東方 幻想録   作:秦霊

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第41話 本性とリミッター

「…ということで俺が最初に出るからその後に禍津と破壊神が来い。その間紫は後方で奴らの幻想郷外への転送用意を済ませろ。紫を護衛するのはうちのメイドとみんなで頼む。ただしヤバくなったら逃げろよお前達の命は何者にも変えられないからな」

とそういう作戦を立てていると

 

「それじゃ実際に戦闘するのは死神、禍津神、俺でいいんだな?」

と破壊神が聞いてきたため少し訂正する

「いや、実際戦闘するのは俺、破壊神、禍津、白蛇だ」

 

そう言うと破壊神は首を傾げ「白蛇って誰だ?」と言うので「ほら、10億年前の牢獄から出た時にいた神」と言うと「あの神か!?」とかなり驚いていた

 

俺はそう説明し、決行日は明日と伝えた

 

 

 

その夜俺が縁側でピンクの勾玉を首から下げ酒を飲んでいるとどこからとも無くシルフィードの気配がした

「…シルフィードか?」

 

俺がそう言うと後ろからまさに風精霊らしい登場をして「お隣に座ってもよろしいでしょうか?」と言ってきたので俺が「あぁ」と言うとスッと隣に座った

「秋人様、お願いがございます。」

と今までにない顔をして俺に言った。俺は嫌な予感がしつつも「なんだ?」とシルフィードの方を見ることはなく酒を飲んだ

するとシルフィードは

「お願い致します…我々を、、ガーディアンを戦闘へと参加させてはもらえないでしょうか…」

 

やっぱり俺の悪い予感って当たるな…

「…理由は?」

そう言うとシルフィードは少しニヤッとして

 

 

「我々の邪魔をする者共を一掃したいだけでございます」

 

 

…はぁ、、出たよ''こいつの悪い癖''

「…はぁやっぱりか…」

「あら、気づいてらっしゃったんですか?」

シルフィードはフフと少し笑いを浮かべる

「まぁな」

それに対し俺はそう返す…コイツは容姿はサラ似だが実のところ''性格は真逆''なのだ…と言っても俺にしか見せない本当の素顔…他のガーディアン達にも見せない顔だ。まぁこんな容姿で猫被ってたらまぁわからんよな…

 

「まぁ構わんがね、どうせ転送地点で待ち構えて嫁達にバレないように殺そうと思ってたし、、」

「そうだったのですか?では遠慮せず殺れますね」

そう笑いを浮かべる。つくづく怖い女だ

「だが、条件がある」

そう言うとシルフィードは少し落ち着きを取り戻したのかいつもの落ち着いた声で

「条件、ですか?」

「あぁ、簡単だよ。お前一人で殺れ」

 

そう言うと笑顔になり

「1人で殺ってもいいんですか?ありがとうございます」

「だが、一応言っておくが奴はそんじゅうそこらの雑魚とは訳が違う。殺る時は気をつけろよ」

「はい、了解致しました」

と少し微笑んで返してきた

 

 

 

 

 

 

俺はあの後書斎に行くため縁側でシルフィードと別れ、廊下を歩いていると前から誰か歩いてきているのを確認した。俺は咄嗟に腕時計を確認する。すると時計の短針は丁度午前2時を指していた…

「、、、禍津か?」

そう俺が不信感を覚えつつ言うと相手はビクッと体を震わせ

「、、!あ、秋人さんか?」

と少女らしき声が聞こえてきた…俺の聞き覚えのある声だ

「魔理沙か?」

何故だかわからないが魔理沙じゃないかと思い声をかけてしまった

暗がりにいた少女らしき人影が近づいてくる。そして俺の前に来る頃にはそれが誰かわかった

「魔理沙か…なんだこんな時間に、どうした」

「あ、いや、その、便所に、、そう!便所に行ってきただけなんだぜ」

…っと本人は言っているが目が泳いでいて俺と顔さえ合わせようとしないため多分嘘であろう

 

「あ〜そうなのか…ってそういうことはいいから本当は何をやってたんだ?それも''書斎''の前で」

そう俺が言うと魔理沙は少し肩をビクつかせ

「い、いや本当に帰りなんだよ」

と、だけ言った。まぁ別に書斎に入られたところで気にはしないんだがな…

「そうか、じゃぁ魔理沙書斎で少し話さないか?」

「え?お、おういいぜ」

少し驚き顔を見せたあとすぐにさっきの強ばった表情に戻った

 

 

「それで?本当はどうしたんだ?」

「……」

俺と魔理沙は書斎にある椅子に座りテーブルに魔理沙はホットココア、俺はコーヒーを飲みながら話していた

すると魔理沙が突然口を開いた

「なぁ秋人さん…」

「ん?どうした」

コーヒーに口をつけるのをやめ魔理沙を見る

「あ、秋人さんはなんでそんなに強いんだ?だって普段は使える禁忌魔法なんかも使わないようにしてるし、、なのに…」

「なのに?」

「…妖怪とか人間とか嫌いなんだろ?なんか色々と矛盾してる気がするんだ…」

あーなるほど…そう言われるとそうかもしれんな…

俺はコーヒーを一口飲みそう思った

「そうだな魔理沙、確かに俺は矛盾してる。だがな…それはもう神とか悪魔とか妖怪への憎しみが消えたせいだよ…''人間のおかげでな''」

 

ビクッ

 

魔理沙が少しビクついたな…少し怖がらせちまったか?

「…まぁそうだな…お前は強くなりたいか?誰かを守りたいと思ったことはあるか?」

すると魔理沙は一瞬''え?''という表情をしたがすぐに「あるぜ」と答えた

 

そうか…あるのか。それじゃ少し魔法教えてやるか…

 

そう思い俺は不意に立ち上がり、近くの本棚へと向かう。そこから六芒星の魔法陣が書かれた本を手に取りまた書斎の椅子に腰掛けた。

「そ、それはなんなんだぜ?」

魔理沙が恐る恐る聞いてきた…まぁ大方ヤバい魔法が書いてある本、、とでも思っているんだろう。

「これは俺が新たに創り出した魔法の数々が記録されてる本だ。どうだ?見てみるか?」

俺がそう微笑みながら言うと魔理沙は目を輝かせながら「見るぜ!」と元気に返事をした

 

本を開いた魔理沙は俺が創り出した魔法について色々と聞いてきた。その中で魔理沙でも簡単に使え尚且つ未だこの世界にはない魔法を教えるとしよう

 

「魔理沙、本を少し貸してくれないか?」

そう言うと魔理沙は首を傾げ

「お、おういいぜ」

そう答えた。本を借りた俺はあるページを開く。それは俺が独自で研究した魔法だ。魔理沙には俺の魔法の中でコスパのいいものを選び、ページを開いた。

そこには

 

「Limiter Rewrite」

 

そう書かれてあった。魔理沙はそれを見るなり「リミッター書き換え?なんなのぜ?それ」と言っていた。

「魔理沙これはな''世界のリミッターを書き換えて自分に付与効果をつける方法''だ」

そう言うと魔理沙は顔を青くし「そ、それってやばいやつなんじゃ」と言っていたが、大丈夫だ

 

「大丈夫だ、心配するなコイツは世界のリミッターを書き換えると言っても安全の範囲内だ」

「そ、そうなのぜ?」

「あぁコイツをマスター出来ればお前は紫と互角にやり合えると思うぞ」

 

「!?!?」

 

そう言うと魔理沙はかなり目を輝かせていた

「そ、それって秋人さん見たいな魔法を使えるってこと?」

「うーん少し違うが…あ、そう言ったらいいのか」

「?」

 

 

「この世界のリミッターを書き換えることにより''魔力の減少を戦闘中に補える''ことになる」

 

 

「な!なに!?」

まぁそりゃそうなるよな…スペルカードと言えど多少の魔力の消費はする、ましてや連射なんてもってのほかだ。そして魔理沙の魔法は派手で連射の効くのが多いがその分魔力は消費する…すなわちこのリミッター解除は魔法使いに取ってはかなり重宝するものだろう…だが、その確立がされていない世界では夢のまた夢だ。そんなもんがあるんだ魔理沙はかなり興奮するだろうよ

 

「こ、これどうやって使うんだ?」

魔理沙は本を片手にそう聞いてきた

「あぁこの魔法はな''触媒が必要''なんだよ。だから魔力の補給と言えど乱用は出来ないんだ。まぁその触媒はあるんだけどな」

 

「え?あんの!?」

「まぁそりゃな」

そう言って俺は本を置いている机の引き出しを開ける。そして中からボタンのついた10cmくらいの筒を取り出しそれを魔理沙の前に置いた

 

「こ、これなのぜ?」

「あぁこれだ。使うにはちょいと使用者の血液が必要でな」

そう言うと魔理沙は少しビクつき

「そ、それってやっぱりヤバいんじゃ」

「いやいや、大丈夫だ。血液がいるのはな使用者を認識するためだよ。出なきゃ広範囲にバラまいて敵まで回復するからな」

そう言うと魔理沙はホッとした顔で

「そ、そうなのか。なら安心だな」

そう答えた

 

「あぁ、それで使う時にはこのボタンを押せ、んで血液の認識をやんないといけないから…よし魔理沙右腕を出せ」

そう言うと魔理沙は少し怯えながら右腕を出した

俺は筒の裏にのネジを外し針を出す。その針は筒から数ミリしか出てはいないがまぁ魔理沙は初めてだから怖いだろうな

「よし魔理沙刺すぞ」

「お、おう」

俺はそう言って魔理沙の右手首あたりに筒を軽く押し当てすぐに抜く

魔理沙からして見ればこれは少しチクッとしただろう…

「ッ、」

「ん?痛かったか?」

「いいやチクッとして少し驚いただけだぜ」

「そうか…よしそしたらこれで準備はいい。これは魔理沙が持ってろよ」

そう言って魔理沙に渡す

「ありがとうなのぜ」

そう言って魔理沙は筒を見ていた

 

「な、なぁこれの名前ってなんなんだ?」

「あ〜これな、、うーん''magic power supply''とかでいいんじゃね?」

「魔力供給…か、」

「まぁ好きな呼び方にしてくれや」

「わかったぜ!」

「でも、今日持ってきてもいいが使う時は場合を見て使え、それと非常事態の時に使え」

そう言って俺は四角いキューブ状のものを魔理沙に渡す

「ん?これはなんなんだ?」

「あぁコイツは''Grand Lightning''だ。コイツの威力は着弾地点を中心とした直径20m以内の的の身体に電流を流し気絶させる物だ。撃つ時はお前のミニ八卦炉に詰めこんで撃て」

そう言いつつ魔理沙の手に握られた

「わ、分かったのぜ…」

「言っとくが最終手段だからな。扱いには気をつけろよ」

「お、おう」

 

そう言って俺は魔理沙と書斎前で別れ自室に向かった




おはこんにちばんわ作者です!
いやー今回は色々と書きたくて入れたのですが逆に書きずらかったですHAHAHA
チュドーン!!
な、何事!?
「コラー!私たちの出番よこせ!夢想封印!!」
おうふ!……orzチーン
「よしやったか!」
「えぇ母さん!というわけで次回もよろしくお願いします!」
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