〜旧橘邸〜
月から帰ってきた一行は疲れのあまり一度床へと就いた。
のだが、、約5人はついていなかった
「いやーアルトッ!お前を久々に見たぜ」
そう言いながら酒を飲む気性の荒い破壊神。そしてその隣では背中をバシバシと叩かれ少々苦笑いのアルトの姿があった。
「破壊神それぐらいにしとけアルトが可愛そうだろ」
酒を入れた盃を片手に禍津がそう話す。
「んだよー別にいいじゃねぇか。なぁ?」
破壊神は酒の勢いかそのまましつこく絡む。酔っ払いとは面倒なものだ。
「アルト、ちょいと耳に入れて置いてほしい情報がある」
俺はそう言ってアルトを呼ぶ。するとアルトも酔っていた破壊神も真剣な面持ちへと変わる。
「今回ここにこのメンツが集まってるのは、、unknownが現れたからだ」
「unknown、、ですか?」
「そう、お前のよく知っているあのunknownさ」
アルトは顔を強ばらせる
「なぜ、なぜ師匠を裏切ったunknownがまた、、」
「復讐、、じゃないのか?」
後ろから禍津がそう言った。
「、、そうかもしれんな、ただ俺も自分の嫁に手を出されるかもしれないのに、はい、そうですか。っと指をくわえて見てることはしない。徹底的に叩きのめす。俺の持てる全ての力を使って俺の幸せの邪魔をする全てのものをな」
少し殺気の入った声での話が終わり、皆各々で酒などを飲んでいると奥の襖が少し開きその隙間からひょこっと霊夢が顔を出していた。
破壊神とアルトは気づいていないのか破壊神はアルトにまたちょっかいをかけて始めいる。
「……」
「、、れ、霊夢?どうしたんだ?」
禍津が襖からひょこっと顔を出している霊夢に話しかけると破壊神やアルトも気づいたのか後ろを見た。
「……」
それでも霊夢は黙ったまんまだ。思わず禍津の頭の上にも?が浮かんでいる。
すると突然霊夢が襖を開け寝間着のまま禍津の背中へとくっついてきた。
「!?」
「、、母さん、、眠れないの」
そう言ってくっつき続ける。
(可愛ええなぁー)
(か、可愛い、、)
夫婦2人でそう思っているとさっきまでアルトに絡んでいた破壊神が唐突に酒の入ったグラスを霊夢に進め始めた。
「破壊神流石にやめろ、というかお前は酔いすぎたはよ天界に帰れ」
「えーもうちょい酒飲んでから帰るわ〜」
「お前ってやつは、、」
そうこう話をいていると禍津が不意に立ち上がった。
「秋人、ちょっと霊夢寝かしつけてくる」
「あぁわかった、行ってこい」
禍津は俺の言葉を聞いた後に眠そうな霊夢を連れ襖の奥へと消えていった。
(そろそろ俺らも寝るかー)
グラスの酒を一気に飲み干したあとスっと立ち上がった。
「おん?死神どうした?」
「師匠?」
ふと立ち上がったため破壊神とアルトから質問が飛んできた。
「あぁもう寝ようも思ってな。禍津が帰ってきたら俺は寝たから布団来るなら来いって言っといてくれ」
すると破壊神は酒を飲みダルそうに
「あいよ」
一言そう言った。
〜翌朝〜
(あ゙あ゙頭痛てぇ~昨日夜飲みすぎたか?)
そう思いながら布団から出る。するとまたもや出れない、、
「おん?」
不思議に思い布団をめくるとそこにはシルフィードと聖、白蛇が居た。
初めはあちゃーこりゃ朝チュンか?とも思ったがそうではない様子、、服きてらっしゃるし、、んで白蛇が左にくっつき、聖が右、シルフィードが腹の上だった。どうやら禍津は霊夢を寝かしつけたまんま一緒に寝たようだな。
(、、にしても両腕固定されてて動けん、、)
そう現在秋人は右腕を聖の胸そして股ではさまれ、左腕を白蛇に同じく胸と股で挟まれているため腹上のシルフィードを退かせないどころか動けないのである。
「ぅんん?」
そんな時そう唸りながら起きたのはシルフィードだった。
シルフィードは目をゴシゴシと擦りながら起きる。
「んぁ?あ、秋人〜」
寝ぼけた様子で甘えてきた。
これには流石の秋人も
(ファ!?サラ!?いや、まて落ち着けシルフィードだろうッ!?)
と思っていたとか。
シルフィードの白い柔肌で抱きつかれ結局もっと動けなくなりそしてシルフィードはまた寝た
「お、おいおいマジかよ、、このタイミングでそれは、、色んな意味で辛いんだが」
そんなことを呟きながら嫁達が起きるのを待つ秋人であった。
〜居間〜
「はぁ、、」
「ん?どうしたんだ?綾人」
私は大きくため息を吐いた綾人に話しかけた。
「あ、麗華さんその、、実は、、」
ー少年説明中ー
「なるほど、、思ったように力がつかない、か、」
「えぇそうなんですよ、、毎日日々の練習と妖夢さんに教えて貰ったりしてるんですが、、それでもまだ」
「ふーん?ならあれをやってみたらどうだ?」
「あれ?」
「あぁあれだ」
私は少しニヤッと笑いそう答えた。
するとその時ガチャっと音を立て奥の扉が開いたかと思えば
「あ゙あ゙〜ダリぃー」
「ほら!秋人食事くらいちゃんと取ってください!」
「あ、師匠おはようございます。」
「おう、おはようさ〜ん」
そう言って聖に連行されていく秋人の姿だった。
「な、なんですかね?あれ」
綾人が凄い不思議なものを見たように言った。
「あぁアイツは朝飯を食べる時と食べない時があるんだよ。だから聖が朝飯を食べる習慣づけしてるんじゃないか?」
「あぁなるほど、、」
「まぁそれでだが、、白蛇!ちょっとこっち来てくれ!」
「!?」
綾人の顔に焦りが出た。
(ヤバい、、あれって白蛇さんの事だったのか!?)
綾人が驚愕し嫌がる理由ものはず、白蛇は霊夢と綾人が人間だと知ってるにもかからず禍津よりも更に厳しい修行なのである。
例えばの話だが禍津が霊力を操る練習を座禅させて精神統一させるところを白蛇は霊力をどうやって操るかどこが重要かなどを教え、その後ほいっと滝つぼへ背中を押し落とすのであった。
そのため霊夢は飛べるのでいいが綾人の場合まだ飛ぶための修行をやっているのでそのまま滝つぼへ真っ逆さまだ。言うなればあっちの世界で言う殺人未遂を白蛇は平然とやっているのであった。
「、、し、白蛇さん、、ですか?」
綾人がめちゃくちゃ嫌な顔をしている。
「なんだ?嫌なのか?」
「あ、いやーそのー」
綾人が誤魔化そうとしたその時である。
「なんじゃ?朝から主と気持ちよく寝ておったら起こされたんじゃが?」
白蛇は凄く不機嫌そうな顔をしながら綾人達の後ろに立っていた。そんなことをお構い無しの禍津は話を続ける。
「おっ?なんだ白蛇来るの早いな、、いつもは遅いのに」
「悪かったのう、いつも遅くて、、それで?我を呼んだのは何か理由があるのじゃろ?」
「あぁそうだった、、忘れるところだった」
「綾人に特別修行つけてやって欲しいんだ」
禍津が澄ました顔で白蛇に言った。その傍らで綾人は顔面蒼白だが禍津には問題ない様だ。
「、、綾人に今まで以上の稽古をつけろと?」
「そうだ」
「ふむ、、」
禍津にそう言われた白蛇は顔をしかめ何か考え始めた。
「なら我よりも適任がおるじゃろ、現在暇な人物が」
白蛇は人差し指を立てそう話した。
「ん?それは誰だ?」
「主じゃよ」
へッ!?っと白蛇の時以上に青ざめる綾人が禍津の隣にいた。
「なるほど、、秋人か〜綾人と同じで剣を使うからな」
「そうじゃ、だからのぉ我ら3人で教えれば良いんじゃないかの?」
「ホホゥ、、なるほど」
もう禍津の隣の綾人の顔はもう青ざめることをやめ、逆に開き直ったのか少々笑っていた。
(もう知らね、、どうにでもなれ、、)
と心の中でそう思っている綾人であった。
〜リビング〜
「ふぁぁ、、んぁくそねみ」
「ほら秋人、布団へ戻ってはいけませんよ」
布団に帰ろうとする秋人だったがそこは聖に腕を掴まれ行けない。
「んーって言ってもなぁ〜朝はやる事ないなら寝てるんだけどなぁ」
ちょうどその時だった。
「主〜ちょっとこっちに来てくれんかぁ?」
突然の白蛇からの呼び出しに なんだ? と思いつつも
「あいよー今行くから待っとけー」
「って事だ聖一緒に来るか?」
「えぇ行きます」
聖は微笑みつつ秋人にそう返した。
〜居間〜
「来たぞ。で、なんのようだ?」
秋人が襖を開け居間に入るとそこには綾人と禍津、白蛇が居た。
「なんだお前らどうした?」
「それがのお、、」
ーーーー白蛇説明中ーーーー
「はぁ、、内容はわかったが、、んーどうしたもんかねぇ、、アルトにでも任せるなぁ」
「、、主、、それはやめておいた方が良いと思うぞ」
すると俺の後ろの聖が口を開いた。
「あの秋人」
「おん?どうした聖」
「、、命蓮寺に綾人君を1ヶ月ほど預けてみませんか?」
そう微笑みながら言った。
(なるほど、、命蓮寺か、、そこは盲点だったな)
そう思う秋人の隣で聖は
「どうです?修行なら命蓮寺にいる者でつけれますし」
「そうだな、預けてみるのもいい選択かもしれん。聖に任せるよ」
「ありがとう秋人」
「あいよ」
結果綾人は命蓮寺に預けられることになり聖と共に命蓮寺へと向かった。
(少しは成長するといいんだがなぁ)
傍らそう思う秋人であった。
〜縁側〜
「Lost〜」
そろそろ昼になる事に秋人がLostを呼ぶ声が縁側に広がる。
スゥーと縁側の襖が開く
「はい旦那様、お呼びでございましょうか?」
「あぁちょっとな、先の月の訪問の時にお前の前でトリップショットをしたのを覚えているか?」
「はい、覚えております。あの時は私も呆気に取られてしまいました」
「そうだな、そこでお前は日頃からMac11やMK25以外にリボルバーを持ったことは少ないだろう?」
秋人がそう質問するとLostは口元に手を当て少し考え始めた。
数秒立ち答えを出す。
「確かにそうですね。リボルバーは扱いやリロードに少々手間取るのであまり扱ってはいませんでした」
「そこでだ、今回俺が教える。リボルバーの扱いには慣れておけ、いざと言う時には扱えないからな」
「はい、了解しました。今回のご教授よろしくお願いします」
「あいよ、ついでに他の奴らにもやらせるか」
秋人がそう言うとLostが答えた。
「、、それはやめておいた方がよろしいかと」
「ほう?何故だ?」
秋人が不思議そうにLostに質問する
「理由は、全員でやると家事が追いつかないからですね」
それを聞いた秋人は少し考え始めた。そして
「それなら大丈夫だ、世界の果てからシルフィード達を連れてくる」
そう返した。
「なるほど、そうですか、了解しました。」
「よし、なら俺は今から世界の果てシルフィード達を呼びに行ってくる」
「いってらっしゃいませ」
Lostのメイドらしいお辞儀をする中秋人は首にかけたペンダントに手をかけ魔法陣なしで世界の果てへと転移した
〜世界の果て〜
「相変わらずここも変わんねぇな」
そう呟きながら秋人はそれぞれの季節を代表する妖怪木が立ち並ぶ並木を道を歩いていく。
やがて玄関へとたどり着いた。
「ただいま〜帰ったぞー」
秋人がそう言うととある角の影からケノンが出てきた。
「おかえりなさいませー秋人様ー」
「おう、ただいま。てかお前今どこから、、」
「あぁアレなんです私、影を行き来出来るので影があればそこをテレポート出来ます」
「マジか、、それ初耳なんだが、、」
、、なんという、、秋人も初耳であった。
「マジで?」
「マジです」
(ほほう、、これはいいことを聞いた)
秋人がそう思っている時ケノンは前で首を傾げていた。
「まぁ気にするな、、取り敢えずシルフィード達を呼んでくれ」
「了解しましたッ!」
ケノンはビシッと敬礼を決め再び家の中へと消えていった。
「さてっと、、紫居るか?」
「はいはーい?どしたの秋人」
そう言って紫は俺の後ろにスキマを開き上半身だけ出した状態で秋人の背中にくっついてくる。
「紫、この家と今の家をトレードしたいんだ、頼めるか?」
するとそう聞かれた紫は少し難しい顔をし考え始めた。そして数十秒たった頃答えを出す。
「一応はトレード出来るけど、、その分夜払ってね?//」
少し照れつつ紫はそう話す。
「ははっ、了解払ってやんよ」
それに対し秋人も笑いながら返す。
そうこうやり取りをしているとシルフィード達が集まった。
「秋人様、橘邸皆メイドここに」
「ん、よく集まってくれた。今回は引っ越しだよ」
「は、はぁ引っ越し、、ですか」
シルフィードは少し疑問を持つようにそういった。
「まぁあっちの家とこっちの家をトレードするだけだがな」
「なるほど、、分かりました」
「まぁ取り敢えず、、紫、あっちの家にいる奴らは全員家から出したか?」
「えぇ出したわよ、いきなり出されてたもんだから質問攻めされたわよ」
紫は溜息を吐きつつそう言った。
「そういや言ってなかったな、、すまんな紫」
「いやいいのよ、、最終的には白蛇も合意したしね」
「そうか、、そしたら紫始めるとするか」
「えぇそうね、みんなはそのままでいいわよ」
紫がそう言って転移を始めようとした時だった。
「秋人様」
「ん?どしたシルフィード」
突然シルフィードが秋人に話しかけた。
「お願いがあるのですが、、一つよろしいでしょうか?」
秋人は軽く驚きつつも「いいぞ」と返事を返した。
秋人が疑問に無理もない。シルフィードは普段からこういう頼み事的な事は言わないからだ。
「お願いです。庭にあるあの三本の桜と紅葉、イチョウなど妖怪木もあちらに持ち込んではいただけませんか」
シルフィードのまさかのお願いに秋人の顔が少し曇る。
それもそのはずシルフィードの言った''あの年中咲き続け、紅葉を迎える三本の桜、紅葉、イチョウ''は生前サラが好きだった妖怪木なのだから、、。
「……」
秋人が沈黙を突き通し考える中突然紫が
「なに、三本の妖怪木?ちょっと見たいわね。シルフィードちゃん案内してくれない?」
とシルフィードに言った。
「えぇ良いですよ。ついてきてくださいませ」
そう言ってシルフィードは紫を連れ庭へと向かった。
一方、秋人は玄関に座り込んだまま考え続けている。
(サラが好きだったあの妖怪木三本を幻想郷へと持っていくか、否か)と
数分後、シルフィードと紫が帰ってきた。
そして紫は帰ってきてそうそう秋人に言った。
「秋人、、あの木持っていかない?結構綺麗だし、私は好きよ」
紫は少し笑いながら話す。
「……」
それに対し秋人はしばしの沈黙のあと決断を出した。
「わかった、、持っていこう、、幻想郷へ」
こうして旧橘邸と三本の妖怪木は幻想郷入りを果たすのであった。
どうもおはこんばんにちは作者です。
いやぁ今回も投稿が遅れてしまって申し訳ございません。
えっなに?サボってただけだろ、、ですと?、、実はですね、、就職試験がありましてそれの面接やら勉強やらやってました、はい。
まぁリアルの話は置いておいて。今回はかなり投稿が遅れてしまって申し訳ございません。また今後ともよろしくお願いします。
では、次回もよろしくお願いします。