だったのかよ!''とかだろうな
「いやいや、今は魔王の座を美優に譲ってのんびり暮らしてたんだが…」
「が…何でしょう…ですが貴方が直接来るということは非常事態なのですね?」
「あぁそういうことだ、飲み込みが早くて助かるよ」
するとへカーティアが珍しく神妙な顔をして
「具体的にはどんなヤバさなの?」
「具体的…と、いうかすべて話したがいいだろうな…」
少年説明中……
…ん?少年って歳か?まぁいいや
「それはヤバイわね…」
「だから天界へと向かう、と」
「あぁそうじゃの」
そう白蛇が答える
「わかりました、では書類を書くので少々お待ちを…」
映姫書類作成中〜
「出来ました」
「ありがとう、助かった」
「えぇこういう時はお互い様です。貴方がいつも私に言っていたでしょう?」
「ハハ、そうだったな」
そう言って笑っているとへカーティアが
「秋人、天界に行く転送陣だけど私が送るわ…付いてきて」
「おう!助かる」
そう言って俺は転送陣まだ案内してもらった
「いやーすまねーな」
「いや、いいんだよーそれより私の部下が失礼な真似してごめんなさいね」
「いや、別にいいさ気にしてないし」
「ふふふっそうなの?じゃーそういう事にしておく」
「そういう事ってまぁそうなんだけどな」
「まぁ色々とありがとう、今度飯でも奢るよ」
「お!本当に!それは楽しみにしておくわー」
「あぁ〜それじゃまた今度な」
「また会おうぞ、へカーティア」
「えぇそれじゃまた」
俺らはそうへカーティアに別れを告げ天界へと向った
こんにちはこんばんは!作者です!
またまた投稿ペースが空いてしまい申し訳ない…じ、実は私も忙しくて…アハハ……
まぁそんなことはさておき今回の異変がまだしばらく続くので暖かい目で見守っていただけたら幸いです
では、次回もよろしくお願いします!m(_ _)m