東方 幻想録   作:秦霊

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第39話 伝説の黒竜と旧友との再会?

「ふぅ、着いたな」

「そのようじゃな」

俺らが転送陣を潜るとそこには大きな大陸と大きな屋敷があった。…というかなんでこんなに桃の木が多いんだ?少し異常だろ…

そんなことを思ってると1人の少女が寄ってきた

「貴方見たことない顔ね。ここに何のよう?」

青髪の少女は独特なドレスを着て片手に大剣を持ち話しかけてきた。…てかなんで大剣持ってんだよ…

「それで?なんでここ来たの?」

「あぁ、ここの領主に会えるか?少し緊急の用があってな」

 

そう言うと少女は大剣をおろし「あ、そうだったの?ごめんなさいこんな出迎えしちゃって…私は比那名居 天子よ貴方達は?」そう言った

「俺の名は秋人だ。よろしく」

「我は白蛇じゃ主の式神をしておる」

「へーそれで2人は幻想郷から来たの?」

「んー元は幻想郷に住んでるが少し野暮用が合ったせいで地獄経由で来た」

「そうなんだ。あ、屋敷はこっちだよー付いてきて」

「お、案内助かるよ」

「いや、いやこれくらい大丈夫だよ」

 

 

そんなたわいも無い話をしながら屋敷についた後。付いてきてお父さんに合わせるから、、と案内してもらった。いやーにしても天子は領主の娘だったんだな。そんなとこを思っている間にもう領主の部屋の前まで着いてしまった。すると天子は「少し待ってて」と言って部屋に入っていった

 

すると数十秒「どうぞ〜」と声が聞こえてくる。

俺は扉に手を掛け「邪魔するぞー」と言って入る。するとそこにはいかにもどこかの社長が座って仕事しそうな机と革製の椅子に座った青髪の男が居た。俺に声に気づいたのかこちらを向くと驚いた表情を見せ、スっと椅子から立ち上がって握手の要領で俺に手を出しながら

「お久しぶりです。秋人様に白蛇様、お元気そうで何よりです」

「あぁ久しいな''比那名居''」

「久しいの〜」

「本当にお久しぶりです。に、してもやはり名で呼んでは下さらないのですね。」

「まぁ〜なだって昔から比那名居って呼んでたから癖がついちまってな」

「なるほど…そうでしたか」

そう今俺と喋っている奴の名前は''比那名居龍馬(りゅうま)''比那名居天子の父親だ。まぁ昔多少の顔見知りだからあっちも知っているが…そうとは知らずに天子は「え?え?この人達お父さんの知り合いなの?」と奥で言っていた。すると比那名居が天子を呼んできて俺達の紹介を始めた

 

「天子はまだ言ってはなかったけどこの人達はあの''破壊神''様と互角もしかしたらそれ以上に強い人たちだよ…特に秋人様はね」

「いやいやそれを言ったらうちの嫁の''禍津神''はもっとヤバいぞ」

「は、破壊神様!?禍津神様!?」

天子はかなり驚いていた。すると白蛇がふてくされたように

「一応我は主の式神なのじゃが?」

「お、おっと失礼しました。天子、白蛇様はな初代の蛇神様なんだよ」

「しょ、初代蛇神!?」

まぁそんなことはさておき俺は咳払いをして本題に入る

「比那名居、すまないが俺がここに来たのは世間話をしに来たんじゃない。破壊神に会わせてくれ」

「す、すみません。そうでした。少々お待ちを…」

 

そう言って比那名居は机に置いてある昔ながらの黒電話の受話器を取りダイアルを回した

「あ、すみません。比那名居ですが…破壊神様はいらっしゃいますか?……はい、急用でお客様が来ておりまして、はい了解しました。失礼します」

そう言って受話器を下ろした。

「申し訳ありません。破壊神様は現在他のものとの会議があります故、お会いになるのはまた明日に…とのことでした」

 

チッふざけやがって…こちとら急用だって言ってんだろ…

「比那名居もう一度電話をかけろ」

「へ?も、もう一度ですか?ですが今日はお会いにはならないと…」

「知らん、こっちは緊急事態だ。かけなおせ今度は俺が話す」

「わ、わかりました」

そう言うと比那名居はもう一度受話器を取りダイアルを回した。

「どうぞ秋人様」

「ありがとう」

受話器を受け取った俺は受話器を耳に当てた。しばらくの間はプルプルとなったがすぐ「はい、こちら天界のコールセンターです」と若い女の声で出た

「俺は秋人という者だ。破壊神に急用がある至急呼んでくれ」

「かしこまりました、少々お待ちください」

内線に繋いでいるのだろうか音楽が聞こえてくる。すると突然音楽が消えさっきの女の声が戻ってきた

「申し訳ございません。破壊神様は現在天界会議のためおりません。また後日おかけ直しください」

「そうか…ならその会議場所はどこだ?」

そう聞くと受付嬢の驚いた「え!?」が聞こえた

 

「会場はどこかと聞いているんだ」

「え、えっとに、日本の出雲大社です」

俺は それを早く言えよ と思いつつわかった。そう言って受話器をおろした。

「比那名居現在の出雲大社はどこにあるんだ?」

「え?出雲大社ですか?確か…島根の出雲市ですね」

「そうか…なら案内を頼めるか?」

そう聞くと比那名居は「え?」と少し青ざめて「わ、わかりました。ご案内します」

そう言って俺らは屋敷を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜世界の果て・旧橘邸〜

「…それで?シルフィードは何時からこの屋敷に雇われていたんだ?」

私はそう聞いた。今は皆各自自由に過ごしているのだが私と霊夢は少し酒を飲みながらシルフィードに聞いた

「そうですね…もう10億年になりますかねー」

「そうか…やはりあの時お前は居たのか…」

「えぇ、おりました」

「ん?待てよ…妖精ってお前以外に他にも数人居なかったか?」

「おりますよ」

「今でもか?」

「えぇそうですね…もしかしたら霊夢様は見えてらっしゃるのでありませんか?」

は?霊夢には見えている?

 

「れ、霊夢どうなんだ?」

私は霊夢に聞いた。すると霊夢は

「その妖精って肌の色が赤褐色で周りになんか黒いくて小さい龍みたいなのを飛ばしてる子?」

え?赤褐色?黒くて小さい龍?、、まるで意味がわからん

「やはり見えておりましたか…」

「ってことはやっぱり」

「はい、そうでございます。少々お待ちください今呼んでまいりますので」

「え、えぇ」

そう言ってシルフィードは戸を開け縁側に出てその子の名を呼んだ

「おーい''ケノン''〜」

するとどこからかはわからないが返事をする声が聞こえた

「お待たせして申し訳ございません。この子が霊夢様のおっしゃる子ですよね?」

そうシルフィードが言うと霊夢は「えぇさっき縁側走ってたから覚えてるこの子よ」そう霊夢が言うとシルフィードはニコッと笑って

「まだわからないようなので今度はしっかり躾ましょうかね」

と表情を変えずに言った…それにしてもこんな所まサラと一緒とは…

「ヒェッ…」

そう霊夢が少し引いていたのが可愛かった。うーんにしても霊夢もなんか実の私の子みたいになってしまった…

「え、えーと、それでシルフィード?その子はどんな妖精なんだ?」

そう私が言うとシルフィードはすぐさまこちらを向き「申し訳ございません、少し熱が入ってしまいました」そう言って頭を下げた

「いや、いいんだ…それで?そこのはどんな子なんだ?」

「はい、この子は''闇精霊''…もっと正確に言うと''虚無の精霊''です」

「…虚無の?」

「はい、そうでございます」

「母さんどうかしたの?」

そう霊夢が聞いてくる、、が私には聞こえなかった。

虚無の精霊?ということはもしかしてその子の周りに飛んでる黒い龍ってのは…まさかッ!

「シルフィード、ひとつ質問がある」

「はい、なんでございましょうか?」

「もし間違っていたらすまないのだが…」

「霊夢が見たっていえケノンの周りに飛んでる龍…そしてケノンの精霊の性質から察するに…その周りに飛んでるっていう黒い龍ってのは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの伝説の黒竜''エンシェントドラゴン''なんじゃないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エンシェント…なに?」

と霊夢が聞いてくる。だが、周りの反応は違ったようだ

「え、え、エンシェントドラゴンですって!?」

とパチュリーが騒ぎ出し

「エンシェントドラゴンですって…また珍らし者が」

と永琳

「…エンシェントドラゴン…」

そう聖

「エンシェントドラゴン…だと?」

と驚き顔の龍稀

「…だから!エンシェントドラゴンってなに(だぜ!)!?」

と霊夢と魔理沙、そして綾人

……ハァ。私の娘なのにエンシェントドラゴンも知らないなんて…。そう思っているとシルフィードが笑顔で

「えぇ、禍津神様のおっしゃる通りこの子の周りに飛んでいる黒竜は''エンシェントドラゴン''です」

「「「「「「………」」」」」」

一同が黙った…それもそうだ。エンシェントドラゴンって言ったら龍やドラゴンの中の長であり頂点に君臨する古龍。そんなものが目の前にいるのだ

 

ツンツン

「ん?どうした霊夢」

「母さん…さっきから質問してるのに無視しないでよ…」

そう少し涙ぐんだ霊夢に言われた

「す、すまない」

「そ、それで?エンシェントドラゴンってなんなのぜ?」

とそれを見かねた魔理沙が聞いてきた

「エンシェントドラゴンって言うのはな、龍やドラゴンの中の長でドラゴン達の頂点に君臨するかなり賢い古龍だ」

するとそれを聞いた綾人が話に入ってきた

「…ッちょっと待ってください!ということはどの龍やドラゴン達よりも強いということですよね?」

するとそのといに答えるかのように

「そうですよーでもこの子はそこまで凶暴ではないので安心してくださいね」

と突如声だけ聞こえてきた…多分ケノンの声なのだろう

「と、とりあえずもう今日はもう時間も遅いし寝ませんか?」

と優曇華が言った

そしてそれに便乗するかのように永琳が「そうね…もう寝ましょうか。じゃないと明日持たないかもしれないわよ」と。一理あると思った私たちは警戒を妖精達に任せて眠ることにした




お久しぶりです!作者です。最近誤字脱字が多いですがどうか、どうかお気になさらず!と、いつもの思いながら書いている所存でございます…( ˘ω˘ )
また衣玖さんも出そうと思ったのですが…どう出そうか迷いに迷って最終的には出しませんでした…すいませんまた今回も投稿が遅くなり申し訳ございません!
ではまた次回もよろしくお願いします!
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